某障害者施設でのボランティア演奏のお誘いを受けて、こんど小鼓の演奏をしてくる予定。
自分で自分の病院でボランティア演奏を企画しやったことがありますが、
いやいや、あの時でも何回か合わせたよね。
でも、今回はプロとしてご活躍の皆さまだからお忙しいシーズンで合わせ稽古の機会がない。
・・・
ちょっとドキドキ。
やっと構成が決まったようで連絡をいただいた。
キャー!頑張らねば!
自分の病院で企画演奏をした時、
実は、若いころに三味線を習っていたとか、歌舞伎が好きだったとか、踊りをお稽古していたという人がいらっしゃって、けっこう好評でした。
やっぱりなぁ。
うちみたいな長期療養型の病院に入院している方や、施設に入所している方々は、
なかなか外の空気に触れることができない。
病院に至っては皆無。施設は色々な行事で外の空気を触れられても、なかなか決められた外気であって、個々の感性にあった外気に触れることはない。
こんな広い世界なのに、極々狭い世界にしか出会う事のない人たちがいるんですよね。
私は施設の事はよく分かりませんが、
うちの病院に入職して、患者さんについて思ったのは・・・。
この人たちは、どこそこからここに来る。そして、この病院の入り口に入る時が最後の外気との出会い。あとはお亡くなりになってお帰りになるまでは外気に触れられないケースが99%。
今がどんな季節で、朝なのか昼なのか夜なのかも分からない。ただ無駄な時間が坦々と流れているだけ。
家族の面会もある人は決まった人だけ、ほとんどの方々は今が寒いのか暑いのか、朝なのか夜なのか、晴れているのか雨なのかも分からず過ごしている。
イベントは唯一の外気との接触の機会。年に四回ほどボランティアの方が来て音楽会のイベントをやっている。いやいや、もっと患者さんに外の空気を感じてもらいたい。という事で自分の病院でボランティア演奏をやった。
長唄の演奏、お囃子、日舞と豪華なメンバーで活動できた。
でも、けっこう皆をまとめて楽しい会をするという事の難しさに出会って、
・・・あれ以来、頓挫していた。
でもね、ボランティア演奏とか、
普段、和の音を耳にすることのてきない人たちに和の音やリズムを届けるのが、私の役割と思っているんですよね。
だから、ちょいと厳しい条件でも頑張りたい。
本当に声を掛けていただけてありがたく思っています。
やっと役割の二歩目に進めます。
さてさて、ある童謡のアレンジを考えなくちゃ♪
精神的に忙しくなってきた。