転棟予防指導士 | fuyusunのfree time

fuyusunのfree time

長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

先日、転倒予防指導士という資格の試験を受けて、本日合格通知が来ました。

「合格させるための試験」なので、受験者全員が合格したそうです。良かったです。

広き門ですが、今後活動が大切です。頑張らなくちゃ。

 

人間絶対に転ばせないという事は無理な事です。

転んでも、大きな怪我をしない事が大切です。病院も転倒予防はそういう観点で対策をたてます。

絶対に転ばせない=自由を奪ってベットに縛り付ける。昏睡させるですからね。そんなのは倫理上許されません。

大事なのは、転んでも軽い擦り傷程度で終わる事です。

皆さん、知っていますか?!不慮の事故で亡くなるケースで一番多いのが窒息。次いで転倒などによる事故です。交通事故より多いのですよ。吃驚ですね。

過去にありましたね。認知症の患者さんで、転倒による頭部外傷で亡くなったケース。センサーで管理していたのですが、訪室した時にはすでに転倒していた状態だったとか。夜勤の出来事で、日勤で引き継いだのがわたしでした。すでに昏睡状態で、その翌日に確か亡くなったように記憶しています。幸運にも訴訟などになりませんでしたが・・・。転倒は怖いです。

 

転倒は病院・施設関係で問題になるだけではないです。

学校でも、スーパーでも、銭湯でも沢山沢山あります。一番問題は高齢者の転倒で、その事故がきっかけで寝たきりになったり要介護状態になってしまったりします。

私も、去年スーパーで転倒して、未だに受傷した足は不自由です。そのおかげで夜勤もできないし、仕事上いろいろと不便です。

私的には、病院・施設関係だけの問題でこの資格がある錯覚がありましたが、考えたら、どんな業界にも必要な資格ですね。

 

でも、私は看護師なので、自分の働いている院内で頑張りたいと思います。

「みんな合格したよ」みたいな資格試験でも、“合格”といいう言葉は嬉しいものですね。