決断は自分の選んだベスト、それを信じて。 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地


63 名前:七つの海の名無しさん[] 投稿日:2012/01/01(日) 13:33:47.54 ID:8jqKd17l
RAMBOのエンディングには二通りあったんだよなあ。
旧態依然とした70年代風のエンディングは採用されなかったが
もしこちらの悲劇的なエンディングが採用されていたら
その後のランボーの活躍はなかった。

Rambo 1 - alternative ending
http://www.youtube.com/watch?v=CtvNetgSbDk


66 名前:七つの海の名無しさん[] 投稿日:2012/01/01(日) 14:03:08.14 ID:6OKcFQlu
>>63
ほぼ、原作通りのエンディングでしょ。


68 名前:七つの海の名無しさん[] 投稿日:2012/01/01(日) 14:34:17.51 ID:8jqKd17l
>>66
原作は本当に救われないエンディングだったよねえ。
狙撃手に射殺されたランボーも ランボーを射殺した狙撃手自身も
両方ともベトナム帰りの帰還兵という落ちはどうしようもない袋路地を実感させてくれた。
これを「あんたが俺を訓練し 俺を作った。だからあんたが俺を殺せ」という形で
社会的な問題から擬似的な父親と息子の人間関係風に変換した上で
それを悲劇的なものとする当初のエンディングから
息子のことはすべて理解していると思い込んでいた厳格な父親が
初めて正直な息子の気持ちを気持ちを悟り そして父親本来の
スタンスに戻ったという擬似的な人間関係のハッピー・エンディングは
かつてのジェームズ・ディーンの映画を彷彿とさせる物があると自分は思った。


ランボーにオルタナがあったなんて知らなかった((((((ノ゚⊿゚)ノ


経団連「定昇見直し」本気で提言 日本的経営は完全に崩壊する
>長年にわたって日本の企業に定着していた「定期昇給(定昇)制度」がなくなるかもしれない。日本経済団体連合会が2012年の春季労使交渉に向けて経営側の指針としてまとめる「経営労働政策委員会報告」に、定昇の見直しが盛り込まれることになった。


日本型資本主義ご臨終/(^o^)\それでも、ストやデモ、サボタージュもろもろの労働争議への代償だったわけですが、牙が抜かれ、一般国民から見放されている労組なんて今や全く怖くないということでしょう。


>一方の連合は2010年の目標を踏襲し、「一時金を含めた給与総額の1%引き上げ」を掲げている。これに対して、日本経団連は「要求があっても賃金改善を実施しない企業が大多数を占める」と指摘し、「理解に苦しむ」と痛烈に批判した。(J-CASTニュース 2011/12/31)


「労組無力です><」とこれほどに舐められきっているわけですが、それも民主党政権下でもというのが泣けてきます。民主党は労組の利権代弁、癒着しているなんて批判の無意味さが笑けてきますよ(^ε^)♪


99 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 22:35:22.92 ID:6YpWd6/C
デフレが天然の昇給制度になってるので
インフレになるまでの暫定的な処置ならあっても良いだろ


年金と同じ理屈キタコレ!


126 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2012/01/04(水) 00:22:53.24 ID:9zC+eDFj
これまでの日本には年功序列による
「繰上がり型(とも呼ぶべき)プレイングマネージャー」が多く、彼らのよりどころは「実務遂行能力」である

入社以来積み上げてきた経験・技能・知識などに支えられた実務遂行能力が、
質的量的に成熟した頃に管理職就任という 「ご褒美」 が与えられるというのが、
わが国における人事管理上の一般的な流れです。
そして、その実務遂行能力面でのアドバンテージを主な拠りどころとして部下の管理を図る、
いわゆる「プレイングマネージャー」 型管理職が非常に多いことも、やはり日本特有の現象でしょう。


132 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/04(水) 00:49:27.43 ID:czvcVfu2
>>1
サマータイム
海外 1時間早く業務開始
日本 1時間多く業務開始(サビ残)

前例を見るにこれも社員全体の給料を下げますよって言っているだけなきがする。


188 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/07(土) 10:45:36.23 ID:i5rYcmmY
ソニー新卒採用のコンセプト
リクルートスーツは不要、卒業後3年以内もOK──ソニーのユニークな
新卒採用方針

http://topics.jp.msn.com/economy/topics.aspx?topicid=658


うどんチェーン「丸亀製麺」、全店をパート店長に 5年で、地域密着狙う
>セルフ式うどん店「丸亀製麺」を展開するトリドールは、今後5年で全店の店長を正社員からパートに切り替える。同社は約540店を展開しているが、地域に精通したパートを店長に登用することで、常連客づくりなどに役立てる。(日経新聞 2012/1/14)


