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法改正は、個別のトピックを前にした時、しばしば手遅れとなる。ダム開発から「この」渓谷を、重機から「この」森を守るためには、立法は往々にして間に合わない。「上からの」立法による改革が構造的に微温的なものに留まる一方で、個別の環境問題が置かれている事態の急迫性は上昇し、法と不正の矛盾はますます深まっていく。「非暴力」と「直接行動」を原理とする市民的不服従の概念が、環境問題に関して要請されるのは、こうした場面においてである。
浜野喬士「エコ・テロリズム」
2008-07-07 は気が向いたときの体育会系犯罪集積用エントリー
中西準子教授 雑感481-2009.6.30「偉い人の人事を私が潰したの? -世にも不思議な話-」
>そもそも、リスク評価をすべきという私の主張に対し、所謂市民派の学者達は、二つのことを言っていた。ひとつは、データがなくてリスク評価ができない、そもそも、プリオンが原因というのも正しいかどうか分からない、だから、判断は国民に委ねるべきだという考え。もう一つは、ゼロリスク論で、危なさがあるから絶対ダメ。この二つが入り交じって、市民派の意見が形成されていた。リスク評価すべきだが、その姿勢が問題などという主張は当時聞いたこともなかった。
「そもそも」という言葉を多用されていることからも分かるように、中西先生をもってしてもさすがに何が何やらどこから反論したらいいのかわからなかった模様というかどう見ても怒ってる。
>輸入再開で危険なことが起きている、だから反省せよ、だから任命できない、ならまだ分かる。しかし、何も問題は起きず、むしろ、米国産牛肉への信頼度は大きくなっている。それでも、今回反対された方達は、米国産牛肉の輸入をやめるべきだと思っているのだろうか。そこが聞きたいところである。
メモした 松永和紀さんのエントリーでもそうだけれど、そこは誰も指摘していないのですよね。ちょうどタイムリーに保険(簡保保険)と牛肉(輸入自由化)についてダメリカから配慮を求められているようですが。
サンチュ、洗えば使い回しOK 韓国、処罰化で例外基準
>保健福祉家族省によると、いったん客に出した食材を再使用した場合、営業停止や店舗閉鎖、3年以下の懲役などの刑罰も科せるように関連法を改正した。一方で、「衛生や安全に問題がないと判断できる」三つの場合を認めた。まず「原形が保たれ、洗ってすぐ使用できる場合」で、サンチュやエゴマの葉、ミニトマト、ブドウが挙げられた。さらに、「皮や殻をむかず、他の物と直接触れていない場合」(ウズラの卵など)、「容器に入れ客が食べる分だけ取る場合」(キムチなど)も例外として認められた。(朝日新聞 2009年7月6日14時48分)
韓国では定食だと無料の惣菜がいっぱいつくのが当然なんですか羨ましい。日本でもご飯や汁物のおかわり無料のところはちらほら見かけますが、惣菜だと紅しょうが、生卵、ふりかけぐらい?日本でもパセリとか普通に使い回しはありそうな気がします。
50 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/06(月) 16:56:16 ID:wUmCq2wF
野菜の人口1人当たり年間供給量(kg)
http://www.dataranking.com/table.cgi?LG=j&TP=fo01-3&RG=1
1 ギリシャ 271.9
2 韓国 229.5
3 トルコ 228.9
4 ポルトガル 187.5
5 イタリア 177.9
6 スペイン 154.2
7 ニュージーランド 142.0
8 ベルギー 140.4
8 ルクセンブルク 140.4
10 フランス 129.9
11 アメリカ合衆国 124.5
12 カナダ 120.8
13 ポーランド 119.2
14 ハンガリー 110.8
15 日本 110.5
16 デンマーク 99.8
17 オーストリア 97.9
18 オーストラリア 97.2
19 スイス 93.1
20 ドイツ 92.7
21 オランダ 89.7
22 イギリス 89.5
日本少ないんだな
Σ(‾ロ‾lll) ガビーン肥満大国ダメリカに日本が負けているとは(もしかして海藻はおやつに含まれませんか?)
