「行きましょうアーエル自由になれる場所へ」 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

「シムーン」第26話(最終話)

監督・演出;西村純二

脚本;岡田麿里←おそらく急遽途中からの参加となったかと思いますが、人物を中心によくもここまでその魅力を引き出せたかと(Fateの件は忘れました!)

絵コンテ;藤原良二←この作品の中心スタッフとしてそのお名前を覚えて起きます!

作画監督;西田亜沙子中山岳洋西岡忍南伸一郎

原画;西田亜沙子中山岳洋

『私たちどこまで行けるかしら』
『そりゃもちろん行けるところまでだよ』
『そうね…なんだか祈りみたいね』
『祈りというより誓いかな』
『誓い?』
『いつも相手に誇れる自分であるように あなたといられるあたしでありますように』

ともすればシムラークルム宮国に魂が飛んだかのごとく、最終話を中心にしてとりとめもなくシムーンのことばかり想っています。考えているとか反芻するとか意識してのものではなくてただただ情景が流れていく。今日は地上の雑事に関しては本当にどうでもいいのでパスします。

前回が実質最終話で、次回予告からも今回は後日談、エピローグがたっぷりあるであろうということは予測していたのですが、テンプスとパティウムを構成に活かしてラストと交互に織り交ぜてこようとは…もうただただその構成にあてられるカタチで、懐かしくかつ厳粛にそしてどこまでも眩しい気持ちに包まれながら最後まで正座、手を組みながら見ていました。

ただ、保存だけしておいた実況ログやら放送後の本スレを見ると…な感想が結構あってちょっと悲しい気持ちになりました。これがユンの受け止める悲しみかwとでも思って忘れることにします。


影の主役としてドミリモをあげていましたが、最終話はまさにそのパルを通して見直すと全体図が綺麗に描かれていることに気付かされる。説明されなかった翠玉のリ・マージョンとうとうの説明(科学的なものでなく、設定としてね)は、ユンではなしにリモネ、ドミヌーラを通して描かれました。

まず時間観は無数の現在が並列的に存在する、IF的世界の可能性を模索するというものではなく、翠玉のリ・マージョンによって過去を改変することで今いる現在がそのまま変わるという現在はただ一つでありながら、直線的時間関係を否定するというもの。いずれが過去で現在で未来か、シムーンの存在によってシムーンの形状のごとく時間は渦巻き、円環状になっている。新しい植物や作物の存在は、ドミリモがいる地点だけではなく、ドミリモから見たら未来であるシビュラの現在においてもフロエが新作物が~と述べていたことからも窺える。

また、リモネが「アーエル」について説明を施したものが後の自爆時の「アーエル」という至上の愛を示す言葉へと結実、つまりドミリモが飛んだのは嶺国の過去であることが明らかになっている。さらにそこから分かることはドミリモが嶺国にリ・マージョンの技術をもちこんだということ。未来(現在)において宮国は連合軍に敗れたがその原因はドミリモにあったと。本来、リ・マージョンを描けるのは宮国だけであったはず(それは発掘された旧式シムーンを駆ってリ・マージョンを描かれたことに対する戸惑い、あるいは無能だとしても宮国首脳がその戦力を見積もれなかったことなどからも窺える)、示されていたドミヌーラの覚悟、翠玉のリ・マージョンが過去に遡って好きなように現在に影響を及ぼせる力であるので、ドミヌーラは宮国自身の手での改革を諦め、他国の介入によるものを望んだということになる。

また、ドミヌーラがオナシアのごとく身体の崩壊を始めていることから、時を止めて「永遠の少女」に留まり続けることにも物理的限界があるということを示し、リモネもそしてネヴィリルとアーエルもまた「永遠の少女」であり続けることはできないことをはっきりと明らかにしている。つまり、性を選択し現在に留まったシヴュラたちが仮託したものは、まさに儚い願望に過ぎないということ。

ここでシビュラたちの現在を淡々と描いていることが活きてくる。ドミヌーラが望んだ未来は皮肉なことに宮国を幸せにするというよりもより悲惨な現在をもたらしている。戦後処理の過程で東西ドイツのごとく分断統治され、冷静の最前線におかれていること。つまり永遠の現在を否定し、未来を選択したモノたちがおかれている現在は決して薔薇色の何かではない。しかし、それはあくまで世界についてであって各シビュラは逞しく生きている、それこそが未来への希望である…こう書くと「時をかける少女」のテーマにも通ずるところがあるかな?