まだしもユニクロならば地域限定の准正社員制度を設けていますから、この理屈正当化できそうな気もしますが、、、地域に精通したパートを正社員として店長にすればいいんじゃネーノと正当化理由がワケワカメ。


90 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/15(日) 16:52:45.48 ID:/iNkKot8
もうパートの質が高すぎるんだよ。


本当だよ、経営者は日本の労働者に甘え過ぎ。


144 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/15(日) 17:29:21.52 ID:AK0/bj35
地域密着などというどんなきれい事を言ったところで、
身分保障もないパートに愛社精神を求めることなど不公平だ。


145 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/15(日) 17:30:54.74 ID:4y3/xfii
>>144
ネズミーランドは愛社精神があるよ バイトでもww
あれをめざしてるんじゃね?


148 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/15(日) 17:31:47.27 ID:AK0/bj35
>>145
あれは「やりがい搾取」的な一種の宗教だから


203 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/15(日) 18:01:11.13 ID:XZW12s9x
約540店舗=200名程度の店長正社員。
これをすべてパート店長。

エリアマネージャーは200名も要らないので、各県1-2名へ。正社員100名を5年でリストラ。
パート代に毛の生えた程度の店長手当て支給というのが丸亀の人件費抑制計画。


だよねー


競合他社への転職禁止は無効 東京地裁「職業選択の自由侵害」
>優秀な人材とノウハウの流出防止を目的に、外資系生命保険会社が執行役員との間で取り交わした「退職後2年以内に競合他社に就業するのを禁止し、違反した場合は退職金を支給しない」とする契約条項の有効性が争われた訴訟の判決で、東京地裁は13日、「職業選択の自由を不当に害し、公序良俗に反して無効」との判断を示した。(2012/01/13 共同通信)


…退職時に業務上知り得た秘密込で、この協約交わされたよ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ 契約自由の原則が貫徹されるのかと思ったのに、民法の一般則使えるのね。


職安法違反:原発に不正派遣 工藤会系組長の妻らを逮捕
>福岡県警などによると、総進工業と高田機工、高田機工と太平電業の2段階で請負契約を装っていた。請負契約を結んだ業者は、発注者の太平電業から独立して業務を行わなければならないが、派遣された男性は太平電業社員の指揮下で配管の取り換え工事などに従事しており、両県警は実態は現場に送り込まれただけの派遣労働とみている。同様に不正派遣された労働者が複数いるとみられ、「偽装請負」が常態化していた可能性があるという。

ず~っと前から言われていたのに、今さら過ぎるだろ、白々しいわwwwこれも福島原発事故が一段落した証拠なんでしょうね。


>原発労働を巡っては、複数の派遣会社の介在による給料の中間搾取が問題視されており、労働者の派遣元として暴力団の関与も指摘されている。福島第1原発の事故処理についても、発注者である東京電力は警察庁から暴力団との関係遮断を指導されており、昨年7月には元請け業者22社と暴力団排除協議会を設置している。(毎日新聞 2012年1月13日)


まあ、暴力団からすれば手配師なんて本業中の本業ですからね。偽装請負で急成長みたいなぽっと出の人材派遣会社なんて鼻にもかけていないでしょうね。


5 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/13(金) 10:21:40.52 ID:hmqm2NKT
これ、労基署は華麗にスルーしたんだよな
労基署に垂れ込んで身元バラされるくらいなら、
最初から警察に行った方がいいな
つーか労基署はもう廃止していいよ
あいつら「法律?何それうまいの?」状態だもんな


だーかーらー旧内務省の伝統に従って、労働警察復活しよーよ。


17 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2012/01/13(金) 11:40:16.28 ID:nT+XAqos
東電に税金投入、その税金がヤクザに・・・
暴対法で政府と東電しょっぴけや。


83 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2012/01/15(日) 09:24:26.02 ID:1hkhRhOr
原発労働だけでなく、30キロ圏内外の瓦礫撤去や除染作業もヤクザの美味しいしのぎになっているよ。
勿論、政府や元請けゼネコンは見てみないフリ。

