信仰?たかがシステムにみんなで物語を作り上げてありがたがっているだけじゃないのか? | あざみの効用

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或いは共生新党残党が棲まう地

アメリカが北鮮問題に積極的な姿勢を見せているのは、ケインズ政策の一環に妄想したくなる。その場合は、再びお零れ特需(ミサイルではなく)に預かれるといいのだけれど。


2009-05-25 は、冒頭メモの共同体と国家の狭間を埋めた社会福祉のひとつとしてレジャーを見るという面白い視座。


英チェーン店が「チョコレート債」発行、利息は商品で
>チョコ債は、「ホテル・ショコラ」社の宅配サービスを利用するクラブ会員10万人を対象にしたもので、同社は総額500万ポンド(約6億5000万円)を調達する計画。額面金額は2000ポンドと4000ポンドの2種類で、利率は1年物で6.72%、3年物で年7.29%。「債券保有者」は箱詰めのチョコレートで利息を受け取る。同社では「大手銀行から従来の方法で資金調達し、利息を払うより、チョコレート債を通じて顧客にチョコレートで還元する方がずっと良いと思う」と話している。(
5月25日11時48分配信 ロイター)


信用不安に揺れるヨーロッパなので時事的にチョコ本位制キマシタワーみたいなニュースかと思いました(チョコレート工場の秘密みたいなやつならば信用創造能力もありそうだしw)。「安愚楽牧場」(口蹄疫騒動でちょうど思い出しました)とかも同じような還元の方がずっと信用措いてもらえると思うのだけれど(ほら、株式投資でも配当金よりもお米だとかアニメDVDだとかそういったおまけ重視のスケジュール投資法とかあるくらいだし)。


ゴールドマン社員も「ただの人」-顧客向け相場予想、ほぼ外れる
>米投資銀行ゴールドマン・サックス・グループは1-3月期に、トレーディング収支が全営業日でプラスとなる「完全試合」を成し遂げた。しかし同社の助言に従った顧客の成績はかなりひどい状況となっている。


さすがゴールドマン様だと完全試合は話題になりましたが、その影で…。


>18日にゴールドマンが送付したリポートからブルームバーグが集計したデータによると、同社が「2010年に勧めるトレーディング上位」9件中、7件に従った投資家は年初来で損失を被っている。例えば、ポーランドの通貨ズロチを対円で買った顧客の成績はマイナス14%、香港上場の中国株を購入していればマイナス9.4%、ニュージーランド・ドルに対する英ポンド買いでマイナス9.8%となっている。 (5月19日 ブルームバーグ)


先日メモした不動産投資「ファンド」の失敗 といい、ここまで露骨に投資家様はゴールドマンのお財布ですと宣言されてもな。日本でも証券会社が自己売買部門のしこった玉を、株式投資ファンドに押し付けているんでは?みたいな話がありました。


09年末の対外純資産、2年ぶり増加266兆円 19年連続世界一
>国際通貨基金(IMF)などの統計によると、主要国・地域別の対外純資産では、中国が167兆7333億円で2位となり、ドイツ、香港、スイスと続く。
09年末の日本の対外資産残高は対前年末比6・9%増の554兆8260億円で2年ぶりの増加。海外企業への直接投資や株式、債権への投資が増えたのに加え、対ドルなどで円安が進んだ結果、円換算した資産価値が増加、海外の株式市場の回復などが影響した。一方、対外負債残高は1・7%減の288兆6030億円で2年連続で減少。(MSN産経 2010.5.25 08:57)


このニュースも毎年メモしていますが、ここ10年でおよそ3倍増。ギリシアと同様の危険性とかいう輩はそれこそソロスよろしく円売り仕掛けてみればいいのに(むしろマイルドな円安は望むところ、それこそ近隣のリスクに伴うものであっても)。


83 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/05/25(火) 16:00:14 ID:kWcrAaGc
日本がダントツで1位なんだな。

主要国の対外純資産

1:日本  266兆2,230億円(2009年末)
2:中国  167兆7,333億円(2009年末)
3:ドイツ 118兆8,596億円(2009年末)
4:香港   68兆4,703億円(2009年末)
5:スイス  63兆1,132億円(2009年末)
6:ロシア  23兆 564億円(2009年末)
 
http://www.mof.go.jp/houkoku/21_g3.pdf


まあ、中国は香港と足して考えるとダントツというほどでもありませんが。


2010年問題にあえぐ製薬業界 M&Aに活路
>アステラス製薬は、平成19年から主力の免疫抑制剤や排尿障害改善薬が欧米で相次いで特許切れしている。新薬の特許が切れると、同じ成分を使った安価な後発薬にシェアを奪われるため、23年3月期の売り上げは前期比でそれぞれ12、41%の大幅減となる見通しだ。
深刻な売り上げ減を補うため同社が切ったカードがM&A(企業の合併・買収)だった。6月にも米製薬会社「OSIファーマシューティカルズ」を買収し、有力な肺がん治療薬などを取り込む。


