今さら改めて記すのも恥ずかしいだけなんですけれど、私にとって小野主上は特別な方です。一応近代小説、古典といわれるものも一通り読んできましたが、それらと比べてもこの「屍鬼」
は遜色ない、その娯楽性を鑑みればむしろ凌駕する地点に到達したと思っています(物差しとして時の経過をものともしない普遍性のみならず、世に出た当時の時代背景との距離でもって先進性を測らなければ正当な評価とはいえないと思いますがそれらを差し引いたとしても)。ざっと思いつくものでも宗教哲学(ニヒリズム)、社会心理(ダーリーとラタネの社会心理実験
、集団心理)、倫理(善悪の基準)、民俗(都市への憧憬をも孕んで)など、時をおいて読み直すたびにまた新たな何かを発見することができる(考えさせられる)豊かな井戸に巡り合わせてくれたこと、そのことについてだけは神(主上)に感謝を捧げてもいいと思うほどに。
私にとってなによりもこの本は宗教哲学の井戸であって聖典です。そのことを体感してもらうためにもできれば、いえ是非とも5冊に分冊された文庫版ではなくて、嫌がらせかと思わせるほどの分厚く重い仕様(信者にとっては待ちに待った新刊なんでその仕様に欣喜雀躍したわけですが…そして当時と同様に新刊発売までの期間が長い今、同様の大著がでることを夢見ています)の上下二冊の原書でもって読んでください。
>『神が真に全能の存在なら信仰の証などどうして必要があるだろう。神は人の内実を見通すことができないのだ。彼の信仰をついに見通すことができなかったのと同様に。だからその証を欲しがる。その証には一定の形が定められていた。その形を遵守するかどうかでしか人の内実を量ることができなかった、そういうことではないのだろうか』
まずは以前無神論でもとりあげたページ(学会信者の子女として生まれたことの苦悩を綴るページでした)がいつのまにかになくなってしまったのでそこに書き込んだ(当時はまだブログをもっておらず、カキコミを偶然保存していました)ものから。
>昨日は突然の書込み失礼しました。読ませて頂く内に何か伝えたいと思ったものですから…。
>おそらく学会との関係で苦しんでいる方々というのは、宗教自体を否定しているわけではないと思います(結果的に坊主憎ければ袈裟までという心境に至っている方もおられるかもしれませんが)。私も学会自体が嫌いというよりは、政教分離という共生の原則を守れないことに嫌悪感を催すだけです。
>「共依存」というより(組織にとって各個人は所詮歯車で代替可能な存在だから)、事の本質は、自由・選択に関わる問題なのかなと思います。自ら選択して学会に属することを決めた者と、ただ両親が信者ということで否応なく学会に属することになった者では、同じ組織に捧げる行動の意味も前者ではまさに自由そのものであり、後者では単なる不自由・束縛に他なりません。
>特に両親が信者の場合、いくら信教の自由といっても圧倒的な弱者たる子供に選択の自由は存在しないでしょう。そして宗教組織というのは圧倒的な善であるが故に内部に閉鎖しているものですから周りも一色に染めてしまう。その子供が物心ついてあるいは金銭的に独立できるようになったとしても、宗教組織から抜け出すというのは厳しい戦いでしょう。それまでに築いてきた関係性を総て失うだけでなく、周囲総てを敵にする覚悟が必要になるでしょう。得られるもので確実なのは不確実な自由だけ、一歩を踏み出す勇気と現状維持という惰性に甘んじる葛藤の中で決断できるか…
>当事者でない想像の世界ですが、それでもその困難な一歩を進もうとする者に祈りを捧げたいと思います。
>「本当に祈るものは願いはしない。ただ自分の境遇と苦しみを語るだけである。小さい子供が歌うように、悩みと感謝を口ずさむのである。」引用というだけで拒絶感があるかもしれませんが、素敵な文章だと思います。長文失礼いたしました。
