昨日の朝生、秀逸なやりとりがあったのでメモ。
1 名前:名無しステーション 投稿日:2007/05/26(土) 00:11:50.69 ID:2o4c0QcX
第一条 下記の者は番組ch(テロ)の他の住民に迷惑をかける虞があるため、このスレに隔離されること。
1.択一落ち
2.論文待ち
3.適性待ち
4.その他伊藤塾生
第二条 このスレはきちんと保守すること。
256 名前:名無しステーション 投稿日:2007/05/26(土) 01:38:08.84 ID:fKljLhNl
このスレの者たちが憲法改正と聞くと
・限界があるかないか
・国民投票の場合の可決するときの人数
・正当性契機と権力的契機 など
まあ、択一事項だし直前に見直しておけばいいや。ってな感じだな。
9条をめぐる改憲でも論憲でも護憲でもなんでもいいけど、その前に14条とか19条とか21条とか25条とか、生活に直結したもので現実違憲状態のまま放置されているものからなんとかして欲しいものです。
東御市長が「有害」指定を含む青少年条例案提出表明
>東御市の土屋哲男市長は24日の記者会見で、成人向けの雑誌やDVDを「有害」図書類に指定、自動販売機への収納を禁止できる規定を盛った市青少年健全育成条例案を、31日開会の6月定例市議会に提出する方針を明らかにした。
21条違反のお知らせコネ━━━━━━━('A`)━━━━━━━!!
>条例案は、3月に条例策定懇話会(事務局・市教委)が提出した原案に沿った内容。卑わいな姿態や性的行為が総ページ数の5分の1以上など、一律の基準で「有害」とみなす「包括指定」を導入している。
19.99%の世界で戦ってください!というかこの基準ならまだ少コミ堪えられるんですがw
>土屋市長は原案提出時、取材に対し、表現の自由との関係から懸念する声のある「有害」指定に踏み込まない条例のあり方も検討する考えを示していた。しかし、この日の会見では「(自販機撤去の)実効性が薄れる」として、指定は必要との姿勢を示した。
検討、善処、前向きの方向で、まだ議論の段階で…便利な言葉です。
>条例案は包括指定のほか、有害性を個々に判断する個別指定を規定。市は悪質な場合、「有害」図書類を取り扱う自販機の撤去を命じることができ、違反した場合は最高30万円の罰金を科すとした。市民の責務などをうたう条項は7月1日、自販機規制は10月1日から施行する方針。(信濃毎日新聞 5.25)
長野県は急転直下、鬱苦しい国のフロントランナーに立ちそうですね。
で、ここからが本題。
>『「子供が事件を起こすのは家庭のしつけの責任だ」などと決めつける議論は、実際に子供が事件を起こしてしまった家庭の親を社会的に孤立させ、ただでさえわが子のしつけに不安を抱く多くの親たちの不安をあおりたてる。家庭のしつけにさまざまな問題の原因を求める議論は、すべての親に「完璧な両親」になることを求めるのだが、そんな時代はくるはずがないし、それがもし実現したらずいぶん気持ち悪い社会になるはずである。』
>『人間の生き方は多様だし、親はそもそも子供のためだけに生きているわけではないのだ。』
広田照幸「日本人のしつけは衰退したか」
まずは、何度も何度も…書いていることだけど、また少年犯罪に関する毎ゴミ、アカヒの歪曲・捏造報道の貴重(というほど数少ないないんだよねorz)記録→お笑いみのもんた劇場さま 一人歩きする「警察庁発表 親殺し『急増』データ」
わずか数件の増加をもって治安悪化、少年の凶悪化を煽りたてるに飽き足らず、アカヒに至ってはメモリまで捏造しています。それでも30件にすぎないのにw
2006/05/26
は愛国心教育(これは道徳の検定教科書作り、準教科化として結実しそうです)、給食費滞納(これは親学を推し進める正当化に利用されています)と末代まで祟りそうなにゅーすのメモと…嬉しくないな('A`)
安倍内閣メールマガジン(第30号 2007/05/24)
● 教育は人なり
>こんにちは、安倍晋三です。
>安倍内閣の最重要課題は教育再生。このメルマガでも幾度か私の教育観に
ついてお伝えしてきました。昨年末、60年ぶりに改正した教育基本法を受
け、これを具体化するため、3つの法律案を提出しました。