51 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/06(月) 16:56:44 ID:d4QGVhsJ
食い物屋でバイトすると、外食できなくなるな。
73 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/06(月) 17:24:52 ID:Sc7iyRtm
日本の焼き肉は日本式焼き肉。韓国に行ったらわかるけどあっちの焼き肉はタレに漬け込んでから焼くのが普通で肉も牛肉じゃなくて豚肉が多い。
そして調理場の床に肉の塊を叩きつけてやわらかくする
最後、自重www
195 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/07(火) 16:27:20 ID:d29crFD8
チェーンのようなアルバイトの多いところは比較的安全だと思う。人の口に戸は立てられぬ。
しかし、個人経営は危い。
そうかもね。再利用がそのまま利益に直結するしね。
水産総研 年内にもゲノム解読 養殖クロマグロ、お手軽に
>独立行政法人の水産総合研究センターは、世界初となるクロマグロのゲノム(全遺伝情報)解読を年内に終える見通しだ。解読により病気に強く、成長の早い品種を10年以内に開発して養殖の拡大を後押しする。
つい先日、サバなどの遺伝子と組み合わせるとかニュースでお目にかかりました。
>クロマグロは乱獲による減少を受け、世界各国が漁獲を規制している。日本の漁業者は代わりに養殖を進め、2008年の国内生産量は約8000トン。約3万トンとされる国内消費量の一角を占めるようになった。
蓄養だと結局鰻と同じで稚魚をどこかで採ってこなければいけませんからね。そして嬉しいのは養殖のほうがむしろトロようは脂が乗っている傾向があることらしい。
>中国がカキのゲノムを解読するなど水産物での競争が各国で始まっているとして、同センターはクロマグロを解読の第1号に選んだ。東大、九大と共同で4月から最先端の機器を使って解読を始め、既に50~60%を達成。ゲノムを活用して開発した品種は特許を取得し、海外への流出を防ぐとしている。(FujiSankei business i2009/7/6)
次は鰻、鯨かな?
15 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/06(月) 13:00:26 ID:Y+sMwgua
これって遺伝子組み換え作物と同じじゃないの?
考えたら変だよね。植物では大騒ぎして、動物では平気なの?
環境保護派というかエコというか、そういう人たちって、好みとか気分だけで運動してるのかなw
確かにそういえばそうだw
28 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/06(月) 19:35:00 ID:K3aWQ4Fx
食物連鎖の上位種を増やしてもエサは有限
牛の飼育と同じことになるのかな。海洋資源にも限界あるし、鯖や鰯も養殖しないといけない。
バナナ:輸入量激増 ダイエット需要で08年は過去最高
>財務省貿易統計によると、08年のバナナ輸入量は前年比12.6%増の109万トンと、過去最高を記録した。1本150グラム換算で1人当たり約56本を食べた計算だ。輸入を手がける住商フルーツは「昨年以降、メディアで『朝バナナダイエット』が取り上げられ、一時はスーパー店頭で品薄が続いたほど話題になったのが最大の要因。そのブームが落ち着いても、バナナを食べることが習慣化した人が多いのではないか」と話す。
私はそもそもフルーツがそんなに好きではないのであまり食べませんが、むか~し受験した際の朝食はエネルギー変換効率が即効性があって高いとか云々で食べました(ちなみに昼はカツ丼…ベタすぎる)。
>バナナの消費は、今年に入っても伸び続けている。日本バナナ輸入組合によると、1~5月の輸入量は、前年同期比3割増を記録した。住商フルーツは「09年の輸入量が08年を上回るのはほぼ確実」と話す。人気の最大の理由は価格の安さだ。一般的なバナナは、スーパーで1袋4~5本入りが100~150円で、1年を通じて売られている。バナナ輸入首位のドールは「核家族や共働き世帯が増え、包丁で皮をむいたり、一度で食べきれない果物が敬遠される傾向にある半面、1本で満腹になるバナナが受け入れられたのでは」と分析する。
原因は①ダイエット、②価格、③調理法の容易さということですね。それぞれ納得できる理由ですけれど、最後の核家族とか共働き~という前段は余計な気がする。
>他の果物は軒並み苦戦している。総務省の家計調査では、08年の1世帯当たり生鮮果物支出額は3万6117円で前年比3%減少。00年からは15%も減った。かつて年間購入数量が首位だったミカンは、08年に4.6%減、リンゴとイチゴはそれぞれ7.7%減、1.7%減だった。バナナの支出額は前年比25%増の4940円と「独り勝ち」だ。(毎日新聞 2009年7月6日 18時19分)
