第六回 バーチャル社会の弊害から子どもを守る研究会議事要旨~脳内汚染浸蝕~(後編) | あざみの効用

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或いは共生新党残党が棲まう地

http://ameblo.jp/fuyugare/entry-10107172468.html の続き


【D委員】(=岡田委員)
>今のご発言に関してなんですけど、性犯罪が増えていないというのはどういう事実を持って言われているんでしょうか。

【E委員】(=坂元委員)
>強姦の件数が二、三十年前でしょうか、大変な数だったのが今数分の一になっていると伺っておりますけれども。

【D委員】(=岡田委員)
>例えば、戦後の混乱期と比べてというようなことですか。

なんで戦後の混乱期w

【E委員】(=坂元委員)
いえ、戦後しばらくはそうでもなくて、あるときから非常に増えて、いつ頃でしょうか、それは座長がお詳しいと思うんですが、大変多い時期があって、それからずっと減っていると認識しております。

(ノ∀`) アチャーだめだよ、前田にふっちゃこの点でいんちき言説を撒き散らしている張本人なんだからorz

【D委員】(=岡田委員)
>それに対して強制わいせつなんかが最近増えているということについてはどういうふうにお考えでしょうか。

【E委員】(=坂元委員)
>いや、その強制わいせつがどのくらい増えているかという、今、データが実際にないのでよく分からないんですけれども、特に性犯罪が増えているわけではないと私は伺っておりますけれども。

強制わいせつ「認知」件数推移 をみれば分かるように確かに増えています。ただし平成10年つまり、桶川ストーカー事件をきっかけとする警察批判に応える形で「認知」件数が急増しただけのことで、「認知」件数と実際の「犯罪」件数はまったくべ・つ・も・の!

【座長】(=前田)
>今のことは増えているかどうか難しいんですけれども、強姦罪は60年代がやっぱり1つのピークで、減ってきて、ただ最近は若干増えて、強姦は確かにそんなに増えていないかもしれませんが、強制わいせつはものすごい勢いで増えているんです。だから、これは効果論をあんまりここで議論するとまたあれなので、ちょっと置いておいたほうがいいと思うんです

はい、詐欺発言キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!岡田と違ってこいつは知っててこう発言している辺りその面の皮の厚さが窺い知れます。

>ただ、さっきのに関連して一言だけ私が気になったのは、こういう少女の漫画みたいなものが、委員の中には性犯罪を犯す人たちにはこういうものを見せないことが最大の治療だというようなことをおっしゃったじゃないですか。だから一定の因果性があるという議論と、ないという議論と両方あると思うんですけど、私なんかが感じるのは、こういうのが犯罪を助長しようがしまいが、こういうものが大勢の人の目に触れることや、かなりの子どもに見せるということ自体がまずいことなんじゃないかと。小学生はセックスなんてしないものであると。小学生がセックスするような漫画が一杯あふれている社会が健全なんだろうかと。もう特殊な人でそういう趣味の人たちが隠れて見るということまで処罰するのは、それは行き過ぎだと思うんですけど、本屋さんに小学生がセックスをしている漫画が並んでいることはやっぱり異常なんじゃないかなという感じが私はするんです。

おいおい、前回の発言(冒頭に再録したものね)は何だったの?いったいどこの一般書店で小学生とセックスする漫画溢れているというの?前田が普段行っている書店がエロ本屋だったというオチなんじゃないの?w

【D委員】(=岡田委員)
>実際、性犯罪のケースにかかわってみると、必ずそういう、やっぱり映像的なメディアの影響をものすごくこうむっているんです。優等生だった子がそういうものにのめり込み出して、半年ぐらいで犯罪に至るとか結構急速に行動に影響を与えるという、それぐらい強い力を持っているわけです。特に子どもであると余計そういう影響力を受けやすいと。ある程度そういういろんなことを知って、悪いもの、良いもの、こういうものはそういうたぐいのものだとか、そういうふうに認識した上でそういうものに接すればある程度免疫がありますけど、結構そういう温室育ちの子どもさんとか、あんまりそういうものに触れていないような、そもそも女の子というのはどういうものかあんまり付き合ったこともないようなものをいきなりそういう形で接してしまうと、女性というのはこういうものだみたいに錯覚してしまったり

無菌状態で育つと危険だという結論だったら、むしろ規制強化するのはまずいという帰結にならないか?