今も昔も政府、ゼネコンはヤクザと切っても切れないモンがある。
6次~8次まで下請けがある事態おかしいわな。


イラク駐留米軍全軍撤退も退役軍人の失業率が問題に 退役軍人のための就職セミナーも
>150万人のアメリカ兵が投じられたイラク戦争は終結したが、待っているのは、
およそ24万人の退役軍人が失業しているという、厳しい現実だった。


そして冒頭に戻る。


>3年前にイラクから帰還したジョージさんも、いまだ失業している。セミナーを受講したジョージさんは「兵士が国を守ったように、今度は国が兵士を守るべきだ」と話した。オバマ政権は11月、退役軍人の雇用を促進する法律を成立させたが、退役軍人や軍関係者のオバマ大統領の支持率は、一般の人たちよりも10%ほど低いという調査もある。全軍撤退で増える失業者たち。新たな不満が渦巻いている。(FNNニュース 2011/12/31 18:11)


軍属関係者は元々共和党寄りだとは思いますが、それを除いてもお国に命をかけてというのは不満度高まるでしょうね。

4 名前:七つの海の名無しさん[] 投稿日:2011/12/31(土) 23:16:25.77 ID:c6wK7x97
そりゃ最下層の貧乏人を金で釣って前線に送ってるんだから戦争が終わればそうなる


5 名前:七つの海の名無しさん[] 投稿日:2011/12/31(土) 23:16:57.41 ID:jIv1DG35

ベトナム戦で何を学んだんだろうか?
始める前からだいたい戦後はこうなると分かっていたでしょう?


23 名前:七つの海の名無しさん[sage] 投稿日:2012/01/01(日) 00:32:31.72 ID:F9HbCmKe
>>5
撤退が完了する前も同じこと言ってたし。
元々、こういう連中は失業者が多いので、悪循環なんだよね。

失業してるから軍に行くが、何年いても軍歴なんて民間じゃ無意味だし。
軍をクビになると、もう、どうしようもない。
軍に依存する経済だから、麻薬患者みたいになってる。


>米国で退役軍人の失業率が上昇
(2010.04.03 CNN )
イラクとアフガニスタンで今も続く戦争から帰還した退役軍人の失業率が
3月に14.7パーセントに達したことが米政府の最新の統計から明らかになった。
米労働統計局によると、失業中の退役軍人の数は前月から約4万人増え、
25万人を突破した

>ホームレスの4人に1人が退役軍人、若者も 
米調査(CNN)
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/829.html


コラム:資本主義はなぜ人々を失望させているか=サマーズ氏
>米国民は伝統的に資本主義の最も強力な信奉者だ。だが最近の調査では、資本主義を肯定的に受け止めている人々は半分程度で、40%の国民は否定的な考えを示している。特に18―29歳の青年層や、アフリカ系やヒスパニック系の人々、所得が年3万ドル未満の低所得層、自称民主党支持者の間で、資本主義に対する失望感が広がっている。


資本主義の本山に陥落されては救いようがない罠。金融緩和が景気回復を招く前に当然インフレを招けば、、、貧困層は死ぬる。


>資本主義の本質的な欠陥を映し出しているのだろうか。それとも、ケインズが示唆するように、大規模な構造改革ではなく適切な財政および金融政策で対処できる、車のちょっとした電気トラブル("magneto" problem)のような問題なのだろうか。筆者の見方では、圧倒的に多くの現象が後者が正しいことを裏づけているように思える。資本主義を改革しようとする努力は、需要喚起に必要な措置からかけ離れたものとなる可能性がある。マクロ経済政策が適切に修正されれば、現在の問題は多くが解消できると思われる。 (Reuters 2012年 01月 10日(ローレンス・H・サマーズ氏はハーバード大学教授。元米財務長官)


世界的に眺めても、即効薬たりうるだけの金融・財政出動を続ける政治力が存在しうればというフィクション的な前提条件がつくようですが( ´(ェ)`)


