>『憲法とはそもそも基本的に異なる見解をもつ人々のためのものであり、ある見解が自然で聞き慣れたものだとか、あるいは斬新で衝撃的でさえあると私たちがたまたま発見することによって、それらを具体化する法律が合衆国憲法に抵触するかというかという問題についての私たちの判断を結論付けるべきではない。』
ハリー・ブラックマン判事「ロウ対ウェイド判決」
街を歩いていたら突然見知らぬ年寄りから、お尻の形が良いねぇと声をかけられた(゚◇゚)
2007/03/14
は、まさにグッバイゲーム悪影響論決定版とでもいうべき、坂元教授の著書紹介(※この本こそ、最良にして最強のメディア悪影響論批判本です、このテーマに関心があり未読という方は絶対に読んで!!!)+Newsweekでゲーム脳が㌧デモ烙印を押された画期的な記事の紹介でした。あれから1年、ゲーム悪影響論は綺麗さっぱり消え失せましたが、今度はぞろ児童ポルノの文脈から二次表現規制が立ち上がる、なんというゾンビ言説⊂⌒~⊃。Д。)⊃
要は自分たちとは異なる主義嗜好をなんだかんだと理屈つけて、公的権力を使用して抹殺したいというだけのことですよね。なんという偏狭で偏頗なる貧しき精神なんでしょう。メディア悪影響論としての表現規制が、坂元教授・川島教授に葬り去られた現在の理屈立ては「子どもの人権を守れ!」それも二次元の子どもの人権もって(゚Д゚)ハァ?
メディア悪影響論が姦しく言われていた頃には、その決まり文句として現実と虚構、リアルとバーチャルの区別がつかなくなるとかさんざんぱら辟易するほどに聞いていたように記憶しております(自分内ブログを検索する気も起きないぐらい)が、まさか「現実と虚構の区別をつけるな!」と言われる日がこようとは絶句を通り越します。さすがは虚構の世界を現実にせんと生きている創価学会やらキリスト教やらの狂信者、次元が違います。
とりあえず、連日更新されている
・「反ヲタク国会議員リスト」メモさま
・チラシの裏(3週目)さま
は要必読のこと。最初りずさんに教えていただいた際にはどうせ捩れ国会だからとたかをくくってみていたのですが、そんな悠長なことを言っている場合ではないです。
また、反対の有志、いや勇士一覧に関しては後藤和智の雑記帳さま「誰がために」
を参照のこと。
まずは一市民にできることとして、これまた教えていただいた
「知的財産推進計画2007」の見直しに関する意見募集
のようなパブコメでノイジィマジョリティの意見をきちんと表明しましょう。こういうところで面倒くさがっては何も語る資格がなくなってしまいます。その上で余裕のある人は地元選出の国会議員にメールなり、手紙を出しましょう。また偏向報道をした報道局に対しても抗議メールなり、電凸をいたしましょう。一人だから何もできないと思わず、一人でも出来る事をやりましょう。今回は似非科学の態すら敵は纏っていません、単なる感情論です。
今回の具体的な争点は児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律
の改正です。関係する箇所を転載すると
(目的)
第一条
この法律は、児童に対する性的搾取及び性的虐待が児童の権利を著しく侵害することの重大性にかんがみ、児童買春、児童ポルノに係る行為等を処罰するとともに、これらの行為等により心身に有害な影響を受けた児童の保護のための措置等を定めることにより、児童の権利の擁護に資することを目的とする。
あくまでも目的は買春やポルノの被害にあう実在する児童の保護です。性的嗜好がどうだとか、ましてや存在しない二次元の児童なんて搾取しようがありませんから法の目的を霞めもしていません。
(定義)
第二条
この法律において「児童」とは、十八歳に満たない者をいう。
3項
この法律において「児童ポルノ」とは、写真、ビデオテープその他の物であって、次の各号のいずれかに該当するものをいう。
一 児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したもの
二 他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの
三 衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するものを視覚により認識することができる方法により描写したもの