>子どもたちのモラルや学ぶ意欲の低下が指摘され、いじめや未履修問題が表面化する中で、これらの問題に対し、学校や教育委員会が適切に対応できなかったことは、子どもの命や安全、教育を受ける権利の侵害について責任をもつ国として反省しなければなりません。
さすが一族東大ばかりの最高の家庭環境をもってして成蹊大に進まれた方だけに学ぶ意欲という言葉にも力があります!しかもモラル低下とか霊感商法の統一教会に祝辞送っている人間に言われた日には素敵すぎますね♪
…問題は「指摘」「表面化」という言葉通りマスゴミが煽っているだけという側面なんですが。
>「教育は人なり」という言葉がありますが、すばらしい先生にめぐりあえるかどうかは、子どもたちに将来にわたって影響を与えます。私自身、小学校から学生時代を通じて、すばらしい先生方に出会えたことは、本当に恵まれていたと思います。今もいい先生が大勢がんばっています。しかし、中には、人を教えることに向かない、能力が及ばない先生がいることも事実です。時代の変化、技術の進歩が著しい今、一旦教員になったら生涯身分が保障され、各人の適性にかかわらず先生を続けるというやり方で果たしていいのでしょうか。
義家の「美談」にそっくりですねw
>私は、先生には、自信と誇りをもって教壇に立っていただきたい。常に自己研鑽を怠ることなく責任感と緊張感をもって指導にあたってもらいたい。今国会で提出している案は、10年に一度、研修を受けることによって新たな能力を身につけてもらうというものです。どうしても向かない先生には、教壇を去ってもらう。これは、子どもたちにとっても、その先生にとっても、いい結果をもたらすに違いない。私はそう信じています。
国会議員も10年に1回はセンター試験を受けて新しい基礎学力を身につけてもらって、知的能力に欠けている人は国会を去ってもらえばいいんじゃない?
>学校事務を効率的に処理し、先生が生徒と向き合う時間を確保し、増やしていかねばなりません。
道徳の教科化やら30人31脚なんかを加えての効率化って、生ゴミと燃えないゴミを混ぜてから再度燃えないゴミの分別作業させるようなものですねw(捨てられない生ゴミの腐臭が漂う中で)
>問題を抱えているから、学校の授業についていけないからといって、その子たちを置いていく、捨てていくということを私は絶対に認めません。学校だけでなく、家庭や地域が当事者意識をもって、社会総がかりで教育再生に取り組まなければなりません。教育新時代を拓いて、全ての子どもたちに高い水準の規範意識と学力を身につける機会を保障する、この責務を果たしていきます。(晋)
さすがなんとか還元水を擁護される方の規範水準には目を見張るものがあります!このモラルの高さもストイック義家そっくりw
「日本の論点2007」より、
義家弘介 「躾」は「調教」ではない。教育をこれ以上軽んじることは許されない
●「美しい人になれ」忘れがたい祖母の言葉
>「身」を「美しく」すると書く「躾」、という言葉が私は好きだ。そして、この言葉を聞くと必ず、育ててくれた祖父母の姿、幼き日々の思い出が脳裏に浮かぶ。
ほくろをとったり、瞼を弄る整形のことですか?
参考;義家弘介研究会さま
(アイプチ、整形の項参照のこと)
>しばらく泣いていると、必ず祖母がやって来て、私の頭を撫でながら、決まって同じ言葉をかけた。「弘介、しつけという漢字は、身を美しくすると書く。美しい人におなりなさい。それがじいちゃん、ばあちゃんの、お前への願いなんだよ。」意味はよく分からなかった。でも、自分の過ちを泣いて誤魔化している自分は決して美しいとはいえないとは思った。
ふーん、幼き日々というと10歳未満と想像しますが、そんな子供に向かってこんな言葉を吐きますかね~?そしてそんな祖父母が育てたであろう「立派」な親のせいで義家は不良になったと御利益のない言葉ですねw
>安倍首相の「美しい国へ」という主張が抽象的だと指摘する意見があるが、少なくとも私にとって「美しさ」とは曖昧なものではない。私にとっての「美しさ」とは、祖父母の毅然とした愛そのものである。
どう読んでも抽象的なんですがw 祖父母の毅然とした「愛」って何グラムですか?「私にとって」という極私的な基準で国を方向付けられたらたまらないという批判だということが理解できているの?
