十二月三回目のお稽古@お稽古納め | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

本当に色々な事がありました。

一番大きなイベントは、やっぱりお名取になったことでしょう。

ある程度のカリキュラムを経て試験で名取というシステムのところもありますが、うちは違います。

とにかく「縁」の問題。何か、自分の人生を振り返って、なかなかそういう「縁」に出会う気がしなかったので、絶対に名取になる事はないだろうと思っておりました。

それが、突如その縁に恵まれ、何気にあこがれていた“名取”になる事ができました。

やっと念願のステップアップを図りましたが、なかなかその道は順調ではありません。

きっとたぶん、漠然たる大きな目標はあるのですが、その目標を達成していくための具体的な目標が見出せないのだからだと思います。

「ステップアップ」する事の大変さを今頃実感しているのでした。

何か、スランプのまま来年を迎えそうです。

来年は、とにかくこのスランプを打開しなくては!


さて、お稽古の方は

小鼓は『橋弁慶』。先日、『五條橋』の復習をしたから、じゃあ『橋弁慶』にという事になりました。

この曲。なかなかお目に掛からない手が出てきちゃったりするから、

「何々?!」になってしまう。

来年に持ち越しです。

太鼓は『娘七種』。いつも躓く越の手。

なかなか出ない手だから覚えにくい。覚えるコツは振りで覚える事とアドバイスをいただきました。

この出端の部分。出端でやる場合と太鼓地である場合があるとか。が。。。うちの流派の手として太鼓地は「ない」のだそうです。

この部分。三味線的には同じフレーズを二回繰り返すという感じなのですが、お囃子は三部構成なのですよね。

たまに、時間的問題で「“せいもん~”のところは一ぱいです」と注文を受けることがあるそうです。

二はいのところに三部構成の手組が付いているわけですから割り切れない。

何とか処理しなくちゃいけないお仕事が増えるそうです。

この出端のところは、太鼓はスタート自体も難しい。いやいや、この曲。最初の序の舞のスタートも二種類あるから難しい。太鼓的には難曲らしいです。

「越の手」で躓いて、この曲も来年持ち越しです。


一年間ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。

来年も、心身のスランプに負けず、目標を見出して少しでも進歩できるように頑張りたいと思います。