>『それは(=スパム)他人の日常に一方的に割り込んでくる。割り込むほど強引にならざるを得ないその自己顕示欲。システムがいよいよ強固になるにつれ、ねじ曲がった方向へと暴走するプライド。本質的な破壊衝動と、そして優越感と。特定の誰かへの恨み辛みではく、万人に対して為手であるという満足感。そんなもので己の存在の確信をいったいどこまで強められるというのか?はたして彼らはそんなに淋しいのだろうか?』
「DISTORTION」
「バーチャル社会の弊害から子ども守る研究会」第二回のネット上への公開
がなされたので早速目を通そうと思ったら、警察庁による「バーチャル社会の弊害から子ども守る研究会」設置第4章~第1回議事要旨という推理ゲーム~
に続き、発言者は匿名扱いということなので、まずは前回より格段に難易度の上がった実名解読から(中身の批判については前回と同様にまた別途記事をあげます)。しかし、匿名メディアについて批判・指弾しようとする人間が匿名の壁に隠れようとは何たる皮肉でしょうね!
今回の当て嵌めはA~Jの計10名、該当可能性のある候補者は出席者名から、前田委員(座長)、相原委員、姉崎委員、江川委員、岡田委員、坂元委員、下田委員、素川委員、藤岡委員、藤川委員、義家委員、池田委員<代理>、竹花委員、小林委員の14名。
ただし、前田委員は座長として司会進行に徹しておられるので除外。また池田委員も代理扱いであり除外。ABCゲームの思考過程や根拠には興味がないという方の為に先に結論を記しておきます(異論・反論募集中)。
A=江川紹子(ジャーナリスト)
B=相原佳子(弁護士)
C=下田博次(群馬大学社会情報学部大学院教授 情報メディア論)
D=坂元章(お茶の水女子大学准教授・CERO理事)
E=藤川大祐(千葉大学教育学部助教授 教育方法学)
F=竹花豊(警察庁生活安全局局長・元東京都副知事)
G=義家弘介(横浜市教育委員・通称「ヤンキー先生」)
H=岡田尊司(京都医療少年院精神科医・『脳内汚染』著者)
I=藤岡淳子(大阪大学大学院人間科学研究科教授 非行臨床心理学)
J=姉崎昭義(PTA全国協議会環境対策委員会副委員長)
以下 その他関連ニュース+ABCゲームの解説
「子供の希望守り続けて」 「おやじ日本」が全国大会
>子供たちの健全育成に取り組む地域の父親たちのネットワーク「おやじ日本」(会長・竹花豊前東京都副知事)の全国大会が11日、横浜市内で開かれ“ヤンキー先生”として知られる横浜市教育委員の義家弘介さんらが基調講演した。
竹花&追従する義家の醜悪な二人三脚の図はその他の場所でも見られているということです。ただここまでどぶどぶに漬かった関係にある以上、義家が世間から糾弾され石もて追われるようなことがあった際には一蓮托生とみていいかと。
>義家さんは妻の出産に立ち会った経験から「母が命懸けで新たな生命を生むのだから、父は命懸けで子供の壁になり、子供の希望を守り続けなければならない」と強調。「父親に最も必要なものは尊敬」とも話し、普段から役割分担などについて夫婦で話し合う大切さも訴えた。
>基調講演に先立ちパネルディスカッションもあり、携帯電話を持つ危険性を小中学生に教えている石川県野々市町の取り組みなどを紹介。最後に参加者全員で義家さんらを囲み「おやじ、出番だ!」と気勢を上げた。
おやじ一丸「子ども守る風起こす」
>かつて広島県警本部長、東京都副知事を務め、暴走族対策を通じて少年と向き合った経験を持つ竹花会長が「子どもを見守ろうという、大人社会の新しい風を全国に巻き起こしたい」とあいさつ。
>このほか、携帯電話に潜む危険から子どもをどう守るかについても討論した。おやじ日本は、各地のおやじの会の交流や支援を目的として一昨年六月に発足し、全国大会は三回目。趣旨に賛同すれば、性別や年齢、国籍、子どもの有無を問わず入会できる―との規約を五月に定め、会員の拡大を図っている。
まさに今回の会議の中心議題についてです。この種の洗脳活動にまでも着手しているところからみても敵(竹花-前田-岡田ライン)は本気です!!!