その過酷な現実と立ち向かい、逞しく生きていく糧が「永遠の少女」としてのアーエルとネヴィリル、だから二人のパルのその後、翠玉のリ・マージョンが成功したかしていないかも含めて描くわけにはいかなかった(代役がドミリモ)。

長門のごとく敗戦処理の過程で沈められたであろうアルクスプリーマ、内部は荒れ果てそこには時間経過の残酷さを見るものにこれでもかというほどに伝える。しかし、そこで躍り狂うアーエルとネヴィリルの幻影をかぶせたときに浮かぶもの、パライエッタたちが遺した落書きが語るもの、それこそが↑でだらだらと書き連ねたようなことそのもの。これだけの言葉を要しても語りきれないものをいとも簡単に描ききっている!フロエがその残骸の近くに住み続ける姿に心締め付けられるような感情を抱かずにはいられない。遠くにありながらたえず近いものとして想い続けるもの、愛おしく支えにするものであって、現実と切り離すからこそ「永遠」でありえるはずのもの。

それはテーマである以上、シムーンを見続けたものにとっても、心に残った「永遠」を抱きしめながら地に足をつけて前へと生きていくことを伝える。当初大切にしてきた飛翔のイメージとは逆に着地した地点は極めて現実的。それが1話かけてその後のシビュラたちを描いたということ。

あーそれにしても踊る少女たちのなんと美しいことか、覚悟を決めてリモネに寄り添うドミヌーラのなんと美しいことか…ぶつっとレコードの音楽を止めて終えてしまうことがその美しさの儚さを伝えて幕と。

296 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/19(火) 23:28:55 ID:4DWeUPj6
ところで、どうしてアーエルとネヴィリルってラブラブになったんだっけ?

300 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/19(火) 23:32:43 ID:4uEKKa6a
>>296
どっちも押しに弱い癖に攻め体質。そんな二人がガチンコ勝負したから必然的にそうなりました

工エエェェ(´д`)ェェエエ工でも確かにそうだ、精神的に責めるのがネヴィリル、直接身体的に迫るのがアーエルといった違いはありましたがw

314 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/19(火) 23:53:05 ID:IQIhHngd
さっきBS2のマンガノゲンバとかいう番組で「安らぎのツバサ」流れてた 志村貴子の青い花紹介されてるときw

スタッフ(*^ー゚)b グッジョブ!!

386 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 01:08:09 ID:nrtpMpsv
若い頃はどんなにかっこよくても、どうせみんなワウフみたいになるんだ、知ってるんだ俺

。・゚・(つД`)・゚・ 。

441 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 05:20:55 ID:fUx87pTg
AS姐更新来たね 25話のアヌグラは姐さんが全部描いたんだと

449 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 07:09:00 ID:8j+mrTm5
AS最新みた。

すごいね。ここであのシーンは絶対リキ入っているって見抜いていた人たち=ネ申 解説されると、ほんとうにASさんの作品への愛伝わってくる。ホモのちゅうではなく・・・も納得 「頑張った仕事を見てくれている人が、確かにいる!」も、なんかこのスレへのレスみたいでうれしいね・・・

これだけ真剣な作品だから、見てる俺らも真剣にのめり込める・・・

本当です、ここまで自分の携わった作品に愛を注げる西田監督には本当に惚れました。

450 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 07:17:34 ID:1kKErG0s
こちらこそ西田さんが素晴らしい仕事をしてくれて幸せですと言いたい

456 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 08:08:59 ID:bxXbsA4i
この人と世界観価値観が合う人はシムーン楽しめるよね 逆にブログ見てきめえとか思ってる人は絶対楽しめないと思う もっと裏設定や解説出して欲しいな

分かる、分かる!

