2008-10-27
は兆単位のお金が消えたり、現れたりするお話。
2008-10-28
は、温暖化対策=新興宗教と吠えるチェコ大統領(この方、EUについても懐疑的なんですよね)を尻目に景気悪化で物流が止まれば順調に二酸化排出量が減るよというお話。
JA全国大会、志位さんに大拍手 谷垣さんにはまばら
>JA全中(全国農業協同組合中央会)の全国大会が8日にあり、出席した主要政党幹部で拍手を最も集めたのは、共産党の志位和夫委員長だった。来夏の参院選での「農業票争奪戦」は波乱含みだ。農協は自民党との関係が深く、業界代表の参院議員を送り出して蜜月関係を築いてきた。だが、この日の大会で谷垣禎一総裁は松野頼久官房副長官や生協の来賓に続き5番目の登場。民主党の戸別所得補償制度を「日本農業の将来は暗いものになる」と批判したが、拍手はまばら。
代表質問を見ていても、あるいは主要な論客のコメントを見ていても、自民党は小さな政府を対抗軸として明確に据えることにしたみたいですね。それは即ち長らくの地盤だった地方を切り捨てて都市型政党として生きていく選択ということになるのだけれどそこのところを自覚しているのか非常に疑問。まさか保守とか思想でまぶせば、これまで通りの支持層はついてくるとか甘っちょろいこと考えているのだろうか?
>志位氏がその後に登場して「農業収入は補償する」「米価は下支えする」と矢継ぎ早に打ち出すと、会場は割れんばかりの拍手に。茂木守JA全中会長が思わず歩み寄って握手するほどだった。(朝日新聞 2009年10月8日22時33分)
これは民主党と自民党の農政のいいとこどりをぶちあげているわけだから、そりゃあ拍手喝采となるでしょうね。まあ、共産党には最悪「国営化」という切り札があるわけだから矛盾ということにはならないのかもしれないけれど。
民主党の「農協潰し」が加速する
>先の総選挙で、JAグループの政治団体である全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)の推薦候補二百八十一人のうち、当選したのは百十二人。当選率は四割に満たない。一九九三年までの中選挙区時代は「農政連が推薦した時点で当選確実」と言われるほどの集票力があり、候補者の間で推薦獲得競争が繰り広げられていたものだ。それも今は昔。今回の総選挙では自民党農林族の落選が相次ぎ、大臣や副大臣、農林部会長経験者など農林族幹部は壊滅状態となった。なかでも長野、静岡、滋賀、沖縄県は、まさかの「全敗」。いずれも農業の盛んな地域であり、長野県は全中の茂木守会長のお膝元でもある。
自民党のスタンスを見ると、もう農業は切り捨てて輸出産業を振興しますということなんだから、そんなものを後生大事に支持する団体なんて構成員から見捨てられるのは、それこそ農協だけでなく医師会も同じ。郵政は団体が先に自民党を見捨てましたがw
>JAグループの悪夢は続く。副大臣に起用されたのは、利害関係でJAと足並みがそろいやすい北海道の農家を支持基盤とする鉢呂吉雄・前「次の内閣」外相や小平忠正・民主党常任幹事らではなく、小沢グループの重鎮である山田正彦・元「次の内閣」農水相だ。
山田副大臣キタ─wwヘ√レvv~(゜∀゜)─wwヘ√レvv~─!!見るべき人は気付いてくれています。
>昨年末に減反見直し論を提起したものの、JAグループと自民党農林族の猛反発を受け、総選挙前に封印を余儀なくされた石破氏は、退任直前の九月十五日になって減反を継続・廃止した場合の米価や財政コストを試算した「第二次シミュレーション」を唐突に発表し、「減反選択制移行」への道筋をつけた。減反維持を唱え、自民党と二人三脚でその具体策(水田フル活用策)をまとめたJAにとっては「裏切り」(全中の中堅幹部)であり、「自民党が政権を奪還しても、減反見直しの流れは止めようがなくなった」(同)。
これはということで先日メモした 置き土産ですね。基本、現状肯定派の私をもってしてもどう見ても現状維持は不可能です(最大のポイントは人口動態です)。不可能な以上は農業そのものを諦めるのでなければ改革すべしの一択。
>十月七日、八日に開かれたJA全国大会。例年であれば首相と農水相が出席するが、今回は代理が派遣され、政権との距離を感じさせた。来年夏の参院選への対応も「白紙状態」のまま。JAグループとして「新たな政治状況を踏まえ」、「全ての政党に対して農政運動を展開する」という特別決議を採択し、自民党べったりの姿勢を「軌道修正」するのが精一杯だった。(2009年10月26日 フォーサイト)
農協がぐずぐずとしている間に、個別補償を核とする山田農政が始まってそれこそ新団体が立ち上がれば雪崩の如く構成員は靡くと見ていますよ(日本医師会は普通にトップ交代をもってけじめをつけそうですし)。ある意味老い先短くて相当な危機感を抱いているわけでしょうから。
スギ立木価格 1980年の10分の1に下落
>世界同時不況の影響を受け、住宅着工戸数が激減した影響を受け、ヒノキなどの利用材積(山元立木価格、規格品か末口径20センチから22センチ、長さ3.65メートルから4メートル程度の並木丸太で、最寄の木材市場渡しの素材価格から伐木・造材、運搬費用など生産経費を差し引いた利用材積1立方メートルあたりの価格)は今年3月末価格でスギが2548円、ヒノキ7850円、マツ1466円と、前年に比べ-19.5%、-16.8%、-10.5%といずれも2桁の大幅下落となっていた。
