漁業法は、江戸時代以来の漁業慣行を調べ上げて、海の入会の権利を近代法的に整備した法律である。入会権は入会団体が総有する権利であるが、総有はゲルマン法の概念であり、それを近代法(ローマ法)で規定することは容易でない。しかし、明治漁業法は、漁村部落の漁民をして漁業組合を創らせ、漁業組合に専用漁業を免許するとともに、各漁民が専用漁業を営むことができるとすることによって、総有をローマ法で規定したのである。これが、浜本(幸生)さんのいう「明治漁業法の哲学」である。
昭和24年漁業法もまた、この哲学を引き継いで、共同漁業権を海の入会権として規定した。ところが、昭和37年の漁業法改正では、改正はむしろ共同漁業権が海の入会権であることを裏付けるような内容であったにもかかわらず、当時の水産庁担当官は、法改正の解説書において「この改正で入会権的性格を払拭した」旨記述した。その部分が、「共同漁業権は漁協の権利である」とする平成元年最高裁判決に引用されてしまったのである。
熊本一規「海はだれのものか 埋立・ダム・原発と漁業権」
年越し用に年末ぎりぎりに、恒例の鹿渡島定置ホームページ でお魚さんを取り寄せさせていただきました。遅くなってしまいましたが、これが送料込みで¥5,000というのが毎度信じられないのでメモメモさせていただきたいと思います(当該ホームページやブログを見れば分かるようにどうやらどんどん地域ニュースとで取り上げたれたりと著名になっていっている素晴らしい♪)。
シイラの糠漬け
そして今回のメイン、高級魚スズキさま。スズキというのはこんなに大きくそしてハンサムな姿をしているというのを初めて知りました。
これももはやお馴染み、ヒラマサとフクラギたんセット♪
そして販売が始まった、カワハギの糠漬け(これだけ入って単品500円って…)。
上がこれまた高級魚黒鯛、下がソウダカツオさん。
こちらスズキの白子さん。オススメに従い普通に酒蒸しで食べましたがみっちり身があって食感がぷちぷちしており非常に楽しかった。
スズキの半身(見ての通り巨大なので入りきりません)はマスタードでオーブン焼き
毎度アオリイカの塩辛さん。
今回、アオリイカは旬の最後ということもあり刺身で食べ切りました。
上がヒラマサ、下がスズキの刺身。ヒラマサはきちんと脂が乗っているが、さっぱりしていて食べやすい魚。スズキはぷりぷりとした弾力で甘みと磯の風味が味わえる流石のお味。
こちらお節のひとつ、昆布巻き。ヒラマサとスズキのあらをスプーンでほじって具にしました。
昆布巻き(横)。味は二つの魚をブレンドしたこともあり非常に複雑な魚となりました。
カワハギの糠漬け、身がたっぷりあり普通に一尾でご飯いっぱいいけます。
残ったヒラマサとスズキ半身の半身の漬け丼(お正月、お節の合間に食べさせていただきました。あまりの美味しさに合掌)
漬けている風景。
徳川家康、最後の晩餐ならぬ黒鯛の天ぷら。ふっくらとした身と脂がたっぷりのっていて…あまりの美味しさに昇天しそうになりました。
シイラは非常に臭味と糠漬けなので塩味が効いた珍味です、酒の肴にぴったり