花水木が少し秋色ですがまだ30℃越え

でも重陽は古来縁起の佳い日

やはり菊花に着せ綿の主菓子作りました

平安時代の女人は菊に真綿を被せその夜露で

肌を拭う〜霊草の菊は邪気を祓い若さを得る

今で言う高級化粧水だった⁉️



着せ綿は茶席では季節の移ろいを感じる主菓子

三角棒の扱いが難しいけれども愉しい作業

皆々の無病息災延命を祈りながらの一服

この菓子皿は能登地震で倒壊した樽材から

輪島職人が制作

細やかな能登復興支援の想いです



先日箱根の美術館の夜イベントに



不思議な形のバルーン、ひとつ毎にメッセージ

社会情勢を反映したもの

やはりプロテストの意味があるのですね



フランスのFパレーノの不思議な空間アート

触って金魚鉢の中で一緒に泳ぐみたい

バルーンシリーズは体感できるアート愉快でした


  

映像やイルミネーションなど多様な作品

観る者の感性が試されていると感じました





夜の庭に出て箱根の森をしばし散策

でも暗闇は怖〜いですね




台風の余波で今夜の越中八尾が気掛りです

かなり昔に一晩中町流しを路傍に佇んで〜

始発列車まで眺めた懐かしい想い出



朝方白く夜更けて紅花になる酔芙蓉を知りました

八尾で買った苗木はすっかり枯れましたが

妖しげな趣きを愛でて毎年近くに見に行きます

そして夏の果てを感じさせられ〜葛焼きを〜

長月朔日に一服してます



台風の影響に日本列島が蹂躙されてますが

昨日は晴れ間に観能が叶いました

〜朝長〜深傷を追い辿り着いた青墓の宿

16歳で自刃する哀れさ、平治物語では

このまま敵にとられるよりはと父義朝が〜

どちらかにしても観音懺法で現われる朝長の霊

激しい太鼓の音色に気品高く高貴な精神に満ち

無常を感じさせていました

伝世阿弥ですが重厚な演出で見応えあり

やはり三修羅ですね





暦では処暑〜処は止まるの意味ですが〜

日中の残暑も少しはやわらぐ感じがありですが

ゲリラ豪雨など大気不安定、昨夜からのニュースで

首都圏は大雨に弱いと実感しました

夏の果てに最後の収穫⁉️

白ゴーヤは花はよく咲きましたが実はなし残念



嬉しい遠来ものにあまりに見事でしばし眺めて

美味しく頂きました



処暑の行事食は夏と秋のあわいですから

それぞれの旬を並べてみました



確かにスダチは松茸の隣りに売られてますね

スダチ麺で初秋の香りを味わいました

好み品を食するのが一番夏バテ回復になりそー

週末ごとの台風到来でまだまだ秋日和は先

でも〜天地始粛〜朝夕の涼しさを含む風には

ほっこりします



家人好みの治部煮は通年美味しい煮物椀で

鴨肉は体力回復になりますね