霜月朔日は冠雪の富士山を眺めて夜を待ちました



ビーバームーンと呼ばれる満月でした

明けて二日は十三夜  少し欠けたるが趣きあり



中秋の名月と合わせて眺める後の月

片見月にならずに観月する習わしが伝承され

お月見が日本人の美意識を育んできたと実感

神無月晦日は洋館のハロウィン巡り





魔女たちの宴 毎年工夫が凝らされていて面白い

どんな食事が並ぶのでしょう



この日が終わると年末にかけてXmasモードに

商店街では早くもツリーの飾り付けが出てました

何か暦に追われる心地がしますねー





一瞬の輝きか鮮やかな色合いの朝焼け

この日は楽しみにしていたコンサートがありました



長年N響でも客演していた世界最高齢の指揮者

プロムシュテット 白寿にならんとする98歳

ステージへの入退場は歩行補助で座っての指揮

でも手の動きだけで繊細な力強い音色を醸し出して

いました



二曲とも旧約聖書詩篇への賛美と神なる主を讃え

聖書の言葉に基づく交響曲カンタータ

巨匠が生涯かけて練り上げた作品ですねー

スエーデン合唱団やソロ歌手そしてオーケストラが

相まった賛歌に、キリスト者でなくても

敬虔な気持ちにさせられました



アンコールが鳴り止まず何度もステージへ

退場する後姿に何だか泪ぐんでしまいました



本当に稀有なひとときでした

予定では来年度も指揮なさるのですねー

ステージに立つ事が何よりの生き抜く糧に

なっていると実感しました

益々充実した白寿であります様お祈りしてます


 



関東圏は厚い雲隠れで観月は叶わず残念でしたが

京都の友人から大覚寺池端の月が送信されました

流石古来から愛でられたスポットですねー


旅をしている友人からも写メ



何とボスポラス海峡の中秋の名月

淡い輝きで趣きありますね

彼の地ではどういう祝い方をするのでしょう

イスタンブールは文明の十字路

東西のあわいの独自性があるかもしれません



栗名月とも言われますが栗皮剥ぎは難儀で

ペーストクリームになり〜

モンブラン風のお供えになりました💦

干支の兎たちを集めて愉しんだけのお月見

明日の満月は晴れて欲しいですねー


昨夜の能楽舞台  五節句之会        飛鳥時代に伝播した伎楽仮面劇は途絶えていたのを古い文献や正倉院御物から復元した仮面   愛らしく大らかな所作、大鯰を鎮める物語は  地震国ならではと実感しました


シルクロードの文明の十字路を経て日本に辿り着き

又新しく甦えるのは素晴らしい試みで感心しました

大倉源次郎師のプロデュース力の賜物ですね

一調一声で~三井寺~ 月と梵鐘が美しく響き合う

ような小鼓の音色に魅了されました