日が傾くと恒例のイルミネーションが〜



🇺🇸山は例年バイデンブルーですが来年は🟥が⁉️

国内外課題山積の師走に入りました



一足先に自前のクリスマスプレゼント

ギアン・ケラスの何処かフランス風の軽やかで

伸びやかな音色のバッハ無伴奏チェロ

嬉しくて木のホール限定トートにもサインを〜笑



8日は日米開戦のニュースよりも駆け巡った

シリヤ解放のダマスカス市街の風景

一気に昔々の1970年代の旅を想い起こしました



借りた映像ですがパルミラはまだ安全だった時代

遺跡前の鄙びたホテルから朝夕眺めて居ました

あれから2011年からのアラブの春で各地で紛争勃発

I Sのイスラム国が遺跡をかなり破壊との報道には

心が痛みました

ダマスカス博物館の素晴らしいマリの書記官像に

魅せられ、何時かもう一度と



シリヤからヨルダンへ向かう車中から砂漠地帯に

テルが点在、マリ遺跡かなと妄想した道中でした

今もシリヤや紛争諸国は刻々状況が変わりますね

何も出来ないけど関心を持ち続けましょう



司祭館だった洋館はスイス🇨🇭

チーズホンデュが暖かい設えでした

他国のクリスマス飾りも探訪しますね










千秋



小春日和に瑞々しい緑葉が目に優しい芭蕉

この辺りには珍しい南国の趣き



田中一村展 カタログで見た奄美での作品を見て

どこかアンリ-ルソーを想わせ関心あり

画歴は長いのに生前は殆ど無名だった



奄美以前の作品は多種多様で多作

画家としての生業を感じさせていました

構図や精緻な色彩など独特な雰囲気で

画家の視点は何処にあるのか魅了されます

何故当時の画壇に認められなかったか疑問です



琴線にふれる佳い回顧展でした

海辺の景色は癒しになりますが昨今は

自然は猛威をふるいますね

海に因んだ映画も題名に惹かれて〜



〜海の沈黙〜

倉本聰の脚本で集大成の作品です

俳優陣が凄い‼️

孤高の天才画家で己れの美だけを追求していく

どのカットも迫力があり見応えありました

発端は贋作にまつわる事件からですが

作者の美とは〜の問いかけが心に沁みます

アイドルだった方々が達者な演技者に

脇役も個性的でした


主人公が命をかけての夕陽の絶筆が残像として〜

昔から美しい落日を眺めたいと想っていました


➖探した映像の拝借ですが➖


    〜 心に叶う夕陽に出逢いますように 〜





氷雨の朝方 山茶花が寒そうに咲いて

冬時雨の彩りです

微かに香りがするので茶花になりせんが

パッチリと並行に開き華やかな趣き



久しぶりに国立能楽堂へ復曲の( 実方 さねかた) 

不遇の死を遂げた藤原実方がアイ西行に

自らの供養を頼みます

後シテ老体の実方は中将面に白髪の出立ちで

立ち姿の設えに異形を感じさせながら

序の舞から波の舞と移り老残と年盛りの美しさの

残像を二重写しにする

シテは水鏡に映る姿に自己愛を投影させて

この演目の不思議な趣きを醸し出し印象的

でも難しい役柄ですね

地謡に耳を澄ますと分かり易かった〜


伝世阿弥作とも言われ何故廃曲にでしょうか

実方は道長と同時代を生きた平安貴族

源氏の君のモデルとも言われるらしい⁉️



16日は道長の望月でしたが雲隠れ

翌夜は少し十六夜って今年最後のスーパームーン

ビーバームーンと呼ばれて〜振返り調整〜意味

丁度大河ドラマのクライマックスが佳境で

道長の望月の歌が唱和されてましたー

  

 〜 この世をば我が世とぞ思ふ望月の

    欠けたることもなしと思へば〜

    

実方は舞の名手でもありさぞ美しかったでしょうね

西行との対峙で自意識と和歌への妄執が眼目と

感じ入りました



19日は宗旦忌で宗旦餅が振る舞われます

宗旦お手植えの銀杏木からの銀杏実だそうです

この日京都は初雪だったとか〜

餅皮らしくないけれど銀杏をあしらって銀杏餅

同じ生地の生干菓子 紅葉葉の吹寄せ



この秋は何度も美しい月たちに出会えて幸いでした

お月見のたびについ手を合わせ願い事

世界中同じ月を眺めているのに不協和音に溢れ

先行きは不透明

大国の思惑に一喜一憂となるのでしょうか

心許ない日々になりそー嗚呼



    安心安穏の世の中になりますように