不可視型探照灯さま メモ:「ゲーム脳」記事を書いた毎日新聞記者の所感
に自分たちで火をつけておきながら、その指弾を受けていまさらながら口を拭って、いかにも第三者的毒にもクスリにもならないコメントでもって責任逃れせんとしているさまが窺えます。責任を感じているなら最初の記事に倍する舌鋒でもって自己批判含めての反対論陣をとるべきではないのでしょうか?
社説:視点 脳科学と倫理 「以心伝心」にもルールが必要
>ATRの研究者らが中心になって今春設立した「脳を活(い)かす」研究会も、脳科学の倫理をひとつのテーマに掲げる。活動の中では科学的裏づけのない「怪しい脳科学」にも警鐘を鳴らす。脳科学の発展には倫理的配慮が欠かせない。だからこそ、科学者を含めた多様な人々が積極的に倫理問題にかかわる姿勢は歓迎したい。分野を超えて開かれた議論をしていくことが、よりよい未来社会作りに役立つはずだ。(論説委員、青野由利)
いまこの委員会にも名を連ねて害悪を撒き散らしている岡田氏の「脳内汚染」なんてまさか推薦書評なんて載せたりしてませんよね?
参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/266456/
今回のゲストスピーカーとして頭の痛い発言を展開してくれた魚住絹代氏に関する過去記事は↓(しかしどうしてこう小川が大河に注ぐようにこの研究会に総てがリンクしてくるんだorz)
【参考】
http://newmoon1.bblog.jp/entry/278379/
(著書批評記事)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/279397/
(著者インタビュー)
★ABCゲーム解説(第一回の推理ゲームにも多分に拠っています)
A=江川氏
>警察依存、当局依存みたいなそういう方向になってしまってはまずいなと思うわけです。やはりこの問題というのは、例えば、表現の自由とか、そういうこととも関わってくることがある問題ですし、先ほど魚住先生のお話の中にあった、やっぱり根本の一番問題は家族のところにある
この表現の自由との兼ね合いについての発言は第一回でも述べておられました。また全体的に単純善悪二分思考に留まらない両論併記的な意見の数々は江川氏とみて間違いないです。
B=相原氏
>去年、私が個人的にかかわった事件ですが、女の子のリンチ事件があったんです。女の子が5人ぐらいで1人の女の子をリンチしたのですが、そのときに、裸にしてかなりひどいことをした後に、それを写メールに撮ったんです。そして、それを流す
実は一番最後まで悩んだ当て嵌めのひとつ。ただ彼女の経歴として弁護士としても非行少年の付き添いに従事されていること。女子少年院の教官の経験があることを考えると相原氏と考えるのが自然と考えます。
C=下田氏
>うちの大学は比較的勉強しないと入れない種類の大学なので
>群馬県のIT担当教員の方々の研修会を担当しています。
群馬大学の教員をなされているのでこれは他に当て嵌まる方はいないでしょう。しかし、これはこれで姑息ですよね。ゲストスピーカーに近い扱いとして発言されている際には実名で表記されておいて、その他の意見を述べている際には匿名化。
D=坂元氏
>携帯の影響とか問題性とか、そういうことを研究テーマにしている人間ですので、ひとつ私の認識を申し上げたいと思うんですが、これは前回も申し上げた話なんですけれども、携帯の問題というときに、やはり悪用の問題と悪影響の問題に分かれるというふうに認識をしております。
まさに第一回でも述べておられた意見の繰り返し。頑張ってください。・゚・(ノД`)・゚・。
E=藤川氏
