秦という国の基礎を作ったという宣太后のドラマを観た影響。
季節柄「ちまき」が食べたくなった。
ちまきの謂れを調べると、出てくるのが太古の中国の国の一つである楚の国の詩人で政治家である屈原である。
「ミーユエ王朝を照らす月にも、ユエの幼馴染で初恋の人、そしてもともとは許嫁だった黄歇のお師匠さんが屈原だった。
実際は宣太后の略歴には屈原は出てこないし、黄歇の略歴にも出てこない。それどころか、この二人が許嫁というのもフィクションのようだ。・・・ちょっと残念・・・
ユエはもともと楚の公主。屈原の姓もユエの姓も羋・・・羋は楚の大王の血統の苗字ですから二人とも親戚ですね。
ユエにとって、屈原は自分のハートの根本を形成する大師匠のようだった。だから、黄歇ばかりか、屈原を粗末に扱う楚に対して「正さねば」という思いがあったという演出だな。
屈原という人は民に愛された政治家だったようだ。暗君が治める楚を憂いて泪羅江という川に入水自殺。それを知った民は我先に屈原見つけようと船を出した。どうも、それが中国伝統の競技。「ドラゴンボート」の根源らしい。
そして、民は
愛する屈原の遺体が魚の餌にならないように、米を笹にまいて川に投げ込んだとか。それが粽の根源。
そんな話をものの本で知って、
季節柄でもあるが粽が食べたくなった。日本のお菓子風の粽はあまり好きでない。。。
お稽古の帰りに出会ったのが、
銀座アスターの屈原のちまきだった。
いやいや、本当はおにぎり型っぽい、所謂ちまきが食べたかったのですが、売っていなかったので。
でも、美味しかった♪
食後はジャスミンティ。こういう水中花のごとくのお茶が飲みたくて大奮発。
楊貴妃になった気分。
中国の時代劇でよく耳にするのは「極上の菊花茶があるので」という台詞。
菊花茶!飲んでみたい。
親戚の結婚式で桜茶を飲みましたが、あんな感じですかね。
今の隣国の大国さんはあまり好きではないのですが、
華やかだった時代の彼国は大好きです。頭脳明晰で華やかで、時代の最先端を生きていた感じです。