中西教授にお褒めいただいたヽ(‘ ∇‘ )ノ ワーイ~お金→命→トリアージ~ | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

超高齢社会で介護を維持していくためには何かを犠牲にしなければならない時代がすぐそこまできています。構造改革ばやりの昨今、企業は不要になった部門を切り捨て、効率アップを余儀なくされています。情やしがらみで成績の悪い部署や職員を温存していたのでは、全体の体力が落ちて倒産してしまいます。「Aケア」を身体のリストラと考えることはできないでしょうか。長年、働いてくれた手足を切断するのは、忠実な社員を解雇するのに等しい痛みを伴うでしょう。しかし、そうしなければ会社が倒産してしまうように、お年寄りも介護者も共倒れになってしまいます。


                                      久坂部羊「廃用身」


2008-04-25 は、内需抹殺を推し進める売国奴ども、加えて「ヴァンパイア効果」は非正規雇用全般について拡張して考えられるかと。

  ∧,,∧    
 ( ・ω・) 
  /つ旦)~  
        ジャー   ____
      ∧_,,∧   /__ o、 |、
      ( ´・ω・)ノ .ii .| ・. \ノ
      / o   c(⌒ア   |
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ∧_,,∧    
      (´・ω・`) _。_          
      /  J つc(__アi! < トポトポ 
      しー-J     旦~
    _, ._
  ( ゚ Д゚)
  ( つ旦O
  と_)_)
    _, ._ 
  ( ゚ Д゚)   ガシャ
  ( つ O. __
  と_)_) (__()、;.o:。   
          ゚*・:.。

先月メモメモした備忘録 がなんと畏れ多くも中西教授のお耳に入っただけでなく、わざわざ取り上げて いただいてしまいました(それもお褒めの言葉まであずかってしまい恥ずかしい)。本当に尊敬している御方にこのような言葉をいただけると、普段ちょっぴりクールぶっているつもり(なんです)の私でも素直に「オメガ嬉しい!」と書いておきます。まさに講演会の質疑応答で中西教授が聴衆に呼びかけていた如く、これからも思うところをブログという世界に拓かれた地平で地道にメモという名の「世界の片隅で呪詛を叫ぶ」を続けていく所存でありんす。



「トリアージ」進まぬ周知 災害、事故時の治療優先順位付け 医師「人命救助 協力を」
>「選別」を意味するトリアージは、医師たちが負傷者を救命不可能の「黒」、緊急を要する「赤」、治療を遅らせても影響がない「黄」、緊急処置が不要な「緑」に色分けし、札を付ける。効率よく、多くの命を救うための取り組みだ。


中西教授 雑感471-2009.4.21「お金とは何か?」 に通じますが、つまり資源(お金・人的資源etc)は有限であるということ。そして脱線になりますがこういう災害時の緊急事態だけではなく、実は平時における政治も同様にトリアージを常に迫られていると。治安「問題」だとか環境「問題」に批判的ニュースを落穂拾いしている意味でもあります(逆に言えば真実問題だと思っている問題と並列してね)。


>大分市の南日本造船大在工場での1月の事故。大分三愛メディカルセンター(同市)の玉井文洋医師は現場に急行、負傷者の搬送順位を決めるトリアージをした。死者2人と重軽傷者24人が次々と病院へ運ばれた。「ショックが大きすぎたのか、負傷者が叫ぶこともなく静かだった」。こう振り返る玉井医師だが、一方で、救急隊が「何で何もしないのか」と責められる声を聞いた。救急隊はトリアージで、死亡した男性に黒色の札を付けた。「黒」と判定されれば、医師たちは別の負傷者を診る。しかし、同僚がシートに寝かされたままの姿を見た作業員は「助かるやつを優先するんだ…」とやりきれない思いを口にした。


2年ほど前にコメント欄のやりとり でNHKのトリアージ特集について雑感を記させていただきましたが、誰が黒の判定を下したかという部分で匿名に逃げたくなってしまう医者を責めることが誰が出来ようかと。


>福岡沖地震では福岡市内の病院で行われたが、「緑」と判定された人が腹を立て、札をちぎり、再び判定を求めるケースもあった。判定に従わない負傷者が増えれば混乱は避けられず、市民への周知は欠かせない。だが、現状では医療者でさえ正確に理解していないこともあるという。