>今までの人生の拠り所を自らの意思のみで捨てるというのは、精神的にも物理的にも大変なことと思います。私自身は無神論者なので想像することしか出来ませんが、今までとは別の人生を歩めるように祈っています。純粋に祈りという行為は神仏とは別に成立するものと思っていますから。
上巻を丸々つっこむという主上以外には到底出来ないであろう冒険的(まさに淡々と世界を描いていくことに精魂をこめている)な壮大な作りこみのうえに世界(=村だけでなく外部への眼差しをも含んでいるので)を細部に至るまで完璧に作り上げ、下巻はその作り上げた世界がもつことになった(あえていうと主役は有機生命体としての「村」です)躍動感でもって疾風怒濤のように最後まで濁流でもって押し流します。当時、夜9時くらいから読み始め、私は徹夜でその終末まで一挙に読まされてしまいました(気付いたら朝4時でした)。
この物語では数多くの犠牲(あえて名前は明かしません)の上に、読者は否応なしに僧侶かつ作家である静信か、その親友で医者である尾崎敏夫の両者の極論とも言える眼差しに対する賛否、態度表明を強要されることになります。作中ではその二者択一から逃れる道も当然のように示されています(それがおそらく一般人の視点であろうという主上の温かい眼差しと考えるか、ルビコンを渡ることを決断できない指弾と受け止めるかは知りません)。
神を信じるという意味を神に放逐された異端の立場から見つめることで露わにしようという意図は、当初静信の小説内小説の浮き方が読者に違和しか覚えさせないのに対して、後半現実との連動性が高まるにつれ単なる小説から哲学へと昇華するその瞬間を目の当たりにすることになります。
神を信じること、それは神による救済を期待するのではなく、神に望むことそれは孤(目に見える繋がりばかりではない)を救うことそれは神でなくてもできることであり、神でないとできないこと。それを村への同化と異化でもって示している(繰り返し出てくる余所者だからなる言、踏み絵としての虫送り)。ここに宗教と社会が綺麗に交わる、しかも小野主上の思考を辿りながらが導かれる結論のその救いの無さが救いになる逆説。
ドストエフスキーが「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」で近代精神の前に死亡宣告を突きつけられた神無き後の人間像を模索し、結局は愛郷心とでもいうべきまさに社会に縋ったのに対してそれをも否定しきることで描かれる人間像。それは哀しさを何かで紛らわすことなく哀しさとして受け止めて生きていく姿。
>『そして私は生きたいとは思えない。ただ死にたくないの。それってとても虚しいことだわ。そんな生にしがみついていなくてはいけないの?』
>『けれども生きるということは結局のところ、存続のための存続に奉仕するということなんだよ。ただ存続のためにだけ存続する。その虚しさを抱えて、それでも諦めずにいるということなんだ。』
>『あがく、ということ…。』
26 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/19(月) 02:33:32 ID:GKKsvl4J
前スレ>>934さんへ。わたしは>>929さんではありませんが提供いたします。傍点・ルビは省略。…まぁ、アオリってのはほとんどハッタリと思って間違いないというか。ちなみに微妙にネタバレアリ。
いっぱい
どこの学校にだって怪談の一つや二つはある。でも、あたしが通ってる高校のはとびきりよ。旧校舎をとりこわそうとすると、機械は壊れる、人は死ぬ、お化けはでる……。思いあまった校長先生、ついに霊能者に助けを求めたの。で、やってきたのが、性格わるくてナルシストのゴースト・ハンター、ナル君。なぜか助手をつとめることになったあたしの前でも怪現象が続発。つきとめられた意外な正体! これがあたしとナルの恋の始まり!?
