集団愚考その2 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

本日、西武の上場廃止が決まった。株式市場の信頼を維持するために当然の措置だった。今後は、西武鉄道及びコクドに貸している金融機関の問題となろう。いくらプリンスホテルで含み益が2000億といっても、1兆円の貸付金を担保するには大分不足している。少なくとも今までコクドはその借り入れに対し西武鉄道株を担保にいれていたはずと類推しています。

推測に基づく類似点
①支配の構図
上場している事業株式会社←その上場株式を保有しているファミリー企業群(非上場)←そのファミリー企業の株式(有限会社ならば出資)を保有する個人(専制君主)

②非上場会社の不明瞭な実態
所詮、持ち株会社なので実質営業はしてない。ただし、優秀なる経営者の卓越なる投資戦略により、バブル期に莫大な土地・株式投資で莫大な借入金を抱える。出資金1億に対し3000億近い借入金と運命を感じましたその際担保はほぼ額面で手に入れた株式を担保にいれる。だからこそ株式の値下がりは致命的となる、追証が追いつかなくなる可能性あり。

③合法的な節税対策と違法な脱税行為のナローパス(インチキ金融担当大臣が一時好んで用いてたな~)


私が就労経験で得た格言は2つ(確かガルブレイスの言だったかな?)

「富者の愚言は金言としてまかりとおる」

「愚者は遅かれ早かれその金を失う」