【A委員】(=玄田委員)
>美意識を刑罰の対象にするかというのは非常に難しい議論になってくるような気がするんです。やっぱり刑罰の前に、あるいはいろんな規制の前に、先ほどE委員(=坂元委員)がおっしゃった自主規制や教育の問題というのがある程度なされて、それでもだめな部分は何とかしなきゃならないということになると思うんですけれども、さっきお話を伺っていると、ゲームに関してはバーチャルではないですけれども、かなり業界の自主規制とか教育の動きが見られて、効果も上がってきていると。

初っ端の空気の読めなさから取り込まれたかと思ったのですが、このくだりではむしろ水差しているんですよね???

>先ほど座長がおっしゃったことには非常に共感するんですけれども、その一方で、いわゆる文化とか風俗とかというのを取締りの対象にするというのは一番難しいと思われているのは、実際戦前の例なんかでも、一番最初の言論規制というのは風俗の紊乱を取り締まるというところから始まっている。

これまた正論なんですけれど???

【E委員】(=坂元委員)
>資料の最後に性行為の低年齢化への対処という言葉がございまして、これも本研究会の関心の対象ということかと思います。そこで今回の議題とはあまり関係ないかもしれないのですけれども、今後論点として考えられるかもしれないと思いまして、少し申し上げたいことがございます。メディアと子どもの性の問題というときに、性行為の低年齢化の問題は1つのトピックであろうかと思います。性行為の低年齢化ということになりますと、これは、暴力的ポルノによって大人が子どもに性暴力をもたらすということよりも、テレビ、映画、雑誌などで恋愛とか男女関係を描いた、ポルノではないメディアメッセージが性行為の低年齢化を招いているということが、むしろずっと大きいのではないかと思われます。メディアメッセージが性行為の低年齢化に影響を及ぼしていることを示すデータはしっかりしたものはこれまで意外になかったのですが、最近出てくるようになっております

>実は子どもの性行為の低年齢化については、メディアよりもおそらくもっと影響が大きかったものとして、教育があると考えられます。ある時点で純潔教育から性の自己決定教育に転換したわけです。性行為は構わないが、きちんと自己決定をして、避妊はきちんとするというものでありますが、こうしたことから、性行為の低年齢化自体を問題視すべきかどうかがまず問題なわけですけれども、それが問題であるとすれば、また、本研究会はそういう考え方に共感的ではないかと思うのですけれども、その場合には、低年齢化の観点から、メディアについてどうしていくべきなのかが問題になってくるのかと思います。

最後にようやく一矢報いた感じです。表現規制に至る前にこれとこれとこれだけあるよねって議題設定を再度やり直しの必要性を訴えておられます。つまり、影響があるか、ないか、あったとしてどれくらいの影響なのか、表現内容以上に影響がるものはないのか、そして最後に規制するとしてもっとも穏当かつ妥当な規制のあり方を模索しようと。

【A委員】(=玄田委員)
>今、E委員(=坂元委員)がおっしゃったことに関連してなんですけれども、この低年齢化というのは性に関することだけじゃなく、あらゆることが低年齢化しております。子どもの場合、昔は例えば8時だったら子どもは寝る時間というふうになっていましたが、8時に寝る子どもなんて今ほとんどいません。0.何%ぐらいじゃないでしょうか。それよりももっと年齢が低い子どもでも12時、1時ぐらいまで平気で起きているというような状況になっていて、大人が触れるようなメディアにたくさん触れておりますし、それは性の問題だけや恋愛だけじゃなくて、金銭の問題だとか、それから化粧品だとかファッションだとか、そういったものもあらゆるものが低年齢化している。やっぱりそういうこと全体の中でこの問題も位置付ける。もちろんそれについてこの場で広げて議論するということはできないと思いますけれども、やっぱりそういった子どもの大人化についての懸念ということと、それからここには文科省の方も出ていらっしゃると思うので、そういったことについての取組というんですか、検討というのか、それはもっと真剣になされるべきであるというぐらいのメッセージは送ってもいいのではないかなという気がするんです。

ここまで拡散するともはやヴァーチャル関係ないw玄田委員は前半と後半でまったく別人に見えてならない、どうなってるの???

【B委員】(=竹花)
>今、文科省も同じ問題意識を持っていて、早寝早起き朝ご飯という、これを広げようという基本的な取組を文科省はしゃかりきになって始めていると聞いています。

・・・・・・・。

関連;http://newmoon1.bblog.jp/entry/286810/

【座長】(=前田)
>ほかにいかがでしょうか。子どもの性の描写のことを中心に議論してまいりましたけれども。私もちょっと強目なことを言ってあれですけど、厳しく処罰範囲を広げろということではないので。ただ、余りにも目に余るものに関してはちょっとくぎを刺せないかなという感じではあるんですけれどもね。ぜひまた具体的に提言の形で何らかの形で前に進められる部分があれば入れていただきたいと思います。(了)

