かれこれ二十四年も前の話です。
当時は亡くなった大皮の師匠の門弟でした。藝大を卒業されてご活躍だった姉弟子が『二つ巴』を演奏するという事で、師匠のもとにお稽古にいらっしゃっていました。そのお稽古風景に出くわした私。厳しい稽古でしたが、本当に良いものを見学できました。
考えてみたら姉弟子も、当時の師匠と同い年近辺の歳になりましたね。そういう私も似た年頃です。
亡くなった師匠。お別れしてから、そんな長い時間が経っているのですね。信じられない。。。
元姉弟子というのですかね。。。。
構えが亡くなった師匠にそっくりです。今も彼女を通して師匠が生きているんだなぁ。
この『二つ巴』の演奏は、この会の第二回目だったようです。
あれから二十四年なのですね。感慨深いです。
その後、お囃子から離れていたのでしばらくご無沙汰だった新の会。
大皮の師匠が亡くなって十年。再びお囃子を始めることになって、そして、またご縁があってこの会に伺うようになりました。
いつも素敵な演奏を拝聴。毎年、とても楽しみにしていました。
なのに・・・
本日の演奏会で、この会は幕引きなのだそうです。とっても残念。
『四季三番叟』・『季の調べ(元禄花見踊り・神田祭・秋の色種・鷺娘)』・『常盤の庭』・『竹の踊り・竹の唄・樹々の密』・『勧進帳』・『三番叟』
帰りが遅くなるので、最後の演奏はパスしてしまいました。
どの曲も素晴らしく感動でした。
もっともっと後世にバトンタッチして行ってもらいたかった会です。