●戸塚氏と私の共通点、対立点
>私は教育によって救われた人間だ。不良と呼ばれていた少年時代の私の前には多くの大人たちが現れた。説得があった。媚びるような態度もあった。当然、体罰もあった。しかし、私は変わることができなかった。頑なに心を閉ざしていた私を変えてくれたのは唯一、母のような女の先生の、陳腐なほどまっすぐな「思い」だった。私は基本的に激しい人間だ。暴れる生徒と真剣勝負で向き合ったとき、手が出てしまったことが、これまで幾度かある。しかし、それは教育と呼べるようなものでは決してない。
祖父母の「躾」薀蓄の効果自分で否定しているよwというのもさておき、体罰自白キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!そもそも教師暦というほど教師勤めていなければ、教師やめて間もないし時効では絶対ありません!
>私と戸塚氏の考え方の根幹はあまりにもかけ離れていることを対談を通して痛感した。口は一つだが、耳は二つある。つまり、相手に一つのことを伝えようとするならば、最低でもその二倍、聞こうとする必要がある。これが私の子供たちと対峙する基本的なスタンスだ。
ちなみにバーバルよりノンバーバルな部分で伝達する部分の方が大きいんですが…目は二つありますw
参考;http://newmoon1.bblog.jp/entry/293940/
(vs戸塚w)
●教育は親や教師のためにあるのではない
>「教育」と「調教」とは違う。青臭いと言われるかもしれないが、私は教育の根底には愛がなければならないと信じている。それがあるからこそ、親は時にわが子に手を上げ、子供はそれを感じているがゆえに受け止めることができる。愛情が相手に伝わったとき、教育は初めてスタートラインに着くのではないだろうか。
戸塚の体罰も愛情が相手に伝わればいいの!?ストーカーと熱愛の判断基準が相手側にあるのと同様でしょ?そういう曖昧なものを避けるために「体罰」は禁じられているって自分でも述べているくせにw
●力で押さえても応急処置にしかならない
>体罰は教育ではない。躾でもない。教育とは、躾とは、そんな軽い営みでないことは、本当は誰もが知っている。困難な教育問題と直面したとき、力でそれを押さえつけても、その行為は応急処置にしかならない。虫歯の痛みを薬で紛らわせても解決に至らないのと同じだ。痛がる相手に治療を受ける覚悟をさせ、その原因を丁寧に取り除かない限り、痛みは再び襲ってくる。また、あまりに痛いからといって、虫歯そのものを抜いてしまったなら、その欠損は新たな問題を生む。
わけのわからない喩えキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!いじめ問題に関して強制力の導入を訴えている人間のお言葉とは思えない美しい言葉です!
>教育とは突き詰めれば愛そのものであり、愛とは一方的に与えるものではなく、長い時を相手と分かち合った先で生まれる信頼のことを呼ぶのだと私は思う。教育は未来を創る営み。私たちの未来が罰によって創られるなんて、そんな悲しいことはないではないか。私はこれからも、祖父母に与えてもらった毅然とした温もりを胸に、子供たちと向き合っていく。
いや、さっき唯一自分を変えてくれたのは恩師だと言うたじゃんかw 温もりの効果は何処?
【義家基礎学エントリー】(いっぱいあるのでまさに基礎w)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/293510/
(初号機)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/303994/
(義家批判のすすめ)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/331713/
(義家仮まとめ)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/353050/
(ゲンダイ義家批判Ⅰ)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/355801/
(ゲンダイ義家批判Ⅱ)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/374379/
(スッキリ番組内義家批判)
以下 苅谷教授の正統かつ正当な批判
【教育再生会議批判学参考資料集】
http://newmoon1.bblog.jp/entry/345166/
(第一回)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/350780/
(第二回)
http://newmoon1.bblog.jp/entry/358837/
(第三回)
+
苅谷教授
関連エントリー…既に18件
を踏まえたうえで、続き。
苅谷剛彦「この国の教育にいま、起きていること」第4回 教育委員会制度のどこが問題なのか?
