わたくし、喧嘩は知恵でするタイプですのよ。 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地



「イジメ、イジメ」という九官鳥の鳴き声はいつの間にかに「ニッキョーソ、ニッキョーソ」に変わったみたいです。少しだけ鳴き声の文字数が増えてヨカッタネ。


2009-05-11 ついにローマ教皇は司祭の「相次ぐ(笑)」聖性的虐待問題であちこちで謝罪せざるをえない立場に追いやられています。


たちあがれ日本:参院比例に中畑氏擁立 青少年育成に意欲
>中畑氏は「無気力、無表情の子供が出始めている。そういう子供たちを救う政策を国を挙げてやらなければいけない」と青少年育成に意欲を示した。相談した元巨人監督の長嶋茂雄氏から「政界で大いに羽ばたいてこい」と激励されたことも明らかにした。(毎日新聞 2010年5月11日)


だーかーらーキレやすいのか、無気力なのかどちらなんだよ(まあ凶暴凶悪団塊世代と比べると確かに無気力といえば無気力なのかもしれないけれどね)。あるいは、半年ほどメモしただけでうんざりさせられたスポーツさまの効用 をここでも「教育」ジャンルで見聞きすることになるのかなぁ(うんざり)。


【未来へ真直ぐな政治 自民党】「平成の学制大改革」を断行
年間およそ4000億円の予算を要する「高校無償化法」を成立させた。施行日は翌日の4月1日。彼らは、この国の将来に直結する重大な問題よりも、迫りくる選挙の方を優先した、と断じざるを得ない。そして、その姿は、「子供たちのため」という錦の御旗を表面上掲げながら、その実、子供たちを自分たちのイデオロギー闘争に利用している、民主党の有力支持団体・日本教職員組合(日教組)の在り方にぴったりと符合する。


今や影の文科相たる義家さまの教育政策に耳を傾けてみよう!かつて「子どもたちのため(いじめ対策)」という錦の御旗を掲げて「教育再生」を叫び、その実、迫り来る選挙においての議員への成り上がりを優先して、魂を投げ捨てた奴がいたような…。


例えば、現在、高校中退者は約6万6000人。少子化の関係で以前より数こそ減っているが、中退率で比べれば、過去最高だった1990年の2.2%とほぼ変わらない。また、進学した高校への不登校者も5万3000人以上に上り、中退者と合わせるとなんと12万人近くの生徒が高校という場所に適応できていないのだ。割れている器に水を注いでも漏れていくだけ。無償化うんぬんの前に、現在のこの由々しき状況をどう打開するかが、まずは先決であり、それこそが教育、そして政治の責任であろう。


この「割れている器に~」の台詞は以前も教育再生会議の文脈で見覚えがありますということはさておき、いずれにせよ、高校中退者よりも圧倒的(桁としてゼロが4つほど違う次元!)に少ない「いじめ自殺」対策で、斜め上の対策であるバウチャー制度の導入に積極的だった人間とは同一人物とは思えません。


>PISA(OECDの学習到達度調査)では、2000年に1位だった数学が06年には10位に転落するなど、学力低下が顕著となっている。


学力低下論には決して与するものではないけれど、百歩譲ってその土俵に乗るとしてそれは一体どこぞの政党様の責任ですか?


>公教育を日教組支配から解放し、教育再生を完遂し、世界をリードする「教育立国・日本」を確立する。それこそが、われわれ自民党に課せられている歴史的使命である。(参議院議員・義家弘介


ほぼ50年の長きにわたって日本を支配した政党様の言うことは説得力があります。しかし教育再生会議の頃から突っ込んでいるけれど、学力低下が問題だといっている側から「道徳」なんて無駄な学問を押し付けて貴重な勉強時間を空費させようとするのはなんなのでしょうな。


                   ◇

 汗かく部会長

>昨年秋より、文部科学部会長を任せていただいているが、1年生議員が、それも参議院議員が部会長になること自体、これまでの自民党からすると、異例中の異例だろう。部会の体制は、まさに「一丸」。各自がバラバラに国会論戦に臨むのではなく、徹底連携する布陣を敷いている。そして、問題があれば、全国どこにでも飛んでいく。われわれは臆(おく)することなく、教育正常化を断行するために行動していく。この国の子供たちのために、だ。(SankeiBiz 4.22)


ラジオの頃から「どこにでも行くぞ!」言う掛け声だけは勇ましいのも代わり映えしませんな。二度目は悲劇ですが三度目は喜劇とはよう言うたものです。ちなみに一丸どころか義家の親分も含めて離党しているのは無視?


