今更のインフル?! | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

乾燥の冬を超えて、暖かな春が来た。

今年もけっこうインフルエンザの猛威が・・・。

うちの病棟は、わずかなスタッフは予防接種をしたにも関わらず罹患しましたが、患者さんは無事に今日まで過ごされていました。

が、二連休のちで出勤した本日。とある大部屋に『面会制限』の札が。軽度の隔離状態となっていた。

そのお部屋ではお熱のない方も予防的にタミフルを内服。他の患者さんも熱発して一応はインフルエンザ(-)でも、万が一を考え予防的にタミフルが投与。

そして、職員も任意ですが予防的にタミフル一週間分が配られる。

タミフルの予防的内服はけっこう効果的らしい。

 

今季の私は風邪から咳喘息に移行して体調を崩していたので、インフルエンザの予防接種をしていません。

生まれてからずっとインフルエンザに罹患した事はない体質で、あまり予防接種の必要性を感じませんが、

やはり、インフルエンザの人に接触する機会も多いですし、

もしインフルエンザに罹患すれば、人手不足の職場に多大なる迷惑を生じてします。

予防接種をしていて罹患しているならまだしも、予防接種をしていないでの発症は「ほら、予防接種していないからよ」と言われてしまいます。

予防接種しなくてインフルエンザに感染するという事はかなりプロとしての評価に影響します。

今季、予防接種を逃してしまい、かなり警戒して過ごしていました。

そして、やっと安心できる季節に移行しつつあるのに・・・

『いまさらインフル』にビックリです。

さっそくタミフル内服開始。ビクビクです。

 

インフルエンザは基本的に「子供の病気」。免疫力の落ちた高齢者にとってインフルエンザは致命的になるケースが多い。ある人が「孫が生まれたらインフルエンザ予防接種は必須」と感染対策の講義で仰っていた。

うちの病院でも、インフルエンザ予防対策期間は小学生以下の面会をお断りしている。

・・・なのに連れてきちゃうのよね。

さすがに来ている人に「面会できません」と追い返す事・・・「できないよね~」と師長を含めて話していた事があるのですが。。。

皆さま「うちの子は大丈夫」との確信のもと連れてくると思いますが、体力があって発症していないだけで、持ち運ぶ可能性があります。

本当に遠慮して欲しいですよ。

 

通勤していて思うのですが、明らかに高熱で目がウルウルしているのに我慢して出勤している人に遭遇します。

ご本人の責任感の強さには感服しますが・・・。社会にとっては大変迷惑な方々です。

特にインフルエンザの診断を受けたのに社会で動き回るのは犯罪に等しいと思います。

インフルエンザは伝染病です。人によっては命を失う病気です。

ちょっとした風邪とは違うので、

高熱が出たらまずはインフルエンザかどうか確認をとって、インフルエンザならお家でおとなしくしましょう。

インフルエンザのあなたが歩き回るという事は細菌兵器が動き回っているのと一緒。知らない人があなたのせいで命を失うかもしれません。

そして、あなたの職場。周りに感染して職場は麻痺するかもしれません。また、あなた同様に知識の不足で「たかがインフルエンザで休めない」という方々があちらこちらにウィルスをばら撒いて、他所の職場を麻痺させてしまいます。

ライバル業者に故意で病気をばら撒くなら良いでしょうが、まったく関係のない人々に病原菌をばら撒くのはいかがなものかと思います。

インフルエンザ=風邪という認識の方々がけっこう多い。

インフルエンザは風邪でなくて伝染病です。「たかが風邪で会社は休めない」ではなくて、インフルエンザだったら会社は休みましょう。

 

とある演奏会で、インフルに罹患した奏者が病気を押して出演という話を聞いた事がある。

確かに芸人は舞台に穴をあける事はタブー。

しかし、あなたの身の回りを眺めてみましょう。人間国宝の先生方は特にご高齢ですよ。

芸人は普段から自己管理をしっかりやって「インフルエンザにかからない」というのがプロの仕事だと思います。

が、どんなにしっかり自己管理してもインフルに掛かってしまいます。そしたら、周りの先輩や後輩のため。一緒に活動する方々のためにも「舞台に穴をあける」はいた仕方がないかな。そう思います。

インフルエンザに罹患したら、人の為に仕事は休む。社会をうろつかない。絶対です。

 

インフルエンザ予防対策。

予防接種とモラル。これが万全なら流行は無くなるように思います。