>力の合成や分解といったベクトルの発想は、私が教育問題を考えるときに援用する方法の一つである。ある一つの方向へと教育政策を向かわせる力が働いているとき、その「政策ベクトル」をいくつかの力に分解してみる。そうすると、政策論議の背後に、どのような問題が隠されているか、それらがどのように絡み合っているのか。そこに視線を向けることができるようになるのである。
>今回、この方法を用いて考えてみたいのは、教育委員会制度の改革論議である。
リアル題材(;´Д`)ハァハァ
>なぜ、今急いで教育委員会の仕組み、とりわけ、国と地方の役割分担について、改革を進める必要があるのだろうか。急ぐ理由はどこにあるのか。急がせる力は、何を期待しているのか。教育委員会への国の関与を強めようとする方向に働く政策ベクトルを、いくつかの力に分解してみることで、これらの問いに答えてみよう。
>最も重要な文脈は、すでに改正された教育基本法のもとでの国の権限強化という方向性が探られている、ということである。
>国のチェック機能の強化を盛り込んだ地教行法の改正が行われれば、目標との関係において、国の関与を強めることが可能になる。このような考察から明らかになるのは、「美しい国」をつくるための教育に、国の意志がより鮮明に反映できるように、教育行政の仕組みを変えようとする力の存在である。
「美しい国」をつくるための教育って、微塵もそんなことを思ったいないことが伝わってきますw
>もう一つの重要な文脈は、教育委員会への批判的な世論である。すでに連載の第1回で書いたように、世界史の未履修問題やいじめによる子どもの自殺といった事件への教育委員会の対応のまずさをマスコミが指摘し、教育界へのバッシングが起こった。こうした世論を背景に、教育委員会が十分に機能していないのではないかという疑念が、巷に蔓延 した。
蔓延って発生源のマスゴミは病原菌扱いですか?w
>教育委員会が制度として十分に機能しているというのは、どのような状態を指しているのか。そして、制度を変えなければならないほどの機能不全に陥っているというのは、どういう事態を指してのことなのだろうか。このように問題を突き詰めることもなく、はじめに改正ありき。
とりあえず「改革」「改革」って鳴き続けておけば、現状理解していなくても旗手になれちゃうんバカロンダリング装置なんです><
>それにしても、奇妙なのは、政策の整合性のなさである。義務教育費国庫負担金(公立小中学校の教職員の給与等を国が負担する制度)の負担率引き下げ(2分の1から3分の1へ)や、教員定数の削減という、国全体での教育への財政的・人的支援を縮小させておいて、国によるコントロールは強めようというのである。国庫負担金問題の際に、これから教育の分権化は、「国は金は出すが、口は出さない」方向に向かうのがよい、と私は何度か主張したが、今起きようとしているのはこれと全く反対の「国は金は減らすが、口はもっと出す」 である。
ことの本質キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 奇妙って端的にご都合主義が教育改革という錦の御旗の元に罷り通っているというだけでしょうがw 現状認識しようとしても、いじめとか学級崩壊とか青少年の凶悪化とかいった目晦ましでマスゴミが煙幕張り続けていますから。
>財政の問題と統制や権限の問題は、不可分だと思うのだが、教育振興基本計画の議論に入る前に、急いで教育委員会制度の改正を図ることにどれだけ意味があるのだろうか。
せっかく大規模予算つけて学力調査したのに、その調査結果が出る前に改革とかわけわかりません><
>危機管理などでの力量不足や制度の不備はあったとしても、日常の教育行政の運営にどれだけの問題があるというのだろうか。しかも、たとえ問題があったとしても、それは現行の教育委員会制度の欠点によるものなのか。それとも、その担い手や運営の問題なのか。後者の比重が大きいとすれば、制度の改正論議自体が、的はずれとなる。
私は右でも左でもない現状肯定派として、この種のことを勇気をもっていってくれる苅谷教授を尊敬しています。いまや「改革」というのはオウムでもできます、また「いでおろぎー」とやらから反論するのも思考停止していればいいだけのことです。きちんと現状を認識した上で、現状肯定を主張している人がどれだけいるというのか!