凄いね、最後の最後でいいわけつけましたよ、この人。ちょっと強めってどのあたりがちょっとなの?社会全体の在り方自体に疑問を投げかけようとしているというに。

Comments
簡単な修正さま、ほんとうにほんとうに…万感の思いを篭めてコメントありがとうございます。

>実際には警察庁側からあらかじめ調べておくようにとの指示があったとのこと

>議事録ではソフ倫は自分達はちゃんとしているけど、他はどうぞみたいな書かれ方をしていますが

これは重要な指摘だと思います!議事録の修正をソフ倫が求めるべきでは無いでしょうか?議事録を読むといかにもソフ倫が警察という外圧を利用して、機構の焼け太りと言うか組織率を高めて加盟していない同人をさしだしているようにすら読めてしまいます(というかそのように読んでしまいました)。仰るようにABC順が発言順と違ったこともこれまでにありましたし、ネット上にアップする際にかなり手がいれれられているということなのでしょうね。その点はもっと慎重に揚げ足とり的に条件反射することなく精読していきたいと思います。ほんとうにありがとうございました。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/12/14 00:44
読ませて頂きまして、問題はないのですが、少々修正したいところがあり、書き込ませて頂きます。反論ではありません。


コンピュータソフトウェア倫理機構の発言で「アニメ」とありますが、ここの審査の区分けは「実写とアニメ」で分けられており、実写すなわち生身の女性が表示されているもの意外全てを「アニメ」と呼称しています。つまりここでは所謂アニメのことをあげたわけではありません。

また、同人についてもソフ倫が机上にあげたように議事録にはありますが、実際には警察庁側からあらかじめ調べておくようにとの指示があったとのことです。

また、議事録なので言った言葉がそのままが記録されているわけではなく、細切れになった話などは読みやすいようにまとめてあったりします。議事録ではソフ倫は自分達はちゃんとしているけど、他はどうぞみたいな書かれ方をしていますがそのような事実はありません。全般に表現の自由、現行法での規制の難しさ、我々はちゃんとやってますので警察はいりません、の方向で話をしてきたと聞いております。

そんな感じです。こういう議事録はなかなか一般の方には読まれませんので、このようなブログを運営されているのは素晴らしいと思います。ご苦労多いと思いますが頑張ってください。
commented by 簡単な修正
posted at 2006/12/06 23:58
ほえっほええさん、お久しぶりです(全く気にしないので、そんなんで謝らないで!)。

海陽学園、長期休暇中に自宅に戻った在学生のコメントがどこかで見られるかと期待したのに見つからず、そこまで監視の目が内在化されているのかとなんとも悲しい気持ちにさせられました。

>性的な表現のある創作物が嫌いなら、本人が買わなければそれで事足りるはずです。しかし、創作物規制推進派は自分たちが気に入らなければ、「子供を守る」みたいな口実をつけてでも、憲法で保障されている「出版・表現の自由」を潰そうと躍起になっています。

まったくその通りなのですが、教育基本法などとの最大の違いは、極少数の個別議員が反対するのみで野党含めてほとんど、こと「子どものため」というスローガンの前に思考停止的に竹花―前田図式に賛同してしまうことです。つまり理解したうえでの「口実」ならばまだしも本気の善意でもって動いているのではないかと感じられてならないことです。

再生会議にもJR東海、トヨタと「海陽学園」の設立メンバーが名を連ねるという状況に教育改革の終着点を見ますか…。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/11/20 03:08
 冒頭の”「冬枯れの街」管理人さん、こんにちわ。”と書くところを、「さん」を忘れて書きこんでしまったので、訂正します。すみませんでした。
commented by ほえっほええ
posted at 2006/11/18 10:24
「冬枯れの街」管理人こんにちわ。「海陽学園」の記事のとき以来で、お久しぶりです。
 教育基本法「改悪」法案が強行採決されたと思ったら、警察の創作物規制提言と立て続けなので、結構まいってしまいました。

 性的な表現のある創作物が嫌いなら、本人が買わなければそれで事足りるはずです。しかし、創作物規制推進派は自分たちが気に入らなければ、「子供を守る」みたいな口実をつけてでも、憲法で保障されている「出版・表現の自由」を潰そうと躍起になっています。規制推進派が横暴で、ほとんどカルト的な存在かがこの議事録から感じ取れます。このことは、「やらせ」や、野党の反対をねじ伏せてでも、教育基本法を改悪し、政府に都合の良い人間だけを育てたがっていることと十分重なっています。「海陽学園」の異常に厳しい生徒の管理も、教育基本法改悪を先取りしたみたいに感じました。

 それでは。
commented by ほえっほええ
posted at 2006/11/18 10:18
りずさん、こんばんわ。トラックバックありがとうございます!

