今日から三日間。私は俄芸大生である。
芸大の公開講座で『初めてのお囃子』というものを数年前に発見。
なかなか、申し込み遅れたりで参加できなかったのですが、今年はやっとお休みを取って参加できました。
一応、芸大の講師をなさっている師匠に、この講座に参加したいことを相談。
打ち物の(小鼓・太鼓・大皮)方は・・・初めてじゃないしねえ。という事で笛で参加する事にした。
笛は本当に未知の楽器。小学校のリコーダー以来ですよ。笛らしき楽器に触るのは!
と言う事でずっとずっと楽しみにしていました。
そして、そのお楽しみの日が♪♪♪
・・・上野は遠いなぁ!・・・
東京23区で多摩よりの外れに住んでいる私にとって、本当に上野は遠い。
事故の多いJR。「非常信号が発信されました。安全確認のために暫く停車します」なんていうハプニングがあって、オイ大丈夫かい(@_@;)と超不安な気持ちに。でも、遅刻もせずになんとか芸大に辿りつきました。
プラスチックの篠笛を購入。
「プー プー」
・・・予想していたけれど鳴らない。リコーダーは加えれば容易に鳴りますが、篠笛は例えブラでも鳴るものではないですね。
誰でも鳴るという合否の小鼓でも、鳴らない人は鳴らない。鳴らすコツがつかめていないからですよね。
たまに鳴るんですがね・・・。そのコツを会得できていないのですね。
本当に私は不器用で、普通は一回できたら
「」
という感じで体が覚えるのですが・・・。
さて音を出すのも一苦労ですが、今度は指の運びに一苦労。
以前、お笛をされている方が「研譜に似ている」と仰いましたが、確かにそのようです。
ただ、私は文化譜の人間なので、研譜様の数字は苦手。
ついでに、
「0」という数字は、左手中指だけを開けて、その他の穴を押さえた音なのですが・・・。
三味線の「0」は解放弦で、何も押さえないという事が身に付いているというか、そういう思考になっちゃっているのか・・・。ついつい、全部の指を開放しちゃいます。
いやいや、笛っ難しい・・・。もう午前中で断念しそうになった。
朝十時から五時までのビッチリ講座。
すごいですよね。看護学校よりハードな気がします。お昼休み以外、途中でちょっとちょっとの休憩はありますが、その休憩も夢中に「ふー シー ピー シー」と笛を練習しちゃうので、あってないようなものだ。
とにかく頭クラクラ状態。酸欠状態。で、そのうち何か電解質異常の症状が・・・。そうそう過換気症候群だぁ!手がしびれている!やばい。ちょいと笛って死にそうな楽器。。。
が、呼吸をきちっと操れていないからですよね。でなければ、あんな涼しい顔で演奏家の先生方が演奏できるわけがない。
さて、講師の先生。なんと憧れの笛の演奏家の先生であった。今年は違う方だと想像していたのですが・・・ラッキーです。
ただ、超怖いという前評判。ドキドキしちゃいました。
まあ、とにかく緊張と呼吸困難な一日。
明日も頑張らねばなりません。