もしも、これら各号でいちいち二次元表現が規制されるとしたらと想像してみましょう。児童とは18歳未満です、つまり高校生はほとんどアウトです。要するに現在あるエロゲーが総てといっても過言ではないですが全滅です、何もはじめてのおるすばんのようなロリ作品だけが対象となるわけではなく根こそぎになるということです。さらにいえば性別も関係ないのでBLだろうが乙女ゲーだろうが関係ないですからね><
(児童ポルノ頒布等)
第七条
児童ポルノを頒布し、販売し、業として貸与し、又は公然と陳列した者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。
2項
前項に掲げる行為の目的で、児童ポルノを製造し、所持し、運搬し、本邦に輸入し、又は本邦から輸出した者も、同項と同様とする。
そして今回の法改正のもうひとつの目玉が「単純所持」です。単純所持とは商売目的で児童ポルノを所持しているもの以外の者、つまり単に自分の趣味嗜好のためにそういった作品を所持していること自体が罪に問われるということです。
∴これらを組み合わせると普通にトゥハート2だろうが、フェイトステイナイトだろうが、カノンだろうがそういったものを自宅に所持しているだけで捕まるタイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!ということです。
廿日市で全国おやじサミット
>全国おやじサミットが23日、廿日市市下平良の文化ホールさくらぴあで始まった。子どもたちを非行や犯罪、いじめから守るために活動する全国の「おやじの会」など約50団体600人が参加し、きずなを深めた。
>事例発表で、元広島県警本部長でおやじ日本会長の竹花豊さんは、携帯電話やインターネットで流される有害な情報から子どもを守る「iS運動」を紹介。「一人前の社会人に育ってほしいとの願いを伝える契機にもしよう」と呼び掛けた。大会名誉実行委員長で昨年亡くなった故野村洋一さん=当時(55)=が、暴走族からの脱会や更生を助けた地元の青年5人も登場。野村さんの遺志を継ぐ決意を語った。(中国新聞 2.24)
宿敵竹花のこういう地道な地道な活動をバカにしているとやられてしまいます。こういう点は見習って私たちも地道な地道な啓蒙活動を展開しないと。
以下 日本ユニセフ協会「子どもポルノから子どもを守るために」
+アニメ感想
被害者のいない子どもポルノ? エセル・クエール博士
>大多数のマンガは性的な問題を孕むものではないし、日本のみならず世界を豊かにしているものです。通常いわゆるマンガ・アニメにおいては、キャラクターの描き方に違法性があるとは見なさないことが多いのですが、マンガの内容そのものが子どもを性虐待することと繋がっているならば、実在の子どもたちがそういった性対象として見られてしまう可能性があるのです。
○--○
./|\(´・(エ)・)ψ
⌒⌒ / っ/
∋~'u--J/
いきなり悪魔の囁きならぬ、分断統治ですか。オタは誉めておけば黙るとでも思っているの?マンガは性的な問題を孕むものではない?バカも休み休みいってください。手塚治虫先生からそれこそ24年組といった源流に遡っても性的な問題とどうやって切り離せるというのか!!!近親相姦しまくりの異教徒ジェノサイドしまくりの旧約聖書が良い例ですが、性や暴力は表現とは切り離せません。
>こういったものについてわかっているのは、インターネット上に掲載されたマンガによる日本の子どもたちの性的利用が、決して日本国内に限られるものではないということです。インターネット上の画像を、世界中また特に西欧諸国の人々が目にすることになります。日本で作られた子どもの虐待画像が他国の人々によってその性的欲求を満たすために使われているのです。これは、私たちが考えなければならない重要な点です。
性的欲求がそんなマンガで満たされてくれて、日本並みの児童買春、虐待件数になったら万々歳じゃあ~りませんか。あと、いくら日本のマンガが世界に広がりつつあるといっても聖書には負けます><
