Kとの共通点の多さ、しかも出身大学まで同じ。
会う前から安心感、親近感があり、それは考え方や価値観、趣味や好きなものなどがかなり似通っていたことから感じるものだった。
Kもメッセージ、電話のときから安心感があると言ってくれていたが、会ったらそれが強固なものになったと言っていた。
冗談で「あなたが運命の人か」と言ったが、あながち間違いではないのかもしれない。
その後も大学時代、大学院時代の話で盛り上がり、最初のお店での時間はあっという間に過ぎてしまった。
金曜日の夜ということもあり、お店が時間制だったので、場所を変えることにした。
Kから、「落ち着いて話せるところがいいな☺️」と言われたので、個室の居酒屋を探すことにした。
金曜日の夜は本当に人が多いし、どこも混んでいる。
前後から横から人が来るから歩きづらい。
その時、私は酔っ払ったりしていないし、いたって冷静だったのだが、自然と彼女の手を取っていた。
Kは恥ずかしそうに、でもちょっと嬉しそうな感じの表情で、満更でもない感じだ。
ようやくお店を見つけて入ることができた。
2件目では、深い話ができたと思う。
「風恋さんは前の人とどうやって出会って、結婚して、別れちゃったの?」
うん、一番聞きたかったところだったと思う。
さすがに出会った場所は言えないから、そこは伏せた上で、どういう人で、どういう時を過ごして、どういう終わり方をしたのかを伝えた。
その時の自分の未熟さ、度量のなさも合わせて伝えた。
それを聞いた彼女は、「でも、その時の経験があったから今の風恋さんがいるんでしょ☺️」と言ってくれて、ものすごく救われた気持ちになったし、この人だったら大丈夫だと思った。
その後も彼女の前の旦那さんとの話を聞いて、彼女が今何を大切にしているのかを知った。
何だか私の目を見て訴えかけてくるかのようだった。
お互いに過去の話を一通り話した後は雰囲気がとてもよかったと思う。
私は彼女との未来を想像できる。
むしろ、そうなっていない未来は考えられないくらい、私は彼女のことを信頼し、すでに彼女のことを好きになっていた。
そこからの私は落ち着きがなかった。
彼女に対する想いが溢れそうになるのを抑えて、伝えるか伝えまいか自分の中で葛藤が始まったからだ。
彼女と一緒にいて、彼女は気持ちが表情に出るのが本当によくわかるし、見ていてこれはいけるだろうなと思ってはいたが、さすがに早過ぎないかとか、もっと相応しい場所で伝えるべきなんじゃないかとか本当に頭の中はぐるぐるしていた。
あまりにもわかりやすく落ち着かないので、彼女も察していたのだと思う。
でも、雰囲気としては身を委ねてくれてるような感じだったのは覚えている。
前述の通り、彼女は本当にわかりやすい人だ。
表情であったり、態度であったり、雰囲気であったりを総合的に見て、これはいくしかないと思った。
「落ち着きなくてごめんね😣でも、もう大丈夫だから!」
「何か急に元に戻ったね(笑)そう言えば、終電って何時なの?」
「まだ大丈夫かな!あと30分くらいあるから😊」
「じゃあ、そろそろ出ようか☺️」
お店を出て、手を繋いだ。
「この手はなーに☺️?」
「んー、何だろね☺️もう少し時間あるから、ちょっと座れるとこないかな?」
「あ、そしたらあの辺どうかな?」
金曜日の夜だからか、それなりに人はいたが、ちょうどよく人がまばらな一角があったのでそこに腰をかけた。
腰をかけて少し話してから、彼女の目を真っ直ぐ見つめて、深呼吸し、「よし」と呟いてからその時が来ました。
「あのね、さっき落ち着きがなかったのは伝えるか伝えないかで迷っていて色々考えていたからなんだ😅見てれば何となくわかったかもだけど(笑)でもね、今日Kさんとこうやって会って、会う前から感じてたことと会ってから感じたことがいい意味で同じで、会ったらそれがさらにおっきくなって、Kさんなら大丈夫、むしろ早く伝えて誰にも取られたくないって思ったんだよ。本当は伝える場所とかタイミングとかも考えたんだけど、時間がどうこうではなくて、別のタイミングにしたとしても答えは同じだし、この人との未来しか見えないから、そんなことは関係ないなと思ったから、今日この場で伝えるね。俺でよければお付き合いしてくれませんか?」
「私もね、アプリをやるの10年ぶりくらいで、正直どうなのかなって思ってたところもあったんだけど、風恋さんとメッセージを重ねて、電話して、この人の考え方好きだなとか、仕事に対する情熱とか尊敬できる部分もあって。言葉を大切にしていたり、相手の本質を見て、大切にする姿勢とかもいいなと思っていたのね。今日会ってみて、私も表情に出やすいからわかっていたかもしれないけど、風恋さんとそうなれたらなって思っていました。私でよければよろしくお願いします☺️」
こういうのって急にやって来るのかもしれないな。
しかも絶対手放してはいけない人が現れた。
文句の付けようがない。
気づいたら周りの人がいなくなっていた。
この瞬間を逃すわけにはいかない。
すかさず私は彼女にキスをした。
「もう1回して」
彼女からそう求められて、キスをする。
彼女は私の方に顔を預けては、私の顔を見て、「もう1回して」とキスをねだる。
可愛すぎて死ぬかと思った。
抱きしめて、キスをして、彼女の体温や匂いを感じて、本当に幸せな時間を過ごした。
「あーよかった☺️俺の想いを受け入れてくれてありがとう♪」
「うん、こちらこそ☺️」
「大切にするから!」
「お願いね☺️」
はい。とまあ、5/3から5/10の間で決着が着きました。
去年も同じような時期にそんなことがありましたが、今回は大丈夫でしょう。
ブログを読んでいただいている方の中にも色々とご意見があるかとは思いますが、温かく見守っていただければと存じます。
最後に。
彼女は私の最愛の人です😊