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或いは共生新党残党が棲まう地

217 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/04/11(土) 15:00:24 ID:bE24kWf4
先進国の最新合計特殊出生率(2006~2008年)

-2.10 アメリカ2.11(北米) ニュージーランド2.10(オセアニア)
-2.05 アイスランド2.07(北欧)
-2.00 フランス2.02(西欧) アイルランド2.00(西欧)
-1.95 イギリス1.96(西欧)
-1.90 オーストラリア1.92(オセアニア) スウェーデン1.92(北欧) ノルウェー1.91(北欧)
-1.85 フィンランド1.84(北欧)
-1.75 オランダ1.73(西欧)
-1.70 ルクセンブルク1.68(西欧)
-1.65 ベルギー1.65(西欧)
-1.60 カナダ1.59(北米)
-1.55 欧州平均1.55
↓-------------年寄りまみれになりながら死んでいく国々-------------↓              
-1.40 スイス1.41(中欧) イタリア1.40 スペイン1.39
-1.35 ドイツ1.37(中欧) ギリシャ1.36(南欧)
-1.32 日本1.32(極東)
-1.30 シンガポール1.29(東南アジア・NIES)
-1.25 韓国1.26(極東・NIES)
-1.20
-1.15
-1.10 台湾1.11(極東・NIES)
-1.05 東京都1.05
-1.00
-0.90 香港0.92(極東・NIES)


2008-09-14 はアメリカの出生率の人種内訳。あとはダメリカ宗教右派を題材に政教分離について(またダーウィン映画が迫害受けているみたいで)。大統領選には敗れたもののマケイン議員は医療改革問題で意気軒昂みたいですね。


【静かな有事】第1部少子化…崩れる社会(5完)放置され続けた危機
>「来年のことを言えば鬼が笑う」-というが、労働力人口(15歳以上の就業者と求職者)の場合、20年先までほぼ見通せる。今年生まれの子供の多くが20年後までに就労時期を迎えることを考えると、平成42(2030)年までの労働力人口は「既に生まれた世代」で構成されることになるからだ。2030年は未来ではなく「現在」なのである。
厚生労働省の推計では2030年の労働力人口は、女性や高齢者などの就労が進まない限り、現在より約1070万人減の5584万人となる。問題は2030年以降だ。このまま少子化が続けば、最悪シナリオでは2050年に現在の3分の2弱まで落ち込む


人口動態ほど容易に想像できる未来(の前提条件)はないのに、あまり真剣に議論されないよね。たかだか民主党の子ども手当で大騒ぎだし、むしろ後ろ向きの「限界集落」から争点を立脚した方が良いのかもしれない。


>政府が思い切った手を打てないでいるうちに、少子化に歯止めをかけるための“持ち時間”は容赦なく減り続けている。専門家の中には「もう間に合わない。外国人労働者に頼るか、人口減を前提に社会を作り替える段階にきた」と口にする人さえ出始めた


図らずも私が延々と言い続けてきたことと、今更ながら産経が拾ってきた専門家の言説が一致。今まで保守・愛国のマスメディアが積極的に論陣を張ってきた「急増」する外国人犯罪だとか、「共産フェミの日本を壊す」男女共同参画社会基本法とか「」の中身の真偽でピーチクパーチクひっかかっている場合じゃないみみっちい話だとようやく気付いたの?「人口動態」の在り方こそ国力そのものじゃないのかと。


>自治体でも独自の動きが出ている。人口約4000人の長野県下條(しもじょう)村は対策が実を結び一躍有名になった。アイデアマンの伊藤喜平(きへい)村長が打ち出したのが賃料格安の村営住宅だ。1997年から建設が始まり、入居条件は「子供がいる」か「結婚する若者」。2LDKで月3万6000円は隣接の飯田市の半分程度。いまや入居待ちの状況だ。2007年の出生率は2.12を記録した。一時は578人に減った14歳以下人口が、2008年には723人にまで回復した。小学校の教室が不足し、図工室を臨時で教室にするうれしい誤算も生じた。数年前には初のコンビニが誕生、電器部品工場進出が決まるなど相乗効果も出ている。財源は徹底した財政の効率化で捻出した。役場職員を限界まで削減し、道路工事は村民自らが行う。下條村の成功は、若者への経済支援の有効性とともに、政策の「選択と集中」の重要さを示している。