>反対意見を抹殺する

いや、今回の竹花の態度には本当に驚きました。岡田や玄田にはだらだらと喋らせるくせに、江川氏や坂元先生が口開いた途端に横から口挟むとか信じられませんよ。というか、岡田や玄田はこれまでの議事録読んでいないのでしょうかね?それこそ「リセット症候群」が働いて、当初の竹花―前田の主張しようとしていたことをとうとうと喋りだす辺り唖然としちゃいましたよ。

Wikiの編集履歴見ました。あんなふうに下手に執着しているのはさすがに工作員というには頭が悪すぎるし、単なる愉快犯なのでしょうか?少しでも議事録読めば、彼らがメディアに影響されて犯罪を起こす、いや、たとえ犯罪を起こさないでも気に食わないから消毒しようということは堂々と述べているのにね。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/11/17 23:01
こんばんわ
いつもながら彼らのカルト的思想に基づいた独善的な内容ですね。
しかも反対意見を抹殺するとは本当に腐っているとしかいえませんね…。
本当前回データ的に否定されたにも関わらず同じことばかり言う様はまるで損害と賠償をも思い出されますねぇ…。

本当こんなもんが通るようなら表現規制に留まらず民主主義の死をも意味すると思います。
commented by りず
posted at 2006/11/16 03:19
jirokitiさん、こんばんわ。

本当に牙剥きましたね。架空と現実の区別がついていないのが規制派という皮肉な構図がみてとれます。

>1つでも表現規制するような法案が通るようならば、日本は軍国主義になりかねませんよ。

この部分についてその懸念事態は合意します。ただ、現時点で軍国主義とか民主主義の根底からの批判というような大きなお話に拡張してとらえるのではなくて、単純に非科学性、非合理性といった部分で粘り強く批判を続けるのが重要なように思います。おそらくその方が価値観ではなく事実認定の部分が争点になるので、一般人にとっても合意しやすいかと。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/11/15 23:51
こんばんわ、初めてのカキコミありがとうございます。

時間の件はまあ、緊急性があるかなと思ったのでついついという部分なので見逃してください!

前回、中間答申がメディアへの露出が必要ということもあって会議から数日も経たずに、ネット上に公開されたというに今回は優に1ヶ月経っています。つまり次の委員会が既に成されている可能性が極めて高いということです。アリバイ作り的に公開はするが、反応などが怖いから少なくとも次の議事に反映しないようにという姑息さが透けて見えてならないんです…と柄にもなく何熱くなって徹夜していたのかという部分でのいいわけ!

>中間報告があまりにあっさりしていたので、何か変な感じはしていましたが……

凄いですよね、内容規制というより表現の自由の根幹を犯す部分に入ったところで、それまで悪影響の有無、影響の程度について坂元先生の主張に基づいていたはずなのに突然かなぐり捨てているんですから。一体これまでの議論はなんだったのでしょう。

少なくとも「ゲーム脳」並みに「脳内汚染」も電波という部分が広くコンセンサスにならないとまずい感じがします。さいたま知事とか信奉している人なにげに多そうですし。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2006/11/15 23:46
規制推進派の奴ら、ついに牙を向いたようですね。
架空と現実を区別しない考えで、特定の趣味を奪うような
法案を作る事は、断じて許せませんよ。
決局、十分に調査・研究もしていないのに、責任転換する
ようなトンデモ発言で法規制をするのは、自由を保障する
民主主義を根底から破壊する事になるので、1つでも表現
規制するような法案が通るようならば、日本は軍国主義に
なりかねませんよ。
commented by jirokiti
posted at 2006/11/15 18:28
今晩は。
第6回がアップされていたんですね。

よく見ると記事投稿は午前6時近く…… お疲れさまです。


>今回からいよいよ表現「内容」に踏み込むに当たっては竹花―前田が周到に議事進行のあり方を練り直して挑んできていることだけは察知すべきかと。

中間報告があまりにあっさりしていたので、何か変な感じはしていましたが…… まぁ、(規制を)あっさり諦めるような連中じゃないですからねぇ。鬱ですが。


>なにこの独りよがりな暴走は?スポーツはどうするの?食事は?飲食は?依存症の無いものなんてなにがあるの?だいたい岡田自身が「脳内汚染」依存症じゃないかw

同意見です。日和見チック(に見えるだけかも知れませんが)な前田より、岡田の方がよっぽど危険な気がします。
竹花は別格としても。
commented by 初めて書き込みました
posted at 2006/11/15 17:37