>子どもポルノをオンラインで見るということと、(実際の子どもへの)接触犯罪を犯すということとの正確な関係ははっきりしていません(中略)しかし、こうした画像を視聴することと犯罪を犯すこととの相互関係についての調査は、いろいろと試みられています。
メディア悪影響論をがなりたてるのはさすがに無理があることぐらいご存知の模様。しかし、「いろいろと試みられています」ってそんなぼくちゃんがんばってますみたいなものわざわざ報告してくれなくていいよw
>一例はアメリカのヘルナンデス氏による刑務所内の入所者に関する調査です。それによれば、実際に子どもポルノを受動的に視聴した人の76%が接触犯罪を犯していたというのです。研究の方法論にも違いがあり、調査結果も様々です。例えば、視聴した者の12%が実際の犯罪を犯すというものから、40%が犯すというもの、さらにはヘルナンデス研究におけるように、80%近くが画像を見るだけではあきたらずに子どもに対して接触犯罪を犯したというように幅のある調査結果が出ているのです。
幅のある調査結果ってこれまたものはいいようです。これだけ幅があるということは単なる無相関もしくはランダムな事象にすぎないということを示していないの?この辺りはまさに昨年メモした坂元教授の著書をご照覧あれとしかいいようがありません><
>実際の子どもを被害に遭わせているのではなく、写真を使っているだけであるというのです。しかし、実はこういった画像こそが性的空想や行動のために利用されているのです。そしてもう一つは、子ども自身が実際にこのようなポルノ画像を目にすることで被害に遭っているとも言えます。
もうこの辺りまでくると現実の子どもについて語っているのか、虚構の子どもについて語っているのか、はたまた子どもが搾取されているのが問題なのか、子どもがそういうものを目の当たりにするという教育環境的な問題なのかとにかく「子どもを守るために」という錦の御旗さえ掲げておけば文句がつかないとたかをくくっているのか論旨が支離滅裂。とりあえず問題なのは写真なの?マンガなの?
(以上は、ECPAT/ストップ子ども買春の会作成:『ECPATシンポジウム インターネットと子どもポルノの被害 報告書』より一部抜粋)
ECPAT(笑)この辺りについてはまさに他の有志のブログでせせら笑ってください。
駐日米国大使の呼びかけ
>『世界が児童ポルノとの戦いに敗れようとしている。家庭用コンピューター技術が普及した今日、驚くべき数の人々がオンラインで児童ポルノを取引し、ばらまくようになった。児童ポルノの二大消費国である日米両国は、蔓延防止のため共同で取り組まねばならない。』
アルカイダなどテロとの戦いに関しては敗北宣言出せないくせにw
>児童ポルノを見ることと子供への性的虐待が大きく関係することも、我々は認識すべきだ。2007年の米政府調査によると、児童ポルノに絡み有罪となった被告の85%以上が、子供への性的虐待を認めている。児童ポルノを入手する人は、オンラインで同好者と集うことで、自分が巨大な共同体の一員であると感じる。子供について性的な空想にふけることが「正常」だと感じれば、空想に基づく行動は抑えにくくなり、実際に子どもを性的に虐待する傾向が強まる。
ダメリカは病んでますからね。ほかにもキリスト教原理主義者とか、アーミッシュとか、NRAとかその他諸々の組織が集うことも禁止したほうがいいかと思われ。
>児童ポルノは、米国で深刻な問題となっている。しかし、米国では、児童ポルノの制作、配布、所有を禁ずる法律が施行されており、捜査員が加害者を捕らえるために不可欠な手段となっている。日本の捜査当局の有能さは全世界で賞賛されているが、日本では児童ポルノの所有が違法ではないため、児童ポルノ犯罪の捜査能力は制限されている。
だからダメリカで深刻じゃない問題ってなんですか?自殺ぐらいじゃないの?
>児童ポルノ所有を非合法化しても、プライバシーや言論の自由は侵害されない。カナダやフランス、ドイツ、イタリア、米国、英国は、プライバシーと言論の自由に高い価値を置くが、権利を侵すことなく、児童ポルノ所有の非合法化は可能だと判断した。子どもを犠牲にする行為を保護する必要はない。
えー確かにリアルな児童ポルノについてはね。二次元に関してはそもそも権利を侵していませんから!という部分を補わないと誤解が蔓延するでしょうが(゚Д゚)ゴルァ!!
