今日のお囃子のお稽古は、『那須野』と『勝三郎連獅子』の太鼓の二曲でした。小鼓はお休み。当たり前。不得意な太鼓デビューにあたって、師匠もハラハラドキドキなのだと思う。
それも、普通のお浚い会で、師匠の背に隠れてとは違うので・・・。かなり厳しい条件の中で、やらねばならぬ・・・事なのです。
太鼓・・・。孤独な楽器です。
お囃子が激しくなると、三味線がぜんぜん聞こえなくなっちゃいのます。
聞こえないと思ったら自分を小さくする。が・・・それでも聴こえない時はどうすればいいのですかね。
タテ小鼓が、一番タテ三味線に近い位置にいるので、タテ小鼓に合わせるのがいちばんですよね。
自分に必死になって、他人を聴くのが大変ですが、頑張ります。
今日は初めて使う施設での合わせ稽古。
以前、隣の会議室ではシビアな災害時の対応等の打ち合わせをしていた。その隣の和室。ドンチャカでクレーム。いやいや、商店街の防災時の対応という真面目な話をしていたので・・・、その反応は当たり前。隣の会議室の声が丸聴こえ。そんな会場ですもの。そりゃクレーム来ますよね。
が・・・、そういう施設で、「邦楽・舞踊OK」にするなと思います。
「邦楽を勘違いしている」という意見が多く聞かれます。邦楽OKの条件で借りても「駄目」を言い渡される事がたまにあります。
邦楽・・・。けっこう音量大きいですよ。
小唄や端唄のようなお座敷ものは別として、長唄も清元も常磐津も義太夫も舞台のものですからね。
長唄・・・。お囃子が入らないと評価が違うと言いますが。。。
まあね。確かに打楽器や笛(特に能管)、うるささアップするかもなぁ。
詩吟とか、けっこうお囃子よりもうるさいジャンルと思います。あの方々の声は隣町にいても聞こえるような迫力ありますものね。が人の声と打楽器の違いでしょうか、詩吟がOKで太鼓はダメという事もあります。私的には、そんなの差別だ!と思います。
本当に場所の確保は難しい。
今日はどうなのかとても不安でした。
大広間と茶室。隣合わせ。・・・かなり不安。隣の茶室ではお茶のイベントをやっていた。
お茶はワビサビの世界。「騒音・・・集中できないので」と苦情が来そうですが・・・
今回。。。
私はお稽古のために遅刻。早く来たメンバーがお隣さんに「邦楽といってもお囃子なんか入っちゃってうるさいかもです。すみません」とあいさつをしてくれたそうです。
で、お隣さんは心よよく「構いませんよ」と仰って下さったようです。
そのあいさつが効いたと思います。苦情来ませんでした。
やっぱり、「あいさつ」ですよね。
私はそう思います。
自宅での稽古もあいさつだと思います。
何も予告なしに騒音したら、そりゃ苦情きますよね。
て゜も「騒音出します」宣言して、
「分かりました」と言っちゃったら、やっぱり苦情言い難いですよね。
ただ、配慮はは十分必要に思う。
「良いですよ」と言われて、構わず・・・、私的には好ましくない。
やっぱり、断りを入れても、最大限の心遣いは必要と思います。
さて、今日も勝連の合わせもさせていただいた。
乱序・・・。私のせいでかなりやばいです。
「うら」が弱いという本性のせいです。努力していても・・・難しいです。
皆々様にご迷惑かけています。
下浚い、再来週の頭なのですが・・・間に合うか。