(仮題)熱病に浮かされた何か | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

『革命勢力の主だった特徴は、彼らが驚異にさらされていると思っていることではない~そうではなく、何ものも彼らの不安を取り除くことは出来ないと思っていることである。完璧な安全だけが、つまり敵を制圧することだけが安全を保障すると考えられているのである。』

       ヘンリー・キッシンジャー「回復された世界平和」


どうやら夏風邪引いたみたいで、ずきずきと鈍く頭は痛むわ、思考はてんで纏まらないわ(いつもで~す)でとっても麗しくない状況。昨日のコメントでも改めて読み返すと飛躍というか支離滅裂なところもあるし…ここはこの異常な状況を利用してシナプスのように結びついていると感じたニュースを貼っておいて後で読み直します。もしかしたら、何かあるのかもしれないし(単なる情報の羅列でないのかもしれないけれど)、生っぽい思考経路の記録になるかも。

Diary of Hopelessさま「頭の良い人といると疲れる。」
>僕は知識をひけらかしてウザがられるタイプです。
自分でも分かってます。
でも言いたいんです。
あと分析も大好きです。
疲れさせてごめんなさい。

抜粋しているカキコミもひとつひとつ味わい深いものがあるのだけれど、冒頭につけられたこのコメントが素敵です。当該スレも全部読んでみたのですが、纏めてコミュニケーションの部分に絞って正解だと思います(こういう絞り方も頭の良い証拠でしょうw)。おそらく、頭の良いと思っている、思われているということ、そして実際には…という人と話すと疲れるというのがスレタイトルからすると結論かな。まあ、何をもって頭がいいと定義するかはおいておいてね。

ARTIFACT@ハテナ系さま 共感はゼロサムゲームでないはずだけど実際には?
>「どちらの気持ちもわかる」では許されない。どちらかの味方につくのかという踏み絵を迫っているのだ。だからこそ、こういう論争になるのではないだろうか。

踏み絵を迫るのは多分に感情に基づいて判断しているからで、理性に基づいて(理性もまた感情の影響を避けられないとしても)判断しようと思えば、ゼロサムでない選択をせざるをえない場合があると思うのですがね。いずれも共有可能な「共感」という資源であっても、分け合わなければ独占できると…。独占せんとすることで結果的に敵を利しているに過ぎないこともあるはずだけど。

芹沢一也氏インタビュー~今でも日本はもっとも安全な国です。
>統計的な数字の議論は現在、命の危険性の前ではまったく説得力を持っていません。ですから、今後は「生命」をめぐって、歴史的にどういうシステムがつくられてきたかを調べてみたいと思っています。

思考が一段、二段飛躍あるいは深化した瞬間ですね。
 
戦前にその原型が完成した福祉国家の前提は「生存」です。いかに生存を保証するかという形で、国家が国民の生存に配慮するような統治のシステムがつくられてきました。それが、90年代以降になって社会保障が後退するなかで崩れつつあります。それと入れ代わるように、いま「生命」をめぐって、違う形で統治のシステムができてきている。「生存」から「生命」へというテーマで統治権力の変容というものを追うつもりです。

う~ん、ここだけ読んでもさっぱりイメージが湧かない。ただ、これまでの毀れ(させられ)た人々に焦点を当てることで社会(権力)を覗くのとはまったく逆の作業になるのかな。国の「生存」のための緊急的な国民の「生」の統治から、国の「統治」のための「生」というところ、それを正当化する理屈が福祉というものかといったところで限界…。

深夜のデートで摘発
>那覇署は25日、深夜に17歳の高校1年の少女を連れ出したとして、沖縄県青少年保護育成条例違反の疑いで、同県南風原町の男性介護福祉士(25)を書類送検した。調べでは、男性は17日午前0時すぎ、那覇市の繁華街で保護者の承諾も正当な理由もなく、少女を自分の車に同乗させた疑い。