>実際に、私たちの研究グループでは、これまで、教育の地方分権化をにらんで、いくつかの教育委員会を対象に調査研究を行ってきた。少人数学級や副教材の実施などで有名となった愛知県犬山市は、「教育改革の町」として知られている。その7年余におよぶ教育改革がどのような成果をあげているかを、市教委と共同で評価する研究を行った。
そしてきちんと調査研究を行って自身の考え方をも検証する…これこそが専門家、専門家にしかできない仕事です。
>そこで明らかとなったことは、数々の改革を積極的に進めてきた犬山市教育委員会の場合、構造改革特区などの申請を一切しないで、現行の制度のもとで改革を実施してきたという事実である。市の予算を上手に調整することで、少人数学級や副教材の作成費用を捻出したり、教員人事の内申権(県教委に対し義務教育の管理監督に当たる市町村教育委員会が、人事について内申を申し立てる権利)を行使することで、「犬山の子どもは犬山で育てる」ための教職員人事を実現させたり、まさに、現行制度の活用によって教育の改善を行ってきたのである。
>教育委員会がどれだけ学校現場の改革を促し、サポートできるか、それを犬山なりのやり方で実行してきたのである。そういう教育委員会が存在すること自体、制度の問題ではないことの証左である。
数件の個別事件で持って一般化して大騒ぎするマスゴミはどうして同じことを逆の「ベクトル」でもできないのでしょうね?
第5回 教育政策の路線変更と全国学力テストの意味
>4月24日に、全国一斉の学力調査が実施される。小学6年生と中学3年生を対象に、国語、算数・数学の2教科のテストだ。一部の私立学校や、犬山市立の小中学校が不参加を表明しているが、いわゆる全国一斉の、悉皆(しつかい)調査に近い学力テストは、1964年以来43年ぶりである。今年度の実施にかかる費用だけで62億円もの税金が投入される。
>一体、この全国学力調査をどのように考えたらいいのだろうか。今回は、この問題を取り上げてみたい。
苅谷先生のスタンスはこの学力調査自体が…だけど、せめてやるからにはその結果をきちんと研究してそれをもって改革論議に活かしましょうというものです。
>文部科学省では、全国調査の実施にあたり、2005年11月から06年4月まで、教育学者やテスト理論の研究者などの専門家を集めた検討委員会(「全国的な学力調査の実施方法等に関する専門家検討会議」をもち、計12回にわたり審議を行っている。今回の実施は、この専門家の委員会での審議を受け、実施方法などが決められたと理解してよいだろう。
>この審議会の議事概要は、どうしたわけか、第7回まで(06年2月17日分)しか公開されていない。それでも、これを見ると、今回の調査が、その問題点を十分解決しないまま、実施に移されていることがよくわかる。学力テストの専門家の警告に耳を傾けずに、ともかくも、全国学力テストの実施に踏み切る。「はじめに結論ありき」の政策決定のしかたが、ここでも踏襲された。その痕跡が、議事概要からにじみ出てくるのである。
議事録精読キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!愛してます!
>はじめに全国学力テストに関わる素朴な誤解について、専門家の声に耳を傾けてみよう。
専門家の声に耳を傾けてみようって…まるで改革論議が専門家の声に耳を傾けていないみたいじゃないかw(しかも苅谷教授は専門家中の専門家であることは自他共に認められているし、最強に嫌味だ)
そして以下、抜粋が続きます(太字強調つきの!)。
>「客観的なデータを取ることが重要である。悉皆調査で一番懸念されることは、成績の悪い子どもを休ませたり、学力調査の結果において高いパフォーマンスを得るための特別な努力をすることで、データが変質してしまうことである。取ったデータがすでに変質してしまっていれば、それをどれだけ分析しても意味がない」(第3回議事概要)。
この種のことは既に学区制撤廃の後に横行なされているというニュースはメモしましたw
>「きめ細かく適切に把握する必要」を充たすには、全員参加のテストではなく、1~10%抽出程度のサンプリング調査でも十分な精度が得られる。いや、むしろ、後述のテスト問題の多様性という問題と絡めても、費用の問題や、学校ごとの序列化を防ぐという意味合いから見ても、サンプル調査の方がゆがみも少ないし、問題点も少ないのである。
統計基礎講座キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!重要なのは「コスト」でもえられるデータの「信頼性」という点でも優れている方式ということです!
