http://ameblo.jp/fuyugare/entry-10107268244.html の続き
690 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/22(水) 17:23:54 ID:kfaaAqWV
――小野さんの創作の背景には、やはり仏教を学ばれたということは大きいですか。
「そう思います。ただ、仏教の思想というよりも漢文の読み下し、解釈を徹底的にさせられたということのほうが大きいかも。やはり、いまの時代、仏教を学ぼう、特に日本に伝えられた仏教を学ぼうとすれば、サンスクリット語でなく、漢文の文献をあたらねばなりませんから」
――しかし、一方、そういった仏教思想が作品に直接顔を出すということはありませんよね。十二国記にしても、仏教ではなく、道教の世界ですし。
「まあ、それは(笑)。私の知人で数学を専攻したミステリー作家がいますけど、その方の作品に数学を学んだ影響が直接出てるかというと…(笑)。あ、出てるのかな、あの方の場合(笑)。それはともかく、漢文をやったおかげで、やはり中国の古典に対する興味が強くなって、十二国記の始まりはまずそこですね。さらに、中国物を書きたいというよりは、中国古典的な世界を創造したいという思いのほうが強かったんです。宮城谷さんをはじめ、中国の古典の世界を現代日本にも受け入れられる形で書いておられる方はたくさんいらっしゃる。果たして自分がその中に入りたいかと問えば、それはちがったんです」
――というと?
「う~ん、こう言うとすごく軽薄に聞こえることは承知してるんですけど(笑)、中国歴史物の雰囲気だけが欲しかった。ゲームで例えるなら、ドラクエの設定だけ欲しかったという感じでしょうか(笑)。設定や世界観を中国から拝借した上で、そこに構築するのは完全な自分の世界。傲慢ですけど、そういうことがやってみたかった」
――いまおっしゃったことは、一面、酒見賢一さんがおやりになってることと近いという印象を受けます。
「近いです。同じかも(笑)。『後宮小説』を読んだときは目の前が真っ暗になりました(笑)。あ、先にやられたって」
691 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/22(水) 17:25:14 ID:kfaaAqWV
――もちろん、酒見さんの作品と小野さんの作品は、手法を除いてはまったくちがうのですけれど。
「男と女の差っていうのもあるのかもしれないですね。たとえば酒見さんの『後宮小説』と、十二国記の最新作の『図南の翼』は、どちらもティーンの少女が主役で、一種のビルドゥングスロマンです。でも、どちらがいい悪いじゃなくて、双方の手触りっていうのは、かなりちがう。ちがうんじゃないかと思います。私はやはり主人公の少女を、自分の中にある一面を抽出して、もちろん理想化はしてますよ、書いているわけですけど、酒見さんの場合はやはり10代の少女を外から見て、想像して書いていると思います。で、その結果、酒見さんの『後宮小説』がファンタジーノベル大賞の作品として一般作、十二国記がティーン向けの文庫ということになるのかな、という気もしますね」
――しかし十二国記も、本の雑誌で鏡明さんが絶賛されてたように、決して少女だけが読んでいるわけでも、評価してるわけでもありませんよね。
「素直にありがたいことだと思ってますけど、やはり始まりが10代の少女に迎合して始まっているというところもあるので、ちょっと気後れする部分もありますね」
――迎合ですか?
「このシリーズの最初の作品は、現代日本の女子高生を主人公としています。日本で安逸な、でも周囲とはどこか溶け込めない暮らしの。まさにホワイトハートの読者なら絶対に感情移入できる主人公を計算して作っているところがあるので、やはり最初の『月の影影の海』は他とはちがいますね。まだあの時点ではシリーズとして継続できるかどうかもわからなかったので、あれ一作で終わってしまってもいいようにお話を作ってますし」
692 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/22(水) 17:26:29 ID:kfaaAqWV
――そういう、少女向けという意識が変わってきたのはいつ頃ですか。
「最初にそれを意識したのはシリーズの外伝的な『魔性の子』(新潮文庫)を書いたときです。少女の夢見る世界から、これはもっと一般化できる世界を自分は作っているという意識が出てきました。本編でもその意識は次第に強くなって、『東の海神 西の滄海』あたりからは確実に出ています。でも、それは同時にそれまでの読者の少女たちを切り捨ててしまうというのではなく、少女が読んで楽しい小説から、少女が読んでも大人が読んでも楽しい小説にしようということです」
――そうなると逆に、いまのシリーズの入れ物であるホワイトハートというのが枷になってきています?