ホントにいっぱい
彼。渋谷一也。性格悪くてナルシストのゴーストハンター。あたし。谷山麻衣。15歳の女子高生。ひょんなことから彼の悪霊退治事務所「渋谷サイキックリサーチ」でアルバイト始めて三ヶ月。ついに来ました、ナルと二人で大活躍のチャンスが! なんて喜んだのもつかの間。訪ねた古~い洋館は、見ただけでもオソロシーところ。誰もいない部屋は家具が全部サカサマ。震えるあたしを、ナルは「ぼくがついてるよ」って抱きしめてくれたけど……。
眠れない
「渋谷サイキック・リサーチ」の所長は、渋谷一也。そこでアルバイトをしているあたしは、麻衣。今度の調査は次々に訪れる女子高生の依頼で始まった。“友達がキツネにとり憑かれた” “部室でポルターガイスト現象発生” “その席に座ったコは必ず事故にあう”。どこの学校にもある噂や七不思議どころじゃない。調査にのりだしたら霊たちが大怒り。あたしにも危険がいっぱいだけど、いつもはボーとしてる麻衣が、今回は大活躍するよ!
ひとりぼっち
あたしが、「渋谷サイキック・リサーチ」でアルバイトをしているのは、所長のナルがカッコいいからではない。だって、彼の性格の悪さは、今回の調査で決定的なものとなった。
――緑陵学園。麻衣の目の前で鬼火が次々と人魂を食べていく。やがて最も邪悪な霊が巨大な鬼火となって人を殺す。生徒たちの遊びから生まれた呪いを除く方法は、本人に呪いを返すしかない、と冷たく言いきるナル。こうなったら麻衣が対決。恋と恐怖の一本勝負!
27 名前:26の続き 投稿日:2005/09/19(月) 02:34:06 ID:GKKsvl4J
なりたくない
今回の調査は、この館で数知れない人間が姿を消しているという幽霊屋敷。建てられてからも増改築を重ね、いまや106室を数える異様な洋館だ。しかし、建物の外周と内側の寸法が一致しない――隠し部屋!? 呼び集められたのは、「渋谷サイキック・リサーチ」組を含めて総勢20名。その中から3人が消え、そして、ついに麻衣が連れ去られた! そこは血に塗りこめられた部屋。喉には冷たい包丁が! 夢なら、ナルの腕の中で覚めさせて!
よばないで
ナルが、ついにやられた!日本海を臨む断崖の上に建つ吉見家は、代替わりのときに必ず怪異が起こり、多くの人が死ぬ。そして今、当主が亡くなり、新たな悲劇が始まった。――呪われた屋敷を訪れた「渋谷サイキック・リサーチ」の一行を待ちうけていたのは、これまでに出会ったこともない強力な「何か」。ナルを失った霊能者たちは、いったい、どう闘うのか!?ナル、もう一度、麻衣を助けてください。
ヘイキ上
リンが消え、綾子が消え、そして、ナルも消えた。朽ち果てた校舎の中で、麻衣はひとりぼっち――ちがう、麻衣の手を握る小さな手が、ひとつ、ふたつ……七つ! 「渋谷サイキック・リサーチ」の八人がやってきた廃校は、そこだけ時間が止まり、五年前のまま。生徒も五年前のままで、自分たちの生命がなくなったことも知らず、仲間をふやし続けている。メンバーを取り戻すため、闘う麻衣は、ひとり――ナルは、いない。
ヘイキ下
「……やっと、見つけた……」
ナルは湖畔にたたずみ、呟く。 日本じゅうを旅しながら、ナルが探していたものは、何? なぜ、わずか十七歳にして“渋谷サイキック・リサーチ”の所長なの? 夢の中のナルは、いつも麻衣に優しく微笑むのに、現実のナルは微笑わないのは、なぜ? 唯我独尊、謎だらけのナルの秘密が一つずつ明かされ、残された言葉は「さよなら」?でも、そのまえに言わせて、「好きだった」。
29 名前:26の続き 投稿日:2005/09/19(月) 02:34:42 ID:GKKsvl4J
おまけ。帯のアオリ。
ホントにいっぱい 「優しさが信じられない怖い恋。」
あたしにぜーんぜん優しくなくてナルシストのゴーストハンター・ナルくんよりも、性格悪い悪霊がいるなんて、信じられない! 退治できると思う?