農業・林業・漁業・畜産業と総て大きなメスを入れる必要があることは何度も記している通り。
>この結果、スギ立木価格(2548円)は過去最高値(1980年、2万2707円)の11.2%と、10分の1に価格が下がっていた。この価格は1952年(昭和27年、2573円)に相当する。また、ヒノキ立木価格(7850円)も1980年(4万2947円)に比べ、18.3%と5分の1にまで下落。1960年(昭和35年、7996円)頃にまで値を下げた。(エキサイトニュース 2009年9月24日 11時00分)
いくらデフレが続いているとはいえ、1980年とか1950年の2割とか、1割とかどうやってそれを生業として成りたたせえるかなんて誰に任せてもノーアイデア過ぎます。こういうものは「公」として担うか、完全に見捨てるかの二択でしょう。
45 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/09/24(木) 19:17:01 ID:QJKcwvpi
そもそも日本には、昔から
総合的に林業やってる所がほとんどないんだよね。
地主が農業のついでに木を売っているくらい。
林業やってるというと山持ってる人から
原木を買い取って市場に出荷する人で
林業家が木挽きを雇って伐採。
林業家は安く手に入れたいから植林を地主に勧める。
地主も農業が本業で、木を売るのは副収入的なとらえ方だから
言われるまま、儲かるなら植えるかくらいなもの。
木挽きは木挽きでタダ雇われて木を切るだけ。
総合的にどこにどれだけ植えて、どのように手を入れて
どう出荷していくか考えてやっていかないと。
今では各地の林業組合がその役目を果そうとしているんだろうけど。
49 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/09/24(木) 20:49:52 ID:Gd0WQpyw
>>45
> そもそも日本には、昔から
> 総合的に林業やってる所がほとんどないんだよね。
江戸時代は、吉野とか木曽とか京都北山とかじゃ林業が主産業だったんだけどね。
秋田杉も佐竹藩の財政支えてたし。
炭焼きも林業の一環だし。
要は材木屋やハウスメーカーや商社が、値段だけで外材入れるようになって産業が破綻したんだよ。
いま、日本のメーカーが人件費高くて海外に工場を出してるのと構造は同じ。
木材=資源であって、かつ完全に鎖国しているという前提がありますが、これからは木材の輸出にはロシアや中国を代表に規制がかかるという見通しがあるわけですから、そういったものも加味して森林行政を組み立ててほしいところ。
建設労働者の転職を支援 政府の緊急雇用対策
>プログラムでは、年末や年度末に向けて、雇用情勢がさらに悪化した場合の緊急対応を想定。介護労働の雇用者数の拡充では、介護施設で働くための職業訓練の支援策を充実させるほか、研修生の生活支援なども検討する。建設・土木労働者の転職支援策も盛り込む。鳩山内閣は「八ツ場(やんば)ダム」の建設中止に加え、1兆円超の公共事業費の削減を打ち出している。このため、地方を中心に建設労働者などの失業が急増する可能性があり、農林業などへの転職支援の仕組みを新たに設ける方向だ。(朝日新聞 2009年10月9日3時4分)
介護事業と一次産業の一番の違いは、介護は都市の中の職業移動で済むけれど、一次産業はそもそも住からして移動が必要となる、加えて昔の南米移民じゃないけれど開拓集団のようなものを組成しない限り、一箇所での纏まった雇用は生じないということか。
6 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/10/09(金) 07:33:48 ID:iBbb67WR
てか、介護労働者は手取りがもう少し増えるようにしないと駄目だろう。
農林業へ転職支援をするってことは結局公共工事的なものをしなきゃいけないんじゃない?
花粉源の杉林を雑木林に転換するとか。
民主は農家へ所得補償をするって言ってたよね?
結局仕事を紹介する「相談員」の雇用が一番雇用対策になったりしてな。
19 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/10/09(金) 08:12:52 ID:HmRkafbJ
>>6
おぉ、書こうとした事が早くも。
杉の間伐や伐採に補助金を多くして公共事業の代用をさせればよい。
副次的効果として
・林業木材加工の地場産業振興
・加工した木材を使った製品が増え、日本的な物が増え、国民の意識や海外からの観光客へのアピール度への変化
・国産品振興
・安価で公共事業の代用
・熱帯雨林を中心とした海外の森林伐採の抑制効果
・花粉症対策
・緑のダムの効果
・森林倒壊や土砂流出や土石流や洪水を防ぐ
・自然や生態系の大幅回復
・河川の水の栄養分が増える(農業用水や海水中の鉄分その他のミネラル増加)
・観光振興(単純な針葉樹林では観光客を呼び込む効果が低い)
長期的や、微妙な効果ってのもあるが、でもこれらを合わせると相当な効果になるよ。是非ともやるべき。
47 名前:おにやんま 投稿日:2009/10/09(金) 12:02:13 ID:QCCC6p+D
10年前の不況時には、建設業者や土方をIT産業に従事させろといった。
英語を読めない土方にプログラマーやパンチャーが出来ると思ったのだろうか?
