先日の記事に
温かいコメントやメッセージを
ありがとうございました
うれしかったです
こちらの続きです。
それは突然やって来た
記者時代にお世話になっていた、
超スーパー変人先輩がいます
元某スポーツ紙出身で、
変人が故に
芸能界のドンからも一目置かれ、
その懐に入り込める不思議な人
グルメでいつも美味しいものを食べており、
私が編集部にいた頃は
職場で1日3回ハーゲンダッツを
食べていました
そんなハーゲン先輩、
私が東海地方へ引っ越すことを
最後まで惜しんでくれた人。
東海地方住み時代も、
「いつ東京戻ってくるの?
早く復帰してよ」と
たびたび連絡をくれていました
そして去年、
私が関東地方に戻ってくると
とても喜んでくださり、
実は何度も
私の記者復帰を編集部に
かけ合ってくださっていたのです
でもこのコロナ禍。
イベントも少なくなり、
現場記者は必要ない
欲しているのは、
若くていつでも動ける記者。
アラフォー子持ちおばさんは
お呼びでないのです
そんな中。先月のこと。
ハーゲン先輩から突然の連絡が
「最近、僕の新聞時代の先輩や同期が
みーーんな新聞社を辞めて、
Xという会社の
Yというwebメディアに
転職してるんだよねー」
「えー?
新聞辞めてわざわざwebですか?」
「時代かなぁ。
でもそのメディア自体は
元某スポーツ紙の記者が立ち上げていて、
野球や芸能、いろいろあるんです。
コティマムさんも雇ってもらえるのでは?」
「いやー。私産後3ヵ月ですし、
戦力にならないですよ
それに新聞記者と仕事とか
ハードル高すぎます」
「そうかなあ?大丈夫でしょ。
まあ話聞いてみるよ」
てっきりハーゲン先輩の
社交辞令だと思い、
すっかりこの話を
忘れていたコティマム
すると先週、
またハーゲン先輩から連絡が
「僕の新聞時代の先輩で
Yに転職したNさんに、
コティマムさんの話をしておきました。
優秀な記者だと伝えていますので、
電話してみてください。
Nさんは僕と違ってとても紳士なので
ご安心ください」
メッセージと共にNさんの
電話番号が送られて来ました。
え???
突然過ぎてびびる
てか「優秀な記者」って
ハードル上げ過ぎだし
電話しないのも失礼なので、
慌ててwebメディアYについて調べ
原稿などをチェックし、
Nさんに電話してみました
「あのー。元テレビ○◯の
コティマムと申します……。
ハーゲン先輩にご紹介して頂きまして
お電話いたしました」
「あー!コティマムさんですね。
ハーゲンから聞いてますよ。
歌舞伎や演劇や洋楽が得意で
とても優秀な方だと聞いてますよ」
「(ハーゲン先輩ホントに言ってたのか!!
新聞記者の前でホントに恥ずかしい
穴があったら入りたい)
あの、いや、
全然優秀ではないのです
ただの平の兵隊記者でした
でも一応、
芸能の現場はいろいろ出てはいました。
もう5年も前ですが」
「僕は去年定年退職したので、
おそらく現場でお会いしてるはずですね。
きっとお互い顔を見たらわかるでしょうね」
Nさんはスポーツ紙を定年退職後に
webメディアYに引き抜かれたとのこと。
編集部は元スポーツ紙出身のメンバーで
固まっており、
外部ライターがNさんを含め3人。
Nさん以外の2人は
スポーツ紙とテレビ出身でした。
「今、毎日がっつり取材に出る記者は
必要としていないけど、
外部ライターは欲しいみたいです。
コティマムさんは
お子さんもいるということで、
毎日出社するのではなく、
呼び込みやリリースのタイミングと
合えば直行直帰で取材する形になるかな。
1原稿いくら、という契約で。
僕もそうなんです」
「私もその方が助かります。
子育て中なのでガッツリ取材は出れないし
張り込みもできないので」
「あ、webメディアなんでね。
張り込みは厳しくないのでご心配なく!
僕も今はやっていませんよ(笑)
それにコロナでイベントも少ないですしね」
「そうなんですね!
ちょっと安心しました。
今は子育てがあって
あまり戦力になれないので
リリースを捌いたり、
タイミングの合う現場取材は
できると思いますが」
「それで十分だと思います。
実績も得意ジャンルもあるので、
ひとまず編集長に聞いてみますね」
「ありがとうございます」
と電話を切りました
全く心の準備をしていないタイミングで、
突然面接のような形になり、
心臓がバクバクしている
でも、子持ちの私を
欲しがる人はいないだろうと、
あまり期待しないでいました
この4年、
就職活動では本当に苦労したのです
期待してはダメ、
期待してはダメを繰り返し、
フリーランスに行き着きました
だから数日後に断りの電話があっても、
落ち込まないようにしよう。
そう思っていました
Nさんと電話を切って5分後。
再びお電話が
え?早い
「編集長と今話しました。
外部ライターが足りていなくて
即戦力が欲しいとのことです。
明日、編集長から電話させます。
働き方や単価はそこで話してください」
わ……私でいいの?
ということで、
ハーゲン先輩から連絡があった翌日には
編集長&副編集長と面談するという
ところまで、一気に進んだのです
こ……
心の準備が
できてねぇぇぇ
でも、せっかくのありがたいお話!!
まさか記者として
現場に出れるなんて……。
またとない話!!
「チャンスの神様はなんちゃら……」
って言うし、
とにかくダメ元で気持ちを伝えよう
そう思いました。
そしてこの時は、
芸能の現場取材に出るものだと思って
面談に挑みました
それが、意外や意外。
ひょんなことから、
在宅メインの仕事を
依頼されることになるのです
人生、
何がどこでどう評価されるか
わかりません。
フリーランスを4年やってきて
よかったと、
この面談でようやく思えました
面談のお話はまた次回に
今、産後3ヵ月。
フリーランスの仕事もレギュラーで抱え、
これ以上仕事が増えるのは、
確かにしんどいことではあります
でも、記者復帰を選び、
この媒体Yで
「やってみたい」と思えた理由。
それも次回、
書き記しておこうと思います
きっかけをくださったハーゲン先輩、
編集長につなげてくださったNさんには
心から感謝しています