最近もまた出た不倫報道。
小川彩佳アナウンサー(元テレ朝)の
夫が愛人と密会していたという…。
(文春さん、ホントに毎回毎回すごいです。張り込みの大変さを知っている分、このスクープ力はホントにすごいと思います)
こんなに美しい人が妻でも
(という言い方は適切ではないかもですが)、
相手がどんなにパーフェクトでも
不倫する人は
不倫するんですよね(男も女も)。
以前もブログに書いたのですが、
私は芸能記者時代、
「不倫嫌悪記者」として有名でした↓。
(今は当時と少し考え方が変わっています)
数々の不倫芸能人の取材をして、
記事を書いてきた中で、
今でも忘れられない
「許せなかった不倫」があります。
それが、
キャンディーズの
田中好子さんの夫の不倫。
夫は小達一雄氏。
白血病で亡くなった女優・夏目雅子さんの兄です。
田中さんは2011年4月に
乳がんのため55歳で亡くなりました。
私はその葬儀・告別式を取材しました。
当時私が取材して書いた記事がこれ↓
よければ読んでみてください。
この葬儀・告別式は
とても印象的でした![]()
たくさんの著名人や業界関係者が集まり、
たくさんの囲み取材も発生し、
とにかく取材に撮影にと
動き回る忙しい現場でした![]()
親族や親交の深かった友人らが読み上げる
弔辞は特に大事で、
ここは聞き漏らす訳にはいきません。
葬儀・告別式取材はやることが多すぎて、
記者もカメラマンも本当に大変です![]()
![]()
最後に出棺するわけですが、
その時の夫・小達氏の挨拶と
演出がとても印象的でした![]()
小達氏は、
「田中好子の女優としての(今世の)
第一章は今日で幕を閉じた」
と言いました。
が、まるで映画の撮影を始めるかのように、
「田中好子、第2章、シーン1、テイクワン!用意!」
と声をあげ、
カチンコを鳴らしたんです。
すると、
亡くなる約1ヵ月前に録音された
田中さんの肉声テープの
音声が流れ始めました。
声はとても弱々しく、
息をするのも絶え絶えで、
とても苦しそう。
そんな中でも、
近い内に行われるであろう自分の葬儀を意識し、
その場に集まってくれた人への感謝の気持ちを
自分の声で伝えていました。
そして
「いつか支えてくれた人に恩返しがしたい。
ガズさん(夫)、よろしくね」と、
夫にすべてを託して言葉を〆ていました。
どうやら「恩返し」というのは、
同じ病気で悩む人たちに向けて
「支援活動をしたい」という事のようでした。
でも自分は亡くなってしまうので、
あとは夫よ、頼んだぞ!
というメッセージです![]()
夫はその言葉を受けて
「カーット!!」と叫び、
涙を流しながら、
「(妻の思いを)必ず復活させ、
みなさんのもとに送り届けます」と
約束しました![]()
「今日からが
『田中好子第2章の始まり』」
という演出でした。
それを生で見ていた私。
本当はダメなのですが、
現場で泣いてしまいました![]()
涙を堪えている記者も
たくさんいました。
愛する妻に先立たれ、
妻は自分のやりたかった事(乳がん患者支援)を
夫に託した。
それをしっかり受け止めた夫。
この夫婦愛を
きちんと記事にしなれば!!
そう思って、
急いで葬儀場から局へ戻りました![]()
(通常、葬儀取材は急ぎの記事なので
その場ですぐ書き始めるのですが、
葬儀場とうちの局がめちゃくちゃ近いので、
デスクや編集長に相談して書こうと
急いで戻りました
)。
葬儀に感動して、
興奮気味で局へ戻った私。
「もう…泣いちゃいました。
出棺の演出と夫の挨拶に感動しちゃって!
書きたいことがたくさんあります!」
そう報告する私に向かって、
デスクが冷静に一言。
「コティマムちゃん。
感動してるところごめんね。
これ読んで」
それは、
「週刊女性」の早刷り
(一般発売前にテレビ局や新聞社に送られるもの)
でした![]()
長くなったので後編へ続きます。
【後編↓】