>少ない時間で一斉にテストを行う場合には、どうしても出題できる問題の数が限られる。そのため、そこで出された問題で測定できる範囲や種類の「学力」しか評価できない。それに対し、近年、他の先進国で実施されているのは、異なる問題セットを用いたテストによる学力評価である。日本でも有名になったPISAや、TIMSSといった国際調査でも、あるいは、アメリカで行われている全米学力調査(NAEP)でも、複数の問題セットを用いることで、幅広い出題範囲をカバーする。と同時に、高度な統計手法を用いたテスト分析の手法を使うことで、異なる問題群に解答した集団に対しても、標準化した得点を算出できるようになっている。
>生徒にとっても負担軽減になり、予算も少なくてすむ。しかも、全国すべての児童生徒たちを、同じ物差しで序列づける危険性を回避できる。このようなテストの方法があるのに、それを用いない。4月24日に実施される日本の全国学力テストは、こうしたテスト技術・テスト研究とは無縁の、旧態依然とした「全国学テ」の方法を踏襲している、と言わざるを得ないだろう。
新しい教育のあり方を評価するに旧態依然の時代遅れの手法で挑む…これが「美しい国」の正体じゃないんですか?w
>教育再生会議は、「ゆとり教育」の見直しという、政策変更の提言を行った。こうした政策決定のちぐはぐさについては、ここではこれ以上いわない。
・・・・さんざんぱら言ってますw
>全国学力テストは、文科省や検討会議の専門家たちが考えていたときのテストとは、その意味合いを違える。1年前に検討会議での問題の指摘を受けた上で実施を決めた、その施策が、教育政策全体の基調が変わることで、その当時には思いいたらなかった影響を持ちうるようになる。その危険性について、ここでは考えておきたい。
ハイジャックキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! マスゴミの集団ヒステリーによって専門家にハンドルされた議論が、突然素人集団にのっとられました!
>政策基調の変化とは、より一層の市場原理の導入による、競争主義的な教育の資源配分の仕組みを再生会議が提唱していることである。4月8日付の朝日新聞によれば、5月に出される再生会議の第二次報告は、安倍首相の提唱する「バウチャー制度」の考え方に基づき、「学校選択制を拡大して競争を促し、『児童・生徒1人当たりに着目した予算配分』も打ち出す」という。しかも、すでに第一次報告で提唱されているように、学校や教育委員会に対する「第三者機関(教育水準保障機関〔仮称〕)による外部評価・監査システム」の導入を打ち出している。この機関のモデルとなっているのが、イギリスのOfstedである(注3)。
<注3> Office for Standards in Education教育水準局;教育機関の監査・評価を行う、教育技能省とは独立した機関
現在の日本の現状のみならず、比較対象としての外国の調査・研究にも目を配られている証拠です。
ここまで読んだ上で、冒頭にぬいた安倍の「問題を抱えているから、学校の授業についていけないからといって、その子たちを置いていく、捨てていくということを私は絶対に認めません。」なる発言の白々しさをあるいは間抜け振りをご賞味くださいませ。
以下 次回に続く!(長くなりすぎたので次エントリーへ)
- nobさん、こんばんわー安倍総理、日本国万歳!
>「慚愧」は「恥じ入ること」(広辞苑)という意味だからだ。首相周辺は「最近は反省の意味でも使われており、問題はない」としている。
慣れない言葉は使うものではないです、身の丈にあった言葉を喋らないと恥をかきます。こんなときこそ、松岡大臣は究極の再チャレンジすなわち、一度死んで生まれ変わって人生をやり直そうとしたんだとか言ってほしいものです。
こんなときこそ、死して罪を償うということを誉めそやさずにどうするというんでしょうね。死して償うことが当たり前というか空気になれば、究極の一罰百戒だと思うのだけど。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/05/30 02:08
- あえて紹介するものでもないと思いますが、
首相コメント「慚愧に堪えず」、「残念だ」の間違いか
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070528ia27.htm
事が事だけに頭が混乱して間違えた可能性もありますからね。
- commented by nob
- posted at 2007/05/29 23:44
- 今夜が山田さん、最低の記事をありがとうございます!