そしてかつては武田薬品ですら海外の製薬メーカーと比べるとミニミニだから、いつ食われるかみたいな煽りをしていたのに、現実はこうしてハゲタカしているのは日本の製薬メーカー(笑) レナウンでまたぞろ欧米に変わって中国に食われる~みたいな危機煽る言説が出てきそうですが、そもそもそんなに一方的にハゲタカされてたら、上記ニュースのような金額は積み上がらないです。


>2010年問題に苦しむのはアステラスだけではない。武田薬品工業も21年から抗潰瘍薬や糖尿病治療薬などの特許が米国で切れ、第一三共も今年、抗菌剤が米国で特許切れとなる。エーザイでも、今年から米国で認知症治療薬などが特許切れを迎える。このため、武田薬品とエーザイは20年、がん領域に強い米製薬会社を相次いで買収した。各社の決断の成否が今後の業績を大きく左右しそうだ。(MSN産経 2010.5.25 20:38)


第一三共もインドで大きなお買い物しましたし、そういうニュースも大きく報じないと本当に国民は誤解したまま。というか、そんなに海外企業に儲けさせたくないなら、インフルエンザとか大騒ぎしなきゃいいのに。タミフル→中外製薬→ロシュでうはうはなんて少しでも株をかじっていれば常識でしょう。



ベトナム最大企業、3兆円事業で日本と交渉
>ベトナム最大企業でエネルギー事業などを幅広く手掛ける国営ペトロベトナム(PVN)は、内外で計画する総額3兆円規模の大型投資計画について、日本企業に優先的に参加要請することを決めた。政府の負担軽減へ民間と連携する官民パートナーシップ方式で事業を進める考えで、日本企業の技術や資金をテコに製油所や発電所などのインフラを建設する。(日経新聞 2010/5/25付)


国内に現時点では投資機会を見つけられないのならば、こうして海外に投資して配当を国内に還元するとかしないと、それこそ日銀と銀行の間で金が積み上がるだけになってしまいます。


カリスマ経営者・信越化学の金川千尋社長が交代、産業界注目の記者会見詳報
--新しい事業とあったが、具体的には。新興国はどう考えるか。

(森)先ほど金川社長のあいさつにありましたように、すでに金川社長は中国に対する取り組みについて、今まではカントリーリスクということで、大型の投資は控え、中小のモノをやり、営業を活発にというやり方でしたが、これから中産階級が消費需要が増大してくることを見込んで、積極的に出ようということが昨年暮れに社内に宣告された。それを早く実現していきたい。中国だけでなくて、今、新興国のGDP伸びは高い比率を示している。期待も高く、当社も相当出ていますけども、現地需要開拓を目指すというのは当然ですが、現地生産も目指して積極的に検討していく。


代替わりと同時にカントリーリスクを鑑みずに、中国へ積極的に進出していくのですか…。金川社長はこれまでご自身の発言に責任をもっていたが、代替わりで堂々と進出しようということのようで。


--金川社長はこれから会長としてフルサポートしていくとのことだが、20年間を振り返っていちばん印象に残っていることは。

(金川)20年間で何かというと、1974年から合弁した米国のシンテック。今は世界ダントツのナンバーワンになった。わが子がさらに健全に育つように見守っていきたい。同じく力を入れてきたのはシリコンウエハー。おかげさまでこれも世界ナンバーワンになった。オリンピックと同じで金メダルを保つのは大変。銀や銅に落ちないようにますます強くしていく。それにはやはり研究開発。マーケティング。さらに投資のタイミングと規模を的確に判断して道を誤らないように続けていきたい。(東洋経済 10/05/21 | 11:54)


いくら大きく落ち込んだとはいえ昨年までの暴風雨の下でも1000億円以上の利益を確保してますからおかしいです。20年間で時価総額9倍、世界トップ10に入る化学メーカーに育て上げました。ちなみに「売上だけ」ならば、積極的に三菱系企業と合併した三菱ケミカルホールディングスの方が上 ですが利益を出してなんぼです。