病みにけり。 | 亀の歩みで行きましょう

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50代主婦です。
優しい夫、やんちゃで可愛い、しおんと暮らしています。
2021年から口腔顔面痛。
現在、トリプタノール、漢方薬で治療中。
義実家介護が始まり、高速飛ばす日が増えました。

この数日は口腔顔面痛は

1.2レベルでしたが


やはりやはり!



大きな気圧変化に

敏感な自律神経!



昨夜から頭痛、吐き気、ふわふわ目眩が

見事に出現しました。

私は気圧が下がり切る直前や

上がり切る手前が

1番酷い。



五苓散

安定剤

半夏厚朴湯

漢方医さんの煎じ薬



総出で気圧に対抗しましたが

今日の午後まで引きずりました。


頭痛が治ったなーと

ほっとしていたら


夕方から



口腔顔面痛発動しました😱


数日ぶりに6.7レベル。

痛い〜



痛くて仕方なくて

気落ちしながら


パラパラと俳句を読んでいたら

今の私にピッタリな句がありました。



芥子咲けばまぬがれがたく病みにけり


松本たかし



松本たかしは、明治から昭和に生きた有名な俳人です。

能役者の家庭に生まれましたが

病弱の為、役者を断念。



この句の解釈をしてみると

持病持ちの人には必ず合わない季節がある事が

分かります。

松本たかしは、病床で庭に咲く美しい真っ赤な芥子の花を眺めていたのかもしれません。

美しい芥子の花なのに美しいと愛でられずに、

むしろ咲く時期は、病が悪化するような、

がっかりとする気落ちが伝わって来ます。

まぬがれがたくの中七で見事に心情を

詠んでるなぁ、と思います。



今の私には気圧が芥子の花に

当てはまります。


痛いけれども

痛いからからこそ

心に響く一句でした。



俳句は病床でも詠める。

そしてそれは、

命の一瞬の煌めきかもしれません。



※ 俳句は本来は五七五の間を空けて書きません。

一列に一気に書いて投句するマナーがございます🙂