「そのとおりなんです(笑)。講談社のほうにちょこちょこ苦情がきてまして(笑)、いわく“あんな表紙の本は買いにくいじゃないか”とか、“字が大きすぎる”とか…(笑)。理想を言うと、ホワイトハートはホワイトハートであって、同じ作品が通常の講談社文庫であるとか、最初に普通の装丁の単行本で出して、文庫に落とすときはホワイトハートとか、そういうことができればいいんですけど、ま、無理ですね(笑)」
――さて、最新作『図南の翼』が出てからそろそろ一年になりますけれど、今後、シリーズはどういった方向に展開していくのでしょうか。
「その前にお詫びですけど(笑)、実はこのシリーズの作品はしばらく出せないかなと思います。というのも、最初のほうで質問をいただいた、自分のバックボーンである仏教思想を前面に出した作品というのをいま考えていて、それがかなり大部なものになりそうな気がしてるんです。内容的には、ちょっとこの段階で言っていいものかどうか迷いますけど、ある僧侶の内面世界を描くホラーといった感じのもので、いまこれを書いておかねば的な、自分に対する使命感みたいなものがある作品です。おそらくこれを書き始めるとまちがいなく一年は他のことに手が回らないので、シリーズの次は再来年ということも。ごめんなさい」
――それは残念です。いっぽう、いまお考えになってる作品も楽しみです。
「十二国記は、いまもうかなり後々の展開までできていて、あとは、ならお前、早く書けよといった感じです(笑)」
693 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/22(水) 17:27:29 ID:kfaaAqWV
――次はどこの国が舞台になるんでしょう? いまだ描かれていない国もありますが。
「次はまちがいなく某国です。某国の某麒麟が主人公(笑)。と言えば熱心な方にはわかっちゃうかも(笑)。シリーズにとって重要なエピソードを、外伝のままにしておくわけにはいかない事情ができたんです。構想の上で。それで、まあ、そのお話をあくまで十二国記という枠の中で再描写するつもりです。その後は、(以下100字ほどネタバレ)も書きたいなあ(笑)。ま、すべて長編にはならず、いくつかは短編ということになると思います」
――シリーズはあと数作で終了という噂もあったので、それだけ書かれる意欲があるというのは読者も安心すると思います。
「これは作家の業だと思いますが、構想がどんどん膨らんじゃって、書きたいことが次々に思い浮かんじゃうんです。正直、『図南の翼』を書く前は“あと2つか3つで終わりだな”とかも思って、うっかりそれを口にしちゃったこともあるんですが、いまはシリーズは長い物語になることははっきり決まって、最後の展開まで決まっています」
――その今後の展開を、さしさわりのない範囲で教えてください。
「そうですね。細部まできっちり決まってるわけじゃないということと、大きな変更もありうるという前提でなら」
694 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/22(水) 17:28:14 ID:kfaaAqWV
――それでかまいません。
「熱心な読者の方はもう気づいていると思いますけど、いま、いろんな国の王になっている人物は、誰も王制、いわば天の理に幻想を持っていません。十二国のシステムにすごく懐疑的なわけで、他の人間がやるより自分が王になってたほうがマシ、仕方なく王をやっている王がすべてなわけです。彼らはやがて、全員が出会うでしょう。そのとき合意されるのは、やはりシステムへの抵抗。一方、各王にはそれぞれ麒麟がついていて、この麒麟という生き物はその成り立ちからしてどっぷりとシステムの内側にあるわけです。システムを支える生き物といってもいい。システムを壊そうとする者と、支える者。その対立を描くことがシリーズの最後です。双方が相手を愛するがゆえの対立、悲劇になっていくと思います。王と麒麟がそれぞれの意思に反して闘わざるをえない悲劇です」
――それは壮絶な展開ですね。
「単純なハッピーエンドにはならないでしょうね。悲しい終わり方になると思います。あ、そうそう。王たちが天帝とその理に決定的な疑念を持つきっかけを作るのは、ある作品に登場したある人物です。その人物が蓬莱からある国に海客となってたどりついてある王と会い、ある麒麟と再会し、そして…。しゃべりすぎました(笑)。シリーズの読者の方々と、再来年、またお会いできることを楽しみにしています」
695 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/22(水) 17:29:15 ID:kfaaAqWV
問「それ(戴国)以外でお書きになりたい国の話がありますか。」
答「特に無いです。その辺って本当にファン次第というところがあって。基本的に刊行ペースは理想として年三冊なんですよね。本編の方はもう上下巻じゃないと無理だというのが確定しているので、そうするとハンパが出るんです。それに番外編みたいなのをあてる気ではいるんですけど。」
問「先生の頭の中だけの、読者の目の触れない再度ストーリーというのも存在するわけですね。」
答「割とたくさんあつて、『東の海神 西の滄海」だとか今回の『図南の翼』だとか、本当は別に書く予定とかなかったんですけど、自分の中ではこういうことだ、というのがあったんです。番外編を書くということになって、じゃあこれ(『図南の翼』)を書くことにしようかなって。」
※『図南の翼』について追記
答「最初考えていたのは、やっぱり十二国の王様全部が知りたい、と言ってくる読者の方が多かったので、まだ出てない国の王様の話をちょっとバトンリレーみたいな形で、五本くらい短編を集めて短編集を出そうという話だったんです、もともとは。まあ、みんなが馴染みのある珠晶から始まって、奏国の王様にタッチして、奏から別の王様に…っていう風に五本書く予定だったんですけど、一本目があの長さになってしまって(笑)。」
出典:活字倶楽部Special4 '96/8発行
698 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/22(水) 17:39:29 ID:DJvdavy6
こんなの読んだら久々に叫びたくなる
新刊マダ――!?
('A`)人('A`)
