この地獄の中で私の前に不意に現れて、束の間の夢だ、お前と出会ったあの日々だけが、私の。 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

「漫画見て思い付いた」 山口・光高校爆発事件
>仕返しをする方法を考えていたところ、爆弾を使って敵を倒す漫画を読み、爆発物を投げ付けることを思い付いたという。

悪意の滲み出た見出しだと思うのは私の被害妄想?ただひとつだけ付け加えると「ほら?そんな漫画さえなければこんな事件など起こらなかった」という嫌味に対しては、世界から爆弾を一掃しない限りにおいていずれソースがニュースだろうか小説だろうかは知らないがいずれ同様な結論に至ったであろうということだけ。

ゲーム業界:「有害」ソフト、未成年への販売を自主規制へ
>残虐性を理由に神奈川県がプレイステーション2用ソフト「グランド・セフト・オート3」を県青少年保護育成条例の「有害図書」に指定したのを受け、ソニー・コンピュータエンタテインメントやマイクロソフト、任天堂など主要ハードメーカーが未成年へのゲームソフトの販売を自主規制することを検討している。18歳以上推奨としているゲームを販売する際、購入者に身分証提示を義務付ける案などが検討されており、公的な規制強化の流れに業界全体で対応する構えだ。

…そんな不条理に屈服するなとか感情的に喚きたくもなるけれどもこれが大人の対応というものなのでしょうね。今でも暴力・性描写に関する注意はシールを貼るなどして対応しているがそれを徹底するということか。ただ「バトルロワイヤル」がいい例だと思うけれども大人が禁ずるがゆえにこそ子どもはその禁を犯したいという欲望が生ずるということも知っておくべき。

非行起こした子供の3割が虐待経験・厚労省調査
>調査は全国児童相談所長会が昨年10月、全国182カ所の児童相談所を対象にアンケート形式で実施。約9割から、2003年度に盗みや家出・外泊などの非行相談を受け付けた約1万1000人について回答があった。内訳は63%が男子で、14歳以下が中心。約7割が中学生だった。

>調査結果によると、親などから虐待を受けた経験があるのは30%。いくつかの種類の虐待を重複して受けているケースが多く、殴る・けるなどの身体的虐待が78%、ネグレクト(養育放棄)が73%、心理的虐待50%、性的虐待32%だった。

この調査が子どもに聞いたのか、観察司が報告したのかが分からない以上本当に虐待があったのかはなんともいえないけれどゲームや漫画に責任を押し付けるよりは健全だろうし、実効性のある調査だろうと思う。

天皇・皇后両陛下、サイパン島慰霊へ出発
>戦後60年の節目の年に初めて実現する海外での慰霊の旅。陛下は、羽田空港で見送った小泉純一郎首相らに「海外の地においてあらためて先の大戦によって命を失ったすべての人々を追悼し、世界の平和を祈りたいと思います」などとあいさつされた。また陛下は、民間人1万2000人を含む5万5000人の日本人が死亡したほか、米軍も3500人近くが戦死、900人を超える島民が犠牲になったことにも触れ、「決して忘れてはならないと思います」と追悼の意を示された。

私は小学3年位に山岡荘八「太平洋戦争」を読んで衝撃を受けて以来、中学3年位までは根っからの右翼少年だっただけにこのようなニュースには心の底がざわざわと妖しく揺さぶられます。とりわけ現在の君側の奸どもがいかにその大御心を苦しめているかに思いいたすと


以下 アニメ感想

「エルフェンリート」第13話(最終話)
監督・絵コンテ・演出;神戸守
シリーズ構成・脚本;吉岡たかを
作画監督;きしもとせいじ みんな

別にぼやかしたグロイ部分が見たいということではなくて純粋に良いものを見させて頂いたという感謝の意味でDVD揃えます(原作はこのイメージを壊したくないのであえて2巻以降は買いません)!!!蔵間とマリコ、コウタとルーシーの会話には、世界の不条理とか愛憎とか総てが集約されていて泣きそうになりました。ただこの作品に関しては泣くという行為は自分ごときには許されない気がしましたから我慢します。自分の手が血塗られていることの自覚と、そうしてまでも守りたかったものは儚いけれども何より大切なこと…。マリコがそしてルーシーが血を吐きながら望んだ、温かい家族と一緒に素麺をすするという何の変哲もないこと。ただその重さを知るナナにとってその味はいかばかりかと想像するとぐっと込み上げてきます。

唯一の女王の生殖能力を用いて、世界をディクロニウスという新人類がのっとるという長官の野望は頓挫しました。何度か記したように、その原因が伝染病か突然の遺伝子変異かは不明なままですが総ての鍵たるルーシーが失われては終了です。もちろん最後にコウタの元に戻ってきたという描写はありますが、角が見当たらないことからにゅうの可能性だってあるし、そもそもコウタに繋がる糸は秘書がぱくったため切れています。

過去の象徴たるオルゴールが止まったとき、今まで動かなかった未来の象徴たる大時計が動き出す。それは家族、家庭そのもののことなんでしょうね。


「まほらば」第25話・第26話(最終話)

まずはスタッフ(〃▽〃) b グッジョブ!!最後まで作画崩壊することも、脚本が投げっぱなしになることもなく高度安定で乗り切ったこと本当に2クールお疲れ様でした。

目まぐるしく梢ちゃん内の各キャラクターを使いながら、今まで淡々と作ってきた絵本を使って白鳥君と一緒に絵本を完成させて終わらせる纏め方は本当に綺麗だったと思います。

…ただ原作ファンとして不満、否イチャモンをつけるとするならば珠美ちゃんとの対決シーンで白鳥君が「そんな覚悟はないよ」と自然体で受け答えするセリフが削られたのが不満。白鳥君が梢ちゃんに告白する赤面ものの下りが削られたのが不満。そしてなにより部長と珠美ちゃんの恋愛を巡る価値観の相違についての屈指の名セリフが削られたのが不満…とありますが恋愛よりも鳴滝荘の絆を重視した作りであった以上全く問題ないです。

最後ドサクサに紛れて部長浮いてますから…フルバージョン(3分強)のエンディングは実によかったですぅ~。