【金曜討論】高校無償化 義家弘介氏、広田照幸氏

≪広田照幸氏≫


--高校無償化の意義は


 「学習者の権利を保障するという観点で画期的だ。高校までの教育を子供の権利とみなし、社会全体で面倒をみる。原理の転換だ。子育て支援の意味でも画期的だ。家計負担が日本は重い。OECD諸国の中で国の公教育支出は最低レベル。子育ての負担は高校生、大学生の親の世代が一番きついが、軽減できる。先進国並みになる」


立て続けにもちあげる産経はどうやら義家をヒーローとして祭り上げる覚悟を固めたようです。まあ、ただこの記事微塵も討論になっておらず、それぞれ別個にインタビューして併記しているだけなので、広田教授のパートだけメモします。義家の過去の発言や履歴を無視した(←これが私にはもはや困難w)現時点での主張内容への真っ当な批判としてね。


--授業料は公立は無料。私立は同程度の金額を減額されるものの有料のままだ。「公私間格差」が出るとの指摘がある


 「私学は公立と違う教育をするから成り立つ。公立より質の高い教育、要するに、プラスアルファだ。公立に飽き足らない教育ニーズを公費で負担するのはいかがなものか。公立の受け皿が小さくて私学に行くケースもある。そういうところは、私学に対する機関助成をきちんと行えばよい


日本は単に教育にこれまで国がお金を使わなすぎたのが問題だったのですから、何はともあれ(まだまだ不十分であると言うのはこれまでさんざん述懐してきたので省略)高校無償化は貴重な一歩です。で、この下線部はおそらく地方でそもそも公立校が人気校化して足りていない地域を念頭に置いての発言でしょう。


--すでに自治体から高校授業料が減免されている低所得世帯は今回、特定扶養者控除がなくなる分、負担が増える


「一部分、逆転が生じることがある。苦しい世帯に多様なサポートなりサービスをしていけばよい。一律に所得制限なしで認めるのが今回の大きなポイントだ。中卒や高校中退で、無償化の恩恵を受けられない人も出てくる。学び直しのチャンスをつくり、若者支援を別途やるべきだ」


まあ、それで反論終了です。ただ、何度か記したように社会保障への反動はこういう一部であれ例外的な非常識事例を連呼することで噴き上がるだけに注意は必要。


--毎年約4千億円の財源をどうするか

 

「優先順位の問題だ。『コンクリートから人へ』というなら、お金を人に支出し、教育や医療に重点を置く。予算のメリハリをつければ、これくらいの金額はたいしたことはない」(MSN産経 2010.4.30 07:57)


他国は日本なんか目じゃないほどにこれまで公教育に支出してきたんだけど、その財源はどうしてきたのか調べればいいじゃない!それはマスゴミの仕事だよ。


「謎の学費」に悲鳴を上げる親が続出!高校生ワーキングプア大増殖の真相
>「2009 年度高校生の修学保障のための調査」によると、授業料を除いた初年度保護者負担金平均額は、全日制高校の場合、男子が20万5460 円、女子が21万945 円。授業料のおよそ2倍の額である。その内訳は「PTA会費」や「生徒会費」「同窓会費」「後援会費」「修学旅行積立金」「冷暖房費」「設備費」などなど。「進路指導費」や「進路研修費」といった項目もある。


NHKは言うに及ばず、たけしの番組でもこのデータを出したと言うだけで若干好意的な評価をメモした記憶があるけれど、実質義務教育としての高校においてこれだけの負担を家庭に強いているというのが現実。それに対して、割れている器にうんたらかんたらみたいなココロちゃん言説を持ち出してくる奴は(自己規制)


>中でも親の財布を直撃しているのが「修学旅行積立金」。全日制高校の平均総額はなんと9万7096 円である。支払えない親が多いことから、修学旅行そのものを取りやめる学校も出てきている。(ダイヤモンド・オンライン【第13回】 2010年3月5日 西川敦子 [フリーライター]


西川記者のこの記事はほかにも関係者の証言も載せられている良記事です。


「ポスドク」3分の1が35歳超
>博士課程修了後、任期付きの不安定な立場で研究を続ける「ポストドクター(ポスドク)」が2008年度は1万7945人(前年度比1%増)に上り、04年度から4年連続で増えたことが、文部科学省の調査でわかった。
34歳以下の若手が初めて減少に転じる一方、民間などへの就職が難しくなるとされる35歳以上の「高齢ポスドク」は07年度より約7%増えて5825人に上り、全体の3人に1人を占めた。(2010年4月27日03時11分 読売新聞)