まるで拉致みたいと思ったら、「保護者の承諾も正当な理由もなく」って17歳ですよ。

>2人は今年4月上旬に交際を開始。この日は少女から「髪を切ったので見てほしい」とメールがあり、男性が少女を迎えに行ってドライブしていたところ、検問中の警察官に事情聴取を受けた。県警少年課は「深夜はいかいによる補導は人口比で全国4位で、県内で少年補導の約7割は深夜に発生しているなど深刻な状況だ。夏休み中の非行防止のために必要な措置だった」としている。

要するに外でうろつかずに内に引き篭もって、家族に気を使うことなくいちゃつけってことですか?

>沖縄県では7月1日の条例改正で、午後10時から午前4時までの間、保護者の了解と正当な理由がなければ、18歳未満の少年少女を連れ出すことが禁じられた。沖縄県警によると、今年5月1日現在、深夜から未明に少年少女を連れ出すことを禁じる条例は35都道府県にあり、昨年1年間の摘発数は465件という。[2006年7月25日20時17分]

正当な理由、少子化で悩む日本国のために性行にいそしむのは正当な理由になるのでしょうか?という冗談はさておき、この嫌な感じはなんなのでしょうね。少なくとも義務教育を終えた人間がどう生活しようが勝手じゃないの?少なくとも保護というからには青少年の「ため」であるはずだけれど、夜中に徘徊している青少年が気に食わないという大人の感情の問題を正当化しているだけじゃない?

過熱した事件報道、消えた「推定無罪の法理」
> 秋田県藤里町の小学1年生(7)が殺害された事件で、秋田県警捜査本部は4日深夜に、今年4月に水死体で発見された小学4年生児童(9)の母親(33)を、死体遺棄容疑で逮捕したと発表。母親の逮捕を受けて翌日の新聞各紙は大々的に報道した。

一体どこの王子様が殺されたのかと思いましたよ。

>母親が4日午前6時頃から延べ17時間に及ぶ“任意”での事情聴取を受けた後に逮捕という点についても、浅野教授は「報道には17時間もの『任意』の聴取というのはありうるのかという批判的視点も懐疑的な姿勢も全くない」と指摘する。

これは素晴らしい「任意」ですねってんなわけねーだろヽ(`Д´)ノウワァァン!!

>浅野教授は、新聞報道についてもテレビ同様に「今回の事件報道を見ていると、NHK、共同通信も含め、当局に捕まった瞬間から、被疑者を犯人と断定している。その後は、DNAが一致した、タイヤ痕がどうしたとか、殺害をほのめかし始めたなど捜査当局がリークした情報を裏取りもせずに垂れ流している。こうした情報源、情報の入手ルートが全く明示されず、『一致した』『分かった』などと書いて、根拠もなく捜査を神聖視する姿勢は全くない」と改めて批判し、「過去の松本サリン事件などの冤罪事件の経験が全く生かされていないように思えるが、逮捕をクライマックスにする犯罪報道のあり方を根本的に、裁判報道に変えていくなどの改革が必要だ」と、犯罪報道の改革を提唱した。

み~んな横並びで同じ方向の報道でがなりたてるだけだったら、存在理由ゼロ!反省能力ゼロ!その場その場で情報を消費して終了という姿勢が先か後かはしりませんが、見事なまでに学習能力ゼロ!

>2009年(平成21年度)から裁判員制度が導入されるが、「推定無罪の法理」を無視し、マスコミ報道による予断と偏見を持った裁判員に裁かれるのでは、刑事裁判の信頼性が問われる。

>「警察が逮捕=犯罪者=有罪認定」というまるで江戸時代並みの単純な考えがまかり通るならば、1967年に茨城県利根町で起きた布川事件の再来は避けられない。「推定無罪の法理」という法律の世界の常識を口にしただけで、「人殺しの味方」とレッテルを貼るのは問題がある。

今、「自由」という価値が暴落しているように感じてならない。もちろん義務や責任が伴うということもあるだろうし、覚悟が必要な部分もあるだろう。しかし「安全」の名の下にあまりにも「自由」がないがしろになりはじめていない?それは「甘え」ではない?結果、「安全」を守るものとして「治安」という概念の価値が暴騰していない?