699 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/22(水) 17:41:24 ID:mlMILYbw
10年前の話か?
827 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/24(金) 03:15:32 ID:hIGTyTtU
つまりさ、
主上は十二国記を始めた時から変わってしまったってこと
もう十二国記を書いていた、
あのころの主上には戻れない
だから書きたくても書けない
そういうことなのかもしれない
だから読者の私もいつまでも同じ所で
新刊を待っているだけじゃいけないんじゃないかって
828 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/24(金) 03:17:09 ID:hIGTyTtU
主上の時間は流れつづけていたのに
私の時間はあの時から
泰麒が戴へ飛び立った時から止まったままで
ずーっとずーっと待ってたけれど
もう、あのころの主上はいないんだ
829 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/24(金) 03:23:47 ID:3CHBbjHc
なんか段々悲しくなってきたよ…
830 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/24(金) 03:26:51 ID:hIGTyTtU
でもね、だからね、
いつまでも泣いてなんかいられない
主上に負けないように、相応しい読者であるように
私も私の時間を進める
そして新刊のことはときどい思い出して懐かしむ
それくらいでいいんじゃないかって
いなくなってしまった新刊のこと、ときどきでいいから思い出してあげてください…
851 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/24(金) 17:58:33 ID:ffI1Uu24
【レス抽出】
対象スレ: 小野不由美&十二国記 其の83
キーワード: 新刊
抽出レス数:112
33 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/27(月) 12:37:33 ID:7SRmwiuA
来月になると我々は伝聞の上でも前例を失うのか・・・
34 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/27(月) 13:22:42 ID:7+qAp0Ce
このスレの別名を奏南国、と。
利広がいっぱいだorz
64 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/27(月) 23:57:54 ID:uixVOtMd
「──スレが荒れるか?」
「だろうな」
「……たくさん、人が泣く」
くつくつと笑う声がした。
「しょせん、作家などというものは読者から印税を搾り取って成り立っておるのだ。実を言えばシリーズ小説などというものはないほうが読者のためだが、そこはそうと分からぬよう上手く立ち回るのが人気作家の才というものだな」
「あきれた作家だ」
「本当のことだろう。読者は作家などいなくても立ちいく。読者がいなければ立ちゆかないのは作家のほうだ。読者が額に汗して稼いだものを掠め取って、作家はそれで食っている。その代わりに読者が一人一人ではできぬことをやってやる」
「……かもな」
「畢竟、作家は読者を搾取し、煽るものだ。だから、できるだけ穏便に、10%を搾取し、待たせる。続巻までの年月が永ければ永いだけ、大御所と呼ばれる。だが、決して廃刊宣言はせぬ」
71 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/28(火) 01:23:18 ID:cd8Up6he
今までの改変とか>>64を見てると、十二国記ってつくづく良く出来た作品だなぁと思う。パロでさえ理屈が通ってる…orz
この手のパロが機能しているスレは良スレと思っています。
107 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/28(火) 22:18:15 ID:qlyMp8D1
昔からこのスレで言われている知力・有能さの比較
塙麟>>塙麟の使令=景麒の使令>∥超えられない壁∥>>景麒
117 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/28(火) 23:10:22 ID:8s3CHOEt
廉麟すごいお得だ
118 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/28(火) 23:10:33 ID:QKZndBfz
自分が陽子なら景麒がため息ひとつつくたびにビンタ1発だな。
120 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/11/28(火) 23:13:32 ID:RecFiMLg
景国の王が珠晶じゃなくて良かったね。
確かに一番珠晶が嫌いなタイプだ。
357 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/04(月) 22:51:22 ID:6PAiH0NI
それはそうと、妖魔は食えるんだろうか。麒麟が食えるなら妖魔が食えたってよさそうなもんだが。とりあえず騎獣はものによってはうまそうだ。
358 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/04(月) 22:54:06 ID:uyy5N/Zd
陽子が食おうとして断念してた。
359 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/04(月) 22:57:18 ID:BohevbMX
異様な臭気があって食えなかった、という記述が月影上巻にあるね
360 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/04(月) 22:58:33 ID:IUS5B5c2
妖魔を喰う妖魔もいるから栄養はありそう だだ臭みが酷いらしいから入念に臭み抜きをすればいけるか?