ようやく入院というリスクが世に知れ渡ったがゆえの減少だと出血が止まったという意味でありがたいのですが、単に家庭に経済的ゆとりが失われただけの可能性もなきにしもあらず。三分の一も占める高齢ポスドク(既にフリーターの定義からもハミ出しています)についてはもはやノーアイデア(地方観光振興や一次産業と言っても年齢が上がればそれだけね…)。


5 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/04/27(火) 08:59:00 ID:QrEDvWrJ
山田昌弘が指摘していたのを何をいまさらな訳で


33 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/04/29(木) 16:24:54 ID:c9L5ZNOw
「壊れかけのバイオ」   徳永ピペ明


何も聞こえない 何も聞かされたくない
僕の身体が昔より 大人になったからなのか
机に飾ってた 初めて載った俺のペーパー
いくつものピペットで いくつもの実験こなした
次年度でポスドクから 無職に変わる
職を探している 行き場もないままに
コネもなく実績ない 押し寄せる年波に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのバイオ


何も信じない 何も信じたくはない
後輩が助教になり かすかな嫉妬が生まれた
マウスが死んでいた 独り冷たくなっていた
押しつぶれそうな心 やさしい風求めてた
年下の准教授と あの子が婚約
星を眺めていた 涙が流れてく
来月に誕生日さ 三十路はもう越えた
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのバイオ


夢も何もない もう夢見ることもない
アカポスつけそうな夢 信じた俺がウブだった
次年度でポスドクから 無職に落ちる
職を探している 行き場もないままに
遠ざかるあふれた夢 戻りたい人並に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのバイオ
遠ざかるかなわぬ夢 戻れない人並に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのバイオ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シクシク


120 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/05/07(金) 15:48:50 ID:Yv3+3aaT
このポスドクの多くがバイオ系なんですよ

バイオは日本じゃ企業側の受け皿どころか企業すらほとんど無いのに
博士課程にはドンドン人流し込んだから結果的に人がダブついたわけ

これからはバイオだ、バイオベンチャーだと煽ったマスコミと
ポスドク1万人計画なんてくだらん計画立てた文科省と
NSCに論文載せなきゃ研究者じゃないと嘯いた教授陣と
それにまんまとのせられてバイオに流れちまった世間知らずが悪いだけ


それは詐欺に騙された人間が悪いという論法です、、、


65 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/05/02(日) 14:31:44 ID:A7MM9ekO

         ,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
     /'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
    //.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
    /〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
   'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
   {´yヘl'′   |   /⌒l′  |`Y}   人間はどんなところでも学ぶことができる。
   ゙、ゝ)       `''''ツ_  _;`ー‐'゙:::::l{   知りたいという心さえあれば……
.    ヽ.__     ,ィnmmm、   .:::|!   どんな状況に置かれても、研究を続け、
  ,.ィ'´ト.´     ´`"`"`゙″ .::::;'    立派な学者になりなさい
イ´::ノ|::::l \         "'   :::/
::::::::::::|:::::l   ヽ、      ..::  .:::/.、
:::::: ::: |:::::ヽ    ヽ、.......::::/..:::/!\\



東大は出たけれど…理学博士の任期付き雇用3割
>東京大学で理学博士号を取得して7年後の30歳代半ばになっても、2割が任期付きの不安定な立場で研究する「博士研究員(ポスドク)」を続けていることが、同大学の調査でわかった。
任期付きの教員も含めると3割が終身職に就いていない。2002年度から08年度の博士号取得者1182人の09年末時点での勤務先を調べた。08年度の博士号取得者ではポスドクが50%を占め、企業・公務員は25%、大学・研究所の終身職は5%だけだった(2010年5月11日09時24分 読売新聞)


上記ポスドクの話は東大だからと言って例外とはならないというお話。「学歴ロンダリング」などという言葉もありますが、本気でそれを狙って入院するとするならあまりにも割に合わない話であります。


37 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/05/11(火) 12:43:43 ID:363zjcXJ
NEET
 Not Employment, Education, Training

のEducationがないやつ。 NETとでも言うべきか


純粋に教育がないからという定義し直すという意味とNETが掛かっているのかね?