『もし自分が有罪だと知っていたら、私はいいかげんなことを言い散らす陪審員団を選ぶだろう。無知と先入観と気まぐれが多いほど都合がいい。しかし、私が無実ならそして複数の独立した判決決定者(「二評決一致テスト」)という理想が無理であれば、どうか私を判事に委ねてほしい。』

         リチャード・ドーキンス「悪魔に仕える牧師」

暗いニュースリンクさま クルーグマン:「愚か者の大行進」
>歴史から学ばない者はそれを繰り返す運命にある-中東危機に関して意見表明している人々の顔ぶれは、数年前からほとんど同じなので、思い出話をするのも良い考えだろう。以下に、そうした人々の発言とその時期を並べてみた

その発言の一覧は当該サイトで確かめてもらいたいのですけれど、彼らがどのように国民を納得させようとしているか…ここでも「治安」が見られるのは決して偶然ではないだろう。こうして発言者の過去の言動という歴史を検証しているのが、記者ではなく経済学者というのは皮肉なことだけれど、少なくともそのような場が大手メディアで設けられているだけでも、きちんとマスコミが国民に奉仕しています。


…そして結論も各記事の関連もうまく言い表せていると思えないまま唐突に終了。あとで解釈して取り繕わずにこれはこれで放置しておきます。とりあえず読んでいただいた人には一言!

   \ 乙 /     \ カレー /
     ____
   /   / |
  ./   / . |
  /__//| |____
  |__|/ .| |.___| |   ____
   (゚Д゚,,) | | //  | ボンカレー|:|
   (/  ヽ) .し'/   .| (゚д゚,,) |:|
   | ∞ |   /   .(/ 辛 ヽ)|:|
   \__\/    .|     |:|
     U"U        ̄U"U ̄


Comments
さきのコメント欄の訂正から
×カーブ補佐官
○カール・ローブ補佐官でした。

>大統領選にブッシュには票は投じないだろうという分析だったみたいね。

この辺りに関してはアメリカ大統領選に関してはお気に入りの暗いニュースリンクさまの関連を時系列的に追って読むのが早いかと。

例えば↓
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/10/by_1.html

ようはどこかの国の左といわれる人たちと同じで異様なまでに空気が読めていなかったというだけでしょ?だって異国人のそれも一般人の私ですら内向きの保守的なものが主要争点になると読めていたくらいですよ。人口の3割にも届かんとする原理主義者をきっちり囲い込めばそれで勝負になるでしょう?都市部のリベラル層という半径3mの人だけしか当初から見ていなかっただけじゃない?

だいたい、むこうは多チャンネルでTV、ラジオをとっても原理主義者の牧師が有力番組もっているくらいですから、はじめから言葉は信奉者にしか届かない、情報享受の段階で分断されています。

>内田さんみたいだね(笑) 曖昧なら曖昧なりの暴走はするけどね。どっちもどっちかなと。

ちょっとショックだったりして(笑)

>でもこのへんは世論、マスコミより法務省のほうがマシかもしれない。

五十歩百歩の世界ですか(笑)?たぶん法務省は法務省でも実務を担っている現場と上を分けて理解しろということと思いますが。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/08/01 22:05
こんばんはー。

同姓カップルを容認はしているけれど正面からこの問題に向き合いたくないという一般傾向は全米で同じ。保守派の働きかけで修正案はとおるだろうけれど、もっと深刻な経済や国家の安全問題から有権者の目をそらすために使われたと気が付いて大統領選にブッシュには票は投じないだろうという分析だったみたいね。一部の宗教右派、信者を除きそれは争点にならないと・・・しかし大きく違ったということみたいよ。このへんを細かい証言で構成してるし、裁判官の人選の顛末なども書かれててなかなか面白かったですよん。「負け」の分析は大事ですよ(笑)

