魔王エンジェル紹介 7月26日 | 魔法結社ふゆMA!

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7月26日『世界を脅かす経済学の間違い』



借金について。
借金は絶対にダメ!というのは実は不可能です。
例えば銀行に貯金すればいいかというとそうでもなく、我々の貯金は銀行にとっての借金になります。
じゃあ現金をそのまま持てばいいかというとそうでもなく、お札などを見れば「日本銀行券」と書いてある通り日銀の借用書なわけです。



お金が発生してからというもの、貸し借りで経済が成り立ってきたのですね。



さてユーロ圏では景気後退が続いております。
銀行から家計や企業への民間向け融資は6月に-1.6%と低下し、ユーロ導入後で最大の落ち込みを記録しました。



緊縮をやっているのだから当たり前です。 日本もずっとこれをやってきました。



バブル崩壊後、企業はカネを借りなくなります。
企業はそれまで過熱したインフレの中で経営をしています。
インフレでは全体として需要が供給を上回っているため、市場において商品やサービスは足りない状況にあります。
よって作る量を増やしたり新しく開発すると売れます。 もちろん、個別に見れば失敗作もあるでしょうが。



企業は供給を増やすために設備を更新したり、人員を増やしたり、工場を建てたりします。
設備や工場などはお金がかかるので銀行からお金を借ります。
商品を増やした分の売り上げ増加で借金を返済し得ると経営者は判断するわけですね。
ここでも、個々の経営者は「インフレだから需要が余ってる、よって商品を作ろう」などとは考えていません。
それぞれが自分の会社の色々な数字をはじき出して頭を悩ませて独自に勝手にそう判断されたものが全体としてこういう傾向を持つというだけです。
景気がいいとはそういうことですね。



ところで、インフレだと物価が上がり、お金の価値が減り続けます。 なので借金の価値も減り続けます。
これも借金をしやすくする要因です。
これがバブル崩壊で一変します。
デフレでお金の価値が上がり続ける状況の到来です。 当然、借金の価値も上がり続けます。
デフレでは同じ借金でも持ち続けると実質的な負担が増え続けるため、企業はなるべく早めに返済しようとします。
借金を返すのですから、設備や工場など買ってる余裕はありません。 もちろん商品を増やしてもデフレで売れませんし。
よって企業は活動を縮小し、銀行に金が増え、更にデフレが悪化します。



そしてバブル崩壊後は、銀行側もお金を貸さなくなります。
なにせ企業は物が売れないのです。 せっかくお金を貸しても、倒産されてはたまりません。
これも企業の活動を委縮させ、デフレが悪化します。



だからこそ、政府の財政出動が大事なのです。
銀行に有り余るお金を国債発行で借り上げ、そのお金を使って公共事業というお仕事(需要)を増やしてあげるのです。




魔法結社ふゆMA!-インフレギャップとデフレギャップ



三橋さんのブログより転載。



この図は三橋さんのブログやら動画やらを見ていると年間100回は目にすると思います。
本当に頭の下がる思いですが、丁寧に何度も繰り返し繰り返し説明してくれます。
この図を見て、「もう飽きたよ」と言える国民が増えることがどれほど偉大なことか。



日本は右側です。 青が赤より多いのです。
需要が足りないので、デフレなのです。










剣PMMD杯期間中も通常投稿恐れ入ります。 きーらりんりん♪






ゲス顔が活き活きしてらっしゃる。






地霊殿の日常。






スライムと聞いて。






なんでハムにばっかり投げるんですかね?






さすがのテキサス親父。






煽っていくスタイル。






スペインと聞いた時点で多少察しがつくかもしれません。
スペインは日本で叫ばれている道州制がとても進んでしまった国です。
また、国営企業の自由化民営化も非常に進んでおります。
これは現在の欧州の緊縮財政押し付けによる効果もそうですが、以前からこの傾向の強い政治を行ってきました。



国鉄に関しては、RENFE(レンフェ)という運行管理会社とインフラの整備管理を行うADIFとに上下分離されています。
ものの見事なレント・シーキングですね。



スペインの国土というのは日本の1.3倍くらいだそうですが、非常に山がちなところも似ています。
それ故に交通・流通が厳しく、高速鉄道の重要性には早くから気付き、一時は世界を獲る勢いでした。
ですがEU内では鉄道自由化に向けた合意などがあり、海外からの投資なども積極的に利用してきた結果、国内財政の悪化を招き、現在の更なる緊縮に繋がっています。



緊縮を進めるということは、公務員の人員削減などがあります。 国鉄も例外ではありません。
2012年8月には政府の国鉄売却計画に反対するストライキも起こりました。
この際言われたのが 「民営化によって10万人の雇用が脅かされ、安全やサービスの質に壊滅的な影響をもたらす」 ということです。



まだ確かなことはわかりませんが、人員削減や予算削減によって無理な運行がなされていた可能性があるのではないでしょうか。



新古典派経済学では、自由化民営化して競争を促せば品質は上がるとのことですが、違います。
それはインフレ期で完全雇用のもとでセイの法則が成立していればという条件が付きます。
デフレだと、民間企業は営利の為に品質を犠牲にせざるを得ません。



非常に注目のニュースです。