次エントリーに謹んでメモさせていただきます…書いていて悲しくなってきたorz - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/05/29 09:40
- 七誌さん、最低の記事をありがとうございます!
次エントリーに謹んでメモさせていただきます。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/05/29 09:34
- >「生徒が教師を殴ると退学になってしまうから、先に殴った」と意味不明な恩着せがましいことを言ってましたが、それが真剣勝負?
教員免許制度で間違いなく去ってもらいたい教師に該当しますねw 愛あるくせに思わず手が出てしまう体罰と、愛がなくても手を出してしまった中退させ婚、すばらしいバランス感覚です! - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/05/29 09:32
- nobさん、おはよーございます。
>文部科学省によると、昨年3月末現在、防犯ブザーを配布または貸与している全国の小学校は、1万8628校(82・9%)、中学校は5238校(48・3%)に上る。
(2007年5月25日23時53分 読売新聞)
ってまさに以前メモした週刊ダイヤモンドの記事を裏付けますね(http://newmoon1.bblog.jp/entry/351300/ )。これからは公立への警備員と、防犯システムの普及率が高くなっていくということでしょう…もったいない、もったいない。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/05/29 09:29
- >きっとその時歯が痛かったんでしょうね。
まあ、おそらくそんな程度じゃないですか?
今回安倍内閣の支持率が急落したのは、誰も言わないけれど「親学」の衝撃結構あったんじゃないの?
一見、もっともらしいきれいごとだから正面きって批判しにくいけれど、子守唄やおっぱいについて税金使って論じられているって想像したら、そりゃあ最重要課題に位置づけられているのに仕事してるようようには思えない。 - commented by 遊鬱◆jnhN514s
- posted at 2007/05/29 09:24
- またマスゴミの漫画叩きが
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070528-00000012-gen-ent
- commented by 今夜が山田
- posted at 2007/05/28 19:33
- ストイックに検索を続けるもやしですm9っ`Д´) ビシッ!!
副住職のブログを見つけました。
http://www.saisyoin.jp/diary_huku/index.html
子供は大人のお供だそうです。
- commented by もやしかもね
- posted at 2007/05/28 08:10
- …産経なにやってんの。
『酒鬼薔薇以後(1)ネットで増幅する殺人願望』
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070527/jkn070527006.htm
どう〆るのかある意味見物…なのかなぁ(呆) - commented by 七誌
- posted at 2007/05/28 05:49
- 遊鬱さん 引用ご苦労様ですー。
>暴れる生徒と真剣勝負で向き合ったとき、手が出てしまったことが、
えーっと、VS戸塚@スッキリでは「生徒が教師を殴ると退学になってしまうから、先に殴った」と意味不明な恩着せがましいことを言ってましたが、それが真剣勝負?
上下関係を利用して先に手を出したことを正当化しているとしか思えないんですけど、孕ませ婚と同じ文脈w
安倍の「美しい国」ですが、伊集院光が深夜の馬鹿力で
「美しいの基準があの嫁だからなー」と言ってました。
義家の俺様基準のたとえ話よりは、すごくわかりやすいですよね。 - commented by みる姉さん
- posted at 2007/05/28 01:05
- 遊鬱さん、こんにちは。
防犯ブザー、電池が発熱・破裂…東京・中野の小中学校
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070525i213.htm
配布率に驚き。
- commented by nob
- posted at 2007/05/27 15:04
- >わけのわからない喩えキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
で、大笑いしてしまいました。
なんでも喩えて「あーそうか」と納得させようということだと思いますが、まったくもって納得がいきません。
ものすごく鳥肌がたつくらいです。
きっとその時歯が痛かったんでしょうね。
ちょっとおもしろいブログを見つけました。
勝手に言葉をあてはめている意味不明なブログなのですが
すごく笑えます。
義家の意味不明とは格が違います。
「 逆行安の新興株義家弘介、2ケタ黒津予想にも不信感[07/05/14]」
http://wind.ap.teacup.com/radio/752.html - commented by もやしかもね
- posted at 2007/05/27 13:39