>賛成派も反対派も命賭けていますよ
ここまで、この問題でがんばっちゃうのアメリカだけだけよね。不思議な国だと思ってなんでだろうって思ってたんだけど、あーこういう論理(ここはなんとなくわかるが)でこういう活動(ここ重要)なのかー、みたいな。

この曖昧な日本というものが強みだと
>内田さんみたいだね(笑) 曖昧なら曖昧なりの暴走はするけどね。どっちもどっちかなと。

>これだけ成果をあげているのですからまずは現行維持で必要最低限の部分だけ
そうですね。少年法なんて、殺人低下に一番貢献してるのは20歳の男性の殺人だし、「過保護主義」である必要はないと思うけど社会復帰させざる得ないんだから政策的には社会内処遇の方向性を捨てなくてもいいわけなんですが、被害者の再発見において別の論理が絡むから、そこ分けてきちんと論じればいいんだけどね。近代の刑事司法で勝ち取ってきた大事な権利をまるっとまとめて放棄するのはやっぱりおかしい。もう「極」の事例で話しててもね・・。でもこのへんは世論、マスコミより法務省のほうがマシかもしれない。
commented by 安原
posted at 2006/07/31 23:35
安原さん、こんばんわ。

そんな13年も縦断調査してこの程度というのが逆に明らかになったということを評価してもいいのにね。ここで交通事故で毎年1万人(これでも減ってきた)死んでますとか書くと混同するなとか言われるのかな?

>ラディカルさを弱めた宗教右派が支持母体で見えないように活動してた、と。

むしろ、カーブ補佐官などの戦略はラディカルさを強めて宗教右派を初めとするNRAなどの組織票を固めきることにあった(パパブッシュの敗北に学んで)のでは?それなりに経済が好調だったので経済は争点にならず、外交と内政の二択で左側(民主党支持層)は外交を争点にしようとしたのに対して内政への関心事を纏め上げたといったところではないかと。

>社会問題レベルでいうと「おこちゃま」レベルですけどね、日本は。

私はこの曖昧な日本というものが強みだと評価している側なので、最近の白黒はっきりつけようというほうがついていけない。

>中絶裁判のマコービーさんだって、最終的に中絶反対論にひっくりかえってるんだよね。いやーすごいわ。反対派勢力の懐柔作戦。

まさに文字通り命がけですからね、この問題は。賛成派も反対派も命賭けていますよ(中絶を扱う医者が晒されて殺されたりするし)。そしてともすれば政治が双方の政治団体にひきずられて法案を提出するのに対して、最後の番人の裁判所が世論に引きずられることなく、信念に従って(中立派がねw)違憲・合憲の判断下しますから、議論の組み立て方は精緻ですよね。

>日本の犯罪の数なら「現行法」でなんとかならんか・・くらいから考えるレベルなんちがいますのんって思ったりしますです。

というか、これだけ成果をあげているのですからまずは現行維持で必要最低限の部分だけ弄るという方向に議論はいくべきだと思うのですが、現状肯定してくれる方が見事なまでにおられないですな…ここは明治のひそみに習って海外から第一人者を招聘して評価してもらえばいいのにw
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/07/31 22:29
こんばんは。

>193人が
この193人ってちょっとうる覚えだけど、かなーり昔から(昭和50年代くらいだったけかな 警察庁のデータにあると思います)ひっぱってきて、この数だからね・・。もうあまりにかわいらしい数・・・。

アメリカは社会契約論からばっちりとできてますしねー。できすぎというくらい・・。

ブッシュの勝利を「経済問題」じゃなくて「道徳戦争」にもっていき・・・ラディカルさを弱めた宗教右派が支持母体で見えないように活動してた、と。なかなかどうして賢いんだなーと思いました。知識人たちは「経済問題」にいくだろうってのが結局「道徳選挙」になってたんだなあというのを見誤ったというのがよくわかりました。

