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〔FEDフォーカス〕FRB、積極的な資産買い入れで「失われた10年」回避へ
>連邦公開市場委員会(FOMC)は16日、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1.0%から過去最低の0─0.25%に引き下げ、景気後退に対応するため「利用可能なあらゆる手段」を活用すると表明した。
90年代の日本同様、デフレスパイラルのリスクを回避するため、政策を総動員する姿勢を打ち出したといえる。バーナンキ氏は2002年のFRB理事時代、経済学者ミルトン・フリードマンの言葉を引用し、デフレが起きた場合はヘリコプターから紙幣をばらまけばよいと発言した


この最悪の時代にリフレ派のドンたるバーナンキ氏がFRB議長という最高の要職にあったことこそが最大の幸運であったと歴史にページを刻まれますように(ー人ー)なむなむ


>FF金利を0─0.25%に引き下げたことで、FF金利は金融政策の主たる手段ではなくなり、今後は「公開市場操作をはじめとするFRBのバランスシートの規模を高水準に保つ手段」(FOMC声明)が政策の焦点になる。声明では(1)政府機関債、モーゲージ担保証券(MBS)の大量購入(2)家計や中小企業向けの与信を促す対策(3)長期国債買い入れの検討──といった非伝統的な政策を列挙。こうした対策は、FRB版の量的緩和と言える。


日本版量的緩和から拘束具が外されたまさにあるべきリフレ政策の初号機(古っ)遺憾なく本領が発揮できるのか、暴走するのか。


<日銀の量的緩和との違い>
>FEDウォッチャーは、FRBがこれまで実施してきた金利の変更を伴わない非伝統的な金融政策の多くを一括して量的緩和と呼んでいるが、FRB幹部は、日銀の量的緩和とFRBの政策の違いを強調している。
同幹部は16日遅く、記者団との電話会議で、FRBの政策はバランスシートの資産サイドに具体的な目標を設定するものではなく、証券の買い入れや融資を通じてモーゲージ市場やクレジット市場の状況改善を促すことが狙いだ、と説明。あくまで結果としてバランスシートが拡大するだけだと述べた。


金融史いえ違いますね、世界史にとって記念すべき1日となりました。ケインズの政策がきちんと受け入れられていれば第二次世界大戦を防げたと言われたのと逆にリフレ政策が第三次世界大戦を防いだとなってくれんことを。


>FRBが打ち出した一部の非伝統的な金融政策は、目詰まりを起こした銀行システムを飛び越して、個別の市場に直接資金を供給することに狙いがあると言える。ショーン教授は、日銀の量的緩和は金融機関の貸し出しを促すことが目的だったとし、FRBの政策はその点が「大きく違う」との見方を示した[シカゴ 16日 ロイター]


Economics Lovers Liveさま「リフレ政策ついに始まる」 に日銀の量的緩和との違いは端的に記されています。


米ゴールドマンの9─11月期、上場来初の赤字
>米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)が16日発表した第4・四半期(11月28日まで)決算は、9年前に上場して以来初の四半期ベースでの赤字となった。
純損失は21億2000万ドル(1株当たり4.97ドル)。前年同期は32億ドル(同7.01ドル)の利益で黒字額は過去最大だった。[ニューヨーク 16日 ロイター]


最後の勝ち組といわれたゴールドマンサックスも墜ちました。そしてこれから続々と金融機関の四半期決算発表が始まります(決算発表も年4回→2回発表に戻せばいいと思うのは私だけ?)。


米社債、値下がりに拍車 有力企業も調達難
>米金融市場で社債や証券化商品の値下がりに拍車がかかっている。急速な景気減速に伴い貸し倒れリスクの上昇が嫌気され、高利回り(ハイイールド)社債の平均利回りは20%以上に急上昇(価格は下落)


日本の信販・商工ファンド・消費者金融業界涙目というか垂涎の利率。


>ハイイールド社債は発行企業の格付けがBB格以下の社債で、信用力が低い。9月ごろから大幅に値崩れし、今年前半まで7%前後で推移していた平均的な利回りは最近では約22%に達する。格付けが「CCC」と特に低い社債はさらに価格下落が著しい。利回りは39%に広がったが、それでも買い手がつきにくい状態だ。(日経新聞 12.14)


むか~し、出資法の上限が40.004%だった時代もありました(遠い目)


