荻江節は耳心地のとてもよい曲だが、実際にお囃子を当ててみると雲のような存在だ。難しい・・・。
荻江節は、18世紀半ば頃に発祥した古曲。荻江露友。もともとは長唄で市村座の立唄を務めていた人らしい。引退後、吉原の座敷芸として活躍。そもそもの長唄から芸風が離れ荻江節となったそうな。
長唄は舞台のもの。荻江節は座敷のもの。
本日のお稽古。先月に引き続き小鼓は荻江の『八島』。
今月の初めに親指の付け根の腱鞘炎を患い、稽古不足。
こういう雲のような曲は相当に聴き込んで打ち込まないと難しい。運の悪い事。ちょっとした時に激痛が走る。
当たり前だが、仕事をはじめ、日常で安静に保てないのでなかなか治らない。あまりに治らないので病院を受診したけれど、ひどくなると手術とか脅されて、受診した事を後悔。
せっかく良い曲に出会ったのに残念・・・(涙)
しかし、もっと曲を理解しないと色付けができない。
流していても、何を表現しているのか分からないから、ただ打っているだけだ。
太鼓は『望月』。本当にすみません。腱鞘炎の為に太鼓も打っていません。
そうそう、ノーお囃子の日々がこのところ続いています。
その隙を狙って、看護という学問が「私で頑張ろうね」と割り込んでいる。
いやいや、ゆっくり休みたいのですが・・・
なのに来月も大きい研修がある。はあ・・・げっそり。