うん、米国様は「理性」というより「原理」ですわねー。日本人は悪い意味でもいい意味でも「理性」もあるんかな(苦笑)もうすこし持てよってかんじだからね。

米国様はなんかどういうトンデモ(日本人から見れば)主張にもきっぱり根拠があって大変分析しやすいなあという意味では日本のうじゃうじゃなかんじとはぜんぜんちゃいますねー(ほめてるわけじゃなくて)。アメリカが道徳政府でひっぱられてたら、ひっぱられるんでしょうかね。でももう社会問題レベルでいうと「おこちゃま」レベルですけどね、日本は。


中絶裁判のマコービーさんだって、最終的に中絶反対論にひっくりかえってるんだよね。いやーすごいわ。反対派勢力の懐柔作戦。敵のシンボルをひっくりかえすんだから、日本だったら本村さんが「死刑反対」にひっくりかえるようなもんだよ。
コメントでいれた米国様の記事で気になったのは「悪用」と「悪影響」を切り離す戦略に出てるとこかしら?。前田みたいないっしょくたにしてるレベルじゃなく権力もまあいろいろ考える米国様であるという意味で耐えてほしいかと思いますね。

日本の犯罪の数なら「現行法」でなんとかならんか・・くらいから考えるレベルなんちがいますのんって思ったりしますです。そこから耐えられる議論をしてほしいかなー。

>実は性犯罪(少年犯罪含め)が増えるのか減るのか興味津々です。
そうですね、私も興味あります。
commented by 安原
posted at 2006/07/31 04:36
安原さん、こんばんわー。

うん、そこはアメリカの場合はきちんと三権分立していますから。だからこそ、ほとんど終身の最高裁裁判官の交代に関しては大統領、議会含めて大きな政治課題になるわけですよ。

ゲーム規制法だって結局、表現の自由の尊重、科学的根拠なしという観点からNoをつきつけたのは裁判所です。法律が成立したからといってそれで終了ではないのです。

今、アメリカが一体どこに向かおうとしているのかよく分からないです。少なくともこれまでまさにアメリカの力強さの源泉であった開かれた国であったのが9.11を契機に閉じられ急速に内向きになっていることは確かでしょう。イスラム諸国並みの宗教国家にまで堕ちるかは次の大統領選を見てみないと分からないかと。

アメリカの保守化(家族尊重、中絶禁止、同性愛禁止…)などは総て原理主義と結びついていますから、寛容とか中庸とか妥協なんて言葉はないんですよね(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 似たような記事として産経新聞の一部転載↓

≪増える性犯罪 再犯率47%≫
http://www.sankei.co.jp/news/060728/sha073.htm
>警察庁によると、平成16年中に未成年が性犯罪に巻き込まれた事件は6491件で、10年前に比べ約2.5倍に激増。また小学生以下の女児らに対する強制わいせつや強姦などで摘発された466人のうち193人が過去に犯罪歴があった。

この記事だとまるで犯罪歴が全部性犯罪みたいですけれど、以前メモしたように、
http://newmoon1.bblog.jp/entry/277438/
同一罪種なんて1割程度なんですけれどね…。

>同庁が実施した追跡調査によると、昭和57年から平成9年にかけて小学生以下の女児らを襲った強姦事件容疑者の506人のうち240人が摘発後に強姦などの性犯罪事件を起こし、再犯率は47.4%に上った。

これはデータを警察庁のみが有している類なのでよくわかんないです。たぶん強姦「など」の部分に秘密がありそうな気がするんですけれどね(痴漢とか)。

>こうした犯罪情勢を契機に昨年6月、性犯罪者の再犯を防ぐために法務省から警察庁へ出所者情報を提供する制度がスタート。事件が起きた奈良県では昨年7月、子供を狙う犯罪の未然防止を目的につきまといや児童ポルノ所持などを「子どもへの犯罪のきっかけ」とみなして禁じる全国初の条例が施行された。【2006/07/28 大阪夕刊から】