ビッグ3:厳冬デトロイト 商店閉まりコックも解雇
>同州にはビッグ3の組み立て工場が計15カ所ある。自動車関連産業は、人口約1000万人のうち2割超が従事し、州内総生産(3666億ドル)の約1割を占めているだけに影響は大きい。ウォーレン市のあるマコーム郡は、自動車不況による来年の税収不足に備え、郡職員の約1割にあたる280人削減の検討に入った。


ますます治安が悪く なりそうですな。治安問題を考える上で、ココロ、ココロ言う連中がいかにどうでもいい存在かをしらしめる格好のサンプルになりそうだ。


>GMは7~9月期決算まで5四半期連続の赤字に沈み、債務超過は599億ドル(約5兆8000億円)。手元資金は162億ドル(約1兆6000億円)と3カ月で2割超減少、来年半ばには枯渇しかねない事態になった。3社は、米政府と議会に資金繰りのため金融支援を要請している。(毎日新聞 2008年11月29日 21時47分)


3ヶ月で2割減少ということは3ヶ月で4000億円が費えるということ。単純計算で今回上院で否決された100億ドル(GM分)でも7.5ヶ月の延命措置にしかなりません(これに車売り上げの減少分と、雇用者の待遇引き下げ・リストラ効果の綱引きが加わると)。


27 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2008/11/29(土) 22:27:20 ID:XpkAOQSQ0
ビッグ3が無くなったら、グーグルとか、マイクロソフトに就職すれば良いのに。


まさに竹中が建築・土木業界従事者に、再教育施してIT業界行けばいいとのたまったのと同じ皮肉。

36 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2008/11/29(土) 22:33:31 ID:J9ABnpXy0
ゾンビ企業は潰せと以前言われました。


42 名前:名無しさん@九周年 投稿日:2008/11/29(土) 22:35:48 ID:s27hMkye0
デトロイトってロボコップとシムシティの影響か犯罪都市のイメージが強いわ。スポーツへの情熱なら全米一らしいけど都市の規模のわりに娯楽が少ないのと街の明るい話題がそれしかないかららしい


めちゃくちゃ難易度の高いシムシティのキャンペーンシナリオが出来そうだw



壮絶リストラに追い込まれたソニー、2つの大誤算
>産業界全体で日増しに雇用情勢が悪化する中、ひときわ大きな衝撃が走った。ソニーが9日、収益力が低下しているエレクトロニクス事業の立て直し策として、世界で正社員8000人を含む約1万6000人の人員削減を発表したのだ。


これから書き入れ時の年末商戦を迎えるにあたって最大の広告ができましたね♪


>「膨大な投資が利益に結び付いているのか。それが疑問だ」。立て直し策の策定が本格化した10月末、中鉢良治社長はエレクトロニクス事業の主要社員を集めた定例会議でいらだちをあらわにした。


PS3のことかと思いきや…


>典型例が、基本技術の多くを自社で開発したブルーレイ・ディスク。


>08年度のブルーレイ出荷台数は期初計画から1割減に踏みとどまる見通し。だが、値下げで採算も悪化しており、部材見直しなどでコスト低減を図らなければ、09年度以降の事業黒字化は難しい


ブランド価値を自ら下げたわけですから、短期的利益はともかく中・長期でじわじわとダメージが。


高付加価値品が不振なのは、赤字の液晶テレビ事業でさらに深刻だ。後発の液晶テレビで世界トップシェアを狙うため、ソニーは08年度から10万円以下の低価格品をアジアのEMS(電子機器製造請負サービス)に積極的に生産委託してきた。だが、ここにも誤算が生じた。低価格品の投入で、内製している高付加価値品の売れ行きが鈍ってしまった。(週刊東洋経済 08/12/16 | 17:45)


ソニー株価 は正直ですね。ITバブルから株価はほぼ10分の1、それこそあてにならない格付指標の一つですが、目標株価として1000円なんてものもでてきましたからね。あとそろそろソレクトロンの正当な評価も出てきてほしいところ。


74 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/16(火) 21:48:31 ID:VmdIw9SQ
こうなると、移行コストの低さがウリだったHD-DVDを押したり、HD-DVD撤退後に当面はDVDだけで戦う宣言した東芝は、この分野については、けっこう見る目があったってことだな


その東芝も半導体事業の不振は想定外だったみたいですが。



80 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/16(火) 21:51:18 ID:4uP3LKbr
ソニー過去10年間連結純利益 