ひとりぼっち 「シリーズいちばんの、こわさ!」
ホラー学園の調査にのりこんだ麻衣は、夢で事件を予知した。でも、ナルくんが信じてくれるわけもない。人魂や鬼火がとびかう恐怖の中に置いてきぼりにして、ひとりで事件を解決しようなんて、ホント、性格悪いよね!?
なりたくない 「きっと見つけてください!」
次々と人が消える不気味な幽霊屋敷は、なんと106室もある巨大な館。そして、ついに麻衣が消えた! つれていかれた部屋は血に塗りこめられ、喉には冷たい包丁が。ナル、あたしの命が終わる前に、きっと見つけてください!
よばないで 「霊より怖いものが、やってきた!」
絶体絶命のときも、ナルは麻衣をかならず助けにきてくれた。そのナルが、ついに倒されてしまったの! 霊よりも怖い「何か」を相手に、麻衣はどう闘えばいいの? ―もっと早く、伝えたかった。「あなたが好きです」。
ヘイキ上 「ずっと、あなたを探してた!」
「渋谷サイキック・リサーチは、きょうで終りだ」。唯我独尊の所長から、とつぜんの解散宣言。理由は、「自分が、そう決めた」。たった一言で終らせるナルに、麻衣はついに怒りを爆発させ、説明を求めた――そこで、ナルの謎だらけの過去が明かされることに!
ヘイキ下 「きっと、笑顔で会えるよね!」
麻衣の学校で起きた怪事件の調査で集合したのが、「渋谷サイキック・リサーチ」のはじまりだった。あれから、みんないつも一緒だった。泣いて笑って、ケンカして。……でも、きょうで「さよなら」だから、謎だらけのナルの秘密、そっと教えて! シリーズ完結編。
なんだか懐かしくて涙が出そうになりました。
31 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/19(月) 03:12:24 ID:t59PTT/k
>>1乙 新スレ(゚◇゚)ソクイ!
>>26,28,29 お疲れ様です。
それぞれ2~3行だと思ってたもんで気軽に書いてくれとか言っちゃってすみませんでした。ハッタリつか大嘘と分かってても読むだけで体力削られる・・・・・・問題の「ぼくがついてるよ」のシーンとか、実際は近寄りもせず「怖いなら帰れ」の一言で流されたのに。主上も担当も苦悩したんでしょうな。マジありがとうございました。おかげで暫く新刊mdは言わずに済みそうです。
32 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/19(月) 05:13:16 ID:2JzhcX0E
アオリだけ読むと別の話みたいでワロス そういやあの頃のピンク本はとにかく恋愛もの主流だったな。今はどうか知らんが。
33 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/19(月) 07:49:27 ID:2AjuSjlC
そりゃ
1.主人公は何の能力も持たない普通の女の子でなければならない
2.その女の子の一人称でなければならない
なんて鉄則があるくらいだからね。
悪霊の場合は微妙に1を逸脱してるんだけど、キャラ紹介の麻衣の部分とかではそれに必死で抵抗してるのが分かって笑えるw
667 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/28(水) 00:26:58 ID:tQmtzZvH
新刊でないしヒマだから十二国記川柳会(短歌でも可)でもするか?
うつくしく こともなき世を うつくしく
氾王
謀反人 捕らえて畑の 肥やしかな
廉王
ごくたまに 怒鳴り返したい 時もある
供麒
あちら立て こちら救えば そこが荒れ
そろそろ碁石を 数えてみるかと
延王
669 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/28(水) 01:50:05 ID:ZCwMOWeI
もみじの音《ね》 なければないで まちどおし
供筋肉
しどけなく もたれかかるは あるじの背
臣の視線で 磨く脚線
麗梨雪
いとけない 寝顔はどこに 大泰麒
髭などあれば 忠心も消え
桃斎
727 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/29(木) 00:00:07 ID:UYYdJkCj
0時の 新刊マダー です。 新刊発売まで、また1日縮まりました。
728 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/29(木) 00:02:47 ID:12fzOCqt
無限は幾ら-しても無限でつ;;
729 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/29(木) 00:19:11 ID:2hHEN40s
新刊新館神官森閑震撼新患新歓
しんかんイッパイ!
