折々の言の葉 -13ページ目
黄昏どきから十五夜と同じ海辺でお月見
太陽か傾いて気がつくと東の海空にひっそりと
少し欠けているのが風情があり〜
小一時間で昏れなずみ海面に照り映えました
こんなに長くお月見を嗜むのも久しぶり
中秋の名月もここからで澄みきった夜空でした
十三夜を追いかけて帰宅しても
一晩中月を見上げてまさに月光浴ざんまい
後の月も満喫して片見月にならず安堵しました
栗名月や豆名月にちなんで見立て菓子
栗餡包んだ照り葉はやはり彩りと葉形が難しいけれど
愉しい手仕事 銘〜山家乃秋〜 お月見の一服
後二夜ほどで望月ですが満月でない頃合いが
妙に心に叶い愛おしいてすね
〜望を待つ月の心根あはれなり
海辺に漂う十三夜かな〜 道禹
好きな小皿並べて十三夜膳
秋の味覚のお惣菜ですが〜 栗や豆尽くし
夏疲れを癒し厳しい冬に備える古来の人達の知恵を
感じながら頂きました
紅葉狩りにはまだ間がありますが冬は駆け足で
訪れます、ますは衣替えから〜ですね
ようなく彼岸花 例年より見かけないのですが
秋の気配を感じます
クロアゲハを暫し眺めた散策
花水木が実をつけ色づき始めた先月から
コンサートへ出向く事が多くなりました
好きな木のホールでのひとときは忘れ難い
才能溢れた繊細かつ情熱的な演奏
プロコフィエフのソナタは圧巻
ラヴェルのツィガーヌも佳かった
たまたまシネマを観ていたのでー
深く音楽を理解し合う人妻とは結ばれなかった
精神を病んで病院へ向かう際、差し出された
エナメル靴をもう使わないからと言ったシーン
心に残りました〜
作曲家の生涯を知るのも興味深いですね
よく悪妻と言われたチャイコフスキーの妻
帝政ロシアは女性がいかに生きにくかったか
盲目的に愛した妻は夫に拒絶され40年間も
会うことなく最後は精神を病んでいく
史実とフィクションありの野心作だけど
チャイコフスキーも女性を愛せない人だった〜
古今人間同志の感情の絡み合いは複雑だけど
何処かでバランスを保って生きている
チャイコフスキーはコレラで病死後も
妻は最後まで作曲家の妻であると叫んでいた
その悲劇性かひしひしと描写されていました
これから名曲を聴く度に何か感じるかも〜
海辺からは煌々とした名月を愛でることが
できました
各地で観月の宴がひらかれたたでしようね
急ぎお団子つくりお供えに〜
月齢では今夜が満月ですがほとんど望月
時間を忘れて眺めていられます
中秋になると秋の味覚が出回りますね
でも残暑が厳しく長かったせいか菊花びらが
見つけられませんでした
鮎ご飯に白茄子田楽、鴨治部煮
盛り皿には生麩に小さなホウズキ添え
久しぶりの顔触れのお月見宴⁉︎でした
〆は粟ぜんざい お月見は農作物に感謝をする
意味合いもありますね
暦に心寄せて暮らしたいと想いました
今夜も美しい望月に出会いますよーに

