カラスの祟り
>『我ら一同の覚悟が、いかほどかを確認したい』
>そう言って綿貫民輔が懐中から取り出したのは一片の和紙である。紋様に熊野神社の使者を顕わす三羽のカラス、世に言う 「牛王宝印」 の誓詞である。この誓詞の裏に署名をしようではないか。それが血盟者の証になるのだと綿貫は言う。ただし、その誓いを破ったなら ・・・・・ その人物は血を吐きながら地獄に堕ちる。神主の位を極めた綿貫に、カラスの祟りを語らせれば天下一品の出来映えとなる。
宮司、富山綿貫家
郵政造反組 血判状団結
天声人語にも載っていたけれど、署名した20人は一人たりとも裏切らなかったことからその霊験あらたかなことが証明された…わけない。単に前近代的呪術の世界の遺物が日本の舵取りをしていたことが証明されただけ。政治家が詐欺師に過ぎない占い師を師と呼んだりすることは、日本に限ったことではないけれどね。
ゲイツ氏、奥田会長と会談 ゲームやアジア戦略が話題
>最近凶悪化している日本の少年犯罪について、奥田会長が「ゲームソフトが一因という説もある」と指摘したのに対し、ゲイツ会長は「それだけでなく、さまざまな要因も重なっているのでは」とやんわり反論。
…頭につまっているもエンジン整備不良みたいですよ…。「最近凶悪化」…~化というからには比較地点があるはずですが一体いつのことなんでしょうね?そもそも死亡との因果関係を言うならば交通事故による死者は年間1万人前後で推移していますが、それもゲームソフトが一因なんでしょうね。そういえば自動車検定で集団でイカサマを働いていた会社がありましたがきっとそれもゲームソフトが一因なんでしょう。
以下 アニメ感想
「ぺとぺとさん」第3話
ラーメンが食べたくなるとってもいいお話でした。ぺと子の存在自体に対する執着の無さに比例するかのような、一つ一つの何気ない出来事を大事に愛おしむ様子が絶妙です。貧困や差別という重苦しいテーマを、適度なエロ(ただディープキスの描写はアカラサマ過ぎない?)でごまかしながらも、メインは主人公、そして周囲に集う特定種族たちが押し付けにならないながらも一緒に過ごそうとする有様が素晴らしい。あと実は主人公も特定種族を惹きつけるフェロモンとかいうオチ?
「シュガシュガルーン」第4話
また棒読みか…orz
今期始まったアニメはこういうの多いな…しかも作画も崩れて来たし…主役がダメならせめて脇役はきちんとベテランで固めないと、演技力の向上はいつまでたっても図れないと思うのだけれど…。
これから適度に通販アイテムを導入して原作が少ない分を補っていくのでしょうね。劇でおおっぴらにハートを集めていたけど、その他の人たちはどうやってごまかしたんでしょうね(マイメロみたいに消せるなら別だけど)?
「ふたご姫」第17話
今までも画面の端には登場していたけれど、満を持して2人の姫登場!両者ともに天然(よく考えたら総ての姫のデフォが天然)でありながら性格で差別化してくる辺りが憎いです。最後、プリンセスレベルは上がらないけれど、喧嘩や決闘について疑義をもつ二人で締めることでプリンセスレベルと精神的な成長が必ずしも連動しないことを示すお話は対象年齢である小さい子どもにとって実に良いお話だと思います。魔法に頼らなくても人は成長できるということ。
「ガンダムシードデスティニー」第40話
前シリーズと全く同じ様相を呈してきました。インドネシアのあたりに位置するオーブとジブラルタルの距離がなきがごときものとして扱われることで、前半の遅々として移動していたお話の意味が全くなくなりました。あとルナマリアはキラがアスランにラクス暗殺容疑が議長にあることを語っているところを盗み聞きしていたはずなのにそれはどこに活きているの(今やなんの疑いも無くシンさせ出世すれば幸せ)?それに最終兵器が宇宙に隠してあるならどうしてのんびりとお茶なんか飲んでいるかな、さっさと行かないと封鎖されることとか考えもしないの?それに人知れず潜水艦を使って逃げたのにオーブに逃げ込んだことがどうして公然のものとなっているの(…まあ、この点は機密保持の情報統制のようなこともできそうもない無能な上層部が揃っているオーブなら不思議ではないか)?しかし一方であれだけ大々的な戦闘を繰り広げたはずのキラ、ラクスを放置する議長も理解不能…ラクスが放送で訴えたら一発で正当性のメッキなぞ剥がれかねないのにその点はいいの?