730 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/29(木) 00:32:36 ID:mV1OtlPM
おまいら…なんて健気なんだ・゚・(ノД`;)・゚・
ほんとは分かってるんだろ?新刊はもう出ないんだって………
781 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/29(木) 23:59:55 ID:hh0eklU5
- 0時の 新刊マダー です。 -
\*****************/
- 新刊発売まで、また1日近づきました。 -
/*****************\
785 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/30(金) 02:24:29 ID:wxdFqUSr
嬉しいなあ
また一日新刊に近づいたわけだね
期待に胸が高鳴るよ
786 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/09/30(金) 04:12:24 ID:4pLAK2u0
(棒読み)
新刊予報が出始めて以来、それまでは1週間に1度スレを覗いて新刊マダー(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチンとカキコんでいただけなのに、毎日覗いて新刊に近づく喜びを噛み締めています。・゚・(ノД`)・゚・
862 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/01(土) 00:54:33 ID:GP+Vahvi
ここの住人を見てると、かの「忠犬ハチ公物語」を何故か連想してしまう・・・
(あらすじ)「十二国記」が大好きな少年がいました。なけなしのお金を貯めては近所の本屋で1冊ずつ買し足していく、それが彼にとっての恒例行事であり何よりの喜びでした。
ところがある時を境に、「十二国記」の新刊はパタリと出なくなりました。それでも全巻を買い果たした彼にできる事は、本屋に足繁く通っては新刊が店頭に並んでいないか確かめる事だけだったのです。やがて雨の日も風の日も通い詰める彼の姿に、始めは冷たかった本屋の店員も事情を知り同情を禁じ得ませんでした。小銭を握りしめた彼が求めていたのは、ただただまだ見ぬ新刊の姿だけだったのです。
いくつもの季節と年月が流れ、少年は大きく成長しました。そして・・・やはり新刊はいつになっても出ませんでした。それでも書店通いをやめない少年、それをついに知った母親は書店にたたずむ少年に涙ながらに言うのでした。「もう・・・新刊は出ないのよ・・・」
長年の行脚の末、すでにその真意が理解できなくなっていた少年は、その日もどこにも見当たらない新刊を探してただつぶやくのでした。「新刊マダー・・・?」 (完)
863 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/01(土) 01:01:07 ID:4i5FMlVa
ポチと呼ばれようが、ハチと呼ばれようがじっと待つ…。
γ''"""ヽ、
/ / ゚ ▼)
し' (,,゚Д゚) <新刊マダー?
ノ|(ノ |)
∠,,人,,_,,ノ
U"U
864 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/01(土) 01:08:42 ID:+Rv5qHji
平成2001年11月に出る予定だ。もう少しだ、もう少しの辛抱だ!