バナナが7.3%も占めると。日本人と言えばみかんというイメージだったのですが、そのうちバナナになってしまうのか。「バナナと日本人」それこそドールが日本の耕作放棄地などに参入してきたこともあり続刊が必要になるかも。
米国人の肥満傾向は拡大、「だがまだ希望はある」 米報告書
>全米各州の肥満率を集計しているNPO法人、Trust for America's Healthとともにこの報告書をまとめたロバート・ウッド・ジョンソン財団のジェームズ・マークス氏は、「米国の医療費を抑制するうえで肥満は非常に重要な要素だ」と指摘する。体重を身長の2乗で割ったBMI指数で30超える人は肥満とされ、高血圧や糖尿病、心臓病のリスクが高まることが知られている。報告書は2030年までに米国の医療費の6分の1が、肥満関連の疾病に費やされるおそれがあるとしている。
日本のメタボ狂騒曲は異常と何度も皮肉をメモしていますが、ダメリカのメタボ対策は正常というかやらないと国が滅びかねないところまできています。
>報告書によると成人の肥満率が25%を超えたのは全米50州のうち31州に上った。成人の肥満率が20%を下回ったのはコロラド州だけだったが、そこでも08年の肥満率は前年を上回った。最も肥満率が高かったのは南部ミシシッピ州で成人の32%以上、10-17歳では驚くべきことに44%が肥満だった。同州は全米で最も経済的に貧しい州とされており、貧困と肥満の関連があらためて示された形だ。現在米国に暮らす子どもたちは史上初めて、親の世代よりも短命な世代になる恐れがあるとマークス氏らは警告している。【7月4日 AFP】
貧困は肥満とも関連性ありとはメモしてきましたが、ダメリカのように全土でおしなべて肥満率が高いと、じゃあコロラド州は州として最も裕福あるいは貧困層が少ないのかという話になってしまう。単純に肥満と経済状況を家計単位で見た方がよさげ。そしてダメリカでは普通に貧困率は高いわけですし(同じく高くなってきたはずの日本で肥満率が上がらないのは、日本食のおかげ=母親、食い意地、厚労省となるのかな)。遺伝要因は先進諸国における肥満率の上昇を説明しないでしょうし。
飢餓人口10億人突破も、過去最悪に FAO発表
>国連食糧農業機関(FAO)によると、経済危機によって途上国への投資が08年比で32%減少するほか、途上国援助(ODA)も約25%減少するという。また新興国の需要急増や、穀物市場への投機的資金の流入、バイオ燃料への転用拡大などを背景に急騰した食糧価格は、08年前半のピーク時と比べ下がったものの、06年に比べまだ24%も高い。地域別では、アジア・太平洋地域が6億4200万人、サハラ以南アフリカが2億6500万人、中南米5300万人となっている。(朝日新聞 2009年6月20日1時23分)
行き場を失っている投機資金が原材料(原油)に戻りはじめたように、食糧にも戻ってくるのは時間の問題でしょう。さらに現在世界中で金融緩和しているのですから、資金自体はどんどんだぶついてくるでしょうし。
恐るべしブラックバス 2週間で池の生物3分の1食べる
>生態系に悪影響を与える特定外来生物に指定されているブラックバスが、短期間でため池の水生生物を大量に捕食してしまうという調査結果を、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団(栗原市)と宮城大食産業学部農村生態工学研究室がまとめた。水槽ではなく野外でこのようなデータが得られたのは全国でも初という。
ただ、結局タナゴやらエビ類は人間様がほとんど直接食べないわけですから、食糧資源としての活用を考えた場合上位種を一つ挟む必要があろうと思います。それこそブラックバスを美味しく調理出来る、美味しい魚というコンセンサスが得られれば話は全く別なような気がします。
>それによると、県北のあるため池で昨夏、堤が崩落して外部の水路からバスが侵入したケースがあった。侵入から13日後にバスを駆除し、82匹を捕獲。これらの胃の中から1匹あたり平均3匹の水生生物が出てきたという。これをもとにバスが13日間に捕食した生物の総数を計算したところ、タナゴ1687匹、ハゼ科のトウヨシノボリ400匹、エビ類718匹、アメリカザリガニ267匹の計3072匹と推定。ため池に生息する生物約9千匹の3分の1が一気に消滅したことがわかった。(朝日新聞 2009年6月20日7時50分)
むしろ外部の水路にどれだけバスが棲息していたのかが気になる。ちょっと崩落しただけでそんなに侵入してくるのは異常じゃない?それだけバスがうようよしているということは水路には生物いなくなっているの?
