いつか来た道
>政府一体となった「リフレ策」への傾斜がはっきりしてきた。日銀の超金融緩和を利用して、デフレからの脱却、更には株価や地価の上昇、名目成長率の押し上げをはかろうというものだ。ここには政治的な思惑や外国資本の圧力が見え隠れする。
政府一体って…肝心の金融政策の舵取り役である日銀が金融緩和を止めようと躍起になっているのは無視ですか?さらには外国資本の圧力が見え隠れって、仮にもクオリティーペーパーでしょ?そんな陰謀論を仄めかすだけの材料はおもちなのでしょうか?
>思えば、80年代後半のバブル経済も似たような状況で進行した。88年には景気が力強さを取り戻していたが、89年の消費税導入を控え、日銀は金融緩和の継続を余儀なくされた。前年に株価の急落を経験し、海外からも緩和の継続を期待された。88年には名目成長率が7%以上になっていたが、公定歩合は2.5%にとどまり、株や不動産取引が高まった。
株価の急落を余儀なくされたのは大蔵省様の通達による特定業種への金融引き締めだったという事実は無視ですか?
>巨大な債務を抱える政府が日銀に実質マイナス金利を求め、家計にそれを負担させたうえで再び資産インフレ、税収増を狙い始めたようにも見える。こうした「リフレ策」の結果、持てる者はますます富み、持たざる者の負担は大きくなって所得・資産格差は一段と拡大する。バブルで一時のお祭りに酔った後、国民がいかに大きな苦しみを味わうか、忘れたわけではないと思うが。(千)
デフレ下でこそ優勝劣敗が決まるというのは、それこそ戦前の金解禁絡みの日本で財閥だけが巨大化した歴史が教えるところです。デフレこそもてるものともたざるものの格差を拡大、固定します。不景気より好景気のほうが国民全体にとっていいに決まっているでしょうに…。
bewaadさま「素人が答えていいのでしょうか?(回答を伺う前に答えてしまいますが)」
を読めばそれこそリフレが総て(もう言い切ってしまいます)の傷を癒すことは明らかです。現在とりうるほかの手段の中でこれだけ総ての問題に対処できる処方箋が他にあるというなら教えてもらいたいものです。構造問題?それこそ余裕と時間をかけて漸進的にとりくむ課題でしょう?
と、ここまでを前段としてバブル、バブルと囃す声と、列車に乗り遅れるなというハーメルンのラッパの間にあまりにも笑える事件が起きたので記録。
日経平均、誤発注観測などで急反落・終値301円安
>きょう東証マザーズに新規上場したジェイコムへの誤発注観測をきっかけに銀行株や証券株に連想売りが広がり、投資家心理を冷やした。7日の米株安に加え、14時発表の10月の機械受注統計がやや失望感を誘う内容だったことも、利益確定売りにつながった。あす9日に株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を控え、仕掛け的な売りも出たという。
でこのジェイコムでオバカをやらかした犯人探しが始まり、続々と無関係のコメントをだす証券会社が増える中で
みずほ証券、ジェイコム株を誤発注・「1円で61万株」
>同証券は「売買注文を入力する際の誤りにより、関係者に多大な迷惑をかけ、深くおわびします」と誤発注を認めるコメントを発表。「事実関係を確認中で、今後の対応策は東京証券取引所と協議中」としている。
これで犯人確定、ただ今回のドラマはここから始まります。
196 名前:これでもくらいやがれですう 投稿日:2005/12/08(木) 19:34:23 ID:ZDyQJi1Y
市場の話題 みずほ証、前代未聞の誤発注 損失1000億円の見方も2005/12/08, 18:56, 日経速報ニュース, , , 907文字
>8日の東京株式市場は、東証マザーズに新規上場したジェイコム(2462)株へのみずほ証券による大規模な誤発注に揺れた。金額にして約3600億円にも上る“誤り”に、一時は「金融システムにも影響が出るのでは」との不安が広がった。
