昨日、
こちらの取材があったのですが↓
取材場所が吉祥寺。。。
コティマム家からは
すごく遠いのです



若干、旅。。。
はるばる吉祥寺に来たので、
取材後はなんか食べて帰ろうと
思っていました

そして、この近辺には
私がかつて“悪魔”と呼んだ
師匠が住んでおります

まだテレビ業界に入って
1年目のぺーペーのADだった頃、
この師匠に
めっちゃくちゃに
鍛えられた(?)
のであります



このお方、8歳年上の男性ですが、
映画「プラダを着た悪魔」の
ミランダ編集長並に
無茶ぶりに次ぐ無茶ぶりを
してくるお方でした

ミランダが主人公のアンドレアに
身の回りのことを全てやらせたり、
まだ発売前のハリー・ポッター最新刊を
双子の娘のために用意させるシーン
があるのですが…、
私も師匠の服のボタン付けやら
引っ越しの手伝いなど、
ADの仕事とは関係ない
師匠の身の回りのことをやらされ
、

もう絶版した本を
「明日の朝のオンエアまでに
許可とって取り寄せろ」と
前夜に言われたりと
、

とにかく
無茶ぶりのオンパレード
でした





当時、師匠の専属AD状態だった私は
上記以外にも
書ききれないほどの
無茶ぶりで、何度も
瀕死ダメージをくらいました

この人のせいで
人生初の5徹夜とか経験した。。
5徹夜ってね…
もう立ってても気づいたら
意識が落ちるんですよ

まぁそんなこんなで、
一時は「こ○してやる」と思ったほど
毛嫌いし


、




何度も大喧嘩した相手なのですが、
月日が経つと不思議なもので、
お互い穏やかになり
、

今は一応尊敬する先輩として
接しております

今思えば無茶ぶりの中にも
師匠愛?があり、
師匠の無理難題アタックを
打ち返している内に
かなりキャパが広がりました

あとなんだかんだ、
私が限界に達して
大泣きしながら反論すると、
ものすごくたじろいで
後からさりげなく謝ってきて、
ご飯をご馳走してくれる人でした。
さらに私がテレビから離れ
書く仕事になった後も、
何度か師匠に助けられています

今は某有名音楽会社にいる師匠。
仕事を一緒にしなくなって
10年以上経ちますが、
今でも音楽面でいろいろな情報を
教えて頂き、
「さすがだなぁ。敵わないなぁ」と
その知識量に感服させられます

私にとっては
憎いけれど憎めない存在
なのです




さて本題。吉祥寺にて。
取材前に師匠にLINEを入れる

「かわいい後輩が
はるばる吉祥寺に来てるので
取材後にラーメン奢ってください」
「何時よ?気が向いたらね」
この辺のテキトーさも師匠節

取材&執筆後、
「どこに行けばいいんだ?」
と連絡が。
そして取材現場までやって来た師匠

開口一番
「お前ふけたね。。」
この辺も師匠節

(↑昔はこーいうさりげない
言葉ひとつが発端で喧嘩していた
)

「まぁ否定はしません。
5か月前に2人目産んだばっかで。
産後8日で仕事復帰しましたよ。
老いてます。。」
「えぇぇ
??!

マジか??産んだの??
おめーすげぇな。
そりゃ全て吸い取られるな」
「吸い取られてますね
」

「てかよー。腹減ってねーよ。
今日このあと
彼女が飯作ってくれんだよ」
しばし会ってない間に
彼女ができてた師匠

(↑師匠は元遊び人の独身です。
前回会った時はフリーだった)
これ、
私すごい迷惑な奴じゃないか



「えぇっ

それ早く言ってくださいよ!
私めっちゃ迷惑な奴じゃないですか

ご飯いいですから、帰りますよ私

てか先輩早く家帰ってください
」

「おれは茶を飲むから、お前飯食え

今日は奢ってやる。店行くぞ
」

「えぇ
????


いや、さすがに
申し訳ないので帰ります
」

「行くぞ」



ということで、
師匠が連れてってくれたのが
台湾料理の店

魯肉飯







師匠が台湾茶のみ注文する中(笑)、
私はひと仕事終わって
お腹すいてたので
遠慮なく頂くことにしました

ホントに奢ってくれるらしいので。。
そして、
師匠とは仕事の話をたらたら。
海外と日本の音楽フェスの比較考察、
クラウドファウンディングのネタ案、
最近の絶対聴くべき洋楽などなど、
まぁとにかく
師匠の話す内容は
勉強になるのです。
私は最近の取材話くらいしか
提供ネタがなかったけど

「お前、フリーになって
仕事忙しいっていいじゃん。
楽しそうだな。
なんか俺に仕事くれ!
俺をお前の部下にしろ」
いや。。
師匠、大手の社員ですし。。
逆に私の方が仕事頂きたいんですが。。
でも
仕事楽しそうに見えたのかな?
それはちょっと嬉しいかもしれない。
フリーになってから
大変なことばっかりだったから

少しは身になってきたのかな

師匠のようなすごい仕事は
全然できていないし、
私は師匠のように余裕かまして
仕事をサラッとこなすことはできない。
(実際、よく師匠から
「お前はどんくさい」と言われていた)
でも、これからも
少しは認めてもらえるように頑張りたい。



食後。
「タバコ付き合え」
「またですか
」

このお方は昔から
嫌煙者の私を必ずタバコに誘う

私は吸わずに隣に立ってるだけという
謎の光景

タバコ大嫌いな私ですが、
あの地獄の日々を耐えた結果、
師匠のタバコの煙には
耐性がついたのでした

(タバコもよく買いに行かされたなぁ

マジでブラック先輩だったなぁ)
ごちそうさまでしたっ




私が2人目を産んで
姉妹母になったことを知った師匠。
「女3人対男1人かぁ。。
完全にお前有利だな。。
ジェイソン大変だなぁ。。」
と夫ジェイソンの心配をしてました(笑)
最強“3姉妹”になるぞ

↑私37歳長女