川に戻すの待った!そのオオサンショウウオ外来種かも
>6月30日早朝。京都市北区の賀茂川沿いで「路上にオオサンショウウオがいる」と110番通報があった。体長約1メートル、重さ約9キロ。京都府警の北署員が「天然記念物が車にひかれてはいけない」と2人がかりで保護し、約5時間後、数キロ上流で放した。
トキと違ってオオサンショウウオは絶滅せずに済みそうです。めでたい、めでたいというニュースかと思ったら…。
>ところが、このオオサンショウウオに、固有種でない疑いが出てきた。「目が飛び出ており固有種でない可能性が高い」。写真を見た京都大学大学院の松井正文教授(動物系統分類学)はチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種だった可能性を指摘する。実は賀茂川では06年、ペット用などとして持ち込まれた外来種が繁殖しているのが確認されていた。松井教授によると、08年9月までに遺伝子を分析した111匹のうち、13%が外来種、44%が固有種との交雑種だった。特に幼生では71%が交雑種で、固有種が駆逐されつつある状況が明らかになった。(朝日新聞 2009年7月6日7時32分)
自然に交雑できたということは近接種であって、そこはおおらかに見てもいいんじゃない?外来種の胃の中から固有種が出てきたのと違って交雑しているなら。もちろん生態系として今更オオサンショウウオは要らないということなら別だけれど。
121 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/07/06(月) 20:22:51 ID:XXGGdctt0
うちの集落では30~40年くらい前まで「ハダカス」と呼んで普通に喰っていた。
火を通すと鳥肉のササミみたいで、貧しい山村では貴重なタンパク源だった。
肉が普通に買える今では、もちろん食べない。
132 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/07/07(火) 06:52:53 ID:o1xtd35p0
魯山人の本に、サンショウウオを料理する話が出てるね。料理するときに山椒の匂いがするらしい。
それと、かなり煮込まないと硬いけどおいしいそうだ。食ってみたい。
私ももちろん未経験、ちょっと興味惹かれます。
156 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/07/07(火) 19:37:04 ID:Bs8EepRC0
ペットとして飼われていた奴ならアメリカオオサンショウオ(ヘルベンダー)かもしんね
157 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/07/07(火) 19:41:26 ID:wNyOfcZ60
英語ではサラマンダーなんだが、これがどーして火を吐く魔獣に見えたのか
中世ヨーロッパ人のファンタジー脳はわからん
158 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/07/07(火) 20:17:55 ID:9AKU79hh0
>>157
その匂いやら、種類によっては粘膜が人の皮膚につくと焼けるように痛くなるものがいたりする。
そこから「火を噴く」連想に至ったんじゃね?
なんか納得。
おたまはんプレミアムラベル 出荷数200万本を突破
>「おたまはん」は、地元醸造の特注しょうゆをベースに開発し、2002年から発売した。みりん多めで甘口の「関西風」と甘さ控えめの「関東風」がある。150ミリリットル入り、価格は315円(消費税込み)。発売から最初の3年は年数万本だったが、05年秋に開催した「日本たまごかけごはんシンポジウム」を機にブームとなり、都会地を中心に同年は45万本、06年には50万本を売り上げた。(山陰中央新報 '09/07/01)
ご当地グルメというか、地産地消でないのがいい。そして「たまごかけごはん」は本も出たりして密かにブームになっているとこのニュース関連で始めて知りました。
14 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/07/03(金) 01:00:12 ID:7wqJkeoo
wikipediaの卵かけご飯の項目は無駄にスゴい
これ が本当に無駄に凄くて勉強になりましたwww
以下 アニメ感想
「懺・さよなら絶望先生」第1話
春の風物詩のキヨハラネタは微妙に賞味期限切れw 時事ネタをどっちゃり扱っている強みであり弱みですね。ただ、普通に社会時評として普遍性をもった批判を展開しているので本質的な部分で決して色褪せないでしょうが。今期も超絶期待しています。
「うみねこのなく頃に」第1話
絵コンテ;藤原良二
ひぐらしについては、その推理ゲームを熱心にやったわけですけれど(これ とか、これ とか)。結局、その収束までつきあった挙句の失望感たるや(これ とかこれ )…で本作は未プレイ。とりあえず視聴しますけれど、どうせまともに推理しても仕方のない超能力とか魔法とか神様とかで説明でしょぐらいの気持ちで軽く見る予定。
「07-GHOST」第13話
ふつー。
「戦場のヴァルキュリア」第14話
密かにファンだった眼鏡将軍戦死(´・ω・`) なんであんな簡単に軍隊が小隊レベルのそれも銀髪の魔女と違って一般人レベルの戦闘力集団に一方的に押されて負けてしまうんだ???
動物を巡る概念のイデオロギー的枠組みが、人間の側の「義務」ではなく、動物に内在する「権利」に変化した、ということである。イデオロギーの概念軸が、「義務」から「権利」へ進展していくのと同時に、以下で見る十九世紀の動物愛護運動がもっていたような「上からの」社会改良・啓蒙という性格は失われ、それに代わり「下からの」直接行動・大衆的運動という性格が全面に出てくる。もし動物が人間と同じような「権利」の主体となり得るとしたら、事態は文字通り革命的なものとなる。動物の虐待は児童の精神の健全な発達に悪影響をもたらす、ゆえに労りと哀れみの心をもたせることは義務である、といったあくまで人間を中心とした語りは、もはや完全に過去のものになる。
浜野喬士「エコ・テロリズム」
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- ▲後書きで自嘲気味に思想・哲学の領域について書かれていますが、このように歴史的事実を拾い、その背景の思想の連環、変化を詳らかにし整理整頓する仕事には素直に感嘆させられます。ひとつひとつのトピックについて「環境原理主義者」を揶揄するメモを続けていますが、当著を読ませていただきもっと大きな絵図面で腑に落ちました。新書としてこのような著作に出会えることは本当に幸せとしか言いようがない。