>大規模な誤発注は過去にも例がある。2001年11月30日にUBSウォーバーグ証券(当時)が電通(4324)株の上場初日に「61万円で16株売り」を「16円で61万株売り」と誤り、数十億円単位の損失が出たとみられている。 そのわずか4日後の12月3日にはドイツ証券がいすゞ(7202)株の発行済み株式数の約7%にあたる9000万株という大量の売り注文を誤って出した。9万株を9000万株と取り違えた。この時は約定しなかったが、いすゞの井田義則社長は緊急会見し、「多大な迷惑を受けた」と不快をあらわにした。
電通もまた上場初日の出来事で記憶に新しいところです。
今回のケースは、規模で過去の2例を大きく上回る前代未聞の事態。「61万円で1株売り」を「1円で61万株売り」と間違え、ジェイコム株の発行済み株式数(1万4500株)の42倍もの株式が“空売り”された。市場筋によれば、まだ買い戻し切れていない株もあるもよう。みずほが買い戻し切れていない株はどうなるのか。「一般的には、(買い方から売りを出させるような)法的な強制措置はない」(日本証券クリアリング機構)ことから、市場で空売りした株全部を買い戻すしかない。「買い」の間違いであれば、損失は最大でも買い付け金額に限定されるが、「売り」の間違いだと株価が上昇し続ける限り損失は膨らみ、理論的な損失は無限大だ。市場筋の推定で現時点で数百億円とされているみずほの損失が「今後、1000億円以上に膨らむのではないか」との見方も出ている。
空売りで毎日踏まれて損害が積み上がっていく恐怖を味わうがいい!この恐怖は 阪神電車でGO!
のときの個人が損害が確定しないという恐怖です。実際空売りは青天井ですからね。明日からみずほグループは一斉に空売られますからそこで踏み返すしかないんでは?(既にみずほ信託で相当踏ませている気がしますが)
>今回の誤発注は新規上場株に固有な面もある。通常は値幅制限を超える指し値注文は入力できないが、新規上場の初値時に限って、値幅制限が無いためだ。市場では「きょうは参加者の関心が誤発注問題に集中し、関係の無い銘柄の指し値注文が急減した」(CLSA証券の矢萩正弘セールス・トレーダー)という。「みずほ証ショック」の波紋はさらに広がりをみせそうな状況だ。〔NQN〕
で、今回の物語の影の主役が徐々に浮かび上がってきます。つまり敵失をまんまと利用した誰かです。まずは↓
ザラバのジェイコム株のタイムアンドセールス
9時37分に1件で46万株(2600億円!!)お買い上げ!!!
これがみずほ証券自身もしくは、系列会社でもある新光証券などならいいんですがね…。
74 名前:これでもくらいやがれですう 投稿日:2005/12/08(木) 17:02:02 ID:ZDyQJi1Y
野村証券、ジェイコム株の6.9%取得――ディーリング業務で2005/12/08, 16:44, 日経速報ニュース, 128文字
野村証券は8日、同日東証マザーズ市場に上場したジェイコム(2462)株の6.9%を取得したと発表した。一時的な所有が目的としており、野村証券では「通常のディーリング業務を通じて取得した。たまたま取得比率が5%を超えた」(広報部)と説明している。〔NQN〕
とりあえず野村でないことだけは確かになりました。ただ2600億円ものお金を即座に動かせる人間なぞそうはいません。残るは外資(←みずほにとっては最悪のシナリオ)、大和くらいだと思いますが…とりあえず数日は楽しませてくれそうです。これがきっかけで株価崩落したらそれはそれで笑えるんですが。
まあ、そもそも あるある大辞典そのⅢ
に記したように証券会社がやりたい放題の自己売買部門を堅持していることが最大の問題なんですが、どうせ売買に当たって再発防止のため二重チェックシステムを導入とか小手先の対策でお茶を濁されて終了でしょうね。