ライトノベル関連闇鍋Ⅱ | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

プロジェクトX「事実と違う」 大阪の高校が申し入れ
>NHKのテレビ番組「プロジェクトX」で、合唱部が全国で金賞を取るまでの逸話を取り上げられた大阪府立淀川工業高校(大阪市旭区)が、番組の内容が一部事実と異なるとして、再放送の取りやめなどを申し入れていたことがわかった。NHKは過去のすべての番組を紹介しているプロジェクトXのホームページ(HP)から、この放送分をはずしている。

↑単純にネタ切れなんでしょ?でも視聴率もいいし、熱心なファンはいるみたいでなんとか感動物語になるように脚色を加えたらこの結果。いっそ、なんでもない話を感動話に仕立て上げるまでのNHK内部の話をプロジェクトXしたほうがいいと思います(もちろん不透明な資金の流用についての方が素敵ですが)。


以下アニメ感想

ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!

HDDって収録時間だけでなくてタイトル数オーバーでも録画できないんですか?アクエリオンもこみパも一話見なくても大勢に影響ない作品というのが救いといえば救いですけれど…。

ってわけでとりとめもないよしなしごとを。

>『開いている窓を通して外から眺める人は、閉まった窓を眺める人ほど決してたくさんのものを見ていない。』

                         ボードレール「窓」

活字うろうろさま「ファウスト vol.5」 を読んでいて思ったこと。別に東浩紀氏(斉藤環氏でもいいけど)を目の敵にするわけではないが彼らの言説には興醒めさせられることが多い。何でもかんでもデリダ、コジェーブ(ラカン)にひきつけて説明させられても、始めは新鮮でも次第に「それで?」という気持ちしかもてなくなってくる。あらかじめパズルがあってピースとしてあてはまるものを選別して、あてはまらないものを捨てているだけでは?という気すらする。

哲学、社会批評に関してはともかく、彼がとりわけ執着を示しているオタクの領域において、彼に近づいてもなんらメリットがあるように思えないのだけれど、この点はどうでもいいや。

>『真理を探究する者は傲慢であってはならない。科学の言葉で語りえないからといって奇跡を嘲笑してはならない。この世界の美しさから目を背けてはならない。』

                           一ノ瀬鴻太郎

上遠野耕平先生についてのまとまったカキコミ↓

967 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/04/28(木) 20:55:45 ID:3/qZQYPF
●ブギーポップ
ブギーポップ・ストレインジが最終作。
四部構成で主人公は黒田慎平、水乃星透子、宮下藤花、竹田先輩。

●冥王と獣のダンス
続編二作のタイトルは確定。執筆時期は未定。
「闘神と蠍のフーガ」 「叛乱と霰のワルツ」

●事件シリーズ
今後も継続。

●ナイトウォッチ
一応完結したが今後ナイトウォッチが登場する作品が出る可能性はあり。

●しずるさん
長編の構想はあるが実現するか否かは未定。

●ソウルドロップ
年内に続編あり。
ペイパーカットがブギーポップ本編に登場する可能性あり。

175 名前:長文スマソ 投稿日:2005/05/03(火) 05:21:43 ID:yswMAkIZ
上遠野さんが、水乃星透子についてはあんまり内面の描写とかしたくないのは、おそらくあまりに愛してるからなんだろうね。彼女が笑うときの描写とか、VSイマジネーターのラストで消えるときとか、明らかに神格化してるんだよね。特に透子さんが希望を次の世代に託して、消えるとこなんかは、誤解を恐れずに書けば、それこそ新約聖書でイエスが十字架にかけられた事と、ねらいは一緒なんだと思う。

自分は透子さん信者なので、VSイマジネーターは、失ってはいけない人を失う悲劇にしか見えなかったり・・・まあ希望はあるけど。まあでも悲劇の役割は読者に、世のあらがえなさを再認識させることだから、つまり本質的にどうしようもないことがある、ということを意識させることだから、これはまあ透子さんにぴったりともいえるしね。(というのはこの世で最も人があらがうことのできないことは“死”だから。そして透子さんがしようとしたのは、人を、死を先駆する存在にすることだから・・・)

>そもそも「VSイマジネーター」を出版した霧間がイマジネーターになってしまいイマジネーターに多大な影響を与えているのが納得いかないイマジネーターの概念は、なかなかとらえづらいんだよね。霧間の言うイマジネーターは、なにも考えずに世の中の規範のようなものに流されているだけの、平均化された人達(および規範のようなもの)のこと。それにまったをかけて、かけがえのない何かに対する自分だけの生き方のようなものを持っているのが、VSイマジネーター。だから透子さんは本当はVSイマジネーターの頂点のような存在だよ。ブギーポップが透子さんをイマジネーターと言ったのは、あなたが世界をつくりかえたとして、頂点のあなたと一部のトップ以外の人々は、人形のような存在になってしまうのではないのですか?けっきょく今度はあなたという規範のイマジネーターが世界にはびこるだけではないですか、というブギーの皮肉だわさ。

176 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/05/03(火) 05:55:42 ID:Bypg8Eb8
>>175
そういうのを「イマジネーターに引かれている」という。

実に的確な突っ込みです、私自身思い入れが強いキャラなだけに(∩゚д゚)アーアーきこえなーいとしたいところでもありますが。

223 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/05/03(火) 22:10:29 ID:yswMAkIZ
ブギーは不安定な世界を、不安定なまま(いつか突破するときまで)守っている存在。世界を守るためには、突破しようとするものを倒さなくてはいけない。しかし世界はいつか突破されなくてはいけない。そしていつか現れる真に世界の中心に立つ者は、これまでブギーが守ってきた人々の中から現れるし、同時に今まで殺してきた世界の敵の意志を継ぐものでもある。これが跳ね返ってくるという意味。おそらく。