海外専門家「韓流はブームで終わることも」
>「韓流はブームで終わる可能性もある」。東京大学の浜野保樹教授は28日、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)が主催した「韓流の持続と活用2006」セミナーで、韓流が続く可能性は少ないと主張した。ブームを越えて文化的底辺を広めるのは難しいということだ。ファンが主婦など特定階層に集中しており、作品に多様性がなく、俳優が千編一律という根拠を列挙した。浜野教授は世界的に人気を集めている日本アニメを例に挙げながら、韓流が進む方向を提示した。日本アニメ業界では年間3万6500件、一日に100件ずつ漫画が生まれるなど、コンテンツと多様性で世界的競争力を備えている、と評価した。韓流改善のためにスターシステムからの脱皮、多様な素材開発、作品の蓄積などを提案した。
韓流ブームが一過性のものとして終わるであろうという前段は同感ですが、後段については多様性を維持するために裾野を広げる大量供給を基本的にいいことだと思っていたのですが、あまりにも量が過剰でも突然死するのではないかという気がしてきました。一般書籍はようやく過剰印刷が招いた自転車操業から抜け出しつつありますが、漫画も一部の売れ筋を除くとパイの分け合いで一冊あたりの売り上げが落ち漫画家が疲弊、結果的に出版社が自転車操業的に漫画家を消費して進化が止まりつつあるのではと。
【参考】
http://newmoon1.bblog.jp/entry/260904/
http://newmoon1.bblog.jp/entry/238092/
>香港文化専門家の林奕華氏は「韓流は過去の香港ノワールと似たところがある」とし、「香港ノワールの衰退を鏡とすべきだ」と述べた。80・90年代にチョウ・ユンファ、レスリー・チャンなど代表的な男性スターでアジア市場を掌握した点が、最近ペ・ヨンジュン、イ・ヨンエ、チョン・ジヒョンなどのスターでブームを起こした韓流と似ているということだ。林奕華氏は「香港ノワールは時代の変化を反映する新しいアイコンを再生産できず、過去を踏襲しながら衰退した」と述べた。林奕華氏は、韓流がスター中心のマーケティングとロマンチック素材に偏っているのが問題点だと指摘した。
こちらの分析も全く同感。格闘アクションに特化も、ロマンチック特化も特化した途が受け入れられなくなった途端絶滅します。
REVの日記さま「ライトノベルのマーケット」
は↑に参考で貼っておいた少女漫画マーケットに関する調査書と重ね合わせると面白いです。オタクマーケット(限らないと思いますが)の構造はそれが漫画だろうが、ラノベだろうがそしてゲーム、アニメでも同じなのではないかということ。
ニャー速「鉄道模型を捨ててから、夫の様子がおかしい」
は↑でいうところのコアな消費層(他人事ですかって(∩゚Д゚) アーアー きこえなーい)ならばその哀しさが分かるはずです、本スレ、コメント欄にも怒りも当然哀しさについて触れたものが散見されています。コレクションはその量ゆえにコレクターにとっては意味を成して、多くあるからいくらかは不要という結論には至らない、ただそこにある、所有しているということにも価値を見出しているはず。
海外から見た“泣けるアニメ”
(火垂の墓は米国人にはきついわな…それよりも君望が上位に入っているのが理解できないw)
海外で嫌われるアニメキャラ
(犬夜叉キャラが上位に並んでいるのは単に人気作品だからなんでしょうね、それよりも逝ってしまったコメントの数々に爆笑♪)
海外で好かれるアニメキャラ
(ルーシーが桜たんを順位で上回っている状況に笑った、日本では考えられない順位)
以下 単行本感想(来月はアニメで手一杯でほとんど新規開拓はできないと思います)
【幸せを届けてくれた作品群】
「棺担ぎのクロ~懐中旅話~」1巻 きゆづきさとこ
ヽ(*´ワ`)ノ ワーイ久方ぶりに新人作家で当たり引いたー♪
萌え4コマの新しい可能性を切り拓いた作品となったと思います(褒め過ぎかとも思いますが、私にはそう感じられたということで)。4コマでストーリー漫画を淡々と描くことで何が生まれるか、それは絵本を読んでいるような不思議な感覚。ぶつぶつと細切れにすることで一話というより一つ一つのエピソードが全体として柔らかく繋がって世界をなすことに成功しています。手にとってぱらぱらとめくったとき、キャラ造型がありふれているからとあっさり投げ出さずに第一インスピレーションを信じて大正解でした♪
物語というよりその空気は「キノの旅」に近いと思います。そして同時に「キノの旅」との大きな違いは終わりを見据えた物語と、寓話として終わることを重視していない物語の差といったところかな?