458 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 08:21:37 ID:8j+mrTm5
もう、性癖疑われるの世界は超越している自分なので、平気でリアルに人に勧めてます。でも、確かにみんな引いてる・・・

たぶん、私の感想なんかも見ていない人からするとドン引きでしょうね…。

481 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 12:34:03 ID:YO4y/06e
これまだやってたのか しかも結構スレ番重ねてるし途中で化けた?

483 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 12:36:39 ID:7fPQADdZ
>>481
ゼーガほどじゃないにしても序盤の雰囲気からすればかなりの大化けと言っていいかと。内容的に何かの革新があったわけじゃないんだけどなく、方向性自体は最初から全くぶれてないんだが、見る側に慣れと理解を求める作品だった

くぅーゼーガは切ったことが悔やまれる。折を見ては補完することにします。

452 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 07:40:48 ID:slSbIATu
今見た。スマンが頭の悪い漏れに解説してくれ。

あの二人は翠玉のリマージョンで何をしようとしてる?
他のパル達は二人に何を期待してるの?

476 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 11:15:46 ID:W64FoGoS
>>452
この物語をどう捉えるかによって解釈は変わってくるよ 例えば俺はこのアニメを、機会や権利(シムーン)を独占する男性(宮国)が、平等を求め異質な価値観(礁国)と手を結んだ女性(嶺国)によって機会や権利を奪われるどころか、去勢までされてしまう物語だと解釈してる(ちなみにパラ様が女を選ぶことが去勢のメタファーね)

この解釈に従うなら、二人は抱き締め合える世界に行くはずだしそして、もしかしたらそこで第三の性を生むかもしれない 俺はそんな風に考えてる

そういう解釈もできるかもね、ちょっと違和感を覚えるけれど。

499 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 14:43:02 ID:slSbIATu
>>476
有り難う、マジで参考になった。他の人はどんな感じ?

505 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/20(水) 16:35:00 ID:1exuV1Ks
>>499
俺はもっと単純かな。ここでも、さんざん既出だったけど、ピーターパン症候群でしょ。ヲタなら誰もが通る道だけど、「大人になりたくない」ってヤツね。つまり、不本意ながらも泉に行ってしまったコールのメンバーは性別を獲たかわりに、シビュラとしての資格を失ってしまった。本当はみんな少女のまま、いつまでもみんなとシムーンで飛んでいたかったのにも関わらず。だからこそ、最高のパルであるアーエル&ネヴィリルには自分達には叶わなかった夢として、また自分達の少女時代の象徴として今のままでいて欲しいと願ったし、彼女達自身(特にアーエル)もそう在りたいと願ったって所じゃない?なんかベタなレスで申し訳ないが、最終回、アーネヴィの動向が楽しみ。

今までの感想にも記しているけれど私はこの方と近いです。

625 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 00:18:28 ID:abpCkB+P
結局本編で「偉大なるもしも」が描かれることはなさそうだな。なんかスターシステムやっちゃう予感が・・・

628 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 00:27:01 ID:3m0PZMtl
>>625
スターシステム? 詳しく

639 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 00:50:08 ID:3oCDB1zD
>>628
手塚漫画なんかで使っていた手法で、漫画やアニメのキャラを俳優にみたてて使うこと。たとえば、ある女性キャラを、Aという作品ではヒロインの女子高生として使い、Bという作品では、悪役の女剣士としてつかったり。もっと詳しくはぐぐってちょうだい。

「スターシステム」という単語がよく使われたのは近くだと舞乙?

