折々の言の葉 -7ページ目
満開の大島櫻が出迎えてくれましたが終日雨でした
江の浦測候所三年祭奉納に参列
春日大社の遷座から毎春訪れてます
去年は青天で相模湾が一望
かなりの本降りで海も空も一体化してました
ガラス能舞台では難しくギャラリーで細長い舞台
それぞれ由縁のある石組みが濡れて美しい
春日大社に因み采女と春日龍神のコラボ能
能囃子鋭く石壁とガラスに反響しており
目前を走り行く龍神は迫力がありました
天皇の寵愛を失った采女は淡い蒼色の長絹が
美しく翻って舞い趣きありでした
満を持しての現代アーティストの想いが溢れて
太鼓方の作調も良かったです
こういう新しい試みが刺激になりますねー
雅楽ではガラス越しに箱根山から湧く霧雨が
借景となり笙の音色を堪能
山際の花散らし雨にも心地良さを感じた日でした
奈良東大寺の良弁椿の図版を見ました
二月堂のお水取りに長年出向きたいと想いながら
果たせないでいます
昔のお仲間がよく振る舞ってくれた 糊こぼし
良弁椿を模った主菓子でとても柔らかで美味
奈良の春来たるを感じていました
懐かしく真似して見ましたが〜
練切りの柔らかさ加減が難しいですね
前にお水取りの内陣の中継を観ましたが
紙細工の良弁椿が飾られているのですねー
練行僧の修二会や大松明など興味深く憧れでした
土岐善麿の新作能 〜青衣の女人〜
衣の色合いが青か緑が気になりましたが
深い蒼翠でシテがより美しく見えて感動
色んなことを想い出しました
ショスタコービッチのピアノ、チェロ、バイオリン
三曲の協奏曲を聴きました
若い才能ある演奏家の熱演とショスタコの音形に
頭の中は渦巻いたようになり〜
脳は甘味を求めていましたから佳い一服に
それぞれソロで聴いていた演奏家でしたが
オーケストラとの合奏は新鮮で聴き応えあり
圧倒的な音色に浸る愉しいコンサート🎵
一気に春が来➖た気分になりました
琵琶湖湖畔のホールはロビーからの景観が
素晴らしく晴れやか心地になります
前日の春嵐が去り晴天と湖面が溶け合っています
古来近江の海とも呼ばれますが~鳰の海~が趣きあり
初めての京都交響楽団ですがマーラーシリーズ
想い入れのあるマーラーですが~大地の歌は
愉しみにしていました
歌唱と楽曲が綾なす錦ように響き合い
中国の古詩がモチーフとなり何処か東洋的な
雰囲気を醸し出していました
告別は情景が浮かぶようで引き込まれ
安らぎを求め彷徨する魂は普遍的な主題
どこまでも蒼く輝く彼方に孤独な心を傾ける
最後の〜Evig 永久に〜繰り返しは
心に沁み渡りました
割と中高年男子が多く拍手に迫力があり一体感
遠出しても聴いた甲斐がありました
余韻に浸りながら細波の湖畔を歩き
次回は遊覧船に乗りましよう
明けて三井寺詣  由緒ある佇まいの仁王門
山いっぱいに御堂が点在する大伽藍
国宝 金堂 櫻には早いのでとても静かに拝観
均整のとれた大屋根が蒼空に映えます
御朱印とお香を頂きました
沢山の由緒ある御堂がありますねー
弁慶力餅に因んで選びました
花より団子かな 苦笑
2時間近く境内を廻り良い一休みになりました
隣の長等神社は尋ねたかった処
平忠度ノ歌碑
長等山の山櫻を多分愛でたであろう平家の公達
この古歌に惹かれていたので叶いました
山櫻咲く頃にも寄りたいですねー
鳰の海を眺めて〜さざなみ 細波〜が嫋やかで
美しいと感慨深かった
佳き旅になりましたー