「おおきく振りかぶって」6巻 ひぐちアサ
あいかわらず、文句なしに熱い展開。試合の先行きというか、一球一球がどうなるか気になって一ページめくるごとにはらはらさせられます。それだけのリアリティーを感じさせる試合運びに作者が野球を本当に好きなことが伝わってきて爽やかな気持ちにさせられます。野球漫画お得意の9回裏だけのご都合主義ではないからこそのリアリティーなんですが、月刊誌に連載され、単行本派の人間にはまた生殺し期間が続くと(この愚痴は毎度ですね)。
「ふたつのスピカ」10巻 柳沼行
過去と現在を行き来してまったく先に進まない展開にちょっぴり飽きてきていたのですが、ようやく螺子が巻かれ始めました。主要キャラがみな生きているだけに進めば力強くていいです、テーマと同じようにただ星を見つめてこのまま先へと進んで欲しいです(なんか病没フラグが予想外のところに立ったし)。
「ナポレオン 獅子の時代」5巻 長谷川哲也
題名に偽りありとつっこみたいところ(主役はロベスピエール、せいぜいフーシェ、サンジュスト)ですが、フーシェ好きの人間にとってはたまらない展開です。癖のある力強い作画にあったシナリオなんですが、女性をもう少し控えめにしたほうがいいのでは(ロラン夫人ならば別ですよ)、癖の強い人物がそろっているだけに、でばってくると話の流れがとまるのを感じます。
「ろまんが」3巻 新井理恵
推奨していただいた勢いで読み続けていますが、なんか普通の少女漫画に感じられてきています(感覚が麻痺しておかしくなっていくのを実感)、そういった魔力がある作品だと思います。エロでもギャグでも恋愛漫画でもない、本来その中途半端さは作品をだらけさせるはず(まだ3巻だから判断には早いかも)なのに、その絶妙のバランスで独特の何かを表現することに成功している模様。
【購入に値した作品群】
「新世紀エヴァンゲリオン」10巻 貞本義行
貞本エヴァは良いですね~。恋愛要素をきちんと軸に据えただけでしんじが単なるへたれではなくてきちんと主人公していますし、レイはヒロインしています。あとはアニメが大風呂敷広げて放置した設定をどう畳んでいくかということですか(こちらはカオルを使って上手く調理しそうな予感)。
「たそがれのにわ」2巻(最終巻)高坂りと
詰め込みすぎじゃウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン!僕たちのたびはこれからだエンドってもったいなさすぎるよorz もしかして1巻が相当売れなかったの?打ち切り?いくらでもまだ話を作るネタは埋まっているでしょ(普通に旅を続けさせて出会う人々とのふれあいを通しての成長を描くだけでも)…。
おまけで収録されていた「プラネットガーディアン」のアフターストーリーの黒さには笑わせてもらったけれど高坂先生の今後が不安。
【暇潰しにはなった作品群】
「ブラック・ラグーン」5巻 広江礼威
う~んこの巻なんて好きな展開のはずなんだけれどイマイチ嵌れない(アクションや雰囲気に既視感が漂うというかなんなんだろいちいちざらっとした感じが付きまとう)。アニメ化で動がつくことに期待します(この作品は動いてなんぼという感じがします)。
「はこぶね白書」1巻 藤野もやむ
下手糞な表紙で随分損していると思います、内容自体は作画も含めてほのぼのとしていてそこそこ楽しいのに。あまり続かない短編向きの内容だと思いますが、とりあえず生徒間飲食禁止に微笑。
「アルトネリコ」1巻 あやめぐむ
原作のゲームは知らないけれどファンタジーしています。きちんと作りこまれた世界設定が魅力的(一体どういう構造になっているのか、その経緯について想像をめぐらすだけでも楽しい)なだけに、その設定に見合うキャラクターが動けば満点なんですがね…。
「女子高生 Girls-High」7巻 たかはしけんじ
アニメ化作品ということでとりあえず軽く手に取ったらあまりのバカぶりにちょい受け。サディスティック19にちょっぴり似たものを感じたのが理由ですけれどっていつまでこれ続けるんでしょうね(最後の方は完全にマンネリに陥っています)。
「兄妹はじめました」1巻 愁☆一樹
兄の妹好き好きぶりを陰に日向にだすさまがいちいち微笑ましくて、軽い萌え4コマとしてはなかなか良い感じ。
【なぜ手に取ったのか理解できない作品群】
「Wチェンジ」1巻 松葉博
絵もあまり上手くないけれど(身体つき、とくにアクションシーンでの動きがワンパターンというか、骨格を感じられない)、物語もなんか最初から読めてしまってまさにページをめくって確認するだけ?
【惰性と言う慣性の法則が働いている作品群】
「プリンセス・プリンセス」5巻(最終巻)つだみきよ
これもまたアニメ化ですかorz(あ、最初に買ったのは3年くらい前ですよ)
もう3巻くらいからぐだぐだの露骨なキャラ萌えに走っていて萎えまくり。どうでもいいことをさも大事件のようにやられてもね、結局はキャラ萌えで解決という脱力振りとあわさって最悪。