ネットで親しくなった方が名披露目で『鷺娘』を踊られるという事で応援に伺いました。
さて本日の地方の方々は素晴らしい方々ばかりでした。長唄だけでなく、清元も常磐津も義太夫も、そしてお囃子も。このようなメンバーで自己達成できるなんて羨ましい限りです。
お囃子は我が師匠の請負。本日はいっぱい勉強させていただきました。
太鼓は打つ事も大切ですが、姿の大切な楽器。ライブで師匠を見るという事は本当に勉強になります。
さて、幕開きの清元『北洲』から拝見。そして、中抜けしつつ最後から三番目の『鏡獅子』まで拝見しました。
幕開きの方は、本当にお上手な方でした。
踊りの事はあまり知らないので、どうとも評価できませんが・・・。素人の目で「お上手な方だなあ」と思いました。
本日、名披露目をなさった方々。知人を含め四人です。
『祭りの花笠』を踊られた向島の御姐さん以外は、『高尾懺悔』に『蝶の道行』に『鷺娘』・・・。なんか結末が暗いというか・・・。現在の世の中の背景の現身ですね。なんてふと思っちゃいました。
大和楽の『あやめ』と長唄の『五条橋』は幼き方々の出し物でした。
子どもは本当に上手い。ただただ舌を巻くばかりです。
さて、知人の『鷺娘』。けっこう歳を重ねてからの舞踊ライフ。でも、一生懸命に取り組まれてここまで上り詰めた。本当にすごい事です。
六十代のデビュー。厳しい面もありましたが、いやいや、舞踊に対する意気込みで十分カバーできていらしたと思います。
しかし、この会。子供と『鷺娘』以外はみんな向島の芸者さんだ。
芸者さんというのは、商売ですからそこそこ踊れて当たり前。
ですから、芸者さん以外の方々の出来は本当に素晴らしいと思います。
本日はおめでとうございました。