>主要8か国(G8)で児童ポルノ所有を非合法化していないのは、日本とロシアだけだ。日本政府は2007年5月、「国際的な児童ポルノ対策の強化に関するG8司法・内務閣僚宣言」に署名した。日本の「児童買春・児童ポルノ禁止法」は2006年、見直しを行うことになっている「施行から3年後」を迎えた。我々は、日本の国会が同法を改正し、児童ポルノの広告やコンピューターでのアクセス、購入、所有を違法とするよう期待する。法改正が実現すれば、日米司法当局者の捜査協力が可能となる。日米間の協力関係が強化されれば、世界中で子どもの保護の現状が改善されよう。(※本文は、2008年1月30日 読売新聞 「論点」に掲載されました。)
だからそんな日米同盟は(゚⊿゚)イラネ 世界の警察としての米帝の栄光が失墜しかかっている今そんな夢物語ほざかれてもね~。
「キミキス」第22話
ここまでどうして見続けているんだろ…東雲先生版キミキスが好きだからだろうな。
「バンブーブレード」第23話
ラストを見据えたシリアスな展開。しかし、運動部の犯罪に関してはせいぜい活動自粛とかでその運動そのものに責が負わせられないのは不平等なんじゃ。
「ARIA」第10話
演出;玉川達文
今回もいい最終話でございました。実は灯里こそプリマにもなれず、恋愛も前に進まずといった一番焦燥を感じてもいい立場なんだろうけれど、そのドロドロとしたものがない彼女が眩しい。
四人で夜道を歩いていくシーンのダレ絵の灯里の可愛さは異常。
「GUNSRINGER GIRL」第10話
なんかどんどん原作の好きなシーンが嫌いになっていくorz
「D.Gray-man」第73話
原画;南伸一郎
ようやく主人公合流以下次回!そろそろ最終決戦でいいかげん終わるの?
- swさん、こんばんわー。
>三次元に対するものに絞ってすら欧米で大きな問題を引き起こしてますよ。
その種の危惧についてきちんと小寺信良氏が書かれていて、かつて氏について批判的なことを書いたことを謹んで撤回いたします。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0803/17/news010.html
翻って…微妙。。。
http://www.hirokiazuma.com/archives/000368.html
>ドーキンスの「神は妄想である」を読んでいたら、典型的な宗教に起因する倫理の押しつけとして紹介されていて、ちょっとビックリしました。
以前、書いたこともあるかと思いますがドーキンスのこの本+「悪魔に仕える牧師」は宗教的倫理、物言いのいかがわしさを知るに最良のテキストですよね。宗教的動機というのは内心についてかくあるべしというものを他者にも押し付けて悦る類のものですから。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2008/03/17 22:32
- 単純所持を含む強力な児童ポルノ規制は、三次元に対するものに絞ってすら欧米で大きな問題を引き起こしてますよ。
単にサイトにアクセスしたり画像を所持していただけの人間が、逮捕&名前あげつらいで百人単位で自殺してますし。
ドーキンスの「神は妄想である」を読んでいたら、典型的な宗教に起因する倫理の押しつけとして紹介されていて、ちょっとビックリしました。
勿論、他人に迷惑をかけない(手を出さない)限りと言う留保付きですが、これは相手が成人でも一緒ですしね。
ちなみに彼の論点は、「ゲイってだけの理由でチューリングを自殺に追い込んで、まだ懲りないの?”児童ポルノ規制”で引っかけられた人間は、それまで子どもに手を出すこともなく善良に社会生活送ってきた市民なんだぜ?」と言うものです。
確かに、あの内心の自由なんて物を欠片も尊重しない態度は、宗教的動機で見ると非常に解りやすくなりますね。 - commented by sw
- posted at 2008/03/15 02:23