今回は仕事のない農林業に建設業者や土方たちを回して、餓死させるということか。
IT産業への転職よりはハードルだいぶ低いと思いますよ。別に土を弄るという意味からではなくて、まずは力仕事が出きるというだけでも十分戦力となりうるという意味でね。
戸別所得補償、コメは全面実施へ…農水省、最大5000億を要求
>農林水産省は6日、農業の戸別所得補償制度について、2010年度からコメは地域を限定せず、全面実施する方向で調整に入った。同省の10年度予算の概算要求で3千億~5千億円の関連経費を盛り込む方針。
補正予算からして各省で最大の執行停止の大鉈振るった山田農政ですから、財源についてはマニフェスト通りに農水関係の土木予算で普通に捻出するでしょう。
>全国平均での生産費と市場価格の差額の補償に加え、農家の規模拡大を促す規模加算や、主食用以外の米粉用や飼料用米への転作を促す加算も実施する。水田の維持と米価安定を両立させるため、米粉用の栽培で得られる収入を主食用米よりも1割程度多く設定し、米粉用の作付けを奨励することも検討している。農水省はコメの所得補償に必要な財源を3千億円前後とみている。生産調整(減反)に参加した農家に支払う産地確立交付金(約1466億円)の廃止などが財源の柱となる見通し。(中日新聞 10.6)
巡り巡って、消費者レベルで体感できる成果としては米価が下がることで消費量の増加=自給率の増加にも繋がるのではないかとね。
83 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/10/06(火) 21:35:16 ID:YyLIha0R
農家への所得補償は、不公平だとかバラマキだとか言う奴いるけど
安全保障考えると、農業保護は妥当だろ
米が、ミネラルウォーターより安いって、おかしな世の中だよ
87 名前:名無シネマ@上映中 投稿日:2009/10/06(火) 21:39:48 ID:daXaZzkB
いっそのこと国営にして欲しいよ
最近は有機やっても無農薬しても安いが一番になってきたし
耕作放棄は県2000ヘクタールに及ぶところも多い。
ここに、耕作放棄したところは農水が再生資金の50%を補助してくれる。
再生は放棄者は出来ない、貸与されたものが出来て、地代は無償。
つまり、田畑捨てた農家は土地明け渡して固定資産税払っていろということ。
所得保証、農地無償化、派遣切りされたら農業にきてね
でもね農家はいつも 生かさぬように殺さぬようにだよ
今回は殺さぬようにの政策
150 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/10/06(火) 23:16:19 ID:kre/p99r
>>1
>>生産調整(減反)に参加した農家に支払う産地確立交付金(約1466億円)の廃止などが財源の柱となる見通し。
これについてはここまであまり反応は無いけど、結構なビッグニュース
今まではたんぼを持っているだけで農業をせずとも、たんぼの耕作しない→補助金ウマー
だったわけだからな
それが廃止になるわけだから、補助金目当ての非農家ざまぁ!だし
そういう家はもう農機具も処分して農業のノウハウも忘却のかなただろうからもう大慌てだろう
まあ農業の予算は正しく農業の発展に使われるべきだから仕方が無いよね
369 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/10/13(火) 19:09:05 ID:1yXgl6Vb
いままで
国 補助金やるから米を作るな
小規模農家 補助金を貰う代わりに持っているたんぼを大規模農家に無料で貸借するよ
大規模農家 小規模農家から無料でたんぼを借りて、普通に栽培したのでは採算が合わない麦や大豆を大規模に栽培するよ
これから?(どうなるの?)
国 農作物の価格が下がったときだけ赤字分は補償するよ、減反の補償金は無しな
小規模農家 補助金無しじゃたんぼは提供できないよ、たんぼの貸借料は大規模農家から貰うの?どうすんの?
大規模農家 採算にあわない麦や大豆の栽培で土地の貸借料は払えないよ、暴落覚悟で大規模に米を作るしかないのか?
今までの情報だけだと、転作制度が崩壊しそうな気がするのは私だけか?
まあとにかく、戸別所得補償制度の詳細が公表されないと論評のしようがないのだけれど
農産物値下がり前提の保証金制度や、予算の規模からいっても単純に農家にお金を配る制度ではないよな
若者含めて労働者を農業へと流す水路が確立できれば、普通に農業が復興するでしょうね。そしてこういう補助金の付け方はその他社会保障にも応用できる可能性を秘めているとぼんやりと考えています。
以下 アニメ感想
「秘密結社鷹の爪カウントダウン」第4話
なんという島根アピール番組。サントリーより島根県にスポンサーについてもらえばいいじゃんw
「真・恋姫†無双」第4話・「クイーンズブレイド」第4話・「バッカーノ!」第3話
早送り視聴。