2008年  3694億円 
2007年  1263億円
2006年  1236億円
2005年  1638億円    
2004年   885億円
2003年  1155億円   
2002年  153億円  
2001年  168億円 
2000年   1218億円
1999年  1790億円
-------------------------------
合計  1兆3200億円 年平均1320億円


81 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/16(火) 21:51:40 ID:4uP3LKbr
パナソニック(旧松下電器産業)
2008年    2820億
2007年    2170億 
2006年    1540億     
2005年     584億   
2004年     421億  
2003年    ▲ 195億    
2002年    ▲4278億      
2001年     415億
2000年    1061億
1999年     135億
1998年     936億
1997年    1379億
1996年    ▲569億
-------------------------
total    6419億円  年平均493億円
http://panasonic.co.jp/ir/


83 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/16(火) 21:52:02 ID:4uP3LKbr
日立過去10年間連結純利益    

2008年  ▲581億円  
2007年  ▲327億円 
2006年    373億円
2005年    514億円
2004年    1588億円    
2003年    278億円
2002年  ▲4038億円   
2001年   1043億円  
2000年    169億円 
1999年   ▲3278億円      
-------------------------------
合計   ▲6487億円 年平均▲648億円


89 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/16(火) 21:53:24 ID:4uP3LKbr
http://www.neogaf.com/forum/showpost.php?p=3873812&postcount=1
FY     Sony     Nintendo    Microsoft
1998  974,000,000  629,000,000
1999  1,130,000,000  645,000,000
2000  730,000,000  421,000,000
2001  -409,000,000  726,000,000
2002  623,000,000  800,000,000   -750,000,000
2003  939,000,000  560,000,000  -1,191,000,000
2004  650,000,000  316,000,000  -1,215,000,000
2005  404,000,000  777,000,000   -485,000,000
2006    75,000,00  894,000,000 -1,262,000,000
2007 -1,969,000,000 1,489,000,000 -1,892,000,000
2008  -965,000,000   2,193,000,000   532,000,000
2009  51,000,000   1,026,000,000

Totals 1,953,000,000 10,762,000,000 -6,369,000,000


122 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/16(火) 22:21:32 ID:IsEaR+4H
随分とストレートな記事来たよ~。

「さまようソニーはどこへ行くのか?」

http://ascii.jp/elem/000/000/197/197475/
・3ヵ月で半減した株価
・変われないソニー
・コングロマリットの失敗

http://ascii.jp/elem/000/000/197/197475/index-2.html
最大の失敗は、プレイステーション3だ。これは単独では赤字になるのを覚悟の上で、CPU(中央演算装置)「セル」を外販することで採算をとろうという冒険的なビジネスモデルだったが、大失敗に終わり、かつてソニーの稼ぎ頭だったゲーム部門の赤字が、ソニー全体の業績の足を引っ張っている。



126 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/16(火) 22:24:12 ID:fkgKTkdu
次世代ウォークマンて…まず負けた事を認めないとだめだろ。ipodが大部分を占めた時点でもうブランドにはすがれないんだから。


373 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/17(水) 03:22:19 ID:jX7Zt0yG
10年前は出井が最先端を行く経営者と絶賛されていた
結局誰も見る目が無かったと言うことだな


関連して出井が三顧の礼で社外取締役に迎えた中谷巌は↓

EU労働法政策雑記帳さま「中谷巌氏の転向と回心」
>内容自体は、実のところそれほど目新しいものではありません。スティグリッツやポランニーを引用して様々に説いている部分も、正直どこかで読んだ内容ばかりです。目新しいのは著者の名前です。そう、あの「中谷巌」氏が、帯の文句を引用すると、「リーマンショック、格差社会、無差別殺人、医療の崩壊、食品偽装。すべての元凶は「市場原理」だった。」と主張しているのです。


JAL社長の倹約姿勢をCNNが報道 米CEOとは対照的に米国民から高評価
>米CNNが先月に日本の航空会社、日本航空(JAL)の西松遥社長を取材したニュースが多くの米国民に驚きをもって評価されている。
米CNNが先月放送した1本のニュースが米国のインターネットユーザーを中心に話題になっている。そのニュースは、CNNが日本の航空会社、日本航空(JAL)の西松遥社長を取材したものだ。ニュースでは市営バスを利用して会社に出勤し、社員食堂で一般社員と並んでランチを食べる西松社長の様子が放送された。


