昨日は浴衣浚いの合わせ稽古がありました。今日は三味線の『官女』も唄の『花の友』もどちらもありました。
残り一か月過ぎたのに『官女』の三味線が覚えられません。暗譜にはコツのようなものがあるらしいけれど、まだそのコツというのが理解できていません。
そうそう、お囃子の方はそのコツらしきものを会得しているので、意外とスルスルと頭に入ってくる。きっとたぶん、同じようなコツだと思うのですが難しいです。
このところずっと多忙。特に仕事面でやたらに勉強会が多いし、夜勤が忙しい事が多い(本当にみんな静かに寝ましょうね。と切に願う)。故に明けの日はグッタリ。次のお休みもグッタリなのである。歳をとったせいもあるが、明けで直行お稽古とか、明けで寝ずに演奏会ができなくなっているなぁ。ついでに、明けの日の練習にも身が入っていないのがよく分かります。「寝たい」という願望の方が強くなっている。
結局、色々と習いすぎで許容量オーバーなのかもなぁ・・・。と時々思う。
まあ愚痴はここまでとして、
金曜日の就業あとにも勉強会があって練習ができなかった。と言う事で午前中に三味線と唄の練習をして合わせ稽古に臨んだ。
が・・・唄は撃沈だったなぁ。
どうも音の取り方に自信がないところがあって、その部分に来ると萎縮してしまう。それが故に余計変な音を出してしまう。
もともと、私は自分の甘ったれな性質が嫌いだ。長唄らしい綺麗な声に憧れている。いろいろと工夫をしてみるができない。
自分の唄分けに来て第一声。出した途端に「駄目だ!こんなんじゃ駄目だ!」と思う。
たぶん、まずは自分の声を自身受容しなければ、私の心の萎縮は取れないかも知れない。
ポップスとか歌謡曲とかとはぜんぜん違う発声法。和の発声は難しい。
本番は二十日。もう一か月切っているのに・・・。
これじゃ駄目だなぁ。