645 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 01:00:54 ID:1XX5myZG
この作品は、変化と不変について陰に陽に語っているところが普遍的で面白い。変化を恐れて泉に行かず、巫女で留まる少女を描いたかと思えば、どのような形になっても「あなたは綺麗だ」と、変わらざる何かを語って見せたりもする。

泉に行くときの客車はおそらく巫女だけが乗れる特等車両だが、泉からの帰りは一般人と一緒の普通車両。扱いこそ変わってしまったけれど、予備知識の無い無垢な子供は変わらぬ敬意を一向に示してくれた。こういうテーマの持たせ方は、出来るようでなかなか出来ないから、すごいなぁ、と思う。

( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーこれはまったく気付かなかった、うわ~こういう見方を教えてもらうのは本当に幸せ♪

650 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 01:11:45 ID:3oCDB1zD
あの場面、空気読まないフロエあたりが、「あたしたちはもう巫女じゃないのよ。やめてよね」とか言って泣かすかと思った。

(・∀・)人(・∀・)ナカーマ

660 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 01:50:58 ID:wEY1Ow26
25話の録画に失敗してました。
金曜は名古屋行ってきます。

翠玉のリ・マージョンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!

661 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 01:56:40 ID:40H4yakb
商品紹介

4巻からジャンルが変わってるw

662 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 01:59:32 ID:+qUxdMuO
>>661
アクション終了www

666 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 02:07:23 ID:AjfrfTGB
他にどんなのがあるか知らないけど、アクションってよりはラブロマンスかな

667 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 02:07:33 ID:9YnCtRDx
むしろ3巻までアクションのジャンルにされてたのが意外

668 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 02:07:44 ID:gSoGpoQX
確かにアクションは11話の最後にちょこッと出ただけだもんな。

669 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/21(木) 02:09:26 ID:v8Qa5/l9
>>667
指を切る→アクション
フロエがマスティフをびびらせる→ラブロマンス

絶対違うとは言いきれないw

848 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/22(金) 00:57:30 ID:HLBvhTNW
というか後日談で一話丸々使えるのって贅沢な話だよな。4クールやって戦闘中に終わるアニメとかあるの(ry 監督とか構成の人があらかじめ決めといたのかな?いい仕事しとる。しかし∀とかED曲に乗せた4分ぐらいの後日談でさえ涙腺が壊れてしまうおれには来週30分弱も耐えられそうないな・・・。

853 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/22(金) 01:03:37 ID:RTgUAT62
シムーンは、よく分からんシーンで泣いてしまう
13話でアーエルが空見上げてるとことか

855 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/22(金) 01:12:36 ID:jZTnAC0v
>>853
基本的にシヴュラの想いを感じ取れるところではシンクロ率高いとどこでも泣けちゃうな 来週は最後だからおpから泣いてしまうかもな…

857 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/22(金) 01:14:20 ID:5Qmj/xrE
>>853
音楽の使い方のせいもあるのかな?おれはロードレのお下げ切りでいつも涙が…。気づけば「哀しみのシムーンシ・ヴュラ」聴くだけで瞳をうるむパブロフっぷり。

この作品のサントラ二枚はフル稼働中。

932 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/22(金) 10:39:33 ID:gCVoBhKz
しかし今になって第一話放映頃のスレを読むとなんかこう ボロクソに言われてたなぁシムーンと懐かしくなる

336 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/23(土) 18:07:44 ID:ZacXz2tH
いわゆる「24年組」の少女マンガを読んで育ったという世代の人にシムーンの事を話してみた。(本人はヤマトあたりでアニメは卒業したので見ていない)以下はその人の意見。

「いつの時代にも時代の変化に着いて行ける人(受け入れられる人)と、着いて行けなくて(受け入れられない)拒絶・逃避する人の2種類が必ずいる。幕末とかの混乱期には特に顕著になる。だからそのアニメ作品の中で大人になるのを受け入れる人(変化する人)と、受け入れずに愛の逃避行しちゃう人の2種類が出るのは、矛盾していないと思う。むしろ両方を描写しないとおかしいのではないか」