で、こういう人の中からどうせ医療訴訟に踏み切る人が出てきて泥沼、ぐだぐだになっていってしまうのか。ただ、それもまた国民の選択として結果的に人命の損失が増えても感情的損失という見えないものを加味すると致し方ないのかも、、、ね。

 

>大分県内の医療者や消防職員向けに毎月、学習会を開く玉井医師は、市民向けの啓発は今後の課題と指摘する。ただ「周知しすぎると、負傷者が重傷を装って『演技』する恐れもあって悩ましい」とも打ち明ける。(2009/03/21付 西日本新聞朝刊)


日本人に関してこの点は杞憂な気もしますが、実際に現場のスタッフが懸念しているということは実際問題あったのかなぁ。


13 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:16:53 ID:FdadCHgoO
こんな民度の低い国でトリアージ導入なんて無理無理。
医師も救急隊もさっさと逃げろ。
訴訟や報復の対象にされるぞ。


14 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:17:14 ID:hQ/nVM5BO
トリアージ間違ったら訴訟だろうしな


18 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:19:37 ID:FdadCHgoO
>>14
間違ってなくても(ry


(ノД`)シクシク


19 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:21:10 ID:qPPNRbNo0
ヒ素入りカレーの事件思い出した。自分も苦しいのに子供達や他の人を先に、と誘導し救急車に乗せて、自分は一番最後に運ばれて死亡した町内会長さん。


先日の、死刑判決について冤罪説も含めてあれこれ取り沙汰されているのを目にしましたが、これで無罪判決がでていようものなら地域社会がどうなったかというところは妄想していました。



37 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:36:44 ID:f7a6jLbm0
事故現場。
救急隊員がタグをつけて回っていた。
けが人に間違えて黒のタグをつけたところ、そのけが人は、
「おい、間違ってるじゃないか!」
と激怒した。
「ああ、済まなかった。」
救急隊員はそういうと、そいつの頭を銃で撃ち抜いた。


ブラックジョークですね。


50 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:51:57 ID:AwM9zMyO0
最近じゃ例の秋葉原下等事件で使われて馬鹿呼ばわりされてる。
秋葉原からだと どの二次三次救急病院だろうが大学だろうが救急車なら十分以内には到着出来る。
取り敢えずバイタルが300だろうが運び込んで処置すりゃ蘇った怪我人だって居たかもしれない。
そこで暢気にタグ付けてる暇が有ったら救急搬送先を必死に探した方が明らかに良かったはずだ。
サリン事件の時みたいに一気に大量の怪我人が出て、キャパシティの関係でどうにも身動き取れない場合にのみタグは有効だとは思うが助かる人間を見捨てる行為でもあるのだ、と認識すべきだと思う。



サリン事件については、先にメモさせていただきました が、東京大空襲の悔しさから野戦病院を作った日野原重明院長が全患者受け入れの上、トリアージに近いものを実施していること(軽症患者は礼拝堂にGo!)ということは覚えておきたいところ。


62 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 16:03:32 ID:e6loN/nG0
>>50
あれはひどかったね。
刺されてまだ意識があったにもかかわらず
トリアージミスのせいで救急車の中で1時間以上待機させられて
結局そのまま手遅れで死んでしまったらしいからな。


93 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 17:23:45 ID:JFPxpAHn0
>>50
あの事件での扱いは俺も疑念が残るよ
秋葉原連続殺傷事件は、確かにひどい事件だけど、被害者の数は三十人もいたっていない
しょせんは一人の阿呆が起こした事件だから、十人前後の被害者しかいなかった
それにも関わらず、トリアージまでやって搬送を遅らせる理由があったのか
とにかく救急車があいていないなら、パトカーで、それもあいていないならタクシーでも乗用車でも警察官が職務権限で止めて、さっさと被害者全員を搬送すれば良い話だった。
その程度の事が何故やらなかったのかとは思う。

地下鉄サリンや関西大震災と比較すれば小さな事件に過ぎない
たまに自動車事故でも似たようなレベルの被害はあるのにどうして出来なかったのかがわからんね


アキバ事件でトリアージが行われていたというのは恥ずかしながら知りませんでした。東浩紀だとか鈴木謙介なんかのアキバ事件をだしにした言説なんか追っている場合じゃなかったorz