奈良はいったいどこに向かうんでしょうねー。実は性犯罪(少年犯罪含め)が増えるのか減るのか興味津々です。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/07/30 22:52
toppoiさん、お気遣いの言葉ありがとうございまーす。もう一日くらい安静にしようと思いますが、どうやら回復しました♪

>片手でエロゲーのページをリターンキーで手繰りながら、もう片方の手でダンベルw。新たな予定を組み込むでもなしなので、結構気楽です。

爆笑しました、そんなにエロゲーやらないですよ(タカヒロ氏の新作除くと当分購入したいものもないし)w 一応アニメ見るときに腹筋とかしながら見てみようかと考えているくらい…って大差ないw

とりあえず何があろうと「アオイシロ」をやるまでは死にませんから!
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/07/30 22:29
こんにちはー。


2006年7月27日 ついこないだの記事です。

http://japan.internet.com/busnews/20060727/11.html

オンラインであろうと実社会であろうと児童に危害を加えた場合の罰則を強化する法案『Adam Walsh Child Protection and Safety Act of 2006』(H.R. 4472) が25日、発声投票により米下院を通過した。

同法案では、Web サイトのソースコードに言葉や画像を埋め込んで、児童が猥褻画像を見るように仕向けた場合、新たに刑罰を科せるようにしている。

この法案によると、Web 管理者が訴追の対象となるのは明らかに「騙そうという意思」を持っていた場合だ。

また、地域内の性犯罪者情報を親が検索できる、米国として初めてのインターネット データベースの構築についても定めている。

先週20日に修正法案が米上院を通過し、下院に回付された法案がそのまま25日に通過、両院での合意が成立した。

立法関係者は、Bush 大統領がこの法案に署名し法律となるのは、今回の法案の名称に名前が使われている Adam Walsh 君 (当時6歳) が誘拐され殺害された事件から25年目となる27日とみている。両親の John Walsh、Reve Walsh 夫妻は、児童虐待や行方不明になった子供の問題を扱う非営利団体 National Center for Missing and Exploited Children を創設した。

この法案のインターネット関連の部分は、児童に危害を加える人物を取り締まるために幅広く設定された条項の一部となっている。

法案提出者の1人である Thomas M. Reynolds 下院議員 (共和党、ニューヨーク州選出) は声明のなかで、「この法案は、児童に危害を加えた人物の刑期を長くし、地域に住んでいる性犯罪者に関する情報をこれまで以上に親に伝えることで、子供を性犯罪の被害から守るものだ」と述べている。

**

今集英社新書から出てる「アメリカの原理主義」おもしろかったですよ。「ロウウェイド裁判」などの詳細が載ってるんですが、アメリカの「中絶」に関わるすさまじい攻防戦が・・。「ヤバイ経済学」ほんとによく書いたと思いました。

避妊についての情報を教えない禁欲教育は「禁欲のみ教育」とも呼ばれ、ブッシュは2004年に7500万ドルつぎ込みました。2005年は1億8200万ドル。ワシントンにある公共政策推進団体は「禁欲教育を受けた人たちはセックスをする時期が1年半くらい遅いが、避妊具を使わないことが多いので結局は性感染症や妊娠のリスクが高くなる」といってます。結婚まではセックスをしないと誓った子供たちの82%が結婚前にセックスをするという別の調査結果もある。

米国様でいろいろデータも出てるんだから、そこは生かせばいいのなあと思うが。

犯罪分野の話もそうなんですが、アメリカの実態(バックラッシュ関連も含めて書いてたりはするんで)調べていると、自分でなんてかわいらしいことをしてるんだろうか、なぜ日本騒ぐのかが、アホらしくもなってきたりもするんですが・・。ブログ炎上どころかリアルで放火されるとかの話になるからね・・。