362 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/04(月) 23:06:09 ID:4WSYI/3A
確か・・頑丘が、自分の騎獣に妖魔を食わせてた。
364 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/04(月) 23:23:45 ID:vGUFURIm
>360
つ〔シュールストレーミング〕
肉食獣の肉は臭みがあるらしいな。
365 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/05(火) 00:07:03 ID:KLGCZ2BJ
やはり、樂俊は果物で餌付けすべきだな。
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
377 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/05(火) 08:40:45 ID:WjJBvUXC
>>364
亀レスだがシュールストレミングとは臭みの種類が違うとおも
妖魔の肉は匂いじゃなくて風味がキツいのだと
麒麟の肉は間違いなく美味しいと思ってるwww
378 名前:イラストに騙された名無しさん 投稿日:2006/12/05(火) 11:00:46 ID:CjLEhex9
ついに話がグルメにまで及んでしまった。
新刊が出ないばかりに…
このスレはもう柳国のようにとうに新刊をなくして傾き始めているのかな…。
ΛΛ 誰か助けて…底なし沼に…
( ;゚Д゚)
....::::;;;;/つ つ;;;;::::.......
"""''''''''''"""
ズブブブ…
ΛΛ うわっ、あっ、うわぁぁあっぁ…
....::::;;;;( ;゚Д゚);;;;::::.......
"""''''''''''"""
ズブブブ…
・・・・・・・・・…
....::::;;;;;ΛΛ;;;::::.......
"""''''''''''""
- りず様、こんばんわ…こちとらさらにお返事が遅れてしまい申し訳ありませんでした_| ̄|○
>NHKのネット社会のこれから
酷かったみたいですね(ちょっとこの一週間、浦島状態だったので後追いでどのような内容調べたので、自分の目で見聞きしていないので濁さざるをえず口惜しいorz)。再放送待ちです…。だいたい不祥事がとまらないNHKなんかにネット言説の倫理・道徳みたいななんかとかは言われたくないよw - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2006/12/14 01:15
- nob様、いつも情報ありがとうございます、お返事が遅れ本当に失礼致しました…。明日書きますがこれからはまさにこれまで批判をし続けてきたものに対するカノンとなりうるであろう「犯罪不安社会」(著)浜井浩一・芹沢一也氏のものを要チェックしてください(←厚かましい要望)
>福祉がしっかり受け止めさえすれば、こうした障害者は犯罪に走らずに済んだはずだ、と著者は力説している。
●そんなナイーブな主張を山本氏はしていないと思いません?むしろ福祉にお金をかける社会コストと刑務所に収容する社会コストを天秤にかけてある種冷徹に福祉にかけるほうが全体にとっても資するだろと主張していると思うのだけど(今月の論座での浜井浩一先生との対談を読ませていただいても!)
>このほか、聴覚障害者で組織する暴力団が、障害者を恐喝する事件などが取り上げられている。あまり報じられないテーマばかりで、初めて知る実態の数々に衝撃を受けた。全国の福祉、矯正関係者が読むべき本であろう。評・榧野信治(本社論説委員)
●これは明らかに違うでしょ、読むべきはマスゴミ、つまり己ら自身じゃないかい?体感治安を悪化させて障害者を刑務所にぶち込む空気を醸成しているのは誰なんだヽ(`Д´)ノウワァァン!!山本氏はきちんとマスゴミにかわって調査して明らかにした部分について恥じることがないってこの評者はこの本を本当に読んだのかな?