104 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 17:33:53 ID:q9RAaxSL0
>>97
事故なのか事件なのか、けが人が20人なのか100人なのか、
ある程度の規模以上の惨事だと、とっさに判断するのは非常に難しい。
後から検証して今後に生かすのは重要だけど、後知恵で現場の人間を
いたずらに責め立てるのは誰の利益にもならないから注意が必要なんだよな。


現時点では何も分からないですが、そう思います。トリアージ自体が始まったばかりでまだなんら蓄積がないわけです。誰もが最初は新人であるという医療事故に纏わる問題は拡張して考えたいところ。


28 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:28:30 ID:f7a6jLbm0
つか、社会の役に立つ者の方を優先して助けた方がいい。
学歴トリアージを導入しようぜ。


29 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:30:06 ID:jKudjlyN0
>>28
パンデミックに関しては、そういうののランク付け済んでるよ。


映画の世界では登場済みですな。


57 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 15:56:54 ID:NuKOsDiqO
>>29
ワクチンについては、国家議員と大臣のランクを最下位にすべし

そうすれば国民全員にワクチンが行き渡るよう、国が必死になって対応するから


158 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 18:36:52 ID:w8Hvgpwc0
JR福知山線脱線事故が日本で本格的なトリアージが行われた最初だったと思う。
NHKスペシャルでやってたよね。あの時は阪神淡路大震災を経験した人がいたから対応できたのだと思う。
大地震以外でもあれ以上の大災害が発生する可能性を考えると優先順位を付けることは避けられないよ。僅か30秒程度で判定しないといけないなんで、普通の人でも耐えられないのに人の命を救うことを使命とする医者がよく耐えられると思う。


正しく、正しく!!!


228 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/21(土) 21:47:54 ID:OOfKremdO
ここで全員見ろ!とか言ってるやつは幻想水滸伝のキャラを全員同時に育てあげられるのか?


うっ、ほとんどのキャラ育ててません(主力注力するというエムブレマーなもので)。


318 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/22(日) 03:47:50 ID:w3b7fo1UO
トリアージの優先順位
・勇者>賢者=僧侶>魔法使い>武道家=戦士
まずはザオリク、ホイミ系が使える奴から回復!


320 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/22(日) 04:00:12 ID:NoO6Jw1+0
ホイミで治りそうな奴と、ベホマじゃなきゃ治りそうもない奴。
MPはホイミなら4回、ベホマなら1回しか使えない。
どうする?

ホイミで治りそうな奴を4人助けたほうが、ベホマで1人助けて
4人殺すよりはいいんじゃないか、と思うがどうか。


323 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/22(日) 04:09:47 ID:KQrWAy+mO
>320
この場合、MPを考えて
ベホマじゃないと助からない奴→黒
ホイミで治る奴→赤・黄・緑
ってこと?

もともとのMAXのHPにもよりそうだけど面白いね笑

もしMPがもっとあるなら
ベホマじゃないと助からない奴→赤
ホイミで治る奴→黄・緑
に変わると。


こういう分かりやすい題材に置き換えてそれこそ「命の教育」とか抽象的な道徳・倫理教育を行う前に教育現場で皆に考える機会を。


334 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2009/03/22(日) 09:06:53 ID:jMxXUPkq0
ミリタリーのtriageの話が少し出てるけど、米陸軍公式FPSの"America's Army"にMedic Trainingのコースがある。英語版のみ、PC用だけど無料だから驚くほどヒマな人はやってみたら。

一通り座学を受けたあと、模擬戦場でtriageしながらその場で治療。失敗して死亡判定が出た時点で失格。ただ、Medicにも受験資格があるけど(Basic Combat Traningをクリアしていること)

フィールドでの応急処置で区分は3つしかない。triって言うぐらいだし、それで良い。それもできないようなら後送もできないという考え方。退役軍人がたくさんいるアメリカならともかく、日本の民間には合わないよ



そうかもね…。ただ、結果的に不幸になるのは誰なのかということですが。


廃用身 (幻冬舎文庫)/久坂部 羊
¥630
Amazon.co.jp
▲私が久坂部医師に心を打ち抜かれた一冊(昨今の小説はいまいち毒が足りなさすぎでいまいちですが)。有限の医療資源をどう高齢社会において配分するかという問題は対しての猛毒の処方箋は決してフィクションとして看過できるものではない。