こういう記事がありました。
『警察庁によると、昨年、殺人・殺人未遂事件の被害に遭った小学生は27人に上る。広島や栃木両県では、相次いで小学1年女児が殺害され、今年3月には川崎市の小学3年男児がマンションから投げ落とされ、殺害されるなど、子供が犠牲になる事件は後を絶たない。奈良市では2004年11月に下校途中の小学1年女児が誘拐、殺害される事件が発生。以来、警察は地域の住民ボランティアや学校関係者と連携し、通学路のパトロールなどを強化してきた。しかし、昨年11月には広島市でペルー人の男が下校中の女児を殺害。同12月に栃木県今市市(現日光市)の女児がやはり下校中に不明となり、茨城県で遺体が見つかった事件は未解決のままで、社会に不安を与えている。』

この27人って元データなんだろうっておもって探したら「平成17年の犯罪情勢 」という警察のデータなんだけど、詳しくみると 
 151件中(殺された少年計)→クロスをずらしてて
 家(一戸建て 共同住宅)で死んでるのが 31+59=90名 約6割
 学校 2名
 駐車(輪)場 道路上 26名
 公園 空き地 8名
 そのほか 25名
  
 →多くは家のなかで死んでるわけですよ。記事見るといかにも全員不審者に殺されてるみたいだよね・・・。贅沢はいいません。元データ探すの大変だから、とりあえず、元データの名称だけでも記事に載せてほしい。。。

 子供と性犯罪者(不審者)という圧倒的な非対称性をもたせるとどうなるんだろうね・・。アメリカは研究者も団体も両陣営根性入ってますけど(入りすぎだから困るというのもあるが)、リベラルが後退してるのは確かだし。
 ほんと日本ってこの数でびびりまくりなんだからどうなるんだろうと思ったりしますよ・・。

 話拡散してすいませんでした。
commented by 安原
posted at 2006/07/29 16:18
遊鬱さん、大丈夫ですか~?うちのおかんも夏風邪にやられましたよ。

身体を鍛えるなら、ダンベルがいいっすよ。片手でエロゲーのページをリターンキーで手繰りながら、もう片方の手でダンベルw。新たな予定を組み込むでもなしなので、結構気楽です。
commented by toppoi
posted at 2006/07/29 11:35
可愛げないですか、こんなにファンシー好きなのにどうして…てへっとかでどうです?(笑)

>あの数式はなんだったんだ

分析においてなんの役にも立たない単なる自己満足の一品ですね、その後の文章読んでもどこにも使われていないし(そもそも警察発表などの数字自体の分析が必要な以上使いようもない)。

>「性犯罪者情報、登録を義務化 米で法案可決」

アメリカの場合、利益団体、代弁者がいるかどうかがこの種の法案が素通りするかどうかの境目。ゲーム規制法がゲーム団体の頑張りによって憲法違反としてことごとく葬られていることは何度も指摘していますが、これは性表現についても同じなんです。
「米最高裁判所、『児童オンライン保護法』をまたも差し戻し」
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20040701207.html
>ワシントン発米連邦最高裁判所は6月29日(米国時間)、インターネットで有害画像を年少者に配信するポルノ業者を罰する目的で制定された法律について、憲法で保障された言論の自由を侵害するおそれがあるという判断を下した。

それにひきかえ、性犯罪者には声を大にして自己の権利を訴えるという術がない。要は犯罪者風情が何を主張するかでおしまいですから。これは「性」を取り除いても同じでしょうが…誰かが代弁する必要あるんでしょうが、あえて火中の栗を拾おうとするのは怖いでしょうね。最近だと安田弁護士のように火達磨になる覚悟が必要でしょ。

>成立以来、一度も施行されたことのないCOPAは、「未成年にとって有害な」コンテンツを簡単に閲覧できる状態でインターネット上に掲載した罪に対し、最高5万ドルの罰金を科すと定めている。また、成人がオンライン上のポルノコンテンツを見る場合に、アクセスコードなどを使って事前登録する仕組みを導入することも義務づけている。