自分の胸の中で何かが引っかかっていたのが取れたような気がした。

もう一つ、その人の感想、「昔は『大人になりたくない子供達の話』は『風と木の詩』みたいに少年愛物だったのに、今は少女達が主人公になるとは。時代の変化を感じるなあ…」

570 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/24(日) 11:29:20 ID:Kz4kvial
書き忘れた事があったので >>336 の人のお話を追記。「おっさんの長話うんぬん」という意見もあるので、これで最後にしておきます。

「時代の変化の節目に2種類の人が出る事。その両方を平等に描写している事。主要登場人物だけでも10人以上いるそうだが、その全員が悩み考えた末にそれぞれの道を選択した事。そういう点からは製作スタッフの立ち位置や生真面目さを感じる。2種類の人達の行動の、どちらが正しくてどちらが間違っているかなんて、他人が一方的に決めつける事は出来はしない。でもスタッフは視聴者に対して判断材料はキチンと提供している訳だ。『このキャラはこういう性格、過去、立場、背負った物があって、考えた末にこういう選択をした』と。そこまで丁寧に作られたアニメ作品は、最近では貴重なのでは?」

私としては、世代の違う人と話すと、自分では思いつけなかった意外な視点や意見を聞けた驚きと感動がありました。

おそらくこのカキコミをされた方とは世代が違うwと思うけれどとっても言いたいことが分かる!

626 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/24(日) 18:11:47 ID:A0j1nXuK
幕張のリ・マージョン逝ってきた。まずはマーベラスの人によるゲームの紹介。特別にアイキャッチ公開。裸エプロン姿のマミーナに(一部熱烈ファンから)どよめき。パラ様の魔乳アイキャッチも含めて2枚公開。他のキャラも楽しみだ。来場者だけに公開となる「幻のカット」が!入浴(?)シーンでネヴィリルに後ろから組み付くアーエルだった。キャラホビでは大画面でキスシーンだったが、今回は裸百合。凄いね。

トークコーナーでは、何とエレベーターに乗ってキャストの皆さんが登場。最初からキャラ名噛む理恵子さんが良い味出しまくり。コールテンペストの名称も度忘れしていて「レギーナでしょ」と突っ込まれる。小清水さんはパラ様になり切って「ネヴィリル踊ろう」の台詞からスタート。舞台を昇り降りする理恵子さんの手をとってエスコートするなど、パラ様そのもの。ドミ姐の中の人初めて生で見たけど、綺麗な人だった。アフレコ裏話では、台本記述に「サ行変格活用」文法説明してまで講義したとか。リモネとのその後が気になるので、是非続編をと賜れたが俺もそう思った。

クイズコーナーは、新キャラの声を兼役しているレギュラー声優当てクイズ。ワポやアルティ、マミーナやモリナスの中の人だったらしいが、声優さんて凄いね。「兼役クイズ」で紹介されたキャラは例の2人ではなくまたまたニューフェイス。「ドS」「善悪の区別がつかず残酷」「お嬢様」等、なかなか魅力的なプロフィール。最後は全員で「幕張のリ・マージョン」と叫んで終了。ドミ姐の神々しい姿と、期待の新キャラ4人情報だけでも満足したイベントだった。

640 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/24(日) 18:49:06 ID:ZgLrIASP
俺も行ってきたんでレポ。

ゲームの体験版をプレイしてイベントも見てきた。ゲームは一言で言うと糞。ファンならどんなものでも金払うだろう的なゲームとしかいいようがない。

ゲームはADV+SLG+沐浴だが、まずADVパート。背景がやばい。特にトレーニングルームの背景がやばすぎて部屋と呼ぶには抵抗があるただ灰色に塗った箱に、球が2つ置いてあるだけ。美術の時間に、やる気無い奴が5分で書いた絵にしか見えない。

