ひぐらしのなく頃に推理暫定版 Ver2 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

以前の推理暫定版 に今回「ひぐらしの鳴く頃に解」をプレイしての補足


「ひぐらしのなく頃に」ツインハートコミックス 宙出版

まじめな内容のアンソロジーはやっぱり合わないみたい。他のゲームのアンソロジーでもギャグ系ならば面白い作品(最近は萌え系4コマの作者として続々進出しているけれど)はあるんだけれど、短編でシリアスを原作者以外が作るとなるとやっぱり内容が薄いな。


以下「ひぐらしの鳴く頃に解」をプレイしての推理の補足

伝染病という推理が正しいとしてその感染経路

解をするまでは「おやしろ」しかないと思っていたのだが、もう一箇所ふさわしい場所を発見した。それはレナがいろいろと漁ってくるゴミ置き場(不法投棄でさまざまな物が捨てられているのだから考えてみればありうる)。

レナはゴミ置き場で感染、その後雛見沢村を離れるにともない、村を離れるものを許さないという伝承に対する恐怖・不安を引き金として発症。村に戻ることにより治療を受けている。鬼隠し編で圭一を追い回すシーンは圭一の不審な行動と圭一に対する好意が入り混じり一時的に発症(レナはおやしろには忍び込んではいないようなので)。

悟史もゴミ置き場で感染。叔母を撲殺するためにバットをゴミ置き場に隠すシーンあり。殺人を計画しているという意識の昂ぶりが一気に病気を促進。

鬼隠し編での圭一はレナの手伝いをしたゴミ置き場、もしくは悟史のバットを媒介して感染。仲間に対する隠し事をしているという罪の意識をもとに発症。最後、レナと魅音が呼ぼうとしていたのは監督=医者であり、注射しようとしていたのは治療薬の可能性アリ(この点先の推理ではマジックとしていたので訂正)。

綿流し編での詩音はおやしろで感染。悟史を失った悔苦の情をもとに発症、その直後から幻聴(どたんばたんという足音)を聴いている。

祟殺し編での沙都子はおやしろで感染。過去に忍び込んだという記述あり。その後叔父の帰宅と暴行を契機として発症。

この流行病のことをきちんと把握しているのは、古手梨花と医者=監督、この両者が殺されたときには、治療の術を失い流行病(沙都子がばらまいた)で村が滅亡した。また毎回殺される富竹は鷹野二三に打たれている(看護婦である以上その病原菌を病院で手に入れたか、もしくは3年目の祟りで失踪したことになっている梨花の母だとすれば当然)。