>ケネディ裁判官は判決文で、現在ではCOPAの規定は大雑把すぎると評している。もしCOPAが施行されれば、「言論の自由への甚大な悪影響と、深刻な不安をもたらす危険性がある」とケネディ裁判官は主張している。ケネディ裁判官によると、フィルタリングソフトは、「年少者が有害コンテンツにアクセスする問題を完璧に防ぐものではない」という。

あー竹花や藤岡に読ませてやりたい、あなたがたの主張は憲法違反以外の何ものでもないと(日本国憲法はアメリカさまから頂いたものなんだからこういう根本的な自由に関する部分は解釈同じでしょ?)。そういえば刑法とはいえ前田っていちおう法律の専門家なんだから憲法も知っているんですよねorz
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/07/29 03:50
いつもと変わらぬ可愛げのなさに安心しました(笑)

しかし、あの数式はなんだったんだ・・・。急激な増加にふられちゃうんだねー。日本人が急に凶暴になることのほうがおかしいと思いつかないんだねー。なるほどなー。やっぱわかんないんだな・・。

だそうです。登録怠っただけで懲役10年って・・・。すごいなーアメリカ。もう200万人くらい入ってるのにまだ増やす気なのかー。国営企業でも作る気なんだろうか・・。

●今日の中日新聞
性犯罪者情報、登録を義務化
米で法案可決
 【ワシントン=松川貴】子供に対する性犯罪者の情報をインターネットで公開する「子供の保護と安全法」案が25日、米連邦議会を通過した。近くブッシュ大統領の署名で成立する。郵便番号をパソコンに入力すれば、近くに住む前歴者の情報が入手できるようになる。すでに一部の州では実施しており、全米を網羅することになる。

 法案では、子供に対する性犯罪の前歴がある者は州当局に住所や職場、学校を登録することが義務づけられ、居住地を変更するたびに届ける。登録を怠った場合、最高で懲役10年の刑罰。登録期間は最低25年で、再犯者やレイプなどは終身。その間、一定期間ごとに当局に出頭する。

 法案では性犯罪者の懲役刑も厳罰化。誘拐したり子供に障害を負わせた場合、最低25年。12歳以下に対する性行為と、13歳から17歳までに対する性的暴力行為は30年。再犯の場合、最低で20年となる。
commented by yasuhara
posted at 2006/07/28 01:29
う~~~情けないほどのやわさでございます。お気遣いのお言葉痛み入ります。これを機会に少し体を鍛えようかと(マッチョを目指すとかではなくて最低限の体力を維持できるように)。

「権力」について関心を寄せない思想家なんて束になって、焚書坑儒されてしまえばいいんです(暴言)。そのうえで「権力」を解体する点において、発現場所からか、機構をみるか、歴史を紐解くかといったさまざまなアプローチの仕方があるということでしょう。

フーコーの熱に振り回されないための知的武装としてのクールさと私なんかの単なる世界に対する無関心さからくる投げやりさはまったく別物ですよ(苦笑)
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/07/28 00:22
 お風邪大丈夫ですか?

 フーコーが権力論へおもむいたのは『圧倒的に敵に有利な情勢を見据えながら、局所的な自由がマクロな支配状態を転覆させるためにいたるまでの条件を探るため』でした。
 『必然的な制限のかたちで行使される批判を、可能的な乗り越えのかたちで行使される実践的な批判へ変えること』
 フーコーはニーチェのヒートアップする仮面のなかでひたすらクールであろうとしました。『暴力の哲学』 酒井隆史より

 見習いたいものだ・・・。遊鬱さんは今のままで十分クールなんではないかと思うですよー、あっでも今お熱なのか。早く治るといいですね。
commented by 安原
posted at 2006/07/27 02:12