まあ、そんな疑問も些細なことだと黄金のガンダムみたら思いましたよ。前回、オーブが戦渦の只中にあった際、キラに任せていたら戦況など一変してあそこまでの犠牲を出さずに済んだと思うのですが…単なるアホでしょ?
「おくさまは女子高生」第4話
もうダメ、川澄のみでは耐えられません撤収。ダンナさまの連呼とかあからさまな描写があるにかかわらず、その低レベルな作画とあいまって気持ち悪さしか催させないなんて神業です(せめて苺100%並に作画が逝ってしまえば楽しめるのに中途半端に低レベルなだけ)。
「バジリスク」第15話
朱絹を助けてくれた乗組員を容赦なく切り捨てる天膳素敵。原作の戦闘を水増しして盛り上げているような気がするのですけれど、途中に挟まれた刑部の子ども時のエピソードが蛇足(決着に伏線でもあったけれど)。普通の子どもであったという人間味を強調されると怪物同士の戦闘だったはずなのに違和感が否めません。次回も過去話のようでちょっと嫌な悪寒…これだけ盛り上げてヘタレさせないでおくれ(祈り)。
「エウレカセブン」第15話
ヒーローものにありがちな自信のなかった主人公が、自分の力を自覚して一転自信過剰になるお話の前段なのでしょうがやっぱり釈然としない。それは今回に限りレントンがある程度自信をもつのは正しいように描かれていません?旅の中でそれまで信じていたはずの軍のおかしさを知り、亡き父の背中に押し潰されそうだった自分を自分として認める足場ができ、守りたい人ができそれらもろもろの結果としての力なのではないの?今回のエウレカや艦長の態度は説明不足(別に言葉に限ったことではなく)もいいところです。また話のメリハリとしてもシビアな戦闘から総集編を挟んだとはいえ、戦闘後の処理の満足な説明も無くいきなり健康ブームとか言われても???としか思えません。
ボンズは作画に関しては信頼していますが、シリーズ構成を選んだほうがいいと思います。「鋼錬」の劇場版(近々見に行きます)も完成したことだし今からでも会川さんに参画してもらったほうがいいように思います。
「マイメロディ」第17話
脚本;待田堂子
絵コンテ・演出;大久保政雄
えーっと一度は切っておいてなんですがDVD1巻初回版(このポーチをかけて街を出歩く勇気はさすがにないな)買いました。「ふたご姫」と違ってこの作品は大人向けの作品です。端々に散りばめられている黒さが絶品です。バカップル観察とか、クロミノートのジーンズを台無しにされるお話tか、ゴキブリに例えるお話(ムシキングに対する揶揄含まれているよね?)とか、ビームが出ないとか…。
今回の話、黒い♪だと思うのだけれどま、いいか。
「('A`)マー」第17話
待望のヽ(`Д´)ノウォー!!ゲーム始まったんですけれど…そのツマラナサヲ期待していたのだけれど今回は単にツマラナイよ、ガッカリダヨ。延々となされるルール説明…主人公が頭の悪い子という設定は痛いほど伝わるけれど、それほど複雑でもない今までにもいくらでも見られたルールですよ。
「雪の女王」第10話
顔をアップにするシーンを連発しないで…ただでさえ異様に濃くて怖いのに目の怖さが3割増しだよ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
更に今回はいろいろと詰め込んであってお話自体が濃かった。嵐の中での家族協力エピソード(掛け声がいってました)、カイを慰めるために登場したゴマちゃん(さすがにキューとは鳴かなかったけれど)、そして怖い顔で線路を歩いていく(新たな旅立ちとして)ゲルダで引き。
- え?全く別の題名の本で出版社も違うのに本当に並べ替えただけの本なんですか?文庫版に変えたとかならばいざ知らず、著者として内容うんぬんする以前に最低の行為ですね。それにしても経済、歴史学関連に関しては専門家同士の侃々諤々の議論が交わされることがあるのに、日本では若者論に関しては一方通行なものばかりですね。
- commented by 遊鬱
- posted at 2005/07/26 21:05
- コメントありがとうございます。
私の最新エントリー「正高信男という斜陽」は、ここで批判されている『考えないヒト』(中公新書)の内容が、かつて「正高信男という頽廃」で論じた『人間性の進化史』(NHK人間講座テキスト)とまったく同じで、ただ順番を並べ替えたものであるから、検証も並び方に関するものだけにならざるを得ないことをご了承ください。 - commented by 後藤和智
- posted at 2005/07/25 23:47