産経が何をトチ狂ったか民主党応援しているのかどうかおいておいても、故黒川党首が説かれた住宅政策が社会福祉として大事だということがよ~くわかります。


>内閣府が1月に行った調査では、低出生率が続くことにより将来に危機を感じる人が83%に上っている。政府は日本の存亡をかけた“最後の勝負”に、どう挑むのか。われわれに残された時間は少ない。(MSN産経 2009.7.4 17:21)


安心・安全なんていって貴重な資源(人・もの・金…そして何より時間)を数年間、治安問題(や環境問題)にあたら浪費したことが悔やまれます。


フランスの出生率、またも上昇 差別なき子供重視が国を富ます
>先週のインターネット版「Le Figaro」に、「フランスの出生率、また上昇」のニュースが載っていた。2008年の出生は、前年比で1.2%増の伸びを示し、これでフランスの女性1人当たりの子供の数は、約2.07人に達するというものだ。


フランス、アメリカの人口政策は同じ先進国として何度でも参照しなければならないところ(結果、真似るかどうかの選択はまた別としても)。


>まず、結婚の形態を取らないカップルの間に生まれた子供の比率は、51.6%。つまりフランスで生まれる子どもの半数以上が婚外子ということになる。資料によれば、1901年の8.7%からスタートし、60年代は6%前後で推移するが、79年に10%を超えてからは年々増え続け、2007年には50%を上回っている。これには、フランスで一般化している事実婚が多分に関係している。つまり法的に結婚という形を取らずに共同生活を続けるカップルが多いということに加えて、1999年に設定されたPACS(民事連帯契約法)によって、異性あるいは同性のカップルが、同棲以上結婚未満の法的権利を保障されたことも大きい。


子どもを産むということの敷居を下げるには、入り口としての婚姻制度(税制改正)から始まり、育児手当や育児休暇や育児施設など社会福祉の分野の充実へと進むわけです。

>さらに、2008年生まれの子供の12.7%は、親のいずれかが外国人。6.9%が両親ともが外国人となっている。つまり、子供5人のうち1人は、外国人を親に持つということ。この数字も年々増加傾向にある。


この外国人の多産性についてはこれまでも記した通り。ただし、注意すべきは短期的に入れればいいというものではないということは何度でも記しておきましょう。


●母親の年齢
20歳未満:2%、20~24歳:13.7%、
25~29歳:31.6%、30~34歳:31.1%、
35~39歳:17.1%、40~44歳:4%、
45~49歳:0.2%、50歳以上:0.01%


●父親の年齢
20歳未満:0.5%、20~24歳:7%、
25~29歳:22.9%、30~34歳:31.8%、
35~39歳:22.9%、40~44歳:9.5%、
45~49歳:3.2%、50~54歳:1%、55~59歳:0.4%、60歳以上:0.1%

(JBPress2009年09月01日(Tue) 鈴木 春恵)


この記事では三本柱の一つとして高齢女性の出産をあげていますが、これ自体は日本でも同様でしょう。ここでの潜在的な課題は医療訴訟となるでしょうか。エビデンスベースドメディスン(EBM)→ジャッジメントベースドメディスン(JBM)としてとりあえず帝王切開のような状態では二人目、三人目と産もうとは思えないでしょう。


米 貧困層4000万人に増加
>アメリカ商務省の統計局が10日に発表したものです。それによりますと、アメリカ政府が「貧困層」として分類している、4人家族で年収がおよそ2万2000ドル、日本円で200万円に満たないなど、収入が一定の額を下回る層は、去年、前の年からおよそ250万人増えて3980万人に達しました。これは、国民の8人に1人以上にあたり、15年ぶりに高い水準だということです。また、景気の低迷でアメリカ人の平均年収も落ち込み、去年の平均年収は、前の年より日本円でおよそ17万円下がり、およそ460万円となっています。一方、貧困層に分類される割合は人種によって大きな差があり、白人が8%余りにとどまっているのに対して、黒人では25%近くに上っています。(NHKニュース 9月11日 6時56分)


景気の悪化は万病の基です。またアメリカの平均値の場合は外れ値がより平均を歪めているのは確実なので一般的にはもっと悲惨でしょうし、そこに人種問題が濃厚に絡み合っていると。人種差別というあからさまなこともあるし、単純に言語の壁だったり、移民国家がその人口ピラミッドの修正とともに立ち向かわざるをえない宿命と。初めに戻るならば、少なくとも景気維持をしておくということは普通に全国民のコンセンサスを得られるその宿命に対する回答のひとつです。