23 名前:名刺は切らしておりまして[???] 投稿日:2012/01/14(土) 11:38:34.98 ID:YEhx/2a1

マルクス主義と自由主義

 これらの事実より推して、マルクス主義の音頭を取る人々が、いずれも申し合わせたように、農民主義を罵倒する気持はよく分る。その例として二三を挙げても、こんなのがある。 『農民的経済は慣習的怠惰と不合理とに充ちた経営である。それ以上に悪いのは百姓自身だ』(カール・マルクス)-『もう一度ハッキリ言うなら、一体わが国の百姓ほど利己的で、思慮がなくて、残酷で、そのくせ頑固一点ばりな階級は、どこを探しても無いだろう。だから世の中が退歩しても、なおそれで喜んでいられる者は、この層の存続に満足を見出すだろうが、人間の進歩は、そんなものが消えてなくなることを条件とする』(ベーベル)。-『われ等は農業に於いても、百姓的小経営の没落を進歩させるよう、何処に於いても、又何時でも努力されていなければならぬ』(エンゲルス)。-「社会民主主義は百姓から、その土地所有への甘い愛着を剥奪する必要がある』(ゲック=カールスルーエ)


 マルクス主義と提携して行くものは自由主義だ。自由主義は、土地問題については、反対の印をつけたマルクシストである。その意味は、地代の要求を、一般の権利として通告はしないが、これを地主の権利として通告するのである。だが自由主義は一言たりとも、血の思想に触れようとしない。即ち土地
の所有者には、その所有を享楽する以外に、血族に対する昔の意味にしろ、又民族に対する現代的
意味にしろ、いずれにしても血族を基とした義務がないのである。この問題に関する自由主義の世界観
的原理は、本質上マルクス主義のそれと、寸分違っていない。或いは自由主義とマルクス主義とは、ド
イツの土地思想を、両方の道から挟み撃ちにしてこれを刺殺するために組織された二つの世界観であると、言って言へぬことはないだろう。


リヒャルト=ワルター=ダレー著 「血と土」


40 名前:名刺は切らしておりまして[???] 投稿日:2012/01/14(土) 11:48:31.12 ID:YEhx/2a1

国民と指導者の運命共同体


 ある民族の勃興と繁栄とは、要するにその民族の中にいる貴族の分子が、肉体的にも精神的にも
健全であるかないかに因って、非常に左右されるものであって、この関係は歴史の経験から判断
しても、殆ど疑うことの出来ぬ明らかな事実なのである。一国に健全な貴族が存在しておればこそ、
国民は始めて道徳並びに国家の繁栄に導かれて行くものだ。反対に肝腎の貴族が弱くなるか或いは滅びてしまうと、それに依って指導されていた国民一般もまた必ず萎縮する。従ってその萎縮を避けようと思えば、そういう危機に先立って、今までの貴族に代りうるような、何らかの新しい指導者層を、その上
に載せなくてはならぬ。『本来優秀でそして支配的であった貴族が、一旦その富なり教養なり政治的
精進の力なりを失ってくるか、或いは貴族以外のほかの人民層が、之に取って代りうるような状態になると、今までの貴族には自分の支配に対する確信がなくなり、従って、その国家は病気にかかったも同然で、果ては憲法の改変も不可避となる』(トライチュケ)だから国民全体と、之を指導する層との間に
は、極めて密接な一個の運命共同体という関係が成立する。


リヒャルト=ワルター=ダレー著 「血と土」


41 名前:名刺は切らしておりまして[???] 投稿日:2012/01/14(土) 11:49:35.54 ID:YEhx/2a1

族と意識的指導者主義


処が国民の指導が、ただ国民の優秀な層の手に委ねられているというだけの条件で、その優秀な才能
が何ら世襲的鞠養も育成もされないで放ってあるような場合には、その国民なり或いは国民の天分
なりというものが、やがてはきっと元も子もなく浪費され、荒れ果ててしまうに決まっている。素より、
一時は国民中のいい部分が上に立って支配しているのであるから、その限りにおいて、国が繁栄の域に達しないという訳ではない。だがその繁栄は一時的な現象に過ぎない。その適例は近世における民主主義の諸国の歴史である。即ち今まで貴族主義が支配していた所へ、忽然民主主義が取って代ったような国では、国内の体制がスッカリ変ってしまうのであるから、それまで下積みになっていた随分働き
のある有能な人間が、新たに人民の上層に立って、善治を行なうことも出来るだろう。だがこの民主主義というものは本来妙な性格の持主であって、世襲の伝統に基づく人間の不平等を何よりも嫌いだというのだから、今まで国民体の中へ遺伝的に植えつけられた値打ちのある能力などは、なるべく発揮させないよう、頻りにこれを妨害したり、破壊したりしがちである。そこには民主主義の一番大きな欠点が発見される。即ち民主主義が台頭すると、一時は大いに栄え得ても、歴史の長い眼から見ていると、不思議にも国民全体としての才能は次第に萎縮し、文化が枯死してしまうのが普通である。一体その原因はどこにあるのだろうか、との疑問はよく起る処であるが、右に述べた事情は、それに対する立派な答えの鍵となるだろう。


