月曜日。道で転倒した母。右の膝蓋骨の骨折。左手根部の打撲。その他擦過傷。全く何をやっているんだろうか!
月曜日は夜勤明け。十時過ぎに家に帰って、ブランチしてお昼寝に入った私。とにかく多忙な夜勤でヘトヘトだった。
十一時くらいに掛かりつけの内科の医師に受診すると出かけた母でした。
帰ってきたのが、一時半とか二時くらいだったかしら・・・。
半分以上、寝ぼけていたのでよく覚えていない。
「うちの前で転んじゃって」と私に報告している母。睡魔の方が先立って「あっそう」と冷たい対応。また夢の世界に。
三時頃覚醒。そこには立ちたくても立てない母がいた。
そういえば転んだと言っていたかな。
眠い私は素人同然。何も確認せずに・・・。ただ、骨折が頭をよぎった。年寄りはとにかく「えっ!」という事で骨折する。
行きたがらない母を引きずって、整形受診。
やっぱり骨折でした。
まったく、日頃から口をすっぱくして言っているのに・・・。
注意が足りないから転ぶんです。いつまでも若いを思っているから転ぶんです。思っている以上に足は上がっていないから躓くのです。
たぶん、母は「こんな元気なのだもの、自分の事ではない」と聞いているに違いない。
大きな骨折はこれで三度目。まあ、圧迫骨折よりは不自由度が少ないかな。が、ずっと患肢を伸展していなくちゃいけないから、動きがとっても不自由。
家は狭い狭い環境。躓きやすいし、足を取られそうな環境。
転倒リスクがとても高い。が、借家ですから、リフォームは難しい。
膝蓋骨折は、屈曲さえ注意すれば荷重等に神経質にならなくてよいようである。
立ってしまえば、動きが不自由ながら歩いてOK。
しかし、環境として危険な環境なので、あまり動き回って欲しくない。
普段でも危ないのに、そのロボットのような歩き方でけ躓いたら大変。
なのに動き回るのよね。
今日は仕事。午後に病院があったので早退。
朝家を出る時に、口をすっぱくして「動くな」、「家事をするな」と注意。家事は帰ったらやるからと言ったのに、帰ったら色々と変わっていた!
疲労困憊で帰って、本当にぜんぜん病識がない。
「下手すると手術になっちゃうって先生が言っていたでしょ。手術になってもいいの!」と問うと、グチャグチャ言いながら「嫌だ」と言う。
じゃあ、ちゃんと看護師(私)のいう事を聞かないとね。本当に「ちっとも言う事を聞かない」と先生に言いつけるよ!
だいたいね、口の悪い看護師で有名な私。もし他人の患者さんだったら、ナースステーションてせボロクソに言われているよ。同僚が「まったくfuyusunったら。・・・でも、困っちゃうわよね」とお昼休憩に盛り上がっちゃいますよ!
その時はシュンとなるのだけれど、すぐに調子に乗ってしまう。
本当に手におえない。
入院して、認知症になっちゃったり、身体機能が著しく損なわれる恐れがあるから、私はできるかぎり入院とかはしていただきたくない。
急性期の受け皿である病院に働いているので、
たった一週間で普通に生活していた患者さんが寝たきり、廃人になってしまう急性期の看護。いつも「どういう事!」と思ってしまう。
成人の治っていく看護に興味があっても、緩和しかない高齢者の看護はメンドイのかな。
とある病院から来た患者さん。踵に褥瘡があって軟膏処置しています。という情報なのに、土踏まずのところにガーゼがぴったりと貼ってあった。もたろん軟膏もその部分にベットリ。患部を確認して処置していないのかしら。
前もあの病院から来た人は、まるで浮浪者のような感じでうちにやってきた。本当にどういう事なんでしょうか。
たまたまと思いたいけれど、たまたまで浮浪者二人が続いて、あの病院はひどいとレッテルを貼っています。忙しいのは言い訳になりません。患者さんに迷惑を掛けるのではなくて、しっかり業務改善して下さい。
まあ、あの病院はひどすぎますが、が、この近辺の総合病院は似たようなものです。看護に定評のあったあの病院も今は大したことがない。
著しく高齢者のQOLを損なう場所に母を預けたくないんだよね。
その心を知ってか知らずか・・・。
私は一応専門職。娘でなくて看護師さんとして接してほしいものだ。
身内を看るというのは難しい。
しかし、
職場に行っても困ったちゃん。うちに帰っても困ったちゃん。
本当に疲れる!
今日は楽しみな演奏会があったのに、母の不注意のせいで行けなくなった!
自分のせいで行けないのは仕方がないけれど、こんなんで行けないのはどうなんでしょ!
本当にむかつく!
だから、余計に言う事を聞いてくれないとイライラするのよね!