>イラスト担当のぽっぷ氏は、3年前に異色の英単語帳「もえたん」で、アキバ系男子に絶大な人気を博した絵師。この一冊で出版界に「萌えブーム」が起きたほどだ。次なる挑戦が世界の名作童話シリーズと知って驚いたが、同時に深く納得もした。
>アニメっぽい水彩ふうの画面は、今どきの絵本としてむしろ正統的。が、萌えアンテナを持つ人にはびんびん来る。本書は2冊目で、春に出た第1弾「ふしぎの国のアリス」は、普通の児童向け絵本の2倍のセールスを記録したという。
●つい先日、絵本売り場を散策したばかり(Book1ね)でなんですが、当該書籍もふしぎの国のアリスも一応探してみたのですがありませんでした、たぶん置かれている場所は絵本売り場ではないんじゃないでしょうか?(笑) - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2006/12/14 01:08
- たみー様、お返事遅れて申し訳ありませんでした、情報ありがとうございます。とても素敵な情報なので転載して記録させていただきますね。
4.目にあまる児童ポルノコミックは、刑法のわいせつ物陳列、頒布、販売罪の構成要件該当性が検討されるべきであり、本法の対象とすべきではない。
>児童ポルノコミックの現状には、放置できないものがあるとの指摘はもっともである。しかし本法の保護法益は、実在の子どもの権利である。児童ポルノコミック規制を本法により行うことは、本法の保護法益を、刑法のわいせつ物陳列、頒布、販売罪の保護法益である「善良なる性風俗」に対象範囲を広げることになる。これは本法の目的をかえって曖昧にし、子どもの権利保護の実施を後退させる危険をはらむ。
●保護法益は「実在の子どもの権利」であるという部分が肝ですよね。なんで二次元のキャラクターに人権を認めるとかいう電波は別とすれば単に自分がみたくないという好悪の感情に過ぎないですからね。
>また児童ポルノコミック規制により、児童の性的搾取、性的虐待が減少するという証明はない。
●この点に関しては日本の性犯罪の少なさが傍証ともなりうりますよね。
>ポルノコミックにおいては、被害を受けた実在の子どもがいない。芸術性の高いコミックやイラスト、小説と、規制すべきとするポルノコミックとの線引きには困難な場合も想定され、いたずらに表現の自由を侵害する危険がある。目にあまるものについては、刑法のわいせつ物陳列、頒布、販売罪の構成要件に該当するか否かの検討をする余地はあるとしても、本法の対象とすべきではない。実在の子どもがモデルとなっていると推定されるようなコミックが存在するとするなら、名誉毀損罪等、他の犯罪として処断されるべきである。
●正論すぎます。・゚・(つД`)・゚・ 。
>「子どもの売買、子ども売買春および子どもポルノグラフィーに関する子どもの権利条約の選択議定書」にも、コミック規制を義務づける条項はない。
●前に記した際に二次と三次でもって嫌いな切断操作をやっているのではないんだけどと濁しましたが明らかに違うんですよね。この場合切断しないとむしろ戦えない! - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2006/12/14 00:53
- こんばんわ。
遅くなりましたが解析お疲れ様です。
今NHKのネット社会のこれからという番組見ていましたが、なんていうか本当に酷い内容でした。
どーみても規制させようと賛成に誘導させるような番組編集や見せ方。
また韓国の例などいかにもそれが世界基準を思われるような印象操作。
後、竹花の毒電波ercerc
挙句の果てにはそのための憲法改正にもついて語りだす始末。
本当みているだけですばらしく気分が悪くなるような一品でした。
っとソースがなくてすまそです^^;
番組録画しておくべきだったなぁ…。 - commented by りず
- posted at 2006/12/09 22:04
- 遊鬱さん、こんにちは。
「累犯障害者」が読売新聞の書評に載ってました。
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20061204bk0b.htm
おまけ(今度は絵本)
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20061204bk10.htm
- commented by nob
- posted at 2006/12/07 16:23
- 日弁連が良いことを言っています。
ttp://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/2003_09.html
立法上の見直しについての4からです。
実在の児童についての法なのですから、当然といえば当然なんですけどね・・・。
- commented by たみー
- posted at 2006/12/07 11:50