リヒャルト=ワルター=ダレー著 「血と土」


116 名前:名刺は切らしておりまして[???] 投稿日:2012/01/14(土) 12:28:13.90 ID:YEhx/2a1

地方環境の魂に及ぼす影響


 多分読者の多くは、始めから、一体何のために、わたしの言う育圃なるものを、特に作る必要がある
かとの疑問を持っていられるだろう。そういう事をしなくても、その目的を達するためなら、
或いはその他にも手段はありそうなものである、例えば特定の家族に国家の補助金を与えて、それを所要の条件に叶うように規定していってもよかろうし、それともこれに適当な住宅を設備して-(それ
から郊外田園都市のやり方でほぼ見当はついているだろうが!)-それを特定の家族に自由にさせてもよいではないか、と訊ねられるだろう。然し私は断じて、そんな事ではいかん、と答える。

なぜなら都会が-田園都市でもやはりそうだが-生育していく青年の魂の生活に、良い影響を
与え、そこから真に成熟した魂の貴族を含んだ指導者族を、作り出せるものとは、到底考えられない
のだ。その潤いのある調子を持ったドイツ魂は、何と言っても郷土の風物に根を下し、善い意味に於
て常にそこから成長しなくてはならぬ。一体数千年にわたる古い伝統と道徳の様々な因縁を絡ませ、
又そのドイツ魂の発展のために、細かい、そして計り知れない影響を与えてきた、ドイツの田舎の
風景なるものが、実際どんな意義を持っているかは、次のちょっとした現象でも明らかに説明がつく。
即ち、昔から詩人と哲人の民族だ、と自他共に許しているドイツ民族が、故郷を捨てて北アメリカへ
移住し、北アメリカ人の血統の大部分を占めるようになっているのに拘らず、その中から、少なくとも
北アメリカの土地で生まれた人間の中からは、奇妙にも言うに足るだけの詩人や哲人は、たった一人も
生まれてこないのである。

 だがそれとて風景画、人種や民族を、肉体的に変化させてゆくという主張には、断然反対しなけれ
ばならない。そんな例も見当たらぬし、又そうであるという、十分な証拠もないのである。


117 名前:名刺は切らしておりまして[???] 投稿日:2012/01/14(土) 12:28:44.60 ID:YEhx/2a1
或いは唯一の例外として、即ち地球の歴史が永い間進んでいるうちに、自然の作用で一種の淘汰が行なわれるものだとすると、人類の肉体もその地方の有様に順応して、間接には変化するのかも知れない。然し私がここに言わんとするのは、そんなことではなく、いかに自然の環境が、発育盛りな青少年にとって、大きな影響を与えるものであるか、という点である。その青少年が大人になって後の魂の態度は、結局その幼時に受けた慣用的な体験から来るものだ、問いう点である。

 で、ドイツ魂から、自然に生育した田舎の風致を取り去ると、それはドイツ魂を殺すに等しい。そ
の意味で、どんなにキチンと設備の整った田園都市でも、田舎の風致の範疇には入らない。況や石畳
の大海原みたいな殺風景な中で、定まった棲家さえなく、魂の上では殆ど片輪になっている大都会
人の落着きなさと、街の空気を吸って、あまりにも早熟に育った青年達の独立性とは、精神生活を萎縮
させ、その只でさえ皮相浅薄な考えに、益々悪い入れ知恵をつけるだけなのだ。

 だからエルンスト・ハッセが、『田舎は独りの人間の故郷だ。本当に大きな独りの人間、即ち「英雄」
は、いつでも田舎から出身する』と言っているのは、極めて正しい。魂の観点からして、生存するために
自らを強固にした『英雄』を必要としている。あらゆる大都会的な経験の水で洗った都会人は、なる程
『軽快』で『明朗』であり、少なくとも最初に見た時はそういう印象を受けるが、さて歴史上の重大
時局に直面すると、指導者に向かって、どうすれば本当に正しい措置が執れるかという、内部の示唆を
与え得るような、そんな才能は一向に持合せない。


リヒャルト=ワルター=ダレー著 「血と土」


力作カキコ。ナチ関係者(かつ一線を画した)として著名な思想家のようです。知りませんでしたのでφ(..)メモメモ