まあ「経営」についてのエトセトラなんてこんなものでしょ。流行が再び欧米以外の地域に移ったと。凡百の「今」持てはやされている経営者のご自慢本を何十冊と読んでも無駄です。それよりは先日紹介したような本 を一冊読んだ方がコスト(書籍費も時間も知識も)パフォーマンス良いです。


>米国企業のCEO(最高経営責任者)らが経営不振にもかかわらず高額の所得を得ていることについてCNNから意見を求められると 「日本では、トップと社員の賃金格差は小さい。企業はお金ばかり求めると経営は失敗する。それを私たちはバブルの時代に学んだ」 と答えた西松社長だが、とりわけ米国民を驚かせたのは、昨年の彼の給料が自社のパイロットよりも低い9万ドル(900万円)だったことだ。自らの給料に対し、西松社長は 「(経営不振が原因で)早期退職した社員は私とだいたい同じ年代。私も彼らと痛みを分け合うべきで、給料を減額した」と 述べている。


JALの不振の原因の一つがそれこそBIG3と同様に労組の問題なんですけどね(苦笑)


>このニュースが動画共有サイト「ユーチューブ」などにも投稿されると、短期間に4万回以上視聴され、「米国のCEOは彼を見習うべきだ」「金融危機の時代にあって、経営者のモデルとなりえる」など多くのユーザーが好意的なコメントを綴っている。(2008年12月02日17時50分 / 提供:MoneyZine)


役員報酬のカットはともかくとして、これまでの基地外じみた高額報酬の返還、私財提供に応じている(元)トップは皆無ですね。欧米に溢れているというノブレスオブリージって何ですか?


103 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/02(火) 20:28:26 ID:7mnij2OQ
ついでに、毎年荒れる「株主総会」の風景でも同時に流してやれ。
社長のせいでもないかもしれないがあの総会にJALの闇の深さを感じるはず。


糸山氏へのインタビューがついていれば完璧でしたw

125 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/02(火) 20:45:36 ID:J76bnORg
それにしても、CNNが日本を褒めるってのが、アメリカの深刻さを何より物語ってるな。


232 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2008/12/02(火) 22:12:44 ID:dM1d3aIr

公的支援を申請した主な米企業
【社名】               【トップ】            【報酬額(2007年)】  【日本円】
ゴールドマンサックス(証券)   ブランクファインCEO(53)   5396万ドル    51億8016万円
メリルリンチ(証券)         セインCEO(52)        8309万ドル    79億7664万円
ファニーメイ(住宅抵当金庫)   マッドCEO(49)        1336万ドル    12億8256万円
AIG(保険)              サリバンCEO(53)       1393万ドル    13億3728万円
シティグループ(銀行)       パンディットCEO(51)      316万ドル     3億0336万円
ゼネラル・モーターズ(自動車)  ワゴナー会長(55)      1574万ドル    15億1104万円

参考                 米大統領(46)          40万ドル       3840万円
※ 以上 1ドル==96円換算

トヨタ自動車の報酬は、役員29人と監査役7人の 36人 合計で、39億2000万円 (4083.33 万ドル) だ。破産したリーマンブラザーズ証券会社のファルド最高経営責任者(CEO)は、2000年以降、合計 4億8000万ドル (460.8億円) の報酬を得ていた。ファルドは、高額の別荘や絵画コレクションを持っている。


高額の報酬の正当化は、高い利益をあげる経営「術」、あるいはきちんと責任をとらせられる高リスクがあることにあるならば、吐き出すべきですわな。

以下 アニメ感想
「純情ロマンチカ2」第10話

最後のショートコントにいつもくすっとさせられているのは私だけ?今回の「うさもん」というオチに爆笑。まさにフェロモンちっくな宇佐美家特有の効果ですから上手すぎる。


「CHAOS:HEAD」第10話

主人公自体が妄想の産物ですか。


「ケメコデラックス」第11話

クライマックスに向けてうまく盛り上がりました。うまくギャグとシリアスの絶妙なバランスを維持できたと思います。しかし、さすがのこの段階に入るとケメコ先生のギャグがワンパターンもしくはシリアスな展開の前に負けたのかちょっと空々しい(それもまた計算された演出なのでしょうが)。


「とある魔術の禁断目録」第11話

最後ぞろぞろと御坂がでてきて唱和するシーンはぞくぞくきました。御坂妹キャラの口癖はちょっとうつりそうw