下浚い終了 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

毎年春に、日舞の先生をしていらっしゃる母のお弟子さんが
『日本の伝統芸能を楽しむ会』というものを開催しています。
日舞・お琴・長唄・和やー太鼓・茶道と盛り沢山。
お客様がどういう御縁の方かはよく存じ上げないのですが、出演者を含め毎年百人近くの方々が、会場であるこの方の私邸に駆けつける。ちょっと吃驚でござんす。
数年前からお手伝いをさせていただいています。
もともとはお囃子でお手伝いしているのですが、今はお囃子以外に唄とか三味線とか・・・。
今年も『松の緑』の唄が振られちゃいましたが、いやいややめてくださいという事で急遽三味線に。会主さんのご子息、彼は最も古い母のお弟子さんだ。その彼が上調子の勉強をされると言う事でなんとタテ三味線・・・。はあ、やめて欲しい。
今年は唄は免れてセーフ。一番苦手(汗)

今年は『供奴』の小鼓と、『松の緑』の三味線(タテだけれど)のお手伝い。
お囃子のお手伝いだけのつもりだったけれど、小鼓一調で・・・。非常に間抜けているお囃子の提供で、ウーン・・・・。という事で母の間の手にかかってしまった。
主催者の方のご子息は、小学校に入るか入らぬかの頃からお弟子さん。ずっと出稽古でしたから母は・・・そうそう、ヘレンケラーのサリバン先生とか、アルプスの少女ハイジのロッテンマイヤーさん・・・。そんな感じかしら?彼も、もう三十代半ば・・・。吃驚。
途中、十年以上受験と渡米のためにブランクがあるんですけれどね・・・。頑張り屋さんです。
なかなか、小さな社中なのでお囃子を入れての演奏何て経験し辛いのですが、
やっぱり、長唄というのは唄・三味線・お囃子の相互芸術なので、お囃子入りで人前で演奏する事を体験させたいという母の野心(?)。プロを頼むと高いですからね・・・。
と言う事で、私がお手伝いに・・・。
確かに勉強になるのですが、けっこう大変。
自分が主役ならいいのですが、主役を補佐する・・・。本当に大変です。
本来、お囃子はそういうものなんですが、
難しいですね。

二挺一枚の『供奴』。一調で・・・絶対に間が抜けている。最低で最大の支援という事で後半のみの小鼓を打つ。一番の目的が足拍子。でも、ここだけというのも間抜けている。
フルのお囃子・・・。やろうと思えばいくらでもできるだろうけれど・・・。二挺一枚。舞台面がさえないと思います。

しかし、
「小鼓が入るとできなくなる」という不安をまずは考えるようなのですが、
「お囃子が入ってくれた方が唄い易い」
「けっこう楽」という評価を得て、ほんま良かったと思います。

さて、明日は本番。がんばろう♪

この本番を終えて、夜からはお囃子のお稽古。お囃子尽くしの一日になりそすうで嬉しいです。ルンルン♪