>私も教育に携わっている人間としては、非常に多くの場でこういった問題について、保護者向けなり、教師向けなりに話をしてくれという依頼がここ2、3年あります。
この発言で教育関係者であることが確定。
>私はNHKの教育テレビの番組にかかわっておりまして、ドラマを見てもらって携帯のトラブルに陥る少年少女を見ていただき、それについて議論
前回自己紹介でNHKの番組制作に関わられていたことが述べられていました。
F=竹花氏
>警察はわかっていてちゃんと検挙しないのかというご指摘ではなかろうかと思います。それは私も本当にそう思っていまして、サイバーパトロールといって、警察もできるだけそうした今のサイバーの状況を監視しているわけですけれども、1つの問題は、多過ぎてすべてには手をつけられないという問題があります
>今、その取り締まりの強化と、どうやって減らしていくのかという取り組みについて、もう一歩、努力をしてみよう。まだその余地があると私ども考えていて
どうみても警察関係者です。確かに委員に他にも警察関係者はいますが、最後、前田氏が締めようと発言している際に便乗して発言をしたりと全体的に主導的立場にあることがみえみでありこいつ以外にありえません!
G=義家氏
>実はこの1年で、横浜市内ですけれども、数十校の学校を丸1日回りまして、生徒、それから保護者、そして先生方と、現実に起こっているさまざまな教育問題について議論
>私が生徒たちと交流しようとして廊下に出ていくと、ああ、ヤンキー先生だとみんな集まってきて、携帯電話出して写メール撮っている
まあ、文句つけようがないですわな。
H=岡田氏
>今、おっしゃられたD委員(=坂元委員)の悪用論と悪影響論。それは分けるべきじゃないかと。分かれるという部分があるんですけれども、実際のケースで見ていく場合に、これはなかなか明確には分かれない部分がある
>いつの間にか道具に使われているという状況になることがあるわけです。特に依存性を持ったものとか中毒性を持ったものではそれが非常に起こりやすい。
>例えば、ネット依存なんかの場合ですと、やはり行動に変化が起こるということがいろいろな研究で指摘されています。
>あるいはゲームもできるということで、オンラインゲーム的に使っている場合もあるわけです。そういう意味で、どんどん、どんどん依存性を増す方向に来ていることは間違いないと思うんです。
一瞬藤岡氏と悩みましたが、よく読むと「脳内汚染」の内容に被る(ゲーム批判・依存症になるなどの)発言が多く、坂元先生に対して反対していることから見ても間違いないです。しかし「いろいろな研究」ってどんな研究なんでしょうねぇ?
I=藤岡氏
>実証データに基づかない、臨床治験に基づく話
>使う側の個人の問題を教育だとかで手当すると同時に、やっぱり簡単には近づけないような外的なコントロールの方法というのと、両方から攻めていくのが一番効果があるんだろうなと思いました。
臨床に携わる人間は岡田氏との二人だけ、そして先に岡田は当て嵌まったので消去法です。
J=姉崎氏
>皆さんのお手元に、17年度の「子どもとメディアに対する意識調査調査結果報告書」をお渡ししています。今回の場合ですと67ページから、今日お話をいただいています携帯電話、インターネットの利用状況と課題ということで、調査、報告をさせていただいております。
「子どもとメディアに対する意識調査調査結果報告書」しかヒントはないのですがこれは↓
委員配付資料 「子どもとメディアに関する意識調査 調査結果報告書 平成18年3月」(社団法人 日本PTA全国協議会)
となっているので間違いなし。
と、ここまで書いて改めて考え直すとBについてイマイチ自信がもてないのは、第一回で生に近い発言を読んでいないからでないかと(第一回は文書のみの提出だった)思っていますがどうでしょう?
(*゚∀゚)っ警察庁意見箱