新刊クル━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!と浮かれていたコミック版「黒祠の島」も順調に来月に発売延期です!!!(出版社に問い合わせましたよorz )
617 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/24(月) 14:08:15 ID:5x9eLmox
先日、画伯とお話する機会があり伺った話を少々報告。(初対面の一ファンなので、これ以上の話は特に伺ってません)「よく、オレの所に(『従似』の)新作の原稿届いてるのにオレが描かないとか言われるけど、それは無い無い。誰がいつまでも公開せずにいるか」と笑いながら話されてました。
「画集は話が完結してないから、イラストの注釈が入れられない」 「設定が未公開になってる」「一つの世界観だから完結しないと出せない」ので出せないのだそう。全ては主上次第と言う事ですなー(^0^) 個人的には未公開ならそのままでもいいんじゃないかと思うがその辺にこだわってらっしゃる所に職人気質を感じた。『従似』以外では出す予定があるそうです。本は『B州ト』後、2作描いたら3巻出すそうです。
個展されるかどうかもお聞きしてたのですが、長話したせいで思い出せない…あほですな。(。_。)
画伯御本人も「早く『従似告』祭りすればいいのに」と…。画材は「その辺の物使ってる」のだそう。絵は全て筆ペンだそうです。殆どお一人で描いてらっしゃるそうです。
そして「来年には、尻を引っぱたいても書かせる」と主上の担当さんが語っていたと、画伯から聞きました。主上はどうもファンの予測プレッシャーに筆が止まってらっしゃると。「そんな物気にせずサッサと書け!後になる程と余計書けなくなる」と画伯もそうハッパを掛けてるそうな。私も結局、どんな形で完結してもファンは自分のご贔屓キャラが沢山出てこないと納得しない(つまり文句は出る)と思うので、多いに賛同しました。
来年には新刊と出会えるの?それを糧に生きていけます。
687 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/27(木) 02:25:59 ID:BjEdiA8J
コノスレの人たちってすげーポジティブ?
688 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/27(木) 02:57:13 ID:vbXaAB3H
ここに居るのは皆、柳の住人ばかりだからな。
689 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/27(木) 03:26:51 ID:e2HqWX7C
不吉な事を…
690 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/27(木) 07:18:36 ID:2z8dHsCj
今は不安を通り越して妙に明るくなった状態
691 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/27(木) 07:46:11 ID:MD1h3e6H
「マリ見てスレがすっかり荒れたんで、近頃では十二国記スレにまで荒らしが出る。――あたしは見たことはないけど、そういう噂だ」
689は思わず687の顔を見る。
「――おまけに近頃、天候も落ちつかないしね。日本海側では大雪と地震で
関東でも地震が続いているそうだよ。――いい作家なのに、どうしてだろうね」
スレの空気がきしんだ。690はその音を不由美の心のきしみのように感じた。スレは上から順に荒れていくのだ。本当にこのスレは傾こうとしているのかもしれない。
マリ見てスレはあまりに荒廃としてしまったのでとっくに撤収してしまいました、同士と慰めあわなくても新刊は定期的に出るしね。
644 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/25(火) 15:56:58 ID:BDeGhSu2
そもそも卵果で生まれる設定って必要だったか?
692 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/27(木) 10:43:39 ID:h7AOE88m
>>644
『麒麟が王様を選ぶというシステムを考えた時に、血縁があると成立しなくなっちゃうんですよ。やっぱり親は子供に自分の財産を受け渡したいと人間の心情として思いますから。血縁というものをどこかで切っておかないと、この王様が倒れたから、じゃ全然別の人を引っ張ってくるといったシステムが成り立たなくなるような気がして、ああいう風に設定したんです。それと別に作品の都合もあるのですが、それは秘密。」
by小野主上 '96年活字倶楽部
693 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2005/10/27(木) 13:11:25 ID:C0n9mt7M
>>692
もっとキボンヌ。小野さんのインタビュウ。雑誌持ってる人。
737 名前:692 投稿日:2005/10/28(金) 14:18:57 ID:kuFXUdKN
>>693
問「各国にきちんとした歴史があるように思うんですが、それも世界のあらましと一緒に大体のところを考えていたんですか。」
小「まあ、漠然とですけれど。」
問「それは頭の中だけですべて整理なさっているんですか。」
小「いえ、一応メモを打ち出して、ぶっといバインダーに収めてあります。」
問「設定資料集みたいなものですね。それには内容がどこら辺までつまっているのでしょうか。」
小「各国の概略と本編の最終話までのタイムテーブル、最終話に関係のある世界設定だとか。」
問「それはこれからどんどん出てくる部分と考えていいんですか。」
小「そうですね。でも、何割出てくるかは謎なんです(笑)。」
アニメ脚本集でも語られていたように、新刊が出せないならその設定集だけでも充分に妄想で補完できますので出してください、お願いします主上!!!