アメリカが育てた蛇頭の密航ビジネス
>天安門事件後、ブッシュはアメリカを目指すほとんどの中国人に門戸を開く政策を採った。ある調査によると、蛇頭のビジネス規模は90年代初頭に年間32億ドルまで成長したという。
クリントン政権は米国移民帰化局(IRS)の予算を倍増させ、96年の移民改革法案を承認した。しかし、手遅れだった。その時までに、アメリカは移民にまつわる多くの問題をかかえてしまっていた。亡命者の収容所が満杯になった一方で、ピンのような蛇頭がビジネスを成長させていた。(NEWSWEEK 2009年07月21日(火)18時13分)


アメリカはもはやアジア系移民がどうこうというのは大した問題ではなくて、白人がマイノリティにヒスパニックのレコンキスタの前に転落する日をどう迎えるかということに懸かっています。もちろん、新たなマジョリティのヒスパニックが既得権をもってして閉鎖的な社会を形成する可能性もありますが。


北朝鮮、870万人が飢餓に直面 国連報告
>国連人権理事会は4日までに、北朝鮮の人権状況に関する年次報告書を国連総会に提出し、当局による極めて深刻な人権侵害が日常化していると指摘。さらに、食糧不足にさらされている国民は約870万人に上ると推定。国際援助機関からの支援を拒否している現状を改め、早急に改善措置をとるよう北朝鮮に促した。(MSN産経 2009.9.5 10:27)


日本は隣国にいつ移民(難民)が溢れてもおかしくない状態であるということを認識すべき。陸続きで北にも同胞民族が分布し、南にも同族国家が存在しているのでともかくですが、北はいざとなったらば普通に国境を閉鎖するでしょうし、南は腐海に呑み込まれてそのまま一緒に海を超えてなだれ込んでくるという事態は十分に想像できるでしょう。私は生かさず殺さず(むしろ少しずつ減少を祈る)程度の援助は日中韓三国の国益に叶うのではないかと思います。悪政という内在要因で減っていくという自滅を続けてくれるのは望むところですが急激な飢餓は危険です。一時の移民増加は人口問題の先送りにしかなりません。

60 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/05(土) 21:32:46 ID:NfPcR/3s0
初心者がシミュレーションゲームで予算を全部軍事に回したら飢餓が発生するだろうけど
リアルでやってる馬鹿は珍しい


210 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/05(土) 23:10:32 ID:FnH/kH7j0
>畑は?田んぼは?

既出だがオヤジの金日成が「主体農法」というのを農業ド素人のくせに国家指導者の権威を振りかざして
国民に押し付けたから、それに反した本当に有効な農業ができなくなっているらしい。

有名なのは田んぼに苗をびっしりと密集して植える。
そうすれば秋に米の収穫量が上がるだろうという小学生レベルの思いつき。
大量の苗が田んぼの養分を食ってみんな共倒れ。


219 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/05(土) 23:22:32 ID:FnH/kH7j0
段々畑農法ってのもあったな。

「山に無駄に木が生えている。あれを全部段々畑にすれば食糧増産ができる」

結果は言うまでもない。
保水効果ゼロになった山の斜面に雨が降るたび激流ができて洪水がしょっちゅう。
段々畑自体も全部流される。これは今なお北朝鮮全土の河川に相当深刻な悪影響を与えているそうな。


349 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/06(日) 00:43:30 ID:5IM3wnGb0
870/2000=0.435。43.5%の飢餓でも何も起こらないとは。


宗主国の中国さまが絶妙の援助と、国境沿いの軍備増強というコントロールを続けていると見ています。


以下 アニメ感想
「涼宮ハルヒの憂鬱」第24話

ハルヒ新作終了。来週からのほうが純粋に楽しめそうだ。


「CANAAN」第11話

壮絶な展開にちょっと息を呑んだ。狂気と愛の狭間の最期は美しかった。


移民の時代/フランソワ エラン
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▲昨年のベスト10書籍として、何度も参照 させていただきましたが、少子化問題についてまずは何より専門家たる人口学者の意見を聴かずしてどうすると思わざるをえない一冊です。