SLGパートも終わってる。SRPGって、こつこつキャラを育てていくうちにそのキャラごとに愛着が出てくるもんだけど、戦闘はシムーンに乗って行われるため、グラフィックが全部一緒で個性が無く、まるで愛着が湧かない。グラフィックだけじゃなくて、性能も同じで違いがHPしかないとか、もうね。あと、行動順が完全に決まっていて、戦略性が皆無。敵のルーチンもカスでひどい作業ゲーだった。今回リ・マージョンが使えなかったから使える製品版ではもう少しマシになるかもしれんが、ここまで酷いとどうにもならんだろうな。

沐浴パートは戦闘が終わった後のご褒美みたいなシーン。誰と一緒にシャワーに入るか選択して(アーエルは主人公だから必ず入る)選んだキャラとの掛け合いがある。湯気だらけでエロさは感じられんかった。

正直なところ、たとえシムーンファンでもお勧め出来ない。どうしても買うのなら御布施のつもりで。ゲームとして楽しむことはハナから諦めて、ファンアイテムとして買うべきもの。

ゲーム限定版、その限定版の内容のみを目当てに予約すべきか、美しい思い出を穢さないために見なかったことにするか、アニメに関してなんら補完してもらいたいという欲が湧かないだけに悩みます。

858 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/25(月) 17:38:44 ID:h9VaFwK7
シムーンが終わるなんて…あり得ないことだわ

859 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/25(月) 17:45:01 ID:KlLZE+Od
いつかこんな日が来ると分かっていたじゃない
シムーンを見続ける事を決めたあの日から・・・

860 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/25(月) 17:46:39 ID:UM2fu0zH
最終回を見てはだめ

865 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/25(月) 18:05:55 ID:8sQ0UWt4
シムーンはただのアニメだ。神の乗機なんかじゃない。だから終わる。終わらせることができる。でも、もしかしたら……

ここにきて第一話の台詞のパロか…感慨深い。

872 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/25(月) 18:44:10 ID:WCnP6wI1
サントラ聞いてたら泣いちゃうキモオタだけど今日は悲しいわ

975 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/25(月) 23:27:25 ID:O1cmoEYq
あまり記憶に無い1話だけでも見返そうと思ったら案の定ハマる 続けて今10話という微妙な状態に陥った


294 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 01:59:14 ID:4rVkWfdZ
最後ふたり踊ってるとこで涙が出た…理由はわからんがアルクスプリーマがなんか卒業後に訪れる学校みたいな懐かしさでああずっと少女でい続けるんだ…ってなにこの悲しさっていうか寂しさっていうか感動じゃないんだけど…美しい!!!

(・∀・)人(・∀・)ナカーマ!!!

321 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:00:14 ID:b/+LLbUJ
文化祭の後の切なさだな つーか、学生のまま結婚して そのまま会社つくって、退学する級友を見送る様な気分か。

結局ネヴィリルとアーエルは、どこかの時代で二人きりで、新しい人生を始めるんだろうな。それが原始時代だか、未来だかは誰も知らないが。

リモネとドミヌーラはあの世界でしばし過ごした後 又別の時代へと旅立っていったのだろうな。ただ、ドミヌーラは少女としての限界を超えて粉を吹く様になってしまった、と(;´Д⊂)

335 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:00:27 ID:ITPDWkBH
結構泣けた。自分は満足だ。実況は凄いことになってたが。

384 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:02:12 ID:JeT1ODzI
>>335
やっぱり実況は阿鼻叫喚かあw 実況しながら見てるような人達に向いてないことは最初から明らかだったし当然って気もするけどね

439 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:03:58 ID:ITPDWkBH
>>384
確かに。コレはじっくり見るべきだよな。

479 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:05:37 ID:JeT1ODzI
>>439
つーか ここ数年の作品では群を抜いて集中力を必要とする作品だったと思うよ 台詞で説明しない描写だらけだったし

