昨日、
後輩記者からLINEが来ました
後輩といっても媒体は違い、
彼女は別のテレビ局の記者でした。
(記者は毎日ほぼ1日中現場に出ているので、
同じ媒体の同僚よりも、
現場で会う他社の記者と
仲良くなることが多いです。
スクープ面ではライバルではあるけど、
ほぼ毎日現場で顔を会わせるし、
張り込みや葬儀・告別式、
裁判などの大変な現場では
媒体や会社の枠を超えて協力するので、
自然と仲良くなるのです)
彼女は数年前に
一度現場を離れたのですが、
なんと最近、
私がフリーで業務契約している
芸能媒体の社員になったのです
つまり、
後輩は社員の編集部員として所属していて、
外部ライターである
私の原稿をチェックしている(笑)
原稿見られるの
めちゃはずかしー
今回はちょっとした相談話から、
LINEの会話はお互いの近況へ。
芸能の現場に戻ってきた彼女。
社員として毎月まとまった給料が入り、
編集の仕事もできて、
たまに取材も出れて、
私からするととても良い環境だなぁと
思っていたのですが、
社員は社員で
本当に大変そうでした
フリーランスの私は、
編集部さまや企業さまから
「これ取材してください」
「これ書いてください」と
仕事を振られるのを
待っているだけでは、
いずれ干されてしまいます
言われたことしかやらないのじゃなくて、
自分からも積極的に
企画を出して、
取材やインタビューの
ネタ出しをする必要がある。
そしてこれは
どんなにリサーチをしても、
編集部側に却下されたり、
企画が通っても取材相手からNGが出ると、
そこまでの労力などは報われず、
報酬は0円なわけです
↓これとか。
今でこそ
記者時代より稼いでいる私ですが、
これだって、
来月も再来月も
同じだけ稼げるか?
といったら違います。
常に先行きは不透明です
だから、
フリーはそういう点で
すごくキツイと思っていて、
毎月安定した給料が
約束される正社員は、
今でも戻りたいなと葛藤があります。
フリーランスでやってやる
という気持ちは前より強くなってますが、
やはり葛藤はあります
ただ、正社員として編集部に入り、
たまに取材も出ている後輩も、
会社側からの企画案や
ネタ案のノルマだったり、
目標プレビュー数だったりと、
考えること、やるべきことがたくさん
企画出しをしながら、
自分の取材もしながら、
外部ライターの原稿も大量に
チェックしなきゃいけない。
その外部ライターというのは
みんな元スポーツ紙やテレビ出身の
大ベテラン、猛者たちな訳です。
若手の彼女からすると
大先輩の原稿をチェックすることになる。
(↑これはめちゃくちゃ良い経験ですけどね。
あ、私はへっぽこ先輩ですよ)
企画会議にしても、
必ずしも自分がやりたいと思うものや、
取材してみたいと思うものが
受け入れられる訳じゃない。
話を聞くととても大変そうでした
彼女も私と同じで元テレビ出身で
現在はweb媒体。
テレビとwebでは、
考え方や重要とするものが
全然違ったりもするので、
いろいろな葛藤があるんだろうなというのが
伝わってきました
そこは私も、
テレビを辞めてから
何度も感じたことだったので、
共感できます
働き方に関しては、
子育てがある私にとって、
正社員で
がっつり働くというのは今は難しい
オンライン取材と在宅執筆しながら、
たまに外で取材するという今のスタイルが、
結局のところやりやすくなっています。
(ただ、それなりに稼ぐには
それなりの働きが求められるし、
芸能とそれ以外の分野を
家事育児と同時進行で複数進めるのは
とても大変です)
フリーランスも正社員も
どちらも大変で
どちらも責任がある。
楽なものはないんだなぁと
後輩と語りながら実感したのでした
春になったら
後輩と美味しいランチしながら
愚痴ったり励まし合いたいです(笑)