日本振興銀行の株主総会後
>きのう(27日)午前、東京・大手町で“木村銀行”こと日本振興銀行の定時株主総会が開かれた。総会自体はシャンシャンで終わったようだが、当然だ。木村氏とそのファミリー企業が発行済み株式総数の20%以上を握っていることに加え、木村氏と親密な関係にある個人、法人が大株主に名前を連ねているからだ。
金融庁はいまや他のどの役所と比べても、筋を通すこと(説明責任)に熱心なお役所です。大臣やら長官やらとの個人的な繋がりなどに頼っていると痛い目にあうこと必至でしょう。貸金業法での25%「支配」認定が直接の所有関係でもって「支配」しているもののみならず、資金調達の経緯、人的関係、そのた影響力をも加味して認定するのと同様です。東洋経済やらで問題とされている情実融資やら迂回融資なんてそれこそ木村氏が力を入れてきた不良債権問題そのもの、そして今求められているのが説明責任…皮肉にもほどがありますね。
米国務次官、日本の常任理入りを中国に働きかけ
>バーンズ次官は「中国は日本の常任理入りにわだかまりを持つべきではない。この考えを中国政府に伝えている」と述べた。一方で「日中両国が建設的な関係を持つことが重要。米国の同盟国である日韓両国が良好な関係にあることを強く願う」とも発言し、歴史問題を巡りぎくしゃくする日中、日韓関係の現状に懸念を表明した。
宗主国の意向、優先課題がはっきりした(今の最大の懸念は元を切り上げた結果資本流入がとまる危険を冒してでも、膨大な対中赤字を止めることのようです。米上院、対中報復関税法案の採決を年末に延期へ
)ことで、ポチの靖国参拝はおそらくないな…。
以下 アニメ感想
「ハチクロ」第11話
成長したように見えたはぐちゃんが再び先生に依存するお話。デートで歩幅の差を無視したかと思うと、つまづきには手をさしのばすあたり、森田さんの中ではぐちゃんと竹本が天秤にのってゆらゆらとしているさまが見て取れていいです。ただしこの作品も他のキャラが動かしてくれているだけで、はぐと竹本の描写ばかりが増えたら単にもどかしく苛立たしさを募らせさせられる気がします。「フタコイ」路線一歩手前です。
「フタコイ」第13話(最終話)
やり直しを要求する
やり直しを要求する!
やり直しを要求する!
第10話までの心理描写に特化した少女漫画テイストな感じ(とりわけコーヒーや鬼ごっこの回)が好きだったのに…。この作品も最後まで作画水準は高度安定していたし、「3人いっしょ」という軸も一貫していたし、音楽は繊細な懐古臭のするものだったし…決して駄作だったとは思いませんがそれだけに勿体ない、勿体ないお化けがでちょうよ!
前話の感想でも作中のリアリティーを統一して欲しいと記しましたが再度記します。延々と女の子一人引き上げられない(「サヴァイブ」では女の子が引き上げていましたが)主人公が、直後空中を生身で飛行(ミサイルの避け方からして落下では説明つきません)し、ミサイルを平気で受け流す化け物を単なる蹴り一発で倒す…。10話以降で今まで積み上げてきたものをガラガラと崩壊させてまで何が表現したかったの?パロディでもって適当に話を設定して画を思いっきり動かしたかったとしか思えないのだけれど、そしてそれならば第1話、第4話以外の話は総て蛇足ですがね。
夢だったのだろうかって述懐していますが、夢オチの方が良かったよ。更に言えば結局オチは3人一緒というだけで一線を越えた描写もありませんし、全く成長しているように思えません(せめて結婚式は世界が非難しようとも、ニコタマの皆は祝福するという形での3人の結婚式にすれば良かったのに)。結局今までたびたびあった思わせぶりな過去からの振り返ってのモノローグは何だったん?
「ケロロ軍曹」第65話
…今さら一話限定で新しい宇宙人に登場されてもな…。それにしてもこの作品の主要ターゲットであろうニュータイプたる小学生~中学生たちはこんな旧世代ネタで笑えたりするのだろうか(純粋にギャグとして単体で受け入れているのかな)?
今週のモアちゃん;行方不明・無罪放免
- こちらこそ初めましてコメント、情報ありがとうございます。飛龍乱氏のBBS覗かせて頂きました(感想は確かに近いですね)。対現実を覚悟しての「3人一緒」という軸、作画レベルからも明らかなように、崩壊は言いすぎだったかもしれません。ただ私の終盤までの感想を見ていただければ分かるようにその心理描写に期待を寄せていたので、葛藤の解決の仕方をアクションに合わせて納得させてしまうということが大味に感じられたわけです(期待を寄せていたからこそ「やり直しを要求する」と)。
>近年の一億アニヲタ総批評家状態がその好き嫌いレベルの判断に理論武装・自己正当化という名のヨロイを着せてしまいがちなのが、なんとも可哀想である気がします。同時に、アニメの記号化が進むことによって、受け手の批評もまた記号化の傾向をみせるのもどうなのかと。
他者の感想、批評がどういうものかということをあまり知らないので、映画批評と重ねての意見ですが、批評というものは基本的に個人の好悪の感情から出発するものではないでしょうか?それを既存のフレームにあわせて(この点アニメ批評というもの自体にまだ王道というようなものは確立していないように思います)体裁を整えていく作業が批評というものでしょう。私のはあくまで感想レベルなのでその感情がどこに由来するのかを自己分析しているにすぎません(理論武装とか正当化のような大それたことは考えていないです←少女漫画に関しては一般化を試みているので批評に近いと思いますが)。 - commented by 遊鬱
- posted at 2005/07/03 22:14
- >今日はじめて来たんですが、2chネタは激しくウザイです。アニメ感想もたいしておもしろくありません。
あまり肌に合わなかったようなのでもう来られていないかとは思いますが一応。アニメ感想は完全に自分の嗜好面の日記代わりとして使っているんで変更予定ないです。2chネタも膨大なフローの中で私のアンテナに引っかかったもののストック化+あまり他のアニメ感想を覗かないので相対化に使っているので変更予定ないです。 - commented by 遊鬱
- posted at 2005/07/03 21:37
- 記号化が進むアニメ業界において、フタコイは相当に好き嫌いの分かれる嗜好品でしょう。確信犯的に。
近年の一億アニヲタ総批評家状態がその好き嫌いレベルの判断に理論武装・自己正当化という名のヨロイを着せてしまいがちなのが、なんとも可哀想である気がします。
同時に、アニメの記号化が進むことによって、受け手の批評もまた記号化の傾向をみせるのもどうなのかと。(こちらさまの批評がそうであるという意味ではありません。)そのような流れの中では、記号化を避けたフタコイは正当に評価され難いでしょうね。 - commented by (続き)
- posted at 2005/07/03 04:26
- 初めまして。
「イカを倒すことで問題解決というのは逃げ」という指摘は飛龍乱氏のBBSに於いて同様のものが。それに対する反論も為されていますね。ご一読なさってはいかがでしょうか? 個人的にはなにひとつ「崩壊」などしておらず、計算どおりの場所に計算どおり着地させていると感じます。 - commented by
- posted at 2005/07/03 04:17
- 今日はじめて来たんですが、2chネタは激しくウザイです。
アニメ感想もたいしておもしろくありません。
- commented by a
- posted at 2005/07/03 02:24