それにしても作画レベル高すぎ壁紙にしたくなるカットだらけだった

586 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:10:38 ID:OPIC3Xtr
…テレビの前を動けません…。直ぐに見直してしまうのは無粋な気がする。しかし寝るのは惜しい…

605 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:11:31 ID:JeT1ODzI
この最終回で一番大事だったのは「私(俺)たちはなぜアーエルとネヴィリルを送り出すことにあんなに拘ったのか」について各々が語り繋いでいくあのシークエンスだよ あそこに1話から繋がるテーマが全て集約されてる

これを見過ごしてると何もかもがカラッポに見えるかもね

一話というか全話を通してのメインテーマだね。

699 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:16:34 ID:XiDAJ22O
正直パラ様、、、、、、ちょっとデブった

このツッコミは盲点過ぎ!私はちょっと前髪の増量が気になったぐらいで女性を選んでおいて良かったねと思った程度w

780 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:20:37 ID:sbQ+PFpK
少なくとも、ずっとスレにいた奴が、理解出来ないとか騒いでるとは信じたくない。いろんな伏線っぽい出来事は実は伏線なんかじゃなくてそれぞれの少女像を書き上げる為のスパイスに過ぎないってコトは、もう数週間も前から分かっていただろうに。

つか、AS姐とか監督とか浮かばれんわな。。・゚・(ノд`)・゚・。

理解できないことがどうこうというより、理解できないと批判することがちょっとね。

783 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:20:41 ID:moBZ3db2
シムーンだからこその、この最終回だろう 最後、妖艶なる絆の響きで二人のダンス、パラ様の落書きで締めるとこなんざ 納得いかないといってるやつは、やっぱり一見さんなんじゃないか?一話と最終話だけ見たって、そりゃ納得いかないだろ?

昔の少女漫画的な、見事な締め方だよ

805 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:22:05 ID:bZKrtqFV
昔の少女漫画って、詩的な言葉を入れながら背景にうつくしい絵があったりするよね そういう感じで、シムーンは描ききったと思う 最終回で、アーネヴィが出てきたらそれこそおかしい

彼女たちは、コールテンペストの人の中で永遠になったのであって、(永遠の少女)現実としてどう生きているかなんて関係ない

「永遠」なんと美しい響きか!

812 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:22:27 ID:5rQ9ceoP
>>459(=わっふんの嫁は誰なんだろう?)
嶺国巫女の誰かじゃねーかと予想している。尊敬する宮国巫女様方から異常な信頼を寄せられる人という尊敬から始まった恋愛みたいな。

アーネヴィ翠玉の結末が投げっぱなしという人がいるが、あの二人は観測されると可能性が収束してしまうので、分からないままの方が可能性が無限大=自由=永遠の巫女として成立するので、まったく観測されない=その後は不明が正しい。そして、永遠の巫女が存在するという役にも立たない可能性を救いにした少女達が大人として自立して生きているというED。テーマと、そのテーマが完遂されることによって何に昇華されるかを描いたEDなわけだ。

以前スレでノエイン見ていたとカキコしていた方かなと思いつつもそういうことだよねと納得。

988 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:34:46 ID:Q5Zpw4Sy
ネヴィリルとアーエルは「永遠の少女」なんだから、同じく泉に行ってないとはいえ、ちゃんと成長しているドミヌーラとリモネのように未来を描かれていたら、逆にダメだったと思う。最後のダンスも、実イメージ的なもので演出してたから、実際にあの二人が皆が大人になった未来に、あのアルクスプリーマの廃墟で踊ってたって考える人は居ないだろうし。

1000 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/09/26(火) 02:35:27 ID:6RrS61Y0
>>1000ならこのスレの住人は皆、永遠の少女


『もっと傷付けばいい、私たちは――私はもっと高く飛ぶために祈りよりも誓いを必要としてる。神に委ねるのではなく、自分を立たせる誓い、それが傷付かないものであるはずないから。~自由